JP2922768B2 - ダイヤフラム式アクチュエータ - Google Patents

ダイヤフラム式アクチュエータ

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JP2922768B2
JP2922768B2 JP5307317A JP30731793A JP2922768B2 JP 2922768 B2 JP2922768 B2 JP 2922768B2 JP 5307317 A JP5307317 A JP 5307317A JP 30731793 A JP30731793 A JP 30731793A JP 2922768 B2 JP2922768 B2 JP 2922768B2
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JP
Japan
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diaphragm
retainer
case
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negative pressure
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憲治 糸井
章 遠藤
要祐 岡安
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Mitsuba Corp
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Mitsuba Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J3/00Diaphragms; Bellows; Bellows pistons
    • F16J3/02Diaphragms

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Actuator (AREA)
  • Reciprocating Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンの吸気負圧等
を利用して駆動力を取り出すためのダイヤフラム式アク
チュエータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】概ねカップ状をなす2つのケースの両開
口面間にダイヤフラムと呼ばれるゴム製の膜を挟み込む
ことで2つのケースの内部を互いに隔絶し、これら2つ
のケース内にそれぞれ画定された空室間の内圧差で変位
するダイヤフラムの中心部に被駆動機器を連結し、ダイ
ヤフラムの変位によって被駆動機器を駆動するようにし
たダイヤフラム式アクチュエータが、特に自動車の各種
補機類を駆動するためのアクチュエータとして多用され
ている。
【0003】このようなダイヤフラム式アクチュエータ
に於ては、ダイヤフラムの中心部に開設された円孔を、
円板状リテーナの中心部に突設されたボス部に嵌着し、
このボス部に対して被駆動機器との連結部材を結合する
ことが一般的である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、このような
ダイヤフラム式アクチュエータに於ては、例えば2つの
ケースの内圧差が急激に高まったような場合には、慣性
抵抗や摩擦抵抗の影響により、被駆動機器側の変位がダ
イヤフラム側の変位に追従できない事態を生じることが
ある。このような場合、ダイヤフラムに過大な張力が作
用し、ボス部に対する嵌着孔が伸長して同部分に結合異
常をきたしたり、リテーナとケースとの間にダイヤフラ
ムが巻き込まれて無理な応力がダイヤフラムに作用した
りする虞れがあった。
【0005】本発明は、このような従来技術の不都合を
解消するべく案出されたものであり、その主な目的は、
ダイヤフラムに異常変形が生じることがなく、ダイヤフ
ラムとリテーナとの結合部に異常をきたすことがないよ
うに改良されたダイヤフラム式アクチュエータを提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的は、本発
明によれば、概ねカップ状をなすダイヤフラムと、該
ダイヤフラムの外周縁部を挟持する第1のケース及び
第2のケースと、被駆動機器との連結部9を前記ダイ
ヤフラムに結合するべく前記ダイヤフラムの低圧側の面
に当接する円板状をなすリテーナとを有し、前記ダイ
ヤフラムの両面にそれぞれ画成された空室の圧力差に応
じた前記ダイヤフラム及び前記リテーナの変位によって
前記被駆動機器を駆動するためのダイヤフラム式アクチ
ュエータの構成を、前記リテーナの円板状をなす部分
に於ける略同一の円周上に適宜な数の貫通孔12を設け
たものとすることによって達成される。
【0007】
【作用】このような構成によれば、ダイヤフラムに於け
るリテーナとの接触部に、貫通孔を介して両空室の圧力
差が直接作用し、これがリテーナにダイヤフラムを圧接
する力として作用する。従って、ダイヤフラムとリテー
ナとの密着性が高まり、ダイヤフラムのみが吸引される
ことによる不都合を生ぜずに済む。
【0008】
【実施例】以下に添付の図面に示された具体的な実施例
に基づいて本発明の構成を詳細に説明する。
【0009】図1は、本発明に基づき構成されたダイヤ
フラム式アクチュエータを示している。このダイヤフラ
ム式アクチュエータ1は、概ねカップ状をなす第1のケ
ース2及び第2のケース3と、これら2つのケース2・
3の開口面側の外周縁同士間にその外周縁が挟持された
カップ状のダイヤフラム4とからなっている。
