JPH10100695A - センターベアリングサポート - Google Patents

センターベアリングサポート

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JPH10100695A
JPH10100695A JP27684896A JP27684896A JPH10100695A JP H10100695 A JPH10100695 A JP H10100695A JP 27684896 A JP27684896 A JP 27684896A JP 27684896 A JP27684896 A JP 27684896A JP H10100695 A JPH10100695 A JP H10100695A
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bellows
center bearing
elastic body
inner ring
stopper member
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Tetsuji Morita
哲司 森田
Masaya Omoto
真哉 尾本
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Nok Megulastik Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベロー部3cを備えた弾性体3を介して内環
1と外環2を接続し、内環1の内周側にセンターベアリ
ング7を取着するセンターベアリングサポートについ
て、ベロー部3cの内周側にダストカバー11があるこ
とに起因してベロー部3cに亀裂が発生して弾性体3が
破損するのを防止することが可能なセンターベアリング
サポートを提供する。 【解決手段】 ベロー部3cの内周側に配置されてこの
ベロー部3cが径方向内方へ弾性変形するのを制限する
ストッパ部材4を内環1に固定することにし、またこれ
に代えて、ダストカバー11の外周筒部の開放端を当り
が柔らかくなるよう先細状に成形することにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の車体の下
面に吊設され、車体の下側に横架されるプロペラシャフ
トを弾性的に支持するセンターベアリングサポートに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来から、図6に示すように、ベロー部
51aを備えたゴム状弾性材製の弾性体51を介して内
環52と外環53を接続したセンターベアリングサポー
トが知られており、このセンターベアリングサポートは
以下のようにして装着されるものである。
【0003】すなわち図7に示すように、先ず外環53
がブラケット54に嵌着され、このブラケット54を介
して当該センターベアリングサポートが車体の下面に吊
設される。また内環52の内周側にセンターベアリング
55が嵌着され、このセンターベアリング55を介して
当該センターベアリングサポートがプロペラシャフト5
6を回転自在にかつ弾性的に支持する。また外部からダ
ストが侵入してセンターベアリング55の作動を阻害し
ないようにセンターベアリング55の両側にそれぞれリ
ップシール57,58が配置され、更にダストカバー5
9,60が配置されている。
【0004】しかしながらこの従来技術には、以下の問
題がある。
【0005】すなわち、図7における左側のダストカバ
ー59が弾性体51のベロー部51aの丁度内周側に配
置されており、かつ金属製のこのダストカバー59の外
周筒部59aがラッパ状に開いていてその開放端59b
が先太(大径)となっている。またこの開放端59bの
最先端部が完全に径方向外方を向いている。したがって
図8に示すようにプロペラシャフト56の回転時に生起
されるプロペラシャフト56の振れ回りによって内環5
2と外環53が径方向に相対変位して弾性体51が弾性
変形すると、この弾性体51のベロー部51aが金属製
のダストカバー59の外周筒部59aの先太の開放端5
9bに当接し、しかも相対回転しながら当接するため
に、ベロー部51aに亀裂が発生して弾性体51が破損
してしまうことがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の点に鑑
み、ベロー部に亀裂が発生して弾性体が破損するのを防
止することが可能なセンターベアリングサポートを提供
することを目的とする。またこれに加えて、対ダストの
シール性を一層向上させることが可能なセンターベアリ
ングサポートを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1によるセンターベアリングサポー
