JP2861028B2 - ダイアフラムの固定方法 - Google Patents
ダイアフラムの固定方法Info
- Publication number
- JP2861028B2 JP2861028B2 JP7319489A JP7319489A JP2861028B2 JP 2861028 B2 JP2861028 B2 JP 2861028B2 JP 7319489 A JP7319489 A JP 7319489A JP 7319489 A JP7319489 A JP 7319489A JP 2861028 B2 JP2861028 B2 JP 2861028B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- housing
- diaphragm
- outer peripheral
- fuel
- fixing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Fluid-Driven Valves (AREA)
- Diaphragms And Bellows (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明はダイアフラムの固定方法に関するものであ
り、例えば圧力制御弁や流動制御弁等に用いられる。
り、例えば圧力制御弁や流動制御弁等に用いられる。
(従来の技術) 本発明に係わる従来技術としては、実開昭57−99959
号公報に記載されたものがある。
号公報に記載されたものがある。
第3図に示すこの従来技術には、燃料圧力制御弁70へ
のダイアフラム71の固定方法が記載されており、ダイア
フラム71の周辺部はハウジング72の上端フランジ72a上
に載せられ、その上にダイアフラム押え73を介在させて
フランジ72aが折り曲げられ、更に板74を介在させてハ
ウジング75のフランジ部75aを折り曲げている。これに
よつて、ダイアフラム71がハウジング72,75に固定され
る。
のダイアフラム71の固定方法が記載されており、ダイア
フラム71の周辺部はハウジング72の上端フランジ72a上
に載せられ、その上にダイアフラム押え73を介在させて
フランジ72aが折り曲げられ、更に板74を介在させてハ
ウジング75のフランジ部75aを折り曲げている。これに
よつて、ダイアフラム71がハウジング72,75に固定され
る。
(発明が解決しようとする課題) しかし、上記従来技術のダイアフラムの固定方法で
は、各ハウジング72,75のフランジ部72a,75aの折り曲げ
荷重を非常に厳しく管理する必要があつた。
は、各ハウジング72,75のフランジ部72a,75aの折り曲げ
荷重を非常に厳しく管理する必要があつた。
即ち、折り曲げ荷重が規定値に満たない場合、背圧室
76には圧力が付与されるためにダイアフラム71は固定部
から外れてしまう。
76には圧力が付与されるためにダイアフラム71は固定部
から外れてしまう。
また、折り曲げ荷重が規定値より大きい場合、ダイア
フラム71は金属性のフランジ部72a,75aによつて破損す
る恐れがある。
フラム71は金属性のフランジ部72a,75aによつて破損す
る恐れがある。
そこで本発明は、新規のダイアフラムの固定方法の発
明をその技術的課題とする。
明をその技術的課題とする。
(課題を解決するための手段) 上述した技術的課題を解決するために講じた本発明の
技術的手段は、平面部と、該平面部外周で平面部と異な
る方向に延在する外周筒部と、該外周筒部の内側に形成
された外周肉厚部とを有するダイアフラムの、該外周肉
厚部を第1ハウジング外周上の溝部に挿嵌して仮保持
し、第2ハウジングを該第1ハウジングに固設すること
によって平面部及び外周筒部のそれぞれを第1ハウジン
グと第2ハウジングにより挟持するとともに前記外周肉
厚部を該第1ハウジングの径方向内方に圧縮し、第2ハ
ウジング端部のフランジ部が外周筒部より小径になるべ
く内周側に湾曲させて第1ハウジングに当接させて、ダ
イアフラムを保持すると共にシール性を確保したことで
ある。
技術的手段は、平面部と、該平面部外周で平面部と異な
る方向に延在する外周筒部と、該外周筒部の内側に形成
された外周肉厚部とを有するダイアフラムの、該外周肉
厚部を第1ハウジング外周上の溝部に挿嵌して仮保持
し、第2ハウジングを該第1ハウジングに固設すること
