JP2588442Y2 - 逆止弁 - Google Patents

逆止弁

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JP2588442Y2
JP2588442Y2 JP1993005327U JP532793U JP2588442Y2 JP 2588442 Y2 JP2588442 Y2 JP 2588442Y2 JP 1993005327 U JP1993005327 U JP 1993005327U JP 532793 U JP532793 U JP 532793U JP 2588442 Y2 JP2588442 Y2 JP 2588442Y2
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valve
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surrounding
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Inventor
孝行 工藤
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サンデン株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、流体機械に用いられる
逆止弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】逆止弁は一般に図5、6に示すような構
造を有している。すなわち、弁本体20が、リテーナ2
1のガイド部21aに、ガイド部21aに沿って移動可
能に、係合している。弁本体20の外方の流体圧を外圧
をP0 とし、吐出孔22内の流体圧を内圧をP1 とし、
吐出孔22の断面積をAとすると、P0 >P1 の場合に
は、(P0 −P1 )Aの力で弁本体が吐出孔22に接近
する方向に押圧され、吐出孔22を包囲する弁座23に
着座して吐出孔22が閉鎖され、P0 <P1 の場合に
は、(P1 −P0 )Aの力で弁本体が吐出孔22から離
隔する方向に押圧され、弁本体20が弁座23から離れ
て吐出孔22が開放され、流体が吐出孔22を通って弁
本体20の外方に流出する。一般に従来の逆止弁にあっ
ては、図5、6に示すように、弁座23は吐出孔22を
広く包囲する平面で構成され、弁本体20は吐出孔22
の周囲を広く覆う平板で構成されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】吐出孔から吐き出され
た流体は、弁座23と弁本体20との間に形成された僅
かな隙間を高速で流れる。このため、前記隙間内の流体
圧(静圧)P2 が低下し、P2 <P0 <P1 となる。し
たがって、高速で流体が流れる弁座23と弁本体20と
の間に形成された僅かな隙間の面積をA1 とすると、逆
止弁が開いている時に弁本体20に加わる、弁本体20
を吐出孔22から離隔する方向に押圧する力は、(P1
−P0 )A−(P0 −P2 )A1 となる。すなわち、一
旦弁が開くと、弁本体20を吐出孔22から離隔する方
向に押圧する力は、弁が開く前に比べて減少する。ここ
で、従来構造の逆止弁にあっては、図5、6に示すよう
に、弁座23は吐出孔22を広く包囲する平面で構成さ
れ、弁本体20は吐出孔22の周囲を広く覆う平板で構
成されていたので、A1 が大であった。このため、弁が
開くと、弁本体20に加わる、弁本体20を吐出孔22
から離隔する方向に押圧する力が大幅に減少し、弁本体
20が半開き状態となり、吐出抵抗が増大するという問
題があった。本考案は上記問題に鑑みてなされたもので
あり、吐出抵抗が小さい逆止弁を提供することを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本考案においては、ガイド部を有するリテーナと、
リテーナのガイド部と係合しガイド部に沿って移動可能
な弁本体と、吐出孔を包囲する弁座とを備え、弁本体
は、弁座に着座した状態で吐出孔の周縁から僅かな間隔
を隔てて該周縁に沿って延在する外縁を有し、弁本体と
弁座との接触面が、吐出孔を包囲する狭幅の環状部を有
することを特徴とする逆止弁を提供する。
【0005】
【作用】本考案にあっては、弁本体と弁座との接触面
が、吐出孔を包囲する狭幅の環状部を有しており、吐出
時には、前記狭幅の環状部においてのみ、流体が高速で
流れる。すなわち、高速で流体が流れる弁座と弁本体と
の間に形成された僅かな隙間の面積が小さい。すなわ
ち、弁が開くことによる、弁本体を吐出孔から離隔する
方向に押圧する力の減少が小さい。従って、弁本体が完
全に開き、ひいては吐出抵抗が小さい。
【0006】