トは、ベロー部を備えたゴム状弾性材製の弾性体を介し
て内環と外環を接続し、前記内環の内周側にセンターベ
アリングを取着するセンターベアリングサポートにおい
て、前記ベロー部の内周側に配置されて前記ベロー部が
径方向内方へ弾性変形するのを制限するストッパ部材が
前記内環に固定されていることにした。
【0008】また本発明の請求項2によるセンターベア
リングサポートは、ベロー部を備えたゴム状弾性材製の
弾性体を介して内環と外環を接続し、前記内環の内周側
にセンターベアリングを取着するセンターベアリングサ
ポートにおいて、前記ベロー部の内周側に配置されるダ
ストカバーの外周筒部の開放端が先細とされ、前記外周
筒部の内周側に配置されて前記外周筒部とによりラビリ
ンスシールを形成する環状凸部が前記内環側に突設され
ていることにした。
【0009】上記構成を備えた本発明の請求項1による
センターベアリングサポートのように、弾性体のベロー
部の内周側に配置されてベロー部が径方向内方へ弾性変
形するのを制限するストッパ部材が内環に固定されてい
ると、このストッパ部材に遮られてベロー部が径方向内
方へ大きく弾性変形せず、よってベロー部の内周側すな
わちストッパ部材の内周側にダストカバーが配置されて
いてもベロー部がダストカバーに当接するのが防止され
る。
【0010】また上記構成を備えた本発明の請求項2に
よるセンターベアリングサポートのように、ベロー部の
内周側に配置されるダストカバーの外周筒部の開放端が
先細とされていると、ベロー部が径方向内方へ弾性変形
してこの開放端に当接しても当りが柔らかなものとな
る。
【0011】またこれに加えて上記構成を備えた本発明
の請求項2によるセンターベアリングサポートによる
と、外周筒部の内周側に配置されて外周筒部とによりラ
ビリンスシールを形成する環状凸部が内環側に突設され
ているために、ラビリンスシールのシール作用によって
対ダストのシール性を向上させることが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】第一実施形態・・・図1に示すよ
うに、当該実施形態に係るセンターベアリングサポート
は、ベロー部3cを備えたゴム状弾性材製の弾性体3を
介して内環1と外環2を接続したもので、ベロー部3c
の内周側に配置されてこのベロー部3cが径方向内方へ
弾性変形するのを所定量までに制限するストッパ部材4
が内環1に固定されている。
【0013】内環1および外環2はそれぞれ板金等の所
定の金属によって環状に成形されている。弾性体3は所
定のゴムによって環状に加硫成形されており、かつ加硫
成形と同時に内環1および外環2にそれぞれ加硫接着さ
れている。またこの弾性体3は、内環1の外周面に接着
された内周接着部3aと、外環2の内周面に接着された
外周接着部3bとを備えていて、この両接着部3a,3
bの間にベロー部3cが一体成形されており、このベロ
ー部3cの内周側にストッパ部材4が配置されている。
【0014】ストッパ部材4は板金等の所定の金属また
は硬質樹脂によって環状に成形されており、断面略L字
形を呈して内環1の小径部1aに嵌着された取付部4a
と、この取付部4aの外周端部から軸方向一方に延びる
筒状部4bとを一体に備えている。図示した弾性体3の
自由状態(変形前状態)において、筒状部4bの外周面
とベロー部3cの内周面との間には若干の間隙5が設定
されており、これによりベロー部3cが微小変形する場
合にベロー部3cが筒状部4bに接触せず、よって弾性
体3のバネ特性が変化しないようになっている。また筒
状部4bの開放端4cが径方向内方へ向けて若干丸め込
まれており、これによりこのストッパ部材4がダストカ
バー11に代わってベロー部3cを傷付けることがない
ようになっている。
【0015】図2は当該センターベアリングサポートの
装着状態を示している。
【0016】すなわち先ず、外環2がブラケット6に嵌
着されて、このブラケット6を介して当該センターベア
リングサポートが車体の下面に吊設される。また内環1
の内周側にセンターベアリング7が嵌着されて、このセ
ンターベアリング7を介して当該センターベアリングサ
ポートがプロペラシャフト8を回転自在にかつ弾性的に
支持する。また外部からダストが侵入してセンターベア
リング7の作動を阻害しないようにセンターベアリング
7の両側にそれぞれリップシール9,10が配置され、
更にダストカバー11,12が配置されている。
【0017】図上左側のリップシール9は内環1の内周
側に直接嵌着されており、その受圧面を左に向けてプロ
ペラシャフト8の外周面に摺動自在に接触している。右
側のリップシール10はベアリング押え環13を介して
内環1の内周側に嵌着されており、その受圧面を右に向
けてプロペラシャフト8の外周面に摺動自在に接触して
