JPH0730964Y2 - ダイアフラムアクチュエータ - Google Patents

ダイアフラムアクチュエータ

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JPH0730964Y2
JPH0730964Y2 JP1988101355U JP10135588U JPH0730964Y2 JP H0730964 Y2 JPH0730964 Y2 JP H0730964Y2 JP 1988101355 U JP1988101355 U JP 1988101355U JP 10135588 U JP10135588 U JP 10135588U JP H0730964 Y2 JPH0730964 Y2 JP H0730964Y2
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rod
guide member
diaphragm
housing
elastic body
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JPH0222401U (ja
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正行 貴志
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エヌオーケー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (1)考案の目的 [産業上の利用分野] 本考案は、ダイアフラムアクチュエータに関するもので
ある。
[従来の技術] 実公昭62−2321号公報に記載されているダイアフラムア
クチュエータにおいては、ロッドを支持する軸受用サポ
ートリングと、軸孔をシールするシールとが互いに軸方
向に並べられており、シールが軸方向一方のみでハウジ
ングに接触している。したがってロッドの作動に追随し
て、シールがハウジングから離れる方向に移動するよう
なことがあると、シール作用が失われてシールすべき圧
力が漏洩する虞がある。また軸受用サポートリングとシ
ールとがそれぞれの外周側でハウジングと離れているた
めに、これらはハウジングによるバックアップ作用を受
けることができない。したがってロッドの径方向変位や
揺動に対して充分な軸受作用を奏することができない虞
がある。
[考案が解決しようとする課題] 本考案は以上の点に鑑み、シール性能および軸受性能に
ついて、これらを改良することを目的とする。
(2)考案の構成 [課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本考案のダイアフラムアクチ
ュエータは、ダイアフラムを架設したハウジングの内部
区画に圧力を供給して前記ダイアフラムと前記ダイアフ
ラムに接続したロッドを作動させ、前記ロッドを前記ハ
ウジングに設けたロッドシールベアリングで支持し、前
記ロッドシールベアリングを半裁断面略コ字形の抱持部
で抱持してなるダイアフラムアクチュエータにおいて、
前記ロッドシールベアリングが、略円筒形を呈する合成
樹脂製等剛材製のガイド部材と、前記ガイド部材の外周
面および軸方向両端面を被覆した半裁断面略コ字形のゴ
ム等弾性材製の弾性体とを備え、前記弾性体の外周面に
突部が一体に設けられ、前記弾性体が前記ガイド部材の
外周側および軸方向両側でそれぞれ前記ガイド部材と前
記抱持部の間に挟まれていることにした。
[作用] 上記構成を備えた本考案のダイアフラムアクチュエータ
においては、ロッドシールベアリングが、略円筒形を呈
する剛材製のガイド部材と、このガイド部材の外周面お
よび軸方向両端面を被覆した半裁断面略コ字形の弾性材
製の弾性体とを備え、弾性体の外周面に突部が一体に設
けられ、弾性体がガイド部材の外周側および軸方向両側
でそれぞガイド部材と抱持部の間に挾まれているため
に、ロッドが作動しても、弾性体はこれに追随せず、移
動方向に多少の負荷を受けて弾性変形しても、その移動
方向にある抱持部の内壁に押し付けられることになる。
また上記構成により、ガイド部材および弾性体がハウジ
ングの抱持部によりバックアップされることになる。
[実施例] 次に本考案にかかるダイアフラムアクチュエータの実施
例について、添付図面を参照しつつ具体的に説明する。
しかしながら以下に説明する実施例は、本考案の理解を
容易化しない促進化するために記載されるものであっ
て、本考案を限定するために記載されるものではない。
第1図は、本考案にかかるダイアフラムアクチュエータ
の一実施例を示す断面図であって、吸気制御弁に対して
適用された場合を示している。
第2図は、第1図実施例の一部部材を示す拡大断面図で
あって、ロッドシールベアリングを示している。
第3図は、第1図実施例の動作を説明するための断面図
である。
まず第1図ないし第3図を参照しつつ、本考案にかかる
ダイアフラムアクチュエータの一実施例について、その
構成を詳細に説明する。10 は、本考案にかかるダイアフラムアクチュエータであ
って、被作動体としての吸気制御弁20に対して適用され
た場合を示している。
ダイアフラムアクチュエータ10は、大気に対して開口さ
れた通気孔11aを周面に有するハウジング半体11Aとハウ
