JPH10339375A - 開閉弁 - Google Patents
開閉弁Info
- Publication number
- JPH10339375A JPH10339375A JP14980197A JP14980197A JPH10339375A JP H10339375 A JPH10339375 A JP H10339375A JP 14980197 A JP14980197 A JP 14980197A JP 14980197 A JP14980197 A JP 14980197A JP H10339375 A JPH10339375 A JP H10339375A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- valve seat
- auxiliary
- flow path
- seat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 水密性と耐久性とを兼ね備えるようにするこ
と。 【解決手段】 弁箱１内の弁座４に弁体２を圧接離間さ
せることにより、該弁箱１内の流路６が開閉されるよう
にした仕切弁において、前記弁座４が、弁箱１の内周面
に固定した金属材製弁座本体８と、該弁座本体８の弁体
対向面８ａに形成した凹溝１０内に配設されて前記弁体
２に弾性的に当接する弾性材製補助弁座９とからなり、
前記弁座本体８を貫通して凹溝１０に達する連通孔１１
を通って前記補助弁座９の背面側と前記流路６とが連通
されている。
と。 【解決手段】 弁箱１内の弁座４に弁体２を圧接離間さ
せることにより、該弁箱１内の流路６が開閉されるよう
にした仕切弁において、前記弁座４が、弁箱１の内周面
に固定した金属材製弁座本体８と、該弁座本体８の弁体
対向面８ａに形成した凹溝１０内に配設されて前記弁体
２に弾性的に当接する弾性材製補助弁座９とからなり、
前記弁座本体８を貫通して凹溝１０に達する連通孔１１
を通って前記補助弁座９の背面側と前記流路６とが連通
されている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は水密性と耐久性とを
兼ね備えた仕切弁などの開閉弁に関する。
兼ね備えた仕切弁などの開閉弁に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、仕切弁の一例として図３に示すも
のがある。これは、管路に介在される弁箱１内の中央部
に弁体２が配設されると共に、該弁体２の両側面にシー
ト３が固定され、該シート３に対向して前記弁箱１の内
周面に弁座４が固定されており、弁棒５を介して弁体２
を昇降させることにより、シート３を弁座４に圧接離間
させて、弁箱１内の流路６を開閉するようになってい
る。
のがある。これは、管路に介在される弁箱１内の中央部
に弁体２が配設されると共に、該弁体２の両側面にシー
ト３が固定され、該シート３に対向して前記弁箱１の内
周面に弁座４が固定されており、弁棒５を介して弁体２
を昇降させることにより、シート３を弁座４に圧接離間
させて、弁箱１内の流路６を開閉するようになってい
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記構成によれば、弁
座５が金属材または弾性材〔例えばゴムやテフロン（登
録商標）と称される四ふっ化エチレン樹脂などの合成樹
脂材〕により形成されており、弾性材を使用した弁座５
では、水密性が良好であるが、耐久性が劣り、また、金
属材を使用した弁座５では、耐久性が良好であるが、水
密性が劣ることになる。
座５が金属材または弾性材〔例えばゴムやテフロン（登
録商標）と称される四ふっ化エチレン樹脂などの合成樹
脂材〕により形成されており、弾性材を使用した弁座５
では、水密性が良好であるが、耐久性が劣り、また、金
属材を使用した弁座５では、耐久性が良好であるが、水
密性が劣ることになる。
【０００４】本発明は、上記問題点に鑑み、水密性と耐
久性とを兼ね備えた仕切弁などの開閉弁を提供すること
を目的としている。
久性とを兼ね備えた仕切弁などの開閉弁を提供すること
を目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、弁箱内の弁座に弁体を圧接離間させるこ
とにより、該弁箱内の流路が開閉されるようにした開閉
