JP2003240149A - 電磁弁 - Google Patents

電磁弁

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JP2003240149A
JP2003240149A JP2002034836A JP2002034836A JP2003240149A JP 2003240149 A JP2003240149 A JP 2003240149A JP 2002034836 A JP2002034836 A JP 2002034836A JP 2002034836 A JP2002034836 A JP 2002034836A JP 2003240149 A JP2003240149 A JP 2003240149A
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material sheet
sheet surface
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valve
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JP2002034836A
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Nobutaka Tejima
信貴 手嶋
Kiyoshi Yoshizumi
潔 吉積
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Aisan Industry Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
Toyota Motor Corp
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/30Use of alternative fuels, e.g. biofuels

Abstract

(57)【要約】 【課題】 特に高圧ガスの流通制御に使用される電磁弁
において、弁部に使用される弾性材シートが、高圧ガス
の流通によって変形して亀裂破損することを防止する。 【解決手段】 弁体9を非弾性材によりドーム状に形成
し、該弁体9と対向するシート面11を、前記弁体9の
軸芯X−Xからの半径が小さい側に非弾性材シート面1
1cを設け、弁体9の軸芯X−Xからの半径が大きい側
に弾性材シート面11dを設けて形成する。非弾性材シ
ート面11cを、前記弁体9の軸芯X−Xと直交する線
X1に対して弁体側へ所定の角度θ1で傾斜する面とす
る。弾性材シート面11dを、前記非弾性材シート面1
1cの角度θ1よりも大きい角度θ2で傾斜する面とす
る。弾性材シート面11dと前記非弾性材シート面11
cとの境界部17における弾性材シート面11dを非弾
性材シート面11cと同一面或いは非弾性材シート面1
1cよりも低い面に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電磁弁に関するもの
で、例えば車両に搭載された高圧タンクから天然ガスな
どの高圧ガスをエンジンに供給する燃料系に設けられる
電磁弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電磁弁の弁部構造として、例えば
図11に示すように、流出路101を有するシート部材
102に対向して弁体103を設け、該弁体103にゴ
ムなどからなる弾性シール板104を備え、閉弁時には
図12に示すように弁体103をシート部材102へ近
接移動してその弾性シール板104をシート部材102
に圧接し、高圧側Aから低圧側Bへのガスの流通を遮断
するようにしたものが一般に知られている。また、その
弾性シール板104は、その表面105が図11に示す
ように、弁体103の表面106から突出して設けられ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のように、弾
性シール板104の表面105が弁体103の表面10
6から突出しているものにおいては、図12に示す閉弁
状態から弁体103が図13に示すように若干開いて隙
間Dが形成された際に、高圧側Aの高圧ガスが隙間D1
を通じて矢印のように低圧側Bへ流通し、この高圧力に
よって弾性シール板104を図13に示すように低圧側
Bへ押圧し変形させる。このような変形が生じると、そ
の変形部104aに亀裂が生じ、電磁弁の耐久性が低下
する問題がある。
