JP2565605Y2 - 植物栽培棟 - Google Patents

植物栽培棟

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JP2565605Y2
JP2565605Y2 JP1992002092U JP209292U JP2565605Y2 JP 2565605 Y2 JP2565605 Y2 JP 2565605Y2 JP 1992002092 U JP1992002092 U JP 1992002092U JP 209292 U JP209292 U JP 209292U JP 2565605 Y2 JP2565605 Y2 JP 2565605Y2
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fastening flange
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flange
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吉雄 大森
良一 吉田
雅巳 長尾
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/25Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor

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  • Greenhouses (AREA)
  • Residential Or Office Buildings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば水耕栽培など工
業的に植物を栽培するのに好適な植物栽培棟に関する。
【0002】
【従来の技術】天候に左右されることがなく、収穫量を
自在にコントロールすることができるといった点から、
近年、水耕栽培など工業的な植物の栽培方法が広く開発
され実施されている。
【0003】ところでこのような栽培方法を実施するに
は、通常、それ専用の栽培棟が用いられるが、その多く
は固定構造体であるため、市場の需給関係に見合った栽
培量の増減や市場のニーズに応じた栽培品種の変更など
に対応すべく栽培棟を拡張又は縮小するといったことが
非常に困難であった。
【0004】そこで従来、このような問題を解決するも
のとして、例えば実開平2−12251号公報や実開平
2−107956号公報において、拡張又は縮小が容易
に行える植物栽培室が提案されている。それら植物栽培
室は、いずれも周縁部にフランジを設けた規格寸法の複
数枚のパネルを相互にフランジを介してボルトで連結す
ることにより構築されるもので、パネルの枚数を増減す
ることで全体を拡張又は縮小することができるようにな
されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の植物栽培室にあっては、天井、外壁及び床ともパネ
ルだけで形成するものであり、柱や梁などの構造材を一
切用いないものであるため、強度の点で問題があり、拡
張するにも自ずと限界があった。
【0006】また、構造材を用いない分パネル自体に剛
性を持たせるべくパネルを比較的小面積のものとする必
要があり、このため必然的にパネルの使用枚数が多くな
り、しかもパネル同士の連結はその周縁部のフランジ同
士をボルトで行うこともあって、組立及び解体の作業が
非常に煩瑣であるといった問題もあった。
【0007】さらに、パネルはそのフランジ同士を突き
合わせてフランジにボルトを締着することにより連結さ
れたものであるから、パネルの境界部分から雨水が浸入
するおそれが多分にあった。
【0008】本考案は、上記従来の問題に鑑みなされた
ものであって、極めて簡単且つ迅速に拡張及び縮小する
ことができ、しかも強度的にも優れ、また雨水が浸入す
るおそれのない植物栽培棟を提供しようとするものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は、組立及び解体
が容易なフレームの上面に、該フレームの幅寸法又は奥
行寸法より僅かに長く、両縁部にその全長にわたって外
面側に突出するとともに、内側面に係合溝が形成された
締結用フランジを有する複数枚の天井パネルが、互いの
締結用フランジを突き合わせて並列に固定され、また、
突き合わされた締結用フランジに、該締結用フランジと
略等しい長さを有するとともに、両内側面に係合突条が
形成された横断面略コ字状の締結杆が締結用フランジの
上方から着脱自在に嵌め込まれ、締結用フランジの係合
溝と締結杆の係合突条が係合して天井パネル同士が締結
され、一方、前記フレームの外周面に、該フレームの高
さ寸法と略等しい長さを有し、両縁部にその全長にわた
って外面側に突出するとともに、内側面に係合溝が形成
された締結用フランジを有する複数枚の外壁パネルが、
互いの締結用フランジを突き合わせて並列に固定され、
また、突き合わされた締結用フランジに、該締結用フラ
ンジと略等しい長さを有するとともに、両内側面に係合
突条が形成された横断面略コ字状の締結杆が締結用フラ
ンジの上方から着脱自在に嵌め込まれ、締結用フランジ
の係合溝と締結杆の係合突条が係合して外壁パネル同士
が締結されることを特徴とするものである。
【0010】
【作用】フレームを組み立てた後、フレームの幅方向に
締結用フランジを突き合わせて天井パネルを並列に並べ
て固定するとともに、突き合わされた締結用フランジに
その上方から締結杆を嵌め込んで締結用フランジの係合
溝に締結杆の係合突条を係合させ、天井パネル同士を締
結して天井を形成する。また、フレームの外周方向に締
結用フランジを突き合わせて外壁パネルを並列に並べて
固定するとともに、突き合わされた締結用フランジにそ
の上方から締結杆を嵌め込んで締結用フランジの係合溝
に締結杆の係合突条を係合させ、外壁パネル同士を締結
して外壁を形成する。
【0011】この結果、一定の強度を有して容易に拡張
あるいは縮小することが可能な植物栽培棟を、各パネル
