JP2565632Y2 - キーシリンダ装置 - Google Patents
キーシリンダ装置Info
- Publication number
- JP2565632Y2 JP2565632Y2 JP3071093U JP3071093U JP2565632Y2 JP 2565632 Y2 JP2565632 Y2 JP 2565632Y2 JP 3071093 U JP3071093 U JP 3071093U JP 3071093 U JP3071093 U JP 3071093U JP 2565632 Y2 JP2565632 Y2 JP 2565632Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- key
- coil
- key cylinder
- rotor
- mounting portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R25/00—Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles
- B60R25/20—Means to switch the anti-theft system on or off
- B60R25/2063—Ignition switch geometry
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R25/00—Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles
- B60R25/01—Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles operating on vehicle systems or fittings, e.g. on doors, seats or windscreens
- B60R25/04—Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles operating on vehicle systems or fittings, e.g. on doors, seats or windscreens operating on the propulsion system, e.g. engine or drive motor
-
- G—PHYSICS
- G07—CHECKING-DEVICES
- G07C—TIME OR ATTENDANCE REGISTERS; REGISTERING OR INDICATING THE WORKING OF MACHINES; GENERATING RANDOM NUMBERS; VOTING OR LOTTERY APPARATUS; ARRANGEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS FOR CHECKING NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
- G07C9/00—Individual registration on entry or exit
- G07C9/00174—Electronically operated locks; Circuits therefor; Nonmechanical keys therefor, e.g. passive or active electrical keys or other data carriers without mechanical keys
- G07C9/00944—Details of construction or manufacture
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Lock And Its Accessories (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、二次コイルを備えたキ
ーが差し込まれるキーシリンダ本体の前部に一次コイル
を装着する構成のキーシリンダ装置に関する。
ーが差し込まれるキーシリンダ本体の前部に一次コイル
を装着する構成のキーシリンダ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車にあっては、いわゆるワイ
ヤレスドアロック装置を搭載したものがある。このワイ
ヤレスドアロック装置は、一般に、イグニッション用キ