【0004】そこで本発明は、高圧用の電磁弁において
前記のような弾性シール材の亀裂が発生しない電磁弁を
提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、請求項1記載の第1の発明は、弁体を非弾性材に
より形成し、該弁体と対向するシート面を、前記弁体の
軸芯からの半径が小さい側に非弾性材シート面を設け、
弁体の軸芯からの半径が大きい側に弾性材シート面を設
けて形成し、前記弾性材シート面と前記非弾性材シート
面との境界部における弾性材シート面を非弾性材シート
面と同一面或いは非弾性材シート面よりも低い面に設定
したことを特徴とする電磁弁である。
【0006】請求項2記載の第2の発明は、弁体を非弾
性材によりドーム状に形成し、該弁体と対向するシート
面を、前記弁体の軸芯からの半径が小さい側に非弾性材
シート面を設け、弁体の軸芯からの半径が大きい側に弾
性材シート面を設けて形成し、かつ、前記非弾性材シー
ト面を、前記弁体の軸芯と直交する線に対して弁体側へ
所定の角度で傾斜する面とし、前記弾性材シート面を、
前記弁体の軸芯と直交する線に対して前記非弾性材シー
ト面の角度よりも大きい角度で傾斜する面とし、更に、
前記弾性材シート面と前記非弾性材シート面との境界部
における弾性材シート面を非弾性材シート面と同一面或
いは非弾性材シート面よりも低い面に設定したことを特
徴とする電磁弁である。
【0007】請求項3記載の第3の発明は、前記第2の
発明において、前記非弾性材シート面と弾性材シート面
を夫々直線のテーパ面とし、非弾性材シート面と弾性材
シート面が連続する二段テーパ面とした電磁弁である。
【0008】請求項4記載の第4の発明は、前記第2の
発明において、前記非弾性材シート面を直線のテーパ面
とし、前記弾性材シート面を曲面に形成した電磁弁であ
る。
【0009】前記第1乃至第4の本発明において、閉弁
時には、先ず非弾性材の弁体が弾性材シート面に圧接し
てその弾性材シートを圧縮し、次で非弾性材の弁体が非
弾性材シート面に圧接し、高圧側の高圧ガスが低圧側に
洩れることを防止する。
【0010】次に、前記の閉弁状態から開弁する場合
に、弁体と非弾性材シート面との間にわずかな隙間が生
じると、高圧側の高圧ガスは、弾性材シート面を押圧し
て低圧側へ流出する。この際、弾性材シート面と非弾性
材シート面との境界部が相互に同一面か或いは弾性材シ
ート面が非弾性材シート面よりも低く設定されているこ
とにより、流通する高圧ガスによって弾性材シートが前
記の境界部で変形することがなく、弾性材シートの亀裂
破損が防止される。
【0011】請求項5記載の第5の発明は、前記第2又
は第3又は第4の発明において、前記弁体を非弾性材に
より半球状に形成した電磁弁である
【0012】請求項6記載の第6の発明は、前記第2又
は第3又は第4の発明において、前記弁体における前記
弾性材シート面との圧接面を円弧面に形成した電磁弁で
ある。
【0013】請求項7記載の第7の発明は、前記第2又
は第3又は第4の発明において、前記弁体における前記
弾性材シート面との圧接面を直線面で形成し、該圧接面
と、該圧接面に隣接する他の面との間を円弧面で形成し
た電磁弁である。
【0014】前記第5乃至第7の発明においては、弁体
における弾性材シート面を押圧する圧接面に角部がない
ため、弁体によって弾性材シート面に亀裂等の損傷を生
じさせるおそれがない。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施の形態を図
1乃至図10に示す実施例に基づいて説明する。
【0016】図1乃至図4は第1実施例を示す。
【0017】図1は本発明を、例えば内圧が35〜70
MPaの高圧タンクのパイロット式電磁弁に適用した実
施例を示し、電磁弁を構成するハウジング1は図示しな
いタンクに固設され、そのハウジング1に形成した流入
口2はタンク内の高圧室20内に開口され、タンク内の
高圧ガスが高圧側Aから導入されるようになってる。
【0018】前記ハウジング1内には筒状のガイド3が
固設され、該ガイド3の外周には、励磁コイル4を巻設
したボビン5が設けられている。ガイド3の内部にはプ
ランジャ6が摺動可能に設けられているとともに、ステ
ータ7が固設され、励磁コイル4への通電によりプラン
ジャ6がステータ7側へ吸引移動するようになってい
る。
【0019】前記プランジャ6における前記ステータ7
と反対の側には、パイロットバルブ8aが設けられ、該
パイロットバルブ8aの外周にメインバルブ9aが摺動
可能に設けられている。パイロットバルブ8aの先端に
