JP3330808B2 - ダイアフラムバルブ - Google Patents
ダイアフラムバルブInfo
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- JP3330808B2 JP3330808B2 JP33431195A JP33431195A JP3330808B2 JP 3330808 B2 JP3330808 B2 JP 3330808B2 JP 33431195 A JP33431195 A JP 33431195A JP 33431195 A JP33431195 A JP 33431195A JP 3330808 B2 JP3330808 B2 JP 3330808B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- diaphragm
- retainer
- seal portion
- diaphragm valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Diaphragms And Bellows (AREA)
- Fluid-Driven Valves (AREA)
Description
に詳しくは、ダイアフラムを弁体として機能させるダイ
アフラムバルブに関する。
フラムバルブが知られている。
および流出ポート5を設けたボディ1と、開弁時に開弁
圧力として負圧を導入する圧力ポート7を設けたキャッ
プ6との間にゴム状弾性材製のダイアフラム8の周縁部
8aが気密的に挟持されており、このダイアフラム8の
一面(図上下面)に設けられたビート状のシール部8b
が、ばね9によってリテーナ10を介して弁座4に押し
付けられている。ダイアフラム8は、リテーナ10の一
面側に重ねられるとともに上記した環状のシール部8b
を設けた円盤状の平板部8cと、この平板部8cの外周
側に一体成形されたベロー状の可撓部8dと、この可撓
部8dの外周側に一体成形された上記した厚肉状の周縁
部8aとを一体に備えており、更に平板部8cの他面
(図上上面)中央に突起8eが一つ設けられている。こ
の突起8eは、ダイアフラム8をリテーナ10に固定す
るために、リテーナ10の対応する箇所に設けられた圧
入孔10aに圧入されており、よってこのバルブでは、
ダイアフラム8が平面方向中央の一箇所のみにおいてリ
テーナ10に固定されている。
ブにおいては、ばね力によってダイアフラム8のシール
部8bが弁座4に押し付けられたときに、このシール部
8bが全周に亙って弁座4に粘着してしまうことがあ
る。
8bが全周に亙って弁座4に粘着する一方で、開弁に際
してダイアフラム8が平面方向中央の一箇所のみにおい
てリテーナ10によって弁座4から離れる方向へ引っ張
られるために、図5に示すように、シール部8bが弁座
4からなかなか離れず、またシール部8bが弁座4に対
して円周上の何処から離れ始めるかを特定することがで
きない事態が発生し、よってこれを原因として、バルブ
の開き始めの特性が不安定である問題がある。尚、この
問題は、バルブが極めて微弱な圧力を制御し、大流量を
確保し、低通気抵抗であることが必要なものである場合
に、ダイアフラム8がその抗力を下げるために硬度の低
いゴムによって薄膜状に成形されていることから、特に
顕著である。
4に粘着するのを防止するには、シール部8bに粘着防
止剤をコーティングする等の方法があるが、このような
対策によると、バルブの製造コストが徒に高くなってし
まう。
み、ダイアフラムのシール部が弁座に粘着しても、開弁
に際して常に同一の部分から粘着を剥すことが可能であ
り、もってこの分、バルブの開き始めの特性を安定化さ
せることが可能なダイアフラムバルブを提供することを
目的とする。
め、本発明のダイアフラムバルブは、ばねまたは圧力等
の押圧手段によってリテーナを介してダイアフラムのシ
ール部を弁座に押し付けるダイアフラムバルブにおい
て、前記ダイアフラムが、平面方向中央の一箇所と、前
記シール部と重なる円周上の特定箇所との複数箇所にお
いて前記リテーナに固定されていることにした。
のように、ダイアフラムが平面方向中央の一箇所のみで
なくシール部と重なる円周上の特定箇所においてリテー
ナに固定されていると、前者の一箇所のみでなく後者の
特定箇所においても、開弁に際してダイアフラムがリテ
ーナに対して離れることなく追随する。したがってシー
ル部が全周に亙って弁座に粘着していても、開弁に際し
てこの特定箇所から常に粘着が剥れ始めることになり、
これによってバルブの開弁作動が画一化し、安定化す
る。
一箇所と、シール部と重なる円周上の特定箇所との少な
くとも二箇所においてリテーナに固定するには、上記し
た突起と圧入孔との組み合わせを二組設けるのが好適で
あって、この方法がコスト的にも有利である。
明する。
ルブの要部を示しており、このダイアフラムバルブは、
以下の構成を備えていることを特徴としている。尚、図
1に描かれていない他の部分の構成は、図3に示した従
来技術と同じである。
性材製のダイアフラム8の平板部8cの他面(図上上
面)中央に突起8eが一つ一体に設けられていて、この
突起8eが金属製のリテーナ10の対応する箇所に設け