によって平面部及び外周筒部のそれぞれを第1ハウジン
グと第2ハウジングにより挟持するとともに前記外周肉
厚部を該第1ハウジングの径方向内方に圧縮し、第2ハ
ウジング端部のフランジ部が外周筒部より小径になるべ
く内周側に湾曲させて第1ハウジングに当接させて、ダ
イアフラムを保持すると共にシール性を確保したことで
ある。
(作用) 前述した本発明の技術的手段によれば、ダイアフラム
の外周肉厚部を第1ハウジング外周上の溝部に挿嵌して
仮保持しているため、ダイアフラムのハウジングからの
外れが防止できる。また、ダイアフラムは平面部と外周
筒部の2つの異なる面が第1ハウジングと第2ハウジン
グで挟持され、更に外周肉厚部が溝部から外れるのを阻
止する方向にフランジ部を湾曲することによりダイアフ
ラムを確実に保持すると共にシール性を確保することが
できる。
の外周肉厚部を第1ハウジング外周上の溝部に挿嵌して
仮保持しているため、ダイアフラムのハウジングからの
外れが防止できる。また、ダイアフラムは平面部と外周
筒部の2つの異なる面が第1ハウジングと第2ハウジン
グで挟持され、更に外周肉厚部が溝部から外れるのを阻
止する方向にフランジ部を湾曲することによりダイアフ
ラムを確実に保持すると共にシール性を確保することが
できる。
(実施例) 以下、本発明の技術的手段を具体化した実施例につい
て添付図面に基づき説明する。
て添付図面に基づき説明する。
但し、本実施例においては、第1ハウジングをロワハ
ウジング、第2ハウジングをアツパーハウジングと換言
する。
ウジング、第2ハウジングをアツパーハウジングと換言
する。
第1図は、本発明のダイアフラムの固定方法を自動車
エンジンの燃料圧力制御弁10に適用した第1実施例の断
面図を示す。ロワハウジング11の図示上方外周面には、
溝部11bが形成され、ロワハウジング11内には燃料室12
が形成されている。燃料室12の図示下方には燃料入口管
13が挿設されている。また、ロワハウジング11の中央に
は突起部11aが形成され、突起部11aの図示下方には燃料
出口管14が挿設され、突起部11aの図示上方には貫通孔1
5bを有する固定弁15が挿設されている。また、固定弁15
の図示上端は弁座15aを形成している。
エンジンの燃料圧力制御弁10に適用した第1実施例の断
面図を示す。ロワハウジング11の図示上方外周面には、
溝部11bが形成され、ロワハウジング11内には燃料室12
が形成されている。燃料室12の図示下方には燃料入口管
13が挿設されている。また、ロワハウジング11の中央に
は突起部11aが形成され、突起部11aの図示下方には燃料
出口管14が挿設され、突起部11aの図示上方には貫通孔1
5bを有する固定弁15が挿設されている。また、固定弁15
の図示上端は弁座15aを形成している。
ダイアフラム16は外周肉厚部16a、平面部16c及び平面
部と垂直方向に延在する円筒状の外周筒部16bを有して
いる。平面部16cの内周部はプランジヤ17とプレート18
により挟持されている。一方、ダイアフラム16の外周肉
厚部16aはロワハウジング11の溝部11bに挿嵌され、ダイ
アフラム16がロワハウジング11に仮保持されている。更
にダイアフラム16の平面部16cの外周側及び外周筒部16b
がアツパーハウジング19とロワハウジング11とに挟持さ
れている。ここで、アツパーハウジング19のフランジ部
19aを、ロワハウジング11の図示上方外周上にかしめ固
定することにより、ダイアフラム16がロワハウジング11
に確実に保持される。また同時に、ダイアフラム16の外
周肉厚部16aがロワハウジング11の径方向に圧縮される
ため、ダイアフラム16はロワハウジング11とアツパーハ
ウジング19に気密的に保持される。このダイアフラム16
により、アツパーハウジング19内の背圧室20と燃料室12
が隔てられる。
部と垂直方向に延在する円筒状の外周筒部16bを有して
いる。平面部16cの内周部はプランジヤ17とプレート18
により挟持されている。一方、ダイアフラム16の外周肉
厚部16aはロワハウジング11の溝部11bに挿嵌され、ダイ
アフラム16がロワハウジング11に仮保持されている。更
にダイアフラム16の平面部16cの外周側及び外周筒部16b
がアツパーハウジング19とロワハウジング11とに挟持さ
れている。ここで、アツパーハウジング19のフランジ部
