JP2565983Y2 - ダイアフラム装置 - Google Patents

ダイアフラム装置

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JP2565983Y2
JP2565983Y2 JP1991104582U JP10458291U JP2565983Y2 JP 2565983 Y2 JP2565983 Y2 JP 2565983Y2 JP 1991104582 U JP1991104582 U JP 1991104582U JP 10458291 U JP10458291 U JP 10458291U JP 2565983 Y2 JP2565983 Y2 JP 2565983Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
diaphragm
outer peripheral
upper case
lower case
case
Prior art date
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Application number
JP1991104582U
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JPH0547611U (ja
Inventor
清男 冨岡
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Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
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  • Fluid-Driven Valves (AREA)
  • Diaphragms And Bellows (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ゴム状弾性材をもって
製作されたダイアフラムの可撓性を利用するダイアフラ
ム装置の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】ゴム状弾性材をもって製作されたダイア
フラムの両面に圧力の異なる流体を導いて可撓性のダイ
アフラムを作動させ、該ダイアフラムに連結されたバル
ブの開度等をコントロールするダイアフラム装置が多く
使用されている。
【0003】図3に例示した従来の技術によるダイアフ
ラム装置は、ゴム状弾性材をもって製作されたダイアフ
ラム1の外周端部に形成された厚肉部2を、略カップ状
を呈してニップル4を付されたアッパーケース3の端部
に形成されたフランジ部5及び略皿形状を呈するロアー
ケース6の端部に設けられてアッパーケース3のフラン
ジ部5と結合された折曲げ部7に挟持されて成り、ニッ
プル4を通して導かれた負圧の作用によってダイアフラ
ム1及び接続されたバルブ等の制御対象作動部材をアッ
パーケース3側へ移動させるように構成されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記した従来の技術に
よるダイアフラム装置は、ゴム状弾性材製のダイアフラ
ム1の外周端部の厚肉部2を、10〜30%圧縮した状
態でアッパーケース3のフランジ部5及びロアーケース
6の折曲げ部7によって挟持され、ゴム材の弾性力によ
るフランジ部5及び折曲げ部7に対する接触摩擦力によ
って、アッパーケース3及びロアーケース6に軸中心に
相対回転するトルクが付加されたとしても、その両ケー
スの相対的なズレを抑止することができる。ところが、
高温度の環境、オイル、ガソリン等の影響を受けてダイ
アフラムのゴム材が劣化し、それに伴う圧縮永久歪によ
って接触摩擦力が低下するので、両ケースに相対回転の
力が作用すれば、円周方向の相対的なズレを発生させる
ことになり、その結果、それまでのケースとダイアフラ
ムとの粘着状態により達成されていた気密状態が解け
て、この間から漏れを生じ、結果としてダイアフラム装
置の作動不良を起こす。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記した従来
の技術によるダイアフラム装置における課題を考慮して
なされたもので、ゴム状弾性材製のダイアフラムの外周
端部の厚肉部を、略カップ状を呈してニップルを付され
たアッパーケースの端部のフランジ部及び略皿形状のロ
アーケースの端部に設けられて、前記フランジ部と結合
された折曲げ部に挟持されてなり、前記フランジ部の外
周端に係合用切り欠きを形成されて前記折曲げ部の端縁
部と係合している構成を備えるものである。
【0006】
【作用】上記した構造を備えた本考案によるダイアフラ
ム装置においては、アッパーケースのフランジ部の外周
端部に形成された切り欠きと、ダイアフラムの厚肉部を
挟持するために曲げ加工されたロアーケースの折曲げ部
端縁部とが係合して、アッパーケースとロアーケースと
の円周方向の相対的なズレを抑止し、それがケースとダ
イアフラムとの粘着状態を維持することになり、ケース
の気密漏れを防止する。
【0007】
【実施例】図1及び図2の実施例は、ゴム状弾性材をも
って製作されたダイアフラム1の外周端部に形成された
厚肉部2を、略カップ状を呈してニップル4を付された
アッパーケース3の端部に形成されたフランジ部5及び
略皿形状を呈するロアーケース6の端部に設けられてア
ッパーケース3のフランジ部5と結合された折曲げ部7
に挟持されて成り、アッパーケース3のフランジ部5の
外周端に係合用切り欠き8を形成されて折曲げ部7の端
縁部と係合している。
【0008】
【考案の効果】本考案によるダイアフラム装置は、ゴム
状弾性材製のダイアフラムの外周端部の厚肉部を、略カ
ップ状を呈してニップルを付されたアッパーケースの端
部のフランジ部及び略皿形状のロアーケースの端部に設
けられて、前記フランジ部と結合された折曲げ部に挟持
されてなり、前記フランジ部の外周端に係合用切り欠き
を形成されて前記折曲げ部の端縁部と係合している構成
を備えることによって、ダイアフラムの劣化に伴って厚
肉部に圧縮永久歪が生じた場合においても、中心軸線の
回りのトルクによる両ケースの円周方向の相対的なズレ
が抑制される。それがケースとダイアフラムとの粘着状
態により達成されていた気密状態を維持することにな
り、結果としてダイアフラム装置の良好な作動状態を保
つことが可能となる。
【0009】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の断面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】従来の技術によるダイアフラム装置の一例の断
面図である。
【符号の説明】
1 ダイアフラム 2 厚肉部 3 アッパーケース 4 ニップル 5 フランジ部 6 ロアーケース 7 折曲げ部 8 係合用切り欠き

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴム状弾性材製のダイアフラム(1)の
    外周端部の厚肉部(2)を、略カップ状を呈してニップ
    ル(4)を付されたアッパーケース(3)の端部のフラ
    ンジ部(5)及び略皿形状のロアーケース(6)の端部
    に設けられて、前記フランジ部(5)と結合された折曲
    げ部(7)に挟持されてなり、前記フランジ部(5)の
    外周端に係合用切り欠き(8)を形成されて前記折曲げ
    部(7)の端縁部と係合しているダイアフラム装置。
JP1991104582U 1991-11-25 1991-11-25 ダイアフラム装置 Expired - Lifetime JP2565983Y2 (ja)

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JPH0547611U JPH0547611U (ja) 1993-06-25
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JPS648575U (ja) * 1987-07-06 1989-01-18

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JPH0547611U (ja) 1993-06-25

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