ーシリンダ及びドア用キーシリンダに差し込まれるキー
の基部に発信回路及びこれの電源としての電池を設け、
使用者がその発信回路を発信動作させることによって電
波信号を発すると、車体側に設けられた受信器により電
波信号を受信すると共に、受信信号判別手段がその電波
信号を解読し、受信した電波信号がその自動車に設定さ
れた特定の信号であった場合に、電動アクチュエータを
動作させてドアを自動的にロックしたり、或いはそのロ
ックを自動的に解除するように構成されている。
ヤレスドアロック装置を搭載したものがある。このワイ
ヤレスドアロック装置は、一般に、イグニッション用キ
ーシリンダ及びドア用キーシリンダに差し込まれるキー
の基部に発信回路及びこれの電源としての電池を設け、
使用者がその発信回路を発信動作させることによって電
波信号を発すると、車体側に設けられた受信器により電
波信号を受信すると共に、受信信号判別手段がその電波
信号を解読し、受信した電波信号がその自動車に設定さ
れた特定の信号であった場合に、電動アクチュエータを
動作させてドアを自動的にロックしたり、或いはそのロ
ックを自動的に解除するように構成されている。
【0003】ところで、このようなワイヤレスドアロッ
ク装置において、キーの電池が消耗して電力がなくなっ
た場合には、電波信号を発せられなくなり、電波信号に
よるロック操作及びロック解除操作ができなくなってし
まうという不具合がある。
ク装置において、キーの電池が消耗して電力がなくなっ
た場合には、電波信号を発せられなくなり、電波信号に
よるロック操作及びロック解除操作ができなくなってし
まうという不具合がある。
【0004】そこで、本考案者らは次のような構成のも
のを考えた。それは、イグニッション用キーシリンダ側
に一次コイルを設ける一方、キーの電池を充電が可能な
二次電池を用いると共にキーに二次コイルを設け、その
キーをイグニッション用キーシリンダに差し込んで回動
操作し、エンジンを始動させることに基づき一次コイル
に通電してこれの電流を変化させ、この一次コイルに流
れる電流の変化に基づきキー側の二次コイルに誘導起電
力を生じさせ、この起電力に基づきキーの二次電池を充
電させる構成としたものである。
のを考えた。それは、イグニッション用キーシリンダ側
に一次コイルを設ける一方、キーの電池を充電が可能な
二次電池を用いると共にキーに二次コイルを設け、その
キーをイグニッション用キーシリンダに差し込んで回動
操作し、エンジンを始動させることに基づき一次コイル
に通電してこれの電流を変化させ、この一次コイルに流
れる電流の変化に基づきキー側の二次コイルに誘導起電
力を生じさせ、この起電力に基づきキーの二次電池を充
電させる構成としたものである。
【0005】このような構成によれば、エンジンの駆動
中にキーの二次電池を充電することができる。
中にキーの二次電池を充電することができる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記構成に
おいては、一次コイルに通電した際に、該一次コイルに
よる磁束が、キーシリンダにおける金属製のロータケー
スやロータ、或いはキーシリンダが取り付けられたロッ
クボデーに鎖交してうず電流が発生し、このために一次
コイルの出力が弱くなってしまうという不具合があっ
た。
おいては、一次コイルに通電した際に、該一次コイルに
よる磁束が、キーシリンダにおける金属製のロータケー
スやロータ、或いはキーシリンダが取り付けられたロッ
クボデーに鎖交してうず電流が発生し、このために一次
コイルの出力が弱くなってしまうという不具合があっ
た。
【0007】そこで、本考案の目的は、キーシリンダ本
体の前部に一次コイルを設けるようにしたものにおい
て、一次コイルの出力の低下を抑えることができるキー
シリンダ装置を提供するにある。
体の前部に一次コイルを設けるようにしたものにおい
て、一次コイルの出力の低下を抑えることができるキー
シリンダ装置を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記の目的を
達成するために、二次コイルを備えたキーが差し込まれ
るキーシリンダ本体の前部にコイル装着部を設けると共
に、このコイル装着部に一次コイルを装着するキーシリ
ンダ装置において、前記一次コイルとコイル装着部との
間に磁性体製のシールドプレートを介在させたところに
特徴を有するものである。
達成するために、二次コイルを備えたキーが差し込まれ
るキーシリンダ本体の前部にコイル装着部を設けると共
に、このコイル装着部に一次コイルを装着するキーシリ
ンダ装置において、前記一次コイルとコイル装着部との