19aを、ロワハウジング11の図示上方外周上にかしめ固
定することにより、ダイアフラム16がロワハウジング11
に確実に保持される。また同時に、ダイアフラム16の外
周肉厚部16aがロワハウジング11の径方向に圧縮される
ため、ダイアフラム16はロワハウジング11とアツパーハ
ウジング19に気密的に保持される。このダイアフラム16
により、アツパーハウジング19内の背圧室20と燃料室12
が隔てられる。
プランジヤ17の中央には孔17aが形成され、孔17a内に
はボール弁21が回転可能にプレート22により支承されて
いる。ボール弁21には、可動弁23がろう付け等により固
定されている。可動弁23は、プレート18とアツパーハウ
ジング19との間に配設されたスプリング24により、固定
弁15の弁座15aに着座する方向に付勢されている。
はボール弁21が回転可能にプレート22により支承されて
いる。ボール弁21には、可動弁23がろう付け等により固
定されている。可動弁23は、プレート18とアツパーハウ
ジング19との間に配設されたスプリング24により、固定
弁15の弁座15aに着座する方向に付勢されている。
また、25は背圧導入管である。
以上の構成において、図示しない自動車エンジンの吸
気管に接続された背圧導入管25により、背圧室20には背
圧が付与されている。
気管に接続された背圧導入管25により、背圧室20には背
圧が付与されている。
ここで、図示しない燃料分配管に接続された燃料入口
管13から燃料室12に導入された燃料の圧力が、設定圧力
よりも高くなると、可動弁23がスプリング24に反して図
示上方に移動する。すると、燃料室12と燃料出口管14と
が連通して、燃料は図示しない燃料タンクに流れてい
く。
管13から燃料室12に導入された燃料の圧力が、設定圧力
よりも高くなると、可動弁23がスプリング24に反して図
示上方に移動する。すると、燃料室12と燃料出口管14と
が連通して、燃料は図示しない燃料タンクに流れてい
く。
これによつて、燃料室12に導入された燃料の圧力が設
定圧力まで下がると、再び可動弁23は固定弁15の弁座15
aに着座して、燃料室12と燃料出口管14とは連通しなく
なる。
定圧力まで下がると、再び可動弁23は固定弁15の弁座15
aに着座して、燃料室12と燃料出口管14とは連通しなく
なる。
第2図は、本発明のダイアフラムの固定方法を自動車
エンジンの燃料圧力制御弁一体型燃料分配管50に適用し
た、第2実施例の要部断面図を示す。
エンジンの燃料圧力制御弁一体型燃料分配管50に適用し
た、第2実施例の要部断面図を示す。
第2実施例では、燃料分配管50に燃料圧力制御弁51が
一体的に固定されており、ダイアフラム52の固定方法の
作用効果は第1実施例と同一であるので省略する。
一体的に固定されており、ダイアフラム52の固定方法の
作用効果は第1実施例と同一であるので省略する。
本発明によると、ダイアフラムの外周肉厚部を第1ハ
ウジングの外周上の溝部に挿嵌して仮保持しているた
め、第1ハウジングに第2ハウジングを固定する際に、
ダイアフラムが第1ハウジングから外れるのを防止でき
る。また、このときダイアフラムは平面部と外周筒部の
2つの異なる面が第1ハウジングと第2ハウジングで挟
持され、更に外周肉厚部が溝部から外れるのを阻止する
方向にフランジ部を湾曲することによりダイアフラムを
確実に保持すると共にシール性を確保することができ
る。
ウジングの外周上の溝部に挿嵌して仮保持しているた
め、第1ハウジングに第2ハウジングを固定する際に、
ダイアフラムが第1ハウジングから外れるのを防止でき
る。また、このときダイアフラムは平面部と外周筒部の
2つの異なる面が第1ハウジングと第2ハウジングで挟
持され、更に外周肉厚部が溝部から外れるのを阻止する
方向にフランジ部を湾曲することによりダイアフラムを
確実に保持すると共にシール性を確保することができ
る。
また、従来のような平ダイアフラムをハウジングに固
定する際、ハウジングの中心と平ダイアフラムの中心が
ずれる恐れがあつたが、本発明ではダイアフラムの肉厚
部をハウジングの溝部に嵌挿して仮保持するので、従来
のような不具合も解消される。
定する際、ハウジングの中心と平ダイアフラムの中心が
ずれる恐れがあつたが、本発明ではダイアフラムの肉厚
部をハウジングの溝部に嵌挿して仮保持するので、従来
のような不具合も解消される。