弁において、前記弁座が、弁箱の内周面に固定した金属
材製弁座本体と、該弁座本体の弁体対向面に形成した凹
溝内に配設されて前記弁体に弾性的に当接する弾性材製
補助弁座とからなることを特徴としている。
め、本発明は、弁箱内の弁座に弁体を圧接離間させるこ
とにより、該弁箱内の流路が開閉されるようにした開閉
弁において、前記弁座が、弁箱の内周面に固定した金属
材製弁座本体と、該弁座本体の弁体対向面に形成した凹
溝内に配設されて前記弁体に弾性的に当接する弾性材製
補助弁座とからなることを特徴としている。
【０００６】上記構成において、弁体を弁座に圧接させ
ることにより、弁箱内の流路を閉鎖して流体の流通を遮
断し、弁体を弁座から離間させることにより、前記流路
を開放して流体を流通させることができる。
ることにより、弁箱内の流路を閉鎖して流体の流通を遮
断し、弁体を弁座から離間させることにより、前記流路
を開放して流体を流通させることができる。
【０００７】この場合、弁座が金属材製弁座本体と弾性
材製補助弁座とからなり、その金属材製弁座本体に弁体
を圧接離間させるようにしているので、耐久性に優れて
おり、また、前記金属材製弁座本体に圧接する弁体に前
記弾性材製補助弁座を弾性的に当接させるので、水密性
も優れている。
材製補助弁座とからなり、その金属材製弁座本体に弁体
を圧接離間させるようにしているので、耐久性に優れて
おり、また、前記金属材製弁座本体に圧接する弁体に前
記弾性材製補助弁座を弾性的に当接させるので、水密性
も優れている。
【０００８】請求項２記載の発明は、請求項１記載の発
明において、前記弁座本体を貫通して凹溝に達する連通
孔を通って前記補助弁座の背面側と前記流路とが連通さ
れていることを特徴としている。
明において、前記弁座本体を貫通して凹溝に達する連通
孔を通って前記補助弁座の背面側と前記流路とが連通さ
れていることを特徴としている。
【０００９】上記構成において、弁体を弁座本体に圧接
させた状態では、連通孔を通って補助弁座の背面側にか
かる流体圧力により、その補助弁座がシートに圧着され
るので、水密性を一層高めることができる。また、弁体
を弁座本体から離間させた状態では、補助弁座に差圧が
かからないので、該補助弁座が凹溝内に引っ込んで弁体
により磨耗されることがなく、その補助弁座の耐久性も
確保することができる。
させた状態では、連通孔を通って補助弁座の背面側にか
かる流体圧力により、その補助弁座がシートに圧着され
るので、水密性を一層高めることができる。また、弁体
を弁座本体から離間させた状態では、補助弁座に差圧が
かからないので、該補助弁座が凹溝内に引っ込んで弁体
により磨耗されることがなく、その補助弁座の耐久性も
確保することができる。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図１及び図２は本発明の実施の一
形態である仕切弁を示すものであって、弁座４が弁座本
体８と補助弁座９とからなっている。上記以外の構成は
図３に示す従来例とほぼ同じであるから、同一部分に同
一符号を付してその説明を省略する。
に基づいて説明する。図１及び図２は本発明の実施の一
形態である仕切弁を示すものであって、弁座４が弁座本
体８と補助弁座９とからなっている。上記以外の構成は
図３に示す従来例とほぼ同じであるから、同一部分に同
一符号を付してその説明を省略する。
【００１１】前記弁座本体８は、横断面略Ｌ字状の環状
金属材からなり、弁箱１の内周面に固定されており、そ
の弁体対向面８ａに環状凹溝１０が形成されると共に、
該凹溝１０の奥端から外周面まで連通孔１１が貫設され
ている。
金属材からなり、弁箱１の内周面に固定されており、そ
の弁体対向面８ａに環状凹溝１０が形成されると共に、
該凹溝１０の奥端から外周面まで連通孔１１が貫設され
ている。
【００１２】前記補助弁座９は、横断面略Ｊ字状（また
は略Ｕ字状）の環状弾性材〔例えばゴムやテフロン（登
録商標）と称される四ふっ化エチレン樹脂などの合成樹
脂材〕からなり、前記環状凹溝１０に挿入されて、その
内外両周壁部９ａ，９ｂが凹溝１０の内周面に当接され
ると共に、その内周壁部９ａの後端１２を凹溝１０の底
面に当接させることにより、先端円弧部９ｃの先端が弁
体対向面８ａとほぼ面一状にされ、その補助弁座９の背
面側と流路６とが前記連通孔１１を通って連通されてい
る。