間に磁性体製のシールドプレートを介在させたところに
特徴を有するものである。
【0009】
【作用】一次コイルの通電時に、該一次コイルによる磁
束がシールドプレートを通るようになり、これに伴い磁
束がキーシリンダ本体側へ作用することを極力少なくで
きる。これに伴い、キーシリンダ本体側で磁束によるう
ず電流が発生することが抑えられ、ひいては一次コイル
の出力の低下を抑えることができる。
束がシールドプレートを通るようになり、これに伴い磁
束がキーシリンダ本体側へ作用することを極力少なくで
きる。これに伴い、キーシリンダ本体側で磁束によるう
ず電流が発生することが抑えられ、ひいては一次コイル
の出力の低下を抑えることができる。
【0010】
【実施例】以下、本考案をイグニッション用のキーシリ
ンダ装置に適用した一実施例につき図面を参照して説明
する。キーシリンダ本体1は、ロータケース2と、この
ロータケース2が有するロータ収納部3内に回動可能に
収納されたロータ4とから構成されている。なお、これ
らロータケース2及びロータ4は、亜鉛によって形成さ
れている。
ンダ装置に適用した一実施例につき図面を参照して説明
する。キーシリンダ本体1は、ロータケース2と、この
ロータケース2が有するロータ収納部3内に回動可能に
収納されたロータ4とから構成されている。なお、これ
らロータケース2及びロータ4は、亜鉛によって形成さ
れている。
【0011】上記ロータ4には、これの軸方向に延びる
キー挿入口5が形成されていると共に、前面にロータカ
バー6が取着されており、内部に図示はしないが複数個
のタンブラが移動可能に配設されている。
キー挿入口5が形成されていると共に、前面にロータカ
バー6が取着されており、内部に図示はしないが複数個
のタンブラが移動可能に配設されている。
【0012】このロータ4は、周知のように、キー挿入
口5に正規のキー7が挿入された場合には、各タンブラ
がロータ4内に収納されるように移動して回動操作が許
容されるが、正規のキー以外のものが挿入された場合に
は、タンブラの一部がロータ4の外方へ突出して回動が
不能となるように構成されている。また、ロータ4の後
方には、該ロータ4の回動に応じて操作されるイグニッ
ションスイッチ(図示せず)が設けられるようになって
いる。
口5に正規のキー7が挿入された場合には、各タンブラ
がロータ4内に収納されるように移動して回動操作が許
容されるが、正規のキー以外のものが挿入された場合に
は、タンブラの一部がロータ4の外方へ突出して回動が
不能となるように構成されている。また、ロータ4の後
方には、該ロータ4の回動に応じて操作されるイグニッ
ションスイッチ(図示せず)が設けられるようになって
いる。
【0013】上記キー7の基部7aには、二次コイル
8、充電が可能な二次電池9、この二次電池9を電源と
する発信回路(図示せず)、この発信回路を発振動作さ
せるスイッチの操作釦10等が組み込まれており、その
操作釦10の操作に伴い発信回路から電波信号が発せら
れるようになっている。
8、充電が可能な二次電池9、この二次電池9を電源と
する発信回路(図示せず)、この発信回路を発振動作さ
せるスイッチの操作釦10等が組み込まれており、その
操作釦10の操作に伴い発信回路から電波信号が発せら
れるようになっている。
【0014】一方、上記ロータケース2の前部には、鍔
状に側方へ突出するように環状をなすコイル装着部11
が一体に設けられている。このコイル装着部11には、
図3に示すように、前面中央部にロータ4を囲繞する短
円筒部12が形成されていると共に、この短円筒部12
の近傍に位置して嵌合凹部13が形成され、この嵌合凹
部13と対応する外周部に傾斜状をなすリード線案内部
14が形成され、さらに外周部の4箇所に係合凸部15
が形成されている。
状に側方へ突出するように環状をなすコイル装着部11
が一体に設けられている。このコイル装着部11には、
図3に示すように、前面中央部にロータ4を囲繞する短
円筒部12が形成されていると共に、この短円筒部12
の近傍に位置して嵌合凹部13が形成され、この嵌合凹
部13と対応する外周部に傾斜状をなすリード線案内部
14が形成され、さらに外周部の4箇所に係合凸部15
が形成されている。
【0015】コイル装着部11の前面側には磁性体製の
シールドプレート16が配置されていると共に、このシ
ールドプレート16の前面側に、一次コイル17が巻回
されたプラスチック製のボビン18が装着されている。
一次コイル17に接続されたリード線19が外方へ導出
されている。
シールドプレート16が配置されていると共に、このシ