はドーム状の弁体8が形成され、該弁体8と対向するメ
インバルブ9a側にはパイロットシート10が設けられ
ている。前記弁体8は図の例では半球状に形成されてい
る。
【0020】メインバルブ9aの先端にはドーム状の弁
体9が形成され、該弁体9と対向するハウジング1側に
は非弾性材シート11aと弾性材シート11bからなる
メインシート11が設けられている。前記弁体9は図の
例では半球状に形成されている。
【0021】そして、図1の状態において、励磁コイル
4に通電すると、プランジャ6がステータ7側へ吸引移
動され、パイロットバルブ8aにおける弁体8がパイロ
ットシート10より離間し、タンク内の高圧ガスは、流
入口2からメインバルブ9aとガイド3との隙間12及
びパイロットバルブ8aとメインバルブ9aとの隙間1
3を流通してパイロットシート10部に作用し、該パイ
ロットシート10側と流入口2側との差圧が減少する。
これにより、メインバルブ9aの弁体9がスプリング1
4の付勢力によってメインシート11から離間し、タン
ク内の高圧ガスは、流入口2からメインバルブ9aの弁
体9とメインシート11との隙間を流通して低圧側Bで
ある流出口15から取り出される。なお、図1において
16は流通孔を示す。
【0022】本発明は前記のパイロットバルブ8aの弁
体8とパイロットシート10及び前記のメインバルブ9
aの弁体9とメインシート11に適用できるものである
が、前記メインバルブ9aの弁体9とメインシート11
を例として本発明を図2乃至図4により説明する。
【0023】図2において、弁体9は軸芯Y−Y上に中
心O1をもつ半径R1の半球状に形成されているととも
に金属材などの非弾性材で形成され、軸芯Y−Yに沿っ
て進退、すなわち図2において上下方向に移動するよう
になっている。
【0024】前記弁体9と対向する側にはシート11が
弁体9と同芯的に配設され、該シート11における前記
軸芯Y−Y部には流出口15が形成されている。
【0025】前記シート11は軸芯Y−Yを中心とする
環状で、金属などからなる非弾性材シート11aと、軸
芯Y−Yを中心とする環状で、ゴムなどからなる弾性材
シート11bとで構成され、かつ、弾性材シート11b
のシート面11dよりも軸芯Y−Y側に非弾性材シート
11aのシート面11cが存在するように形成されてい
る。すなわち、軸芯Y−Yを中心とする小径R2側に非
弾性材シート面11cが配置され、大径R3側に弾性材
シート面11dが配置されている。更に、弾性材シート
11bの中心までの半径R3は、弁体9の半径R1より
も小さく設定されている。
【0026】更に、図2に示すように、前記軸芯Y−Y
と直交する線X1に対して、前記の非弾性材シート面1
1cは所定の角度θ1をもつ直線で弁体9側へ傾斜する
テーパ面に形成され、弾性材シート面11dは、前記θ
1の角度より大きいθ2の角度の直線で弁体9側へ傾斜
するテーパ面に形成されている。したがって、シート面
は二段テーパに形成されている。更に、弁体9の曲率と
前記のテーパ角θ1とθ2との関係は、前記半球状の弁
体9がシート面側へ移動接近した場合に、弁体9が先ず
弾性材シート面11dに当接し、次で、弾性材シート面
11dを圧縮して非弾性材シート面11cに当接するよ
うに設定されている。
【0027】更に、非弾性材シート面11cと弾性材シ
ート面11dの境界部17は、両面11c,11d間に
段差なく同一面に形成されている。なお、該境界部17
は、弾性材シート面11d側が非弾性材シート面11c
側よりも若干奥へ入った(低い)状態、すなわち、弾性
材シート面11dの高さを、非弾性材シート面11c以
下に設定してもよい。
【0028】以上の構造において、図2の開弁状態から
弁体9が閉弁方向(図の上方)へ移動すると、先ず、弁
体9の表面9bが弾性材シート面11dに接触する。こ
の状態から更に弁体9が閉弁方向(図の上方)へ移動す
ると、図3に示すように、弁体9が弾性材シート面11
dを加圧して弾性材シート11bを圧縮し、弁体9が非
弾性材シート11aの非弾性材シート面11cに圧接す
る。この圧接状態は、図3に示す半径方向においては、
弁体9の表面9bと弾性材シート面11dが面接触とな
り、弁体9の表面9bと非弾性材シート面11cがCに
おいて点接触となる。また、周方向においては弁体9の
表面9bと非弾性材シート面11cとは線接触となる。
【0029】このように、非弾性材の弁体9の表面9b
と非弾性材シート面11cが圧接することにより、図3
の高圧側Aの高圧ガスが低圧側Bへ洩れることを防止で
きる。
【0030】次に、前記の閉弁状態から開弁する場合