は略Ｕ字状）の環状弾性材〔例えばゴムやテフロン（登
録商標）と称される四ふっ化エチレン樹脂などの合成樹
脂材〕からなり、前記環状凹溝１０に挿入されて、その
内外両周壁部９ａ，９ｂが凹溝１０の内周面に当接され
ると共に、その内周壁部９ａの後端１２を凹溝１０の底
面に当接させることにより、先端円弧部９ｃの先端が弁
体対向面８ａとほぼ面一状にされ、その補助弁座９の背
面側と流路６とが前記連通孔１１を通って連通されてい
る。
【００１３】上記構成において、図１及び図２に示すよ
うに、弁体２を下降させて、該弁体２の金属材製シート
３を弁座本体８に圧接させた状態では、金属材どうしが
圧接されるので、耐久性に優れている。また、連通孔１
１を通って補助弁座９の背面側にかかる流体圧力によ
り、その補助弁座９の先端円弧部９ｃがシート３に圧着
されるので、水密性を高めることができ、弁箱１内の流
路６を確実に閉鎖して流体の流通を遮断することができ
る。
うに、弁体２を下降させて、該弁体２の金属材製シート
３を弁座本体８に圧接させた状態では、金属材どうしが
圧接されるので、耐久性に優れている。また、連通孔１
１を通って補助弁座９の背面側にかかる流体圧力によ
り、その補助弁座９の先端円弧部９ｃがシート３に圧着
されるので、水密性を高めることができ、弁箱１内の流
路６を確実に閉鎖して流体の流通を遮断することができ
る。
【００１４】次に、弁体２を上昇させて、該弁体２のシ
ート３を弁座本体８及び補助弁座９から離間させること
により、流路６を開放して流体を流通させることがで
き、この場合、補助弁座９に差圧がかからないので、そ
の補助弁座９の先端円弧部９ｃが凹溝１０内に引っ込ん
でシート３により磨耗されることがなく、補助弁座９の
耐久性も確保している。
ート３を弁座本体８及び補助弁座９から離間させること
により、流路６を開放して流体を流通させることがで
き、この場合、補助弁座９に差圧がかからないので、そ
の補助弁座９の先端円弧部９ｃが凹溝１０内に引っ込ん
でシート３により磨耗されることがなく、補助弁座９の
耐久性も確保している。
【００１５】上記実施の形態では、仕切弁を例にあげて
説明したが、これに限定されるわけではなく、他の開閉
弁にも適用することができる。
説明したが、これに限定されるわけではなく、他の開閉
弁にも適用することができる。
【００１６】
【発明の効果】請求項１記載の発明によれば、弁座が金
属材製弁座本体と弾性材製補助弁座とからなり、その金
属材製弁座本体に弁体を圧接離間させるようにしている
ので、耐久性に優れており、また、前記金属材製弁座本
体に圧接する弁体に前記弾性材製補助弁座を弾性的に当
接させるので、水密性も優れている。
属材製弁座本体と弾性材製補助弁座とからなり、その金
属材製弁座本体に弁体を圧接離間させるようにしている
ので、耐久性に優れており、また、前記金属材製弁座本
体に圧接する弁体に前記弾性材製補助弁座を弾性的に当
接させるので、水密性も優れている。
【００１７】請求項２記載の発明によれば、弁体を弁座
本体に圧接させた状態では、連通孔を通って補助弁座の
背面側にかかる流体圧力により、その補助弁座がシート
に圧着されるので、水密性を一層高めることができる。
また、弁体を弁座本体から離間させた状態では、補助弁
座に差圧がかからないので、該補助弁座が凹溝内に引っ
込んで弁体により磨耗されることがなく、その補助弁座
の耐久性も確保することができる。
本体に圧接させた状態では、連通孔を通って補助弁座の
背面側にかかる流体圧力により、その補助弁座がシート
に圧着されるので、水密性を一層高めることができる。
また、弁体を弁座本体から離間させた状態では、補助弁
座に差圧がかからないので、該補助弁座が凹溝内に引っ
込んで弁体により磨耗されることがなく、その補助弁座
の耐久性も確保することができる。
【図１】 本発明の実施の一形態である仕切弁の縦断面
図である。
図である。
【図２】 同要部の拡大縦断面図である。
【図３】 従来例を示す縦断面図である。
１ 弁箱 ２ 弁体 ４ 弁座 ６ 流路 ８ 弁座本体 ８ａ 弁体対向面 ９ 補助弁座 １０ 凹溝 １１ 連通孔
Claims (2)
- 【請求項１】 弁箱内の弁座に弁体を圧接離間させるこ
とにより、該弁箱内の流路が開閉されるようにした開閉
弁において、前記弁座が、弁箱の内周面に固定した金属
材製弁座本体と、該弁座本体の弁体対向面に形成した凹