ールドプレート16の前面側に、一次コイル17が巻回
されたプラスチック製のボビン18が装着されている。
一次コイル17に接続されたリード線19が外方へ導出
されている。
【0016】上記シールドプレート16は、この場合パ
ーマロイにより形成されたもので、上記嵌合凹部13に
対応する幅の開口部20を有したC字形をなしていて、
コイル装着部11の短円筒部12に嵌合している。この
シールドプレート16の裏面には例えばポリエステルシ
ートからなるシール21が貼り付けられていて、このシ
ール21により、シールドプレート16とコイル装着部
11との間を絶縁している。
ーマロイにより形成されたもので、上記嵌合凹部13に
対応する幅の開口部20を有したC字形をなしていて、
コイル装着部11の短円筒部12に嵌合している。この
シールドプレート16の裏面には例えばポリエステルシ
ートからなるシール21が貼り付けられていて、このシ
ール21により、シールドプレート16とコイル装着部
11との間を絶縁している。
【0017】上記ボビン18は、コイル装着部11に対
応した環状をなし、裏面の内周部側に第1の凸部22を
有していて、この第1の凸部22を嵌合凹部13に嵌合
させると共に、内周部を短円筒部12に嵌合させてい
る。
応した環状をなし、裏面の内周部側に第1の凸部22を
有していて、この第1の凸部22を嵌合凹部13に嵌合
させると共に、内周部を短円筒部12に嵌合させてい
る。
【0018】そして、コイル装着部11の前面側には、
一次コイル17及びボビン18を覆うように、プラスチ
ック製のカバー23を装着している。このカバー23
は、段付き状の内筒部23aと外筒部23bとを有した
二重筒状をなしていて、内筒部23aの後端部に第2の
凸部24が形成され、外筒部23bには係合孔25が4
箇所に形成されていると共に、第2の凸部24と対応す
る部位に切欠部26が形成されている。
一次コイル17及びボビン18を覆うように、プラスチ
ック製のカバー23を装着している。このカバー23
は、段付き状の内筒部23aと外筒部23bとを有した
二重筒状をなしていて、内筒部23aの後端部に第2の
凸部24が形成され、外筒部23bには係合孔25が4
箇所に形成されていると共に、第2の凸部24と対応す
る部位に切欠部26が形成されている。
【0019】カバー23の前面には、図2に示すよう
に、ロータ4の回動位置(イグニッションスイッチの状
態)を示すための文字、「LOCK」、「ACC」、
「ON」及び「START」が表示されている。
に、ロータ4の回動位置(イグニッションスイッチの状
態)を示すための文字、「LOCK」、「ACC」、
「ON」及び「START」が表示されている。
【0020】このカバー23は、第2の凸部24をコイ
ル装着部11の嵌合凹部13に嵌合させ、かつ内筒部2
3aを短円筒部12に嵌合させると共に、外筒部23b
をコイル装着部11の外周面に嵌合させ、かつ各係合孔
25を各係合凸部15に係合させることによって、コイ
ル装着部11の前面部に装着されている。
ル装着部11の嵌合凹部13に嵌合させ、かつ内筒部2
3aを短円筒部12に嵌合させると共に、外筒部23b
をコイル装着部11の外周面に嵌合させ、かつ各係合孔
25を各係合凸部15に係合させることによって、コイ
ル装着部11の前面部に装着されている。
【0021】コイル装着部11へのカバー23の装着状
態で、リード線19が切欠部26から外方へ導出されて
おり(図1参照)、このリード線19は、車両側に設け
られた図示しない制御装置に接続されるようになってい
る。
態で、リード線19が切欠部26から外方へ導出されて
おり(図1参照)、このリード線19は、車両側に設け
られた図示しない制御装置に接続されるようになってい
る。
【0022】ここで、キーシリンダ本体1に対して、シ
ールドプレート16、ボビン18及びカバー23を組み
付ける手順について説明する。まず、カバー23の裏側
を上向きにして、一次コイル17が巻回されたボビン1
8を内筒部23aと外筒部23bとの間に収納する。こ
のとき、第1の凸部22と第2の凸部24とを一致させ
ると共に、リード線19を切欠部26から外方へ出して
おく。
ールドプレート16、ボビン18及びカバー23を組み
付ける手順について説明する。まず、カバー23の裏側
を上向きにして、一次コイル17が巻回されたボビン1
8を内筒部23aと外筒部23bとの間に収納する。こ
のとき、第1の凸部22と第2の凸部24とを一致させ
ると共に、リード線19を切欠部26から外方へ出して
おく。
【0023】次に、シール21を貼り付けたシールドプ
レート16を、シール21側が上向きとなるようにして