に、図4に示すように、弁体9が非弾性材シート面11
cからわずかに離間すると、すなわち、開弁瞬間時に
は、高圧側Aの高圧ガスは、弾性材シート面11dを押
圧して弁体9と非弾性材シート面11cとの隙間D2を
通じて低圧側Bである流出口15へ流出する。
【0031】このとき、弾性材シート面11dには高圧
ガスの流れにより低圧側方向への押し力が作用するが、
弾性材シート面11dには突部がなく、かつ、弾性材シ
ート面11dと非弾性材シート面11cとの境界部17
において、弾性材シート面11dが非弾性材シート面1
1cより突出していないため、高圧ガスの流れ方向への
弾性材シート11bの変形が発生しない。したがって、
弾性材シート11bには、従来のような亀裂破損が生じ
ない。また、弁体9が半球状に形成されているため、該
弁体9によって弾性材シート面11dに亀裂などの損傷
を生じさせるおそれがない。
【0032】図5は第2実施例を示す。
【0033】本第2実施例は、前記第1実施例における
弾性材シート面11dを、半径方向において、弁体9の
曲率と異なる曲率の曲面に形成したもので、その弾性材
シート面11dを、弁体9の半径R1よりも大きい半径
R4からなる円弧面の曲面に形成したものである。
【0034】その他の構造は前記第1実施例と同様であ
るため、前記と同一部分には同一の符号を付してその説
明を省略する。
【0035】本第2実施例においても前記第1実施例と
同様の作用、効果を発揮する。
【0036】図6及び図7は第3実施例を示す。本第3
実施例は、前記第1実施例における弁体9の変形例であ
る。
【0037】すなわち、弁体9の表面9bにおける弾性
材シート面11dへの圧接面9cを、弁体9内に中心を
有する円弧面に形成し、該圧接面9cから軸芯Y−Y側
の内側面9dと、外側の面9eを直線面で形成したもの
である。
【0038】その他の構造は前記第1実施例と同様であ
るため、同一部分には同一符号を付してその説明を省略
する。
【0039】本第3実施例においては、図6の開弁状態
から弁体9が上昇すると、図7に示すように弁体9の圧
接面9cが弾性材シート面11dを圧縮して、弁体9に
おける内側面9dが非弾性材シート面11cに圧接す
る。
【0040】本第3実施例においても前記第1実施例と
同様の作用、効果を発揮する。なお、本第3実施例の弁
体を前記第2実施例に適用しても良い。
【0041】図8及び図9は第4実施例を示す。本第4
実施例は、前記第1実施例における弁体9の変形例であ
る。
【0042】すなわち、弁体9の表面9bにおける弾性
材シート面11dへの圧接面9eを直線面(平面)で形
成し、隣接する他の面9d,9fを直線面(平面)で形
成し、かつ、圧接面9eと他の面9d,9fとの間を円
弧面9g,9hで形成したものである。
【0043】その他の構造は前記第1実施例と同様であ
るため、同一部分には同一符合を付してその説明を省略
する。
【0044】本第4実施例においても前記第3実施例と
同様の作用、効果を発揮する。なお、本第4実施例の弁
体を前記第2実施例に適用しても良い。
【0045】図10は第5実施例を示す。
【0046】本第5実施例は、前記第1実施例における
弾性材シート11bの部分も非弾性材シート11aで形
成し、前記第1実施例のシート面11dを、シート面1
1cと共に一体の非弾性材シート面11eとし、半球状
の弁体9における前記シート面11eに接触する部分
に、ゴムなどの弾性材からなる弾性弁部18を設けたも
のである。該弾性弁部18は、軸芯Y−Yを中心とする
環状に形成されている。更に、弾性弁部18の表面18
aは、弁体9の表面9bと同一半径の球面の一部、すな
わち、弁体9の球面の延長上に形成されている。更に、
該弾性弁部18の表面18aと弁体9における非弾性の
表面9bとの境界部19は、相互に同一面か或いは弾性
弁部18の表面18a側が若干下った状態に形成されて
いる。
【0047】その他の構造は前記第1実施例と同様であ
るため、前記と同一部分には同一符号を付してその説明
を省略する。
【0048】本第5実施例において、閉弁時には、弁体
9側の弾性弁部18が先ず非弾性材シート面11eに接
触して、その弾性弁部18が圧縮し、次で非弾性材の表
面9bが非弾性材シート面11cに接触する。
【0049】次に開弁時において、わずかに開弁した際
に高圧側Aから高圧ガスが低圧側Bへ流通するが、この
とき、弾性材弁部18と非弾性材の弁体9との境界部1
9において、弾性材弁部18の表面18aが弁体9の表
面9bより突出していないため、高圧ガスの流れによる
弾性材弁部18の変形が発生しない。したがって、弾性