いる。左側のダストカバー11は板金等の所定の金属に
よって環状に成形されており、断面略L字形を呈してプ
ロベラシャフト8の段部8aに嵌着された取付部11a
と、この取付部11aの外周端部から軸方向一方に延び
る外周筒部11bとを一体に備えており、この外周筒部
11bがラッパ状に開いていてその開放端11cが先太
(大径)に成形されている。但し、当該実施形態ではこ
の先太の開放端11cがストッパ部材4の筒状部4bの
内周側に配置されてストッパ部材4によって覆われてい
るため、後記するようにこの先太の開放端4bが弾性体
3のベロー部3cを傷付けることがない。ダストカバー
11とストッパ部材4とは互いに非接触とされている。
【0018】上記構成を備えたセンターベアリングサポ
ートは、以下の作用効果を奏する。
【0019】 すなわち先ず、弾性体3のベロー部3
cの内周側に配置されてこのベロー部3cが径方向内方
へ弾性変形するのを所定量までに制限するストッパ部材
4が内環1の小径部1aに嵌着されているために、図3
に示すようにプロペラシャフト8の回転時に生起される
プロペラシャフト8の振れ回りによって内環1と外環2
が径方向に相対変位してもベロー部3cがストッパ部材
4に遮られて径方向内方へ大きく弾性変形せず、よって
ベロー部3cがダストカバー11の外周筒部11bの先
太の開放端11cに当接することがない。換言するとス
トッパ部材4がダストカバー11を覆っており、またベ
ロー部3cとダストカバー11の間にストッパ部材4が
配置されているために、ベロー部3cがダストカバー1
1の外周筒部11bの先太の開放端11cに当接するこ
とがない。したがってベロー部3cがダストカバー11
に当接してベロー部3cに亀裂が発生するのを防止する
ことができ、これにより弾性体3の耐久性を向上させる
ことができる。またストッパ部材4の筒状部4bの開放
端4cが径方向内方に丸め込まれているために、ストッ
パ部材4がベロー部3cを傷付けることもない。
【0020】 同じく弾性体3のベロー部3cの内周
側に配置されてこのベロー部3cが径方向内方へ弾性変
形するのを所定量までに制限するストッパ部材4が内環
1の小径部1aに嵌着されているために、図3に示した
ようにプロペラシャフト8の回転時に生起されるプロペ
ラシャフト8の振れ回りによって内環1と外環2が径方
向に相対変位してもベロー部3cがストッパ部材4に遮
られて径方向内方へ大きく弾性変形せず、よってベロー
部3cと内周接着部3aの間の部分3dも大きく弾性変
形しない。したがってこの間の部分3dが大きく弾性変
形しかつこれが繰り返されることによってこの部分3d
に座屈が発生するのを防止することができ、これにより
弾性体3の耐久性を向上させることができる。尚、この
効果を高めるため、内環1の最大外径寸法とストッパ部
材4の外径寸法とが略同じに設定されて、内環1の外周
面とストッパ部材4の外周面とが略面一とされている。
【0021】 同じく弾性体3のベロー部3cの内周
側に配置されてこのベロー部3cが径方向内方へ弾性変
形するのを所定量までに制限するストッパ部材4が内環
1の小径部1aに嵌着されているために、図3に示すよ
うにプロペラシャフト8の回転時に生起されるプロペラ
シャフト8の振れ回りによって内環1と外環2が径方向
に相対変位すると、ベロー部3cがその折返しの外周側
部分で比較的大きく径方向内方へ弾性変形し、これに対
して折返しの内周側部分はストッパ部材4の外周筒部4
bに当接するために其程大きく弾性変形しない。したが
ってこの結果、折返しの外周側部分と内周側部分とが内
面同士で互いに接触して外環2とストッパ部材4および
内環1との間に弾性体3が実質中実状態で挾み込まれ
る。したがってこの実質中実状態の弾性体3が限度まで
径方向に圧縮されると、最早それ以上外環2とストッパ
部材4および内環1とが径方向変位せず、径方向ストッ
パ作用が発揮される。したがってベロー部3cの内面に
特にストッパ用凸部を設けなくてもベロー部3cが大き
く弾性変形するのを抑えることができ、これにより弾性
体3の耐久性を向上させることができる。
【0022】 図2に示した弾性体3の自由状態(変
形前状態)において、ストッパ部材4の筒状部4bの外
周面と弾性体3のベロー部3cの内周面との間に間隙5
が設定されているために、ベロー部3cが微小変形する
場合にベロー部3cが筒状部4bに接触することがな
い。したがって弾性体3のバネ特性が不要に変化するの
を防止することができる。
【0023】第二および第三実施形態・・・図4に示す
ように、当該実施形態に係るセンターベアリングサポー
トは、ベロー部3cを備えたゴム状弾性材製の弾性体3
を介して内環1と外環2を接続したもので、ベロー部3
cの内周側に配置されるダストカバー11の外周筒部1
1bの開放端11cが先細(小径)とされるとともに、