(シール21がない側がボビン18側となるようにし
て)、ボビン18上に載せる。このとき、開口部20を
第1及び第2の凸部22,24に嵌合させる。
レート16を、シール21側が上向きとなるようにして
(シール21がない側がボビン18側となるようにし
て)、ボビン18上に載せる。このとき、開口部20を
第1及び第2の凸部22,24に嵌合させる。
【0024】そして、第1及び第2の凸部22,24と
コイル装着部11における嵌合凹部13との位置を合わ
せると共に、リード線19とリード線案内部14との位
置を合わせた状態で、コイル装着部11をカバー23に
圧入する。すると、第1及び第2の凸部22,24と嵌
合凹部13とが嵌合すると共に、内筒部23aと短円筒
部12とが嵌合し、また、外筒部23bとコイル装着部
11の外周面とが嵌合すると共に、外筒部23bの各係
合孔25がコイル装着部11の各係合凸部15に係合す
る。
コイル装着部11における嵌合凹部13との位置を合わ
せると共に、リード線19とリード線案内部14との位
置を合わせた状態で、コイル装着部11をカバー23に
圧入する。すると、第1及び第2の凸部22,24と嵌
合凹部13とが嵌合すると共に、内筒部23aと短円筒
部12とが嵌合し、また、外筒部23bとコイル装着部
11の外周面とが嵌合すると共に、外筒部23bの各係
合孔25がコイル装着部11の各係合凸部15に係合す
る。
【0025】これにより、キーシリンダ本体1に対す
る、シールドプレート16、ボビン18及びカバー23
の組み付けが完了する。このとき、これらシールドプレ
ート16、ボビン18及びカバー23は、コイル装着部
11に位置決めされた状態で確実に装着される。
る、シールドプレート16、ボビン18及びカバー23
の組み付けが完了する。このとき、これらシールドプレ
ート16、ボビン18及びカバー23は、コイル装着部
11に位置決めされた状態で確実に装着される。
【0026】一方、上記構成のものにおいて、キー7を
ロータ4のキー挿入口5へ挿入し、キー7によりロータ
4を「LOCK」位置から図2中矢印A方向へ回動させ
て「START」位置まで回動操作すると、スターター
(図示せず)を介してエンジンが始動される。なお、キ
ー7から手を離すと、ロータ4は自動的に「ON」位置
へ戻される。
ロータ4のキー挿入口5へ挿入し、キー7によりロータ
4を「LOCK」位置から図2中矢印A方向へ回動させ
て「START」位置まで回動操作すると、スターター
(図示せず)を介してエンジンが始動される。なお、キ
ー7から手を離すと、ロータ4は自動的に「ON」位置
へ戻される。
【0027】ここで、車両側に設けられた図示しない制
御装置は、エンジンが始動されることに基づき、一次コ
イル17に通電してこれを制御する。この一次コイル1
7に流れる電流が変化することに基づき、キー7側の二
次コイル8に誘導起電力が生ずるようになり、この起電
力に基づきキー7の二次電池9が充電されるようにな
る。
御装置は、エンジンが始動されることに基づき、一次コ
イル17に通電してこれを制御する。この一次コイル1
7に流れる電流が変化することに基づき、キー7側の二
次コイル8に誘導起電力が生ずるようになり、この起電
力に基づきキー7の二次電池9が充電されるようにな
る。
【0028】このとき、一次コイル17が巻回されたボ
ビン18とロータケース2に設けられたコイル装着部1
1との間に磁性体製のシールドプレート16を配置して
いるので、一次コイル17による磁束が該シールドプレ
ート16を通るようになり、これに伴い磁束がロータケ
ース2及びロータ4側へ作用することを極力少なくでき
る。これに伴い、キーシリンダ本体1側で磁束によるう
ず電流が発生することが抑えられ、一次コイル17の出
力の低下を抑えることができて、一次コイル17の磁束
をキー7側の二次コイル8へ有効に作用させることがで
きる。
ビン18とロータケース2に設けられたコイル装着部1
1との間に磁性体製のシールドプレート16を配置して
いるので、一次コイル17による磁束が該シールドプレ
ート16を通るようになり、これに伴い磁束がロータケ
ース2及びロータ4側へ作用することを極力少なくでき
る。これに伴い、キーシリンダ本体1側で磁束によるう
ず電流が発生することが抑えられ、一次コイル17の出
力の低下を抑えることができて、一次コイル17の磁束
をキー7側の二次コイル8へ有効に作用させることがで
きる。
【0029】また、特に本実施例の場合、シールドプレ
ート16に貼り付けたシール21により、シールドプレ
ート16とコイル装着部11との間が絶縁されているか