材弁部18には、従来のような亀裂破損が生じない。
【0050】なお、前記実施例は本発明をパイロット式
電磁弁に適用した例であるが、本発明はパイロット式電
磁弁に限るものではなく、その他の高圧ガス等の流通を
制御する電磁弁に適用できるものである。
【0051】
【発明の効果】以上のようであるから、本発明によれ
ば、特に高圧ガスの流通制御に使用される電磁弁におい
て、弁部のシート面などを構成する弾性部材の亀裂破損
を防止でき、電磁弁の耐久性の向上を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す断面図。
【図2】図1における弁部の拡大断面図で、開弁状態を
示す。
【図3】図2の開弁状態から弁体を移動して閉弁した状
態を示す断面図。
【図4】図2の開弁状態から弁体をわずかに開作動した
状態を示す断面図。
【図5】本発明の第2実施例を示す弁部の拡大断面図。
【図6】本発明の第3実施例を示す弁部の拡大断面図で
開弁状態を示す図。
【図7】図6の実施例における閉弁状態を示す拡大断面
図。
【図8】本発明の第4の実施例を示す弁部の拡大断面図
で開弁状態を示す図。
【図9】図8の実施例における閉弁状態を示す拡大断面
図。
【図10】本発明の第5実施例を示す弁部の拡大断面
図。
【図11】従来の弁部を示すもので、開弁状態を示す。
【図12】図11の開弁状態から弁体を移動して閉弁し
た状態を示す断面図。
【図13】図12の閉弁状態から弁体をわずかに開作動
した状態を示す断面図。
【符号の説明】
9 弁体 9c,9e 圧接面 9f,9h 円弧面 11c 非弾性材シート面 11d 弾性材シート面 17,19 境界部 X−X 軸芯 R1〜R4 半径
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉積 潔 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 3H106 DA22 DC02 DC17 DD03 EE29 EE40 GB06 GB17 GB18 KK12 KK17

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁体を非弾性材により形成し、該弁体と
    対向するシート面を、前記弁体の軸芯からの半径が小さ
    い側に非弾性材シート面を設け、弁体の軸芯からの半径
    が大きい側に弾性材シート面を設けて形成し、前記弾性
    材シート面と前記非弾性材シート面との境界部における
    弾性材シート面を非弾性材シート面と同一面或いは非弾
    性材シート面よりも低い面に設定したことを特徴とする
    電磁弁。
  2. 【請求項2】 弁体を非弾性材によりドーム状に形成
    し、該弁体と対向するシート面を、前記弁体の軸芯から
    の半径が小さい側に非弾性材シート面を設け、弁体の軸
    芯からの半径が大きい側に弾性材シート面を設けて形成
    し、かつ、前記非弾性材シート面を、前記弁体の軸芯と
    直交する線に対して弁体側へ所定の角度で傾斜する面と
    し、前記弾性材シート面を、前記弁体の軸芯と直交する
    線に対して前記非弾性材シート面の角度よりも大きい角
    度で傾斜する面とし、更に、前記弾性材シート面と前記
    非弾性材シート面との境界部における弾性材シート面を
    非弾性材シート面と同一面或いは非弾性材シート面より
    も低い面に設定したことを特徴とする電磁弁。
  3. 【請求項3】 前記非弾性材シート面と弾性材シート面
    を夫々直線のテーパ面とし、非弾性材シート面と弾性材
    シート面が連続する二段テーパ面とした請求項2記載の
    電磁弁。
  4. 【請求項4】 前記非弾性材シート面を直線のテーパ面
    とし、前記弾性材シート面を曲面に形成した請求項2記
    載の電磁弁。
  5. 【請求項5】 前記弁体を非弾性材により半球状に形成
    した請求項2又は3又は4に記載の電磁弁。
  6. 【請求項6】 前記弁体における前記弾性材シート面と
    の圧接面を円弧面に形成した請求項2又は3又は4に記
    載の電磁弁。
  7. 【請求項7】 前記弁体における前記弾性材シート面と
    の圧接面を直線面で形成し、該圧接面と、該圧接面に隣
    接する他の面との間を円弧面で形成した請求項2又は3
    又は4に記載の電磁弁。
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