【0010】第1のケース2の底部には、図示されてい
ないエンジンの吸気管に連結されて第1のケース2内に
対する吸気負圧の導入・遮断、及び大気の導入・遮断を
行うための電磁弁群5が設けられている。そして第2の
ケース3の底部中心には、通孔6が開設されており、ダ
イヤフラム4の中心部に環状の押さえ板7を介して固定
された円板状をなすリテーナ8の中心部に設けられた連
結ボス9が、この通孔6から外向きに突出している。こ
の連結ボス9には、被駆動機器と連結するロッド(図示
せず)が取付けられる。また、第1のケース2の底面と
リテーナ8の内面との間には、円錐ばね10が装着され
ており、リテーナ8を常時外向きに弾発付勢している。
【0011】このダイヤフラム式アクチュエータ1によ
れば、第1のケース2内の負圧室VCに電磁弁群5を介
して吸気負圧を導入すると、円錐ばね10の弾発力に抗
して負圧室VCの容積を減じる向きにダイヤフラム4が
変位し、それに伴うリテーナ8の内向き変位により、図
示されていない被駆動機器に連結されたロッドが図1に
於ける上向きに牽引される。そして電磁弁群5の作動に
よって吸気負圧を遮断し、かつ大気圧を導入すると、円
錐ばね10の押圧力でリテーナ8が外向きに変位する。
従って、電磁弁群5の制御による吸気負圧および大気圧
の導入量により、リテーナ8つまり連結ボス9に所望の
ストロークを与えることができることとなる。
【0012】円板状リテーナ8の外周部に於けるダイヤ
フラム4との当接面上には、円周方向溝11が全周に渡
って形成されている。そしてこの円周方向溝11の底に
は、円周を適宜な角度で等分割する位置に複数の貫通孔
12が設けられている。
【0013】ダイヤフラム4に於ける押さえ板7及びリ
テーナ8との接続部、つまりリテーナ8に対する嵌着孔
13の周囲には、ダイヤフラム4の厚さと概ね等しい一
定の厚さで外向きに凸となる湾曲部14が全周に渡って
環状に形成されている。
【0014】さて、従来のダイヤフラム式アクチュエー
タに於ては、例えば負圧室VCの負圧が急激に高まった
ような場合には、慣性抵抗や摩擦抵抗の影響により、被
駆動機器側の変位がダイヤフラム側の変位に追従できな
い事態が生じることがある。このような場合、ダイヤフ
ラム4の可撓部4a、つまりリテーナ8の外周縁から外
れた部分から2つのケース2・3間に挟持された部分に
かけての自由な部分が負圧室VC内に過度に吸引され、
その結果、ダイヤフラム4に過大な張力が作用し、嵌着
孔13が伸長して同部分の結合に異常をきたしたり、可
撓部4aが内側へ大きく撓んだ状態でリテーナ8が変位
して第2ケース3の内面との間にこの可撓部4aを巻き
込んだりすることがあった。
【0015】そこで本発明に於ては、円板状をなすリテ
ーナ8の外周部に於けるダイヤフラム4との当接面上に
円周方向溝11を形成すると共に、円周方向溝11の底
に複数の貫通孔12を設けることにより、ダイヤフラム
4のリテーナ8との当接面の外周部に貫通孔12を介し
て負圧室VC内の負圧を直接作用させ、リテーナ8の外
周部にダイヤフラム4を密着させるものとしている。こ
れにより、ダイヤフラム4の可撓部4aに加わる張力を
保持し、ダイヤフラム4に於けるリテーナ8との当接面
部分が過度に伸長することを抑制することができる。さ
らに、嵌着孔13の周囲に湾曲部14が形成してあるた
め、可撓部4aに作用する吸引力が過大な場合でも、可
撓部4aの伸長方向の変形が湾曲部14にて吸収される
ので、吸引力による変形が嵌着孔13にまでおよぶこと
が防止される。
【0016】
【発明の効果】このように本発明によれば、円板状をな
すリテーナにダイヤフラムが密着し、これによってダイ
ヤフラムの内周側に張力の作用することが抑制されるの
で、ダイヤフラムに過大な変形が生じることを防止し得
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたダイヤフラム式アクチュエ
ータの縦断面図。
【符号の説明】
1 ダイヤフラム式アクチュエータ 2 第1のケース 3 第2のケース 4 ダイヤフラム 4a 可撓部 5 電磁弁群 6 通孔 7 押さえ板リテーナ連結ボス 10 円錐ばね 11 円周方向溝 12 貫通孔 13 嵌着孔 14 湾曲部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F15B 15/00 - 15/28

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 概ねカップ状をなすダイヤフラムと、該
    ダイヤフラムの外周縁部を挟持する第1のケース及び第
    2のケースと、被駆動機器との連結部を前記ダイヤフラ
    ムに結合するべく前記ダイヤフラムの低圧側の面に当接
    する円板状をなすリテーナとを有し、前記ダイヤフラム
    の両面にそれぞれ画成された空室の圧力差に応じた前記
    ダイヤフラム及び前記リテーナの変位によって前記被駆
    動機器を駆動するためのダイヤフラム式アクチュエータ
    であって、 前記リテーナの円板状をなす部分に於ける略同一の円周
    上に適宜な数の貫通孔を設けたことを特徴とするダイヤ
    フラム式アクチュエータ。
JP5307317A 1993-11-11 1993-11-11 ダイヤフラム式アクチュエータ Expired - Fee Related JP2922768B2 (ja)

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CA2134003A1 (en) 1995-05-12
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