JPH08145207A - バルブ - Google Patents

バルブ

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Publication number
JPH08145207A
JPH08145207A JP31430294A JP31430294A JPH08145207A JP H08145207 A JPH08145207 A JP H08145207A JP 31430294 A JP31430294 A JP 31430294A JP 31430294 A JP31430294 A JP 31430294A JP H08145207 A JPH08145207 A JP H08145207A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
diaphragm
seal portion
valve seat
height
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31430294A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Hasegawa
真一 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nok Corp filed Critical Nok Corp
Priority to JP31430294A priority Critical patent/JPH08145207A/ja
Publication of JPH08145207A publication Critical patent/JPH08145207A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダイアフラム6に設けたビード状のシール部
7を弁座3に押し付けるバルブについて、コーティング
しなくても、シール部7が弁座3に粘着するのを防止す
ることが可能であり、もって開弁特性を安定化させるこ
とが可能なバルブを提供する。 【構成】 弁座3に、着座状態におけるシール部7の外
周側または内周側に位置するとともに、シール部7の高
さh2 より低い高さh1 の突起状のダイアフラム押さえ
10を設けることにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バルブに係り、更に詳
しくは、ダイアフラムを弁体として機能させるダイアフ
ラムバルブに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、図9に示すようなダイアフラ
ムバルブが知られている。すなわち、流入ポートに連な
る空間22、弁座23および流出ポート24を設けたボ
ディ21とキャップ25との間に、ゴム状弾性材製のダ
イアフラム26の周縁部が気密的に挟持されており、こ
のダイアフラム26の一面側(図上下面側)に設けられ
たシール部27が、ばね28によりリテーナ29を介し
て弁座23に押し付けられている。シール部27は環状
であってかつビード状に成形されている(実開平1−1
05713号公報、実開昭53−35393号公報また
は実開昭62−41968号公報参照)。
【0003】上記ダイアフラムバルブは、極めて微弱な
圧力の制御を行ない、大流量で低通気抵抗を確保する必
要があるものであって、このようなバルブに使用される
ダイアフラム26には、その抗力を下げるために比較的
柔らかいゴムが使用され、また大流量および低通気抵抗
を確保するために比較的大きなシール径が設定されてい
る。したがって、これらのことを背景として、上記従来
技術には、シール部27が弁座23に粘着し、開弁時
(開き始め)の特性(開弁特性)が不安定になる問題が
ある。
【0004】シール部27が弁座23に粘着する直接の
原因は、シール部27がばね28の弾性(ばね力)によ
り弁座23に押し付けられるためであるが、このばね力
はバルブの開弁特性により決定されるものであって、こ
れを必要以上に弱くすることはできず、よって、このば
ね力を小さくすることを解決手段として粘着を防止する
ことはできない。このため、従来は、やむを得ず、シー
ル部27に粘着防止のコーティングを施すといった対策
を講じているが、これでは、コスト的に不利である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の点に鑑
み、コスト的な問題を克服した上で、シール部が弁座に
粘着するのを防止することが可能であり、もって開弁特
性を安定化させることが可能なバルブを提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のバルブは、ダイアフラムに設けたビード状
のシール部を弁座に押し付けるバルブにおいて、前記弁
座に、着座状態における前記シール部の外周側または内
周側に位置するとともに、前記シール部の高さより低い
高さの突起状のダイアフラム押さえを設けることにし
た。
【0007】
【作用】上記構成を備えた本発明のバルブのように、弁
座に、着座状態におけるシール部の外周側または内周側
に位置するとともにシール部の高さより低い高さの突起
状のダイアフラム押さえが設けられていると、このダイ
アフラム押さえが、ダイアフラムの閉弁方向へ向けての
移動に対するストッパとして作用して、シール部が弁座
に粘着する程、強く押し付けられるのが防止されること
になる。
【0008】
【実施例】つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説
明する。
【0009】図1および図2に示すように、流入ポート
2、弁座3および流出ポート4を設けたボディ1とキャ
ップ5との間に、ゴム状弾性材製のダイアフラム6の周
縁部が気密的に挟持されており、このダイアフラム6の
一面側(図上下面側)に設けられたビード状のシール部
7が、ばね8によりリテーナ9を介して弁座3に押し付
けられている。弁座3に、ダイアフラム6に向けて図上
上向きに突起状を呈するダイアフラム押さえ10が四等
配で設けられており、このダイアフラム押さえ10は、
着座状態におけるシール部7の外周側に位置するととも
に、図3に示すように、その高さh1 を自由状態におけ
るシール部7の高さh2 より若干低く設定されている。
尚、このバルブは、キャップ5に設けた第三のポート
(図示せず)からダイアフラム6の図上上側の圧力室1
1へ所定の大きさの負圧を導入することにより開弁する
ものであって、上記したように極めて微弱なエアの圧力
を制御し、大流量で低通気抵抗のバルブの範疇に属す
る。
【0010】図3は、当該バルブの開弁状態を示してお
り、上記したように、弁座3に、着座状態におけるシー
ル部7の外周側に位置するとともにシール部7の高さh
2 より低い高さh1 の突起状のダイアフラム押さえ10
が設けられている。この状態から圧力室11の圧力が上
昇せしめられて、リテーナ9およびダイアフラム6が下
降し、シール部7の先端が弁座3に接触すると、従来で
は、シール部7がその弾性限度近くに達するまで強く弁
座3に押し付けられたが、当該バルブにおいては、図4
に示すように、シール部7が所定量、弁座3に押し付け
られた段階で、ダイアフラム6の本体部分がダイアフラ
ム押さえ10に接触し、ダイアフラム押さえ10がスト
ッパとして作用して、更なる下降が停止されることにな
る。したがってシール部7が弁座3に粘着する程、強く
押し付けられるのが防止され、よってシール部7が弁座
3に粘着するのが防止されるために、開弁特性を安定化
させることができる。またシール部7に粘着防止のコー
ティングを施す必要がないことから、コスト的に有利な
製品を提供することができる。また粘着が解消されるた
めに、ダイアフラム6に従来より更に柔らかいゴムを使
用することが可能となり、ダイアフラム6の抗力も低減
せしめられ、これらを理由としても、開弁特性を安定化
させることができる。
【0011】弁座3に設けるダイアフラム押さえ10
は、通気抵抗に関して問題にならない程度の形状、大き
さおよび本数とし、特に、高さh1 は、上記したよう
に、シール部6の高さh2 より若干低くして、閉弁時の
シールに必要な押付け力のみを確保するようにする。ま
た上記実施例では、ダイアフラム押さえ10を着座状態
におけるシール部7の外周側に位置させたが、図5およ
び図6に示すように、ダイアフラム押さえ10を着座状
態におけるシール部7の内周側に位置させても良い。ま
た図7および図8に示すように、ダイアフラム押さえ1
0の形状を丸棒状にした場合には、通気抵抗の低減に特
に効果がある。
【0012】
【発明の効果】本発明は、以下の効果を奏する。
【0013】すなわち、上記構成を備えた本発明のバル
ブのように、弁座に、着座状態におけるシール部の外周
側または内周側に位置するとともにシール部の高さより
低い高さの突起状のダイアフラム押さえが設けられてい
ると、このダイアフラム押さえが、ダイアフラムの閉弁
方向へ向けての移動に対するストッパとして作用して、
シール部が弁座に粘着する程、強く押し付けられるのが
防止され、もってシール部が弁座に粘着するのが防止さ
れるために、開弁特性を安定化させることができる。ま
たシール部に粘着防止のコーティングを施す必要がない
ために、コスト的に有利な製品を提供することができ
る。また粘着が解消されるために、ダイアフラムに従来
より更に柔らかいゴムを使用することが可能となり、ダ
イアフラムの抗力も低減せしめられ、これらを理由とし
ても、開弁特性を安定化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るバルブの断面図
【図2】同バルブの弁座の拡大平面図
【図3】同バルブの開弁状態を示す要部拡大断面図
【図4】同バルブの閉弁状態を示す要部拡大断面図
【図5】本発明の他の実施例に係るバルブの弁座の断面
【図6】同弁座の平面図
【図7】本発明の他の実施例に係るバルブの弁座の断面
【図8】同弁座の平面図
【図9】従来例に係るバルブの断面図
【符号の説明】
1 ボディ 2 流入ポート 3 弁座 4 流出ポート 5 キャップ 6 ダイアフラム 7 シール部 8 ばね 9 リテーナ 10 ダイアフラム押さえ 11 圧力室

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイアフラム(6)に設けたビード状の
    シール部(7)を弁座(3)に押し付けるバルブにおい
    て、前記弁座(3)に、着座状態における前記シール部
    (7)の外周側または内周側に位置するとともに、前記
    シール部(7)の高さ(h2 )より低い高さ(h1 )の
    突起状のダイアフラム押さえ(10)を設けたことを特
    徴とするバルブ。
JP31430294A 1994-11-25 1994-11-25 バルブ Pending JPH08145207A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31430294A JPH08145207A (ja) 1994-11-25 1994-11-25 バルブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31430294A JPH08145207A (ja) 1994-11-25 1994-11-25 バルブ

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Publication Number Publication Date
JPH08145207A true JPH08145207A (ja) 1996-06-07

Family

ID=18051730

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31430294A Pending JPH08145207A (ja) 1994-11-25 1994-11-25 バルブ

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JP (1) JPH08145207A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020410