溝内に配設されて前記弁体に弾性的に当接する弾性材製
補助弁座とからなることを特徴とする開閉弁。 - 【請求項２】 前記弁座本体を貫通して凹溝に達する連
通孔を通って前記補助弁座の背面側と前記流路とが連通
されていることを特徴とする請求項１記載の開閉弁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14980197A JPH10339375A (ja) | 1997-06-09 | 1997-06-09 | 開閉弁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14980197A JPH10339375A (ja) | 1997-06-09 | 1997-06-09 | 開閉弁 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10339375A true JPH10339375A (ja) | 1998-12-22 |
Family
ID=15483020
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14980197A Pending JPH10339375A (ja) | 1997-06-09 | 1997-06-09 | 開閉弁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10339375A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001289333A (ja) * | 2000-03-23 | 2001-10-19 | Vat Holding Ag | ２つの真空室を分離するための真空バルブ |
| CN102588622A (zh) * | 2012-01-19 | 2012-07-18 | 山东中力机械制造有限公司 | 楔度环刀形阀 |
| KR101287910B1 (ko) * | 2013-01-24 | 2013-07-23 | 강희숙 | 쿠션시트 게이트밸브 |
| CN104121382A (zh) * | 2014-07-18 | 2014-10-29 | 凯喜姆阀门有限公司 | 防结焦闸阀 |
| CN104455480A (zh) * | 2014-12-26 | 2015-03-25 | 安徽康迪纳电力科技有限责任公司 | 插板阀 |
| CN104989836A (zh) * | 2015-07-22 | 2015-10-21 | 中石化石油工程机械有限公司研究院 | 水下防砂用平板闸阀 |
| CN111173951A (zh) * | 2020-02-04 | 2020-05-19 | 宁波文泽机电技术开发有限公司 | 一种闸阀 |
-
1997
- 1997-06-09 JP JP14980197A patent/JPH10339375A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001289333A (ja) * | 2000-03-23 | 2001-10-19 | Vat Holding Ag | ２つの真空室を分離するための真空バルブ |
| CN102588622A (zh) * | 2012-01-19 | 2012-07-18 | 山东中力机械制造有限公司 | 楔度环刀形阀 |
| KR101287910B1 (ko) * | 2013-01-24 | 2013-07-23 | 강희숙 | 쿠션시트 게이트밸브 |
| CN104121382A (zh) * | 2014-07-18 | 2014-10-29 | 凯喜姆阀门有限公司 | 防结焦闸阀 |
| CN104455480A (zh) * | 2014-12-26 | 2015-03-25 | 安徽康迪纳电力科技有限责任公司 | 插板阀 |
| CN104989836A (zh) * | 2015-07-22 | 2015-10-21 | 中石化石油工程机械有限公司研究院 | 水下防砂用平板闸阀 |
| CN111173951A (zh) * | 2020-02-04 | 2020-05-19 | 宁波文泽机电技术开发有限公司 | 一种闸阀 |
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