【実施例】以下添付図に基づいて、本考案の実施例に係
る逆止弁を説明する。なお、以下の説明において、図
5、6に示す部材と同様の部材には同一の参照番号を付
している。図1に示す本考案の第1実施例に係る逆止弁
においては、弁本体10は、弁座23に着座した状態で
吐出孔22の周縁22aから僅かな間隔を隔てて周縁2
2aに沿って延在する外縁10aを有している。上記を
除き、本実施例に係る逆止弁は、図5、6の従来構造の
逆止弁と同様である。本逆止弁にあっては、開弁時に、
吐出孔22から吐き出される流体のうちの大部分は、外
縁10aを通って、弁本体10の外方に流出する。従っ
て、高速で流体が流れる弁座23と弁本体10との間に
形成された僅かな隙間の領域は、外縁10aと吐出孔2
2とに挟まれた狭幅の環状部に限定され、その面積は小
さい。従って、弁が開くことによる、弁本体10を吐出
孔22から離隔する方向に押圧する力の減少は小さい。
従って、弁本体10は完全に開き、ひいては吐出抵抗が
小さい。
【0007】図2に示す本考案の第2実施例に係る逆止
弁においては、弁本体11は、弁座23に着座した状態
で吐出孔22の周縁22aから僅かな間隔を隔てて吐出
孔22を包囲する4つの開口11aを有している。上記
を除き、本実施例に係る逆止弁は、図5、6の従来構造
の逆止弁と同様である。本逆止弁にあっては、開弁時
に、吐出孔22から吐き出される流体のうちの大部分
は、開口11aを通って、弁本体11の外方に流出す
る。従って、高速で流体が流れる弁座23と弁本体11
との間に形成された僅かな隙間の領域は、開口11aと
吐出孔22とに挟まれた狭幅の環状部に限定され、その
面積は小さい。従って、弁が開くことによる、弁本体1
1を吐出孔22から離隔する方向に押圧する力の減少は
小さい。従って、弁本体11は完全に開き、ひいては吐
出抵抗が小さい。
【0008】図3、4に示す本考案の第3実施例に係る
逆止弁においては、弁座13は、吐出孔22を包囲する
狭幅の環状の突起部から成る。上記を除き、本実施例に
係る逆止弁は、図5、6の従来構造の逆止弁と同様であ
る。本逆止弁にあっては、弁座13の部位を除き、吐出
孔22を包囲する表面と弁本体20との間の隙間は大き
い。従って、高速で流体が流れる僅かな隙間の領域は、
吐出孔22を包囲する狭幅の環状の突起部に限定され、
その面積は小さい。従って、弁が開くことによる、弁本
体20を吐出孔22から離隔する方向に押圧する力の減
少は小さい。従って、弁本体20は完全に開き、ひいて
は吐出抵抗が小さい。
【0009】
【効果】以上説明したごとく、本考案にあっては、弁本
体と弁座との接触面が、吐出孔を包囲する狭幅の環状部
を有しており、吐出時には、前記狭幅の環状部において
のみ、流体が高速で流れる。すなわち、高速で流体が流
れる弁座と弁本体との間に形成された僅かな隙間の面積
が小さい。すなわち、弁が開くことによる、弁本体を吐
出孔から離隔する方向に押圧する力の減少が小さい。従
って、弁本体が完全に開き、ひいては吐出抵抗が小さ
い。従って本考案により、吐出抵抗が小さい逆止弁が提
供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に係る逆止弁の弁本体の平
面図である。
【図2】本考案の第2実施例に係る逆止弁の弁本体の平
面図である。
【図3】本考案の第3実施例に係る逆止弁の弁本体の平
面図である。
【図4】図3のIV−IV矢視図である。
【図5】従来構造の逆止弁の弁本体の平面図である。
【図6】図5のVI−VI矢視図である。
【符号の説明】
10、11 弁本体 13 弁座 20 弁本体 21 リテーナ 21a リテーナのガイド部 22 吐出孔 23 弁座

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガイド部を有するリテーナと、リテーナ
    のガイド部と係合しガイド部に沿って移動可能な弁本体
    と、吐出孔を包囲する弁座とを備え、弁本体は、弁座に
    着座した状態で吐出孔の周縁から僅かな間隔を隔てて該
    周縁に沿って延在する外縁を有し、弁本体と弁座との接
    触面が、吐出孔を包囲する狭幅の環状部を有することを
    特徴とする逆止弁。
  2. 【請求項2】 ガイド部を有するリテーナと、リテーナ
    のガイド部と係合しガイド部に沿って移動可能な弁本体
    と、吐出孔を包囲する弁座とを備え、弁本体は、弁座に
    着座した状態で吐出孔の周縁から僅かな間隔を隔てて吐
    出孔を包囲する複数の開口を有し、弁本体と弁座との接
    触面が、吐出孔を包囲する狭幅の環状部を有することを
    特徴とする逆止弁。
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