ジング半体11Aに対して冠着されたハウジング半体11Bと
からなるハウジング11と、ハウジング11内に配設されて
おりハウジング11内の空間を第1の区画(ここでは負圧
領域;以下この場合について説明する)12と第2の区画
(ここでは通気孔11aを介して大気に開放された大気圧
領域;以下この場合について説明する)13とに分割する
ダイアフラム14と、ダイアフラム14に対して配設された
スプリング保持体15と、スプリング保持体15とハウジン
グ11の内壁面との間に保持されるよう第1の区画(ここ
では負圧領域)12内に配設されたスプリング16と、一端
部がスプリング保持体15に対して固着されており他端部
が第2の区画(ここでは大気圧領域)13を横断したのち
吸気制御弁20に隣接したハウジング半体11Aの開口部に
形成されたロッド貫通部からハウジング11の外部へ延長
されたロッド17と、ハウジング半体11Aの開口部に配設
されておりロッド17を貫通するためのロッド貫通部を有
するシールプレート18とを備えている。
シールプレート18は、ロッド貫通部としてロッド17の貫
通される貫通孔18aを有しハウジング半体11Aの開口部を
閉鎖するためのプレート本体18bと、プレート本体18bと
ハウジング半体11Aの開口部内壁との接触部に配設され
たシール部材18cと、後述のロッドシールベアリング30
を抱持するためにプレート本体18bの貫通孔18a周囲に形
成された抱持部材18dとを包有している。
ハウジング11には、また第1の区画(ここでは負圧領
域)12を適宜の負圧源(図示せず)に連通せしめるため
に連通管19が開口されている。
吸気制御弁20は、ダイアフラムアクチュエータ10のハウ
ジング半体11Aに対して一体に形成されたハウジング21
と、ハウジング21に形成された吸気口22と、ロッド17の
他端部に取付けられており吸気口22を開閉し吸気通路23
に対して空気を供給するためのバルブ24とを備えてい
る。30 は、本考案にかかるダイアフラムアクチュエータ10
含まれるシールプレート18の抱持部材18dによって抱持
されたロッドシールベアリングであって、ロッド挿通孔
31aを備えて略円筒形を呈する合成樹脂または金属等剛
材製のガイド部材31と、このガイド部材31の外周面およ
び軸方向両端面を被覆した半裁断面略コ字形のゴム等弾
性材製の弾性体32とを備えており、弾性体32の外周面に
突部32bが一体に設けられており、弾性体32がガイド部
材31の外周側および軸方向両側でそれぞれ、ガイド部材
31とプレート本体18b又は抱持部材18dの間に挾まれてい
る。
弾性体32は、ロッド挿通孔31aに挿通されたロッド17の
周面に接触してシール機能を確保するためのシールリッ
プ32aと、シールプレート18の抱持部材18dの内周面に当
接されることによりロッド17が横方向(すなわちその延
長方向に直交する方向)へ揺動することを防止するため
の突部32aとを包有している。
更に第1図ないし第3図を参照しつつ、本考案にかかる
ダイアフラムアクチュエータの一実施例について、その
作用を詳細に説明する。
連通管19を介して負圧源(図示せず)から負圧領域12に
対し与えられた負圧Pが、所定の負圧P1未満であるとき
は、スプリング16が十分に伸張された状態にある。結果
的に、ロッド17が、ハウジング11から十分に突出され、
そのハウジング11内への引込量が小さい第1の安定状態
にある。このため吸気制御弁20では、バルブ24が吸気口
22の開口周辺部に当接されており、吸気口22が閉鎖され
た状態にある(第1図参照)。
連通管19を介して負圧源(図示せず)から負圧領域12に
対して与えられた負圧Pが、所定の負圧P1を超えて増大
すると、スプリング16が徐々に収縮され始め、所定の負
圧P2以上となったとき、スプリング16が十分に収縮され
た状態となる。したがってロッド17は、第1図に比べ、
矢印A1方向に向けて徐々に引込まれ、その引込量が大き
い第2の安定状態となる。このため吸気制御弁20では、
バルブ24が吸気口22の開口周辺部から離間され、吸気口
22が開放された状態となる(第3図参照)。吸気口22が
開放されると、矢印Bに示すごとく、空気が、吸気通路
23に向けて供給される。
以上に対し、連通管19を介して負圧源(図示せず)から
負圧領域12に対し与えられた負圧Pが、所定の負圧P2
超えて減少するときは、第3図に示した状態からダイア
フラム14がスプリング16のバネ力によって下方(下方す
なわち矢印A2方向)に向けて押圧され移動される。負圧
Pが所定の負圧P1未満となると、スプリング16が十分に
伸張された状態へ復帰する。これによってロッド17は、
その引込量が小さくなり、第1の安定状態にもどる。こ
のため吸気制御弁20では、バルブ24が吸気口22の開口周
辺部に当接され、再び吸気口22が閉鎖された状態となる
(第1図参照)。吸気口22が閉鎖されると、矢印Bにし
たがって吸気通路23に向けて供給されていた空気が遮断
される。
上述において、ロッド17が矢印A1,A2方向に移動するに
際し、ロッドシールベアリング30に含まれたガイド部材
31のロッド挿通孔31aの開口部では、弾性体32のシール
リップ32aがロッド17の周面に対して接触されており、
ベアリング機能を併せ大気圧領域13と吸気通路23との間