ら、シールドプレート16を通る磁束がコイル装着部1
1側へ漏れることを一層防止することができ、一次コイ
ル17の出力の低下を一層抑えることができる。
ート16に貼り付けたシール21により、シールドプレ
ート16とコイル装着部11との間が絶縁されているか
ら、シールドプレート16を通る磁束がコイル装着部1
1側へ漏れることを一層防止することができ、一次コイ
ル17の出力の低下を一層抑えることができる。
【0030】なお、上記した実施例では、シールドプレ
ート16の材料としてパーマロイを例示したが、フェラ
イトでも良い。また、本考案は、イグニッション用のキ
ーシリンダに限られず、ドア用キーシリンダにも適用す
ることかできる。
ート16の材料としてパーマロイを例示したが、フェラ
イトでも良い。また、本考案は、イグニッション用のキ
ーシリンダに限られず、ドア用キーシリンダにも適用す
ることかできる。
【0031】
【考案の効果】以上の記述にて明らかなように、本考案
によれば、二次コイルを備えたキーが差し込まれるキー
シリンダ本体の前部にコイル装着部を設けると共に、こ
のコイル装着部に一次コイルを装着するキーシリンダ装
置において、前記一次コイルとコイル装着部との間に磁
性体製のシールドプレートを介在させたことにより、一
次コイルの磁束がキーシリンダ本体側へ作用することを
極力少なくでき、一次コイルの出力の低下を抑えること
ができて、磁束を二次コイル側へ有効に作用させること
ができるという優れた効果を奏する。
によれば、二次コイルを備えたキーが差し込まれるキー
シリンダ本体の前部にコイル装着部を設けると共に、こ
のコイル装着部に一次コイルを装着するキーシリンダ装
置において、前記一次コイルとコイル装着部との間に磁
性体製のシールドプレートを介在させたことにより、一
次コイルの磁束がキーシリンダ本体側へ作用することを
極力少なくでき、一次コイルの出力の低下を抑えること
ができて、磁束を二次コイル側へ有効に作用させること
ができるという優れた効果を奏する。
【図1】本考案の一実施例を示すもので、キーを差し込
んだ状態において、図2中X−X線に相当する部分で破
断した要部の破断側面図
んだ状態において、図2中X−X線に相当する部分で破
断した要部の破断側面図
【図2】正面図
【図3】要部の分解斜視図
1はキーシリンダ本体、2はロータケース、4はロー
タ、7はキー、8は二次コイル、9は二次電池、11は
コイル装着部、16はシールドプレート、17は一次コ
イル、18はボビン、21はシール、23はカバーであ
る。
タ、7はキー、8は二次コイル、9は二次電池、11は
コイル装着部、16はシールドプレート、17は一次コ
イル、18はボビン、21はシール、23はカバーであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 水野 善之 愛知県丹羽郡大口町大字豊田字野田1番 地 株式会社東海理化電機製作所内 (56)参考文献 特開 平5−52068(JP,A) 実開 平1−128449(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】 二次コイルを備えたキーが差し込まれる
キーシリンダ本体と、このキーシリンダ本体の前部に設
けられたコイル装着部と、このコイル装着部に装着され
た一次コイルと、この一次コイルと前記コイル装着部と
の間に介在された磁性体製のシールドプレートとを具備
してなるキーシリンダ装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3071093U JP2565632Y2 (ja) | 1993-06-08 | 1993-06-08 | キーシリンダ装置 |
EP19940108694 EP0628684A1 (en) | 1993-06-08 | 1994-06-07 | Key operated cylinder device |
US08/814,682 US5823028A (en) | 1993-06-08 | 1997-03-11 | Cylinder lock and key device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3071093U JP2565632Y2 (ja) | 1993-06-08 | 1993-06-08 | キーシリンダ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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