られた圧入孔10aに圧入されているとともに、平板部
8cの他面のシール部8bと上下に重なる円周上の他の
一箇所に略同形同大の第二の突起8fが一つ一体に設け
られていて、この突起8fがリテーナ10の対応する箇
所に設けられた第二の圧入孔10bに圧入されており、
この都合二箇所において、ダイアフラム8がリテーナ1
0に固定されている。突起8e,8fは何れもピン状に
成形されていて、その長手方向の中央部に圧入孔10
a,10bの内径寸法より大径の大径部を備えており、
この大径部が圧入孔10a,10bの開口周縁部に係合
することによってリテーナ10に対して抜け止めされて
いる。
いては、突起8e,8fおよび圧入孔10a,10bの
組み合わせが二組設けられていて、ダイアフラム8が平
面方向中央の一箇所のみでなくシール部8bと上下に重
なった円周上の他の一箇所においてもリテーナ10に対
して固定されているために、開弁に際して前者の中央箇
所のみでなく後者のシール部8bと上下に重なった箇所
においても、ダイアフラム8がリテーナ10の移動に対
して離れることなく追随する。したがって図2に示すよ
うに、シール部8bが全周に亙って弁座4に粘着してい
ても、開弁に際してこの後者のシール部8bと重なった
箇所から常に粘着が剥れ始めるために、当該バルブの開
弁作動が画一化し、安定化する。したがって当該バルブ
の開き始めの特性を安定化させることができる。
アフラムバルブにおいては、ダイアフラムが平面方向中
央の一箇所のみでなくシール部と重なった円周上の特定
箇所においてもリテーナに固定されているために、開弁
に際して前者の一箇所のみでなく後者の特定箇所におい
ても、ダイアフラムがリテーナに対して離れることなく
追随する。したがってシール部が全周に亙って弁座に粘
着していても、開弁に際してこの後者のシール部と重な
った特定箇所から常に粘着が剥れ始めるために、当該バ
ルブの作動が画一化し、安定化する。したがって当該バ
ルブの開き始めの特性を安定化させることができ、開弁
作動に関して信頼性の高いバルブを提供することができ
る。
部断面図
面図
大断面図
Claims (1)
- 【請求項1】 ばね(9)または圧力等の押圧手段によ
ってリテーナ(10)を介してダイアフラム(8)のシ
ール部(8b)を弁座(4)に押し付けるダイアフラム
バルブにおいて、前記ダイアフラム(8)が、平面方向
中央の一箇所と、前記シール部(8b)と重なる円周上
の特定箇所との複数箇所において前記リテーナ(10)
に固定されていることを特徴とするダイアフラムバル
ブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33431195A JP3330808B2 (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | ダイアフラムバルブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33431195A JP3330808B2 (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | ダイアフラムバルブ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09152046A JPH09152046A (ja) | 1997-06-10 |
JP3330808B2 true JP3330808B2 (ja) | 2002-09-30 |
Family
ID=18275940
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33431195A Expired - Lifetime JP3330808B2 (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | ダイアフラムバルブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3330808B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4744319B2 (ja) * | 2006-02-22 | 2011-08-10 | 旭有機材工業株式会社 | ダイヤフラム弁 |
JP5270522B2 (ja) * | 2009-12-03 | 2013-08-21 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関の可変圧縮比機構 |
JP5597898B2 (ja) * | 2012-03-26 | 2014-10-01 | 株式会社サンテック | ガスホルダ、およびこれに用いられるダイヤフラム |
-
1995
- 1995-11-30 JP JP33431195A patent/JP3330808B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09152046A (ja) | 1997-06-10 |
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