のシール機能を十分に確保している。またロッドシール
ベアリング30に含まれた弾性体32の突部32bがシールプ
レート18に含まれた抱持部材18dの内周面に当接されて
いるので、ロッド17の横方向への揺動を制御しており、
このときシールリップ32aによるシール機能の低下を抑
制している。
また上記構成のダイアフラムアクチュエータ10において
は、ロッドシールベアリング30が、略円筒形を呈する剛
材製のガイド部材31と、このガイド部材31の外周面およ
び軸方向両端面を被覆した半裁断面略コ字形の弾性材製
の弾性体32とを備え、この弾性体32の外周面に突部32b
が一体に設けられ、この弾性体32がガイド部材31の外周
側および軸方向両側でそれぞれ、ガイド部材31とプレー
ト本体18bまたは抱持部材18dの間に挾されている。した
がってロッド17が作動しても、弾性体32はこれに追随せ
ず、移動方向に多少の負荷を受けて弾性変形しても、そ
の移動方向にあるプレート本体18bまたは抱持部材18の
内壁に押し付けられることになり、これにより必要十分
なシール作用を発揮することが可能である。また上記構
成により、ガイド部材31および弾性体32がプレート本体
18bまたは抱持部材18によりバックアップされることに
なるために、ロッド17の径方向変位や揺動に対して必要
十分な軸受作用を発揮することが可能である。
なお上述においては、ダイアフラム14によって区画され
た第1の区画12および第2の区画13のうち第2の区画13
を大気に対して開放しておき第1の区画12の圧力を負圧
源によって調節しているが、本考案は、これに限定され
るものではなく、第1の区画12および第2の区画13のう
ちの少なくとも一方の圧力を適宜の手段によって適宜に
変化せしめるものであればよい。
またスプリング16が第1の区画12内に配設されている
が、本考案は、これに限定されるものではなく、所望に
より第2の区画13内に配設されてもよく、更に所望によ
り第1の区画12および第2の区画13の双方に配設されて
もよい。
(3)考案の効果 本考案は、以下の効果を奏する。すなわち、ロッドシー
ルベアリングが、略円筒形を呈する剛材製のガイド部材
と、このガイド部材の外周面および軸方向両端面を被覆
した半裁断面略コ字形の弾性材製の弾性体とを備え、こ
の弾性体の外周面に突部が一体に設けられ、この弾性体
がガイド部材の外周側および軸方向両側でそれぞれガイ
ド部材と抱持部の間に挾まれているために、ロッドが作
動しても、弾性体はこれに追随せず、移動方向に多少の
負荷を受けて弾性変形しても、その移動方向にある抱持
部の内壁に押し付けられることになり、これにより必要
十分なシール作用を発揮することが可能である。また上
記構成により、ガイド部材および弾性体よりなるロッド
シールベアリングがハウジングの抱持部によりバックア
ップされるために、ロッドの径方向変位や揺動に対して
必要十分な軸受作用をを発揮することが可能となり、こ
れらのことからシール性能および軸受性能を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかるダイアフラムアクチュエータの
一実施例を示す断面図、第2図は第1図実施例の一部部
材を示す拡大断面図、第3図は第1図実施例の動作を示
す断面図である。10 ……ダイアフラムアクチュエータ 11……ハウジング 11A,11B……ハウジング半体 11a……通気孔 12……負圧領域 13……大気圧領域 14……ダイアフラム 15……スプリング保持体 16……スプリング 17……ロッド 18……シールプレート 18a……貫通孔 18b……プレート本体 18c……シール部材 18d……抱持部材 19……連通管20 ……吸気制御弁 21……ハウジング 22……吸気口 23……吸気通路 24……バルブ30 ……ロッドシールベアリング 31……ガイド部材 31a……ロッド挿通孔 32……弾性体 32a……シールリップ 32b……突部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ダイアフラム(14)を架設したハウジング
    (11)の内部区画(12)に圧力を供給して前記ダイアフ
    ラム(14)と前記ダイアフラム(14)に接続したロッド
    (17)を作動させ、前記ロッド(17)を前記ハウジング
    (11)に設けたロッドシールベアリング(30)で支持
    し、前記ロッドシールベアリング(30)を半裁断面略コ
    字形の抱持部(18b)(18d)で抱持してなるダイアフラ
    ムアクチュエータにおいて、 前記ロッドシールベアリング(30)が、略円筒形を呈す
    る合成樹脂等剛材製のガイド部材(31)と、前記ガイド
    部材(31)の外周面および軸方向両端面を被覆した半裁
    断面略コ字形のゴム等弾性材製の弾性体(32)とを備
    え、 前記弾性体(32)の外周面に突部(32b)が一体に設け
    られ、 前記弾性体(32)が前記ガイド部材(31)の外周側およ
    び軸方向両側でそれぞれ前記ガイド部材(31)と前記抱
    持部(18b)(18d)の間に挟まれていることを特徴とす
    るダイアフラムアクチュエータ。
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