【図面の簡単な説明】 第1図は、本発明のダイアフラムの固定方法を自動車エ
ンジンの燃料圧力制御弁に適用した第1実施例の断面図
を示す。 第2図は、本発明のダイアフラムの固定方法を自動車エ
ンジンの燃料圧力制御弁一体型燃料分配管に適用した第
2実施例の要部断面図を示す。 第3図は、従来技術のダイアフラムの固定方法を示す。 11……ロワハウジング、 16……ダイアフラム、 16a……外周肉厚部、 16b……外周筒部、16c……平面部、 19……アツパーハウジング。
ンジンの燃料圧力制御弁に適用した第1実施例の断面図
を示す。 第2図は、本発明のダイアフラムの固定方法を自動車エ
ンジンの燃料圧力制御弁一体型燃料分配管に適用した第
2実施例の要部断面図を示す。 第3図は、従来技術のダイアフラムの固定方法を示す。 11……ロワハウジング、 16……ダイアフラム、 16a……外周肉厚部、 16b……外周筒部、16c……平面部、 19……アツパーハウジング。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16J 3/00 - 3/06 F16K 31/12 - 31/165 F16K 31/36 - 31/42
Claims (1)
- 【請求項1】平面部と、該平面部外周で平面部と異なる
方向に延在する外周筒部と、該外周筒部の内側に形成さ
れた外周肉厚部とを有するダイアフラムの、該外周肉厚
部を第1ハウジング外周上の溝部に挿嵌して仮保持し、
第2ハウジングを該第1ハウジングに固設することによ
って平面部及び外周筒部のそれぞれを第1ハウジングと
第2ハウジングにより挟持するとともに前記外周肉厚部
を該第1ハウジングの径方向内方に圧縮し、第2ハウジ
ング端部のフランジ部が外周筒部より小径になるべく内
周側に湾曲させて第1ハウジングに当接させることで、
ダイアフラムの保持と共にシール性を確保するダイアフ
ラムの固定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7319489A JP2861028B2 (ja) | 1989-03-25 | 1989-03-25 | ダイアフラムの固定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7319489A JP2861028B2 (ja) | 1989-03-25 | 1989-03-25 | ダイアフラムの固定方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02253057A JPH02253057A (ja) | 1990-10-11 |
JP2861028B2 true JP2861028B2 (ja) | 1999-02-24 |
Family
ID=13511089
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7319489A Expired - Fee Related JP2861028B2 (ja) | 1989-03-25 | 1989-03-25 | ダイアフラムの固定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2861028B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003058364A1 (fr) * | 2001-12-28 | 2003-07-17 | Mitsuba Corporation | Dispositif de modulation de pression |
-
1989
- 1989-03-25 JP JP7319489A patent/JP2861028B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003058364A1 (fr) * | 2001-12-28 | 2003-07-17 | Mitsuba Corporation | Dispositif de modulation de pression |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02253057A (ja) | 1990-10-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |