JPS6314070Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6314070Y2 JPS6314070Y2 JP13450186U JP13450186U JPS6314070Y2 JP S6314070 Y2 JPS6314070 Y2 JP S6314070Y2 JP 13450186 U JP13450186 U JP 13450186U JP 13450186 U JP13450186 U JP 13450186U JP S6314070 Y2 JPS6314070 Y2 JP S6314070Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- upper body
- conical surface
- diaphragm
- caulked
- fuel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000446 fuel Substances 0.000 claims description 13
- 239000012528 membrane Substances 0.000 claims description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Reciprocating Pumps (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
イ 考案の目的
イ−1 産業上の利用分野
本考案は自動車用膜式燃料ポンプに関するもの
である。
である。
イ−2 従来技術及びその問題点
従来、この種の燃料ポンプは、第1図に示され
るような構造で、特にダイアフラム1の周端縁
が、アツパーボデー2とロアーボデー3の夫々の
接合端縁のかしめ部に単に介在して挾着されてい
るにすぎなかつた。そのため車輌衝突時に前記か
しめ部に他の部品が突き当つた場合に、そのかし
め部が変形して、アツパーボデー2とロアーボデ
ー3間に隙間が生じ、燃料室10から燃料が洩れ
て重大な災害が発生する危険性があつた。
るような構造で、特にダイアフラム1の周端縁
が、アツパーボデー2とロアーボデー3の夫々の
接合端縁のかしめ部に単に介在して挾着されてい
るにすぎなかつた。そのため車輌衝突時に前記か
しめ部に他の部品が突き当つた場合に、そのかし
め部が変形して、アツパーボデー2とロアーボデ
ー3間に隙間が生じ、燃料室10から燃料が洩れ
て重大な災害が発生する危険性があつた。
又公知技術として特開昭57−20575号公報に示
されているものは、セパレートの下端折曲部に挟
持されているダイアフラムの周端縁が水平面であ
るため、ダイアフラムの周端縁付近に曲率半径の
異なる二つの曲げが存在し、曲率が大きくなつ
て、作動時にダイアフラムにかかる曲げ応力が大
きくなり、ダイアフラムの耐久性に難点がある。
されているものは、セパレートの下端折曲部に挟
持されているダイアフラムの周端縁が水平面であ
るため、ダイアフラムの周端縁付近に曲率半径の
異なる二つの曲げが存在し、曲率が大きくなつ
て、作動時にダイアフラムにかかる曲げ応力が大
きくなり、ダイアフラムの耐久性に難点がある。
ロ 考案の構成
ロ−1 問題点を解決するための手段
本考案は前記のような従来の問題点を解決決せ
んとするもので、すなわち、燃料を圧送するダイ
アフラム1の全周端縁を、アツパーボデー2の下
端全周縁で包被的にかしめて挟持し、この挟持部
であるアツパーボデー2の下端部を、上方に尖つ
た円錐面に形成し、同様にロアーボデー3の上部
部を上方に尖つた円錐面に形成して、このロアー
ボデー3の上端部にアツパーボデーの下端部を嵌
合的に載置してカバー9によりかしめ的に止着し
たことを特徴とするものである。
んとするもので、すなわち、燃料を圧送するダイ
アフラム1の全周端縁を、アツパーボデー2の下
端全周縁で包被的にかしめて挟持し、この挟持部
であるアツパーボデー2の下端部を、上方に尖つ
た円錐面に形成し、同様にロアーボデー3の上部
部を上方に尖つた円錐面に形成して、このロアー
ボデー3の上端部にアツパーボデーの下端部を嵌
合的に載置してカバー9によりかしめ的に止着し
たことを特徴とするものである。
ロ−2 作 用
以上のように本考案にあつては、ダイアフラム
1の周端縁をアツパーボデー2の円錐形端縁で包
被的にかしめ保持して、これをロアーボデー3に
上端円錐面に嵌合的に載置して、カバー9でかし
め保持させるようにしたから、組立時におけるロ
アーボデー3に対するアツパーボデー2の位置決
めが容易となる。
1の周端縁をアツパーボデー2の円錐形端縁で包
被的にかしめ保持して、これをロアーボデー3に
上端円錐面に嵌合的に載置して、カバー9でかし
め保持させるようにしたから、組立時におけるロ
アーボデー3に対するアツパーボデー2の位置決
めが容易となる。
すなわちアツパーボデーの下端部とロアーボデ
ーの上端部とを共に円錐面に形成したことによ
り、両者の係合面が滑動し、センターリングする
ことにより両者を簡易的な荒い寸法のガイドで案
内させた場合でも、自動的にセンターリングす
る。また係合面で片滑りが生じて、アツパーボデ
ーが傾いた場合でもカバー9の内面側にアツパー
ボデー周端部の一部がまず当接し、そこが案内に
なりセンターリングする。又車輌衝突時ダイアフ
ラムかしめ部が離れるような外力は、外力の使用
方向を特定しない場合でも、事実上ほとんど発生
しない。つまりかしめ部の離れるような外力はロ
アーボデー3の内側からアツパーボデー2の下端
かしめ部に向う力であるから、このような力が発
生するには、まずロアーボデー3が破損し、さら
に別な車両部品がアツパーボデー2の下端部に衝
突する場合に於いてのみ加わる力で事実上起こり
得ない。
ーの上端部とを共に円錐面に形成したことによ
り、両者の係合面が滑動し、センターリングする
ことにより両者を簡易的な荒い寸法のガイドで案
内させた場合でも、自動的にセンターリングす
る。また係合面で片滑りが生じて、アツパーボデ
ーが傾いた場合でもカバー9の内面側にアツパー
ボデー周端部の一部がまず当接し、そこが案内に
なりセンターリングする。又車輌衝突時ダイアフ
ラムかしめ部が離れるような外力は、外力の使用
方向を特定しない場合でも、事実上ほとんど発生
しない。つまりかしめ部の離れるような外力はロ
アーボデー3の内側からアツパーボデー2の下端
かしめ部に向う力であるから、このような力が発
生するには、まずロアーボデー3が破損し、さら
に別な車両部品がアツパーボデー2の下端部に衝
突する場合に於いてのみ加わる力で事実上起こり
得ない。
ロ−3 実施例
ポンプ機構は従来のものと同様であり、偏心カ
ム4の回転によりロツカーアーム5を揺動させ、
ダイアフラムサブアツセンブリ8を昇降運動させ
て、インレツトチユーブ6より燃料を吸入し、こ
れをアウトレツトチユーブ7より吐出させるよう
になつている。
ム4の回転によりロツカーアーム5を揺動させ、
ダイアフラムサブアツセンブリ8を昇降運動させ
て、インレツトチユーブ6より燃料を吸入し、こ
れをアウトレツトチユーブ7より吐出させるよう
になつている。
ハ 考案の効果
この考案によれば車両衝突時に発生する外力の
通常の作用方向では、燃料室10内の燃料が外部
に洩れることが絶対になく、燃料洩れによる災害
の発生を防止できる特長がある。更に又アツパー
ボデーの下端部とロアーボデーの上端部を円錐面
に形成したため第3図におけるA点、B点の間に
は一つの曲率半径しか存在せず、しかも曲率が小
さくダイアフラムにかゝる曲げ応力を小さくでき
るので、ダイアフラムの耐久性を向上できる効果
がある。
通常の作用方向では、燃料室10内の燃料が外部
に洩れることが絶対になく、燃料洩れによる災害
の発生を防止できる特長がある。更に又アツパー
ボデーの下端部とロアーボデーの上端部を円錐面
に形成したため第3図におけるA点、B点の間に
は一つの曲率半径しか存在せず、しかも曲率が小
さくダイアフラムにかゝる曲げ応力を小さくでき
るので、ダイアフラムの耐久性を向上できる効果
がある。
第1図は従来の燃料ポンプを示す断面図、第2
図は本考案の燃料ポンプを示す要部を破断した側
面図、第3図は要部(第2図A部)の拡大断面図
である。 1……ダイアフラム、2……アツパーボデー、
3……ロアーボデー、9……カバー。
図は本考案の燃料ポンプを示す要部を破断した側
面図、第3図は要部(第2図A部)の拡大断面図
である。 1……ダイアフラム、2……アツパーボデー、
3……ロアーボデー、9……カバー。
Claims (1)
- 燃料を圧送するダイアフラム1の全周端縁を、
アツパーボデー2の下端全周縁で包被的にかしめ
て挟持し、この挟持部であるアツパーボデー2の
下端部を、上方に尖つた円錐面に形成し、同様に
ロアーボデー3の上部部を上方に尖つた円錐面に
形成して、このロアーボデー3の上端部にアツパ
ーボデーの下端部を嵌合的に載置してカバー9に
よりかしめ的に止着したことを特徴とする自動車
用膜式燃料ポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13450186U JPS6314070Y2 (ja) | 1986-09-02 | 1986-09-02 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13450186U JPS6314070Y2 (ja) | 1986-09-02 | 1986-09-02 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6249682U JPS6249682U (ja) | 1987-03-27 |
JPS6314070Y2 true JPS6314070Y2 (ja) | 1988-04-20 |
Family
ID=31035801
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13450186U Expired JPS6314070Y2 (ja) | 1986-09-02 | 1986-09-02 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6314070Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7329104B2 (en) * | 2004-03-02 | 2008-02-12 | Drummond Scientific Company | Split-housing pipette pump |
-
1986
- 1986-09-02 JP JP13450186U patent/JPS6314070Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6249682U (ja) | 1987-03-27 |
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