この外周筒部11bの内周側に配置されてこの外周筒部
11bとにより非接触のラビリンスシール15を形成す
る環状凸部14が内環1側に突設されている。
【0024】内環1および外環2はそれぞれ板金等の所
定の金属によって環状に成形されている。弾性体3は所
定のゴムによって環状に加硫成形されており、かつ加硫
成形と同時に内環1および外環2にそれぞれ加硫接着さ
れている。またこの弾性体3は、内環1の外周面に接着
された内周接着部3aと、外環2の内周面に接着された
外周接着部3bとを備えていて、この両接着部3a,3
bの間にベロー部3cが一体成形されており、またこの
弾性体3にその一部として、ダストカバー11の外周筒
部11bの内周側に配置されてこの外周筒部11bとに
より非接触のラビリンスシール15を形成する環状凸部
14が、内環1に被着された膜部16を介して一体成形
されている。したがって環状凸部14はゴム状弾性材製
であって弾性体3の他の部分とともに加硫成形されてお
り、かつ加硫成形と同時にその基端部(図上右端部)に
おいて内環1の端面部に加硫接着されている。
【0025】図4は当該センターベアリングサポートの
装着状態を示している。
【0026】すなわち先ず、外環2がブラケット6に嵌
着されて、このブラケット6を介して当該センターベア
リングサポートが車体の下面に吊設される。また内環1
の内周側にセンターベアリング7が嵌着されて、このセ
ンターベアリング7を介して当該センターベアリングサ
ポートがプロペラシャフト8を回転自在にかつ弾性的に
支持する。また外部からダストが侵入してセンターベア
リング7の作動を阻害しないようにセンターベアリング
7の両側にそれぞれリップシール9,10が配置され、
更にダストカバー11,12が配置されている。
【0027】図上左側のリップシール9は内環1の内周
側に直接嵌着されており、その受圧面を左に向けてプロ
ペラシャフト8の外周面に摺動自在に接触している。右
側のリップシール10はベアリング押え環13を介して
内環1の内周側に嵌着されており、その受圧面を右に向
けてプロペラシャフト8の外周面に摺動自在に接触して
いる。左側のダストカバー11は板金等の所定の金属に
よって環状に成形されており、断面略L字形を呈してプ
ロベラシャフト8の段部8aに嵌着された取付部11a
と、この取付部11aの外周端部から軸方向一方に延び
る外周筒部11bとを一体に備えており、この外周筒部
11bが上記したようにその開放端11cにおいて先細
(小径)に成形されている。
【0028】上記構成を備えたセンターベアリングサポ
ートは、以下の作用効果を奏する。
【0029】 すなわち先ず、弾性体3のベロー部3
cの内周側に配置されるダストカバー11の外周筒部1
1bの開放端11cが先細に成形されているために、プ
ロペラシャフト8の回転時に生起されるプロペラシャフ
ト8の振れ回りによって内環1と外環2が径方向に相対
変位し、ベロー部3cが径方向内方へ弾性変形して開放
端11cに当接したときの当りが柔らかなものとなる。
したがってベロー部3cがダストカバー11に当接して
もベロー部3cに亀裂が発生するのを防止することがで
き、これにより弾性体3の耐久性を向上させることがで
きる。
【0030】 ダストカバー11の外周筒部11bの
内周側に配置されてこの外周筒部11bとにより非接触
のラビリンスシール15を形成するゴム状弾性材製の環
状凸部14が内環1に加硫接着されているために、ラビ
リンスシール15のシール作用によって対ダストのシー
ル性を向上させることができる。環状凸部14は図4に
示すように、内環1に一体成形された金属製のものであ
っても良い。
【0031】 図6における内環1と比較して、図4
における内環1の端部(図上左端部)が軸方向に短く成
形されているために、プレス加工工程数を少なくするこ
とができ、コスト的にも有利である。
【0032】
【発明の効果】本発明は、以下の効果を奏する。
【0033】すなわち先ず、上記構成を備えた本発明の
請求項1によるセンターベアリングサポートは以下の効
果を奏する。
【0034】 弾性体のベロー部の内周側に配置され
てこのベロー部が径方向内方へ弾性変形するのを制限す
るストッパ部材が内環に固定されているために、ベロー
部がストッパ部材に遮られて径方向内方へ大きく弾性変
形せず、よってベロー部がダストカバーに当接すること
がない。したがってベロー部がダストカバーに当接して
ベロー部に亀裂が発生するのを防止することができ、こ
れにより弾性体の耐久性を向上させることができる。
【0035】 同じく弾性体のベロー部の内周側に配
置されてこのベロー部が径方向内方へ弾性変形するのを
制限するストッパ部材が内環に固定されているために、
ベロー部がストッパ部材に遮られて径方向内方へ大きく
弾性変形せず、よってベロー部と内周接着部の間の部分
も大きく弾性変形しない。したがってこの間の部分が大
きく弾性変形しかつこれが繰り返されることによってこ
の部分に座屈が発生するのを防止することができ、これ
により弾性体の耐久性を向上させることができる。
【0036】 同じく弾性体のベロー部の内周側に配
置されてこのベロー部が径方向内方へ弾性変形するのを
制限するストッパ部材が内環に固定されているために、
内環と外環が径方向に相対変位したときに、ベロー部が
その折返しの外周側部分で比較的大きく径方向内方へ弾
性変形するのに対して、折返しの内周側部分がストッパ
部材の外周筒部に当接するために其程大きく弾性変形し
ない。したがってこの結果、折返しの外周側部分と内周
側部分とが内面同士で互いに接触して外環とストッパ部
材および内環との間に弾性体が実質中実状態で挾み込ま
れる。したがってこの実質中実状態の弾性体が限度まで
径方向に圧縮されると、最早それ以上外環とストッパ部
材および内環とが径方向変位せず、径方向ストッパ作用
が発揮される。したがってベロー部の内面に特にストッ
パ用凸部を設けなくてもベロー部が大きく弾性変形する
のを抑えることができ、これにより弾性体の耐久性を向
上させることができる。
【0037】また上記構成を備えた本発明の請求項2に
よるセンターベアリングサポートは以下の効果を奏す
る。
【0038】 弾性体のベロー部の内周側に配置され
るダストカバーの外周筒部の開放端が先細に成形されて
いるために、ベロー部が径方向内方へ弾性変形して開放
端に当接したときの当りが柔らかなものとなる。したが
ってベロー部がダストカバーに当接してもベロー部に亀
裂が発生するのを防止することができ、これにより弾性
体の耐久性を向上させることができる。
【0039】 ダストカバーの外周筒部の内周側に配
置されてこの外周筒部とによりラビリンスシールを形成
する環状凸部が内環側に突設されているために、ラビリ
ンスシールのシール作用によって対ダストのシール性を
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態に係るセンターベアリン
グサポートの半裁断面図
【図2】同センターベアリングサポートの装着状態を示
す半裁断面図
【図3】同センターベアリングサポートの作動状態を示
す半裁断面図
【図4】本発明の第二実施形態に係るセンターベアリン
グサポートの装着状態を示す半裁断面図
【図5】本発明の第三実施形態に係るセンターベアリン
グサポートの装着状態を示す半裁断面図
【図6】従来例に係るセンターベアリングサポートの半
裁断面図
【図7】同センターベアリングサポートの装着状態を示
す半裁断面図
【図8】同センターベアリングサポートの作動状態を示
す半裁断面図
【符号の説明】
1 内環 1a 小径部 2 外環 3 弾性体 3a 内周接着部 3b 外周接着部 3c ベロー部 3d 間の部分 4 ストッパ部材 4a,11a 取付部 4b 筒状部 4c,11c 開放端 5 間隙 6 ブラケット 7 センターベアリング 8 プロペラシャフト 8a 段部 9,10 リップシール 11,12 ダストカバー 11b 外周筒部 13 ベアリング押え環 14 環状凸部 15 ラビリンスシール 16 膜部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベロー部(3c)を備えたゴム状弾性材
    製の弾性体(3)を介して内環(1)と外環(2)を接
    続し、前記内環(1)の内周側にセンターベアリング
    (7)を取着するセンターベアリングサポートにおい
    て、 前記ベロー部(3c)の内周側に配置されて前記ベロー
    部(3c)が径方向内方へ弾性変形するのを制限するス
    トッパ部材(4)が前記内環(1)に固定されているこ
    とを特徴とするセンターベアリングサポート。
  2. 【請求項2】 ベロー部(3c)を備えたゴム状弾性材
    製の弾性体(3)を介して内環(1)と外環(2)を接
    続し、前記内環(1)の内周側にセンターベアリング
    (7)を取着するセンターベアリングサポートにおい
    て、 前記ベロー部(3c)の内周側に配置されるダストカバ
    ー(11)の外周筒部(11b)の開放端(11c)が
    先細とされ、 前記外周筒部(11b)の内周側に配置されて前記外周
    筒部(11c)とによりラビリンスシール(15)を形
    成する環状凸部(14)が前記内環(1)側に突設され
    ていることを特徴とするセンターベアリングサポート。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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