の境界からの雨水の浸入を防止して簡単且つ迅速に形成
することができる。
【0012】
【0013】
【0014】
【実施例】本考案の一実施例について図面を参照して説
明する。
【0015】図1は、天井パネル及び外壁パネルの一部
を破断して示す植物栽培棟の全体斜視図、図2は植物栽
培棟の左側面図である。
【0016】本例の植物栽培棟は、直方体状に組まれた
フレーム1の上面に複数枚の天井パネル2が着脱可能に
並設固定されるとともに締結杆4により相互に締結され
て天井が形成される一方、フレーム1の外周面に複数枚
の外壁パネル3が着脱可能に固定されるとともに締結杆
5により相互に締結されて外壁が形成され、正面の外壁
には出入口6が、また左側面の外壁には2つの窓7がそ
れぞれ設けられたものである。
【0017】以下、各部について詳述する。
【0018】フレーム1は、図3に示すように、6本の
柱11と、7本の梁12と、4本の土台13と、5本の
胴縁14と、1本のまぐさ15と、8本の補強アングル
16から構成され、これら各部材11〜16が図示のよ
うに直方体形状にボルト、ナット及び適宜の締着金具
(いずれも図示省略)により組み立てられたものであ
る。柱11及び中央の梁12にはH型鋼が用いられ、補
強アングル16を除くその他の部材12,13,14,
15には溝型鋼が用いられている。柱11はいずれもコ
ンクリート基礎B(図2参照)上に、この基礎Bに植設
したアンカーボルト(図示省略)及びベースプレート1
7を介して立設されている。
【0019】なお、フレーム1の形状及びフレーム1を
構成する部材の本数や材料は上記したものに限定される
ものではない。
【0020】前記天井パネル2は、図1、図2及び図4
に示すように、上記フレーム1の幅寸法(図2の紙面に
垂直な方向の寸法)より僅かに長く、両縁部にその全長
にわたって外面側に突出する締結用フランジ21を有す
るものである。この天井パネル2は、締結用フランジ2
1と本体部22とが、例えば繊維強化熱硬化性樹脂から
一体に成形されており、本体部22はボックス構造とな
されている。そして、本体部22の内部空間には、例え
ばフェノール樹脂やウレタン樹脂等の発泡樹脂24が充
填され、断熱性を発揮するように図られている。また、
上記締結用フランジ21には、図5及び図6に示すよう
に、その内側面に該フランジ21の全長にわたって係合
溝23が形成されている。なお、図4において符号25
はボルト挿通孔を示している。
【0021】前記締結杆4は、図5及び図6に示すよう
に、横断面略コ字状に形成されるとともに、両内側面
に、上記天井パネル2の締結用フランジ21に形成され
た係合溝23と係合する係合突条41が形成されたもの
である。この締結杆4の長さは天井パネル2の締結用フ
ランジ21の長さと略等しくなされており、両内側面の
間隔は、上記締結用フランジ21の厚みの2倍の寸法よ
りわずかに狭く設定されている。このようになる締結杆
4は、例えばポリ塩化ビニル樹脂などの合成樹脂から押
出成形により成形される。
【0022】前記外壁パネル3は、天井パネル2と基本
的に同一の構成であり、長さ寸法が前記フレーム1の高
さ寸法と略等しくなされている点、締結用フランジ31
がその両端部において所定寸法だけ切除35されている
点及びボルト挿通孔が形成されていない点で天井パネル
2と異なるだけである。したがって、詳しい説明は省略
する。
【0023】前記したもう一つの締結杆5も、天井パネ
ル2用の締結杆4と、長さ寸法が異なるだけであるの
で、詳しい説明は省略する。
【0024】以上説明した天井パネル2及び外壁パネル
3は次のようにしてフレーム1に取り付けられ、植物栽
培棟が構築される。
【0025】まず、天井パネル2を、フレーム1の上面
に、互いの締結用フランジ21を突き合わせるようにし
て並設するとともに、そのボルト挿通孔25に挿通した
ボルトとナット(いずれも図示省略)とにより、フレー
ム1の梁12に固定する。なおここで、締結用フランジ
21同士を突き合わせる際、フランジ21間に、図5に
示すように、例えばポリ塩化ビニル発泡体などからなる
長尺のシート状パッキング8を介在させると、この部分
での止水性を高めることができ、好ましい。
【0026】このようにして天井パネル2をフレーム1
の上面に並列に並べて固定したならば、突き合わされた
締結用フランジ21,21に、図6に示すように、締結
杆4をその上方から叩いて強制的に嵌め込ませる。これ
により、締結用フランジ21,21の各係合溝23,2
3と締結杆4の係合突条41,41とが係合され、天井
パネル2同士が締結される。
【0027】次に、外壁パネル3をフレーム1の外周面
に取り付けるが、それに先立ち取付金具をフレーム1の
所定箇所に装着する。すなわち、図8に示すように、外
壁パネル3の上端部を支持する横断面門形の上端取付金
具91を、フレーム1の梁12の上端外周縁に装着する
一方、外壁パネル3の下端部を受ける切欠部921を有
する受片92を、図8及び図9に示すように、フレーム
1の土台13の外周部分(溝形鋼の溝部分)に所定間隔
を隔てて装着する。また、短寸のアングル杆93を、梁
12の下端外周縁、胴縁14及び土台13の上面にボル
ト94,ナット95により取り付ける。なお、前記出入
口6は、この段階でフレーム1のまぐさ15と土台13
間に取り付けておく。また、前記窓7は、外壁パネル3
の適所をくり抜き、その部分に組み付けておく。
【0028】以上のようにして各取付金具91〜93を
フレーム1に取り付けたならば、外壁パネル3を、互い
の締結用フランジ31を突き合わせるようにしてフレー
ム1の外周面に連設していく。この作業は、各外壁パネ
ル3の上端部を上端取付金具91の溝内に嵌め入れてか
ら、下端部を受片92の切欠部921内に落とし込むこ
とにより行う。このようにして所定枚数の外壁パネル3
をフレーム1の外周面に連設したならば、これら外壁パ
ネル3を、フレーム1に装着された各アングル杆93に
裏面側(室内側)から例えばタッピングネジ96などに
より固定する。なおこのときも、天井パネル2のときと
同様、突き合わされる締結用フランジ31,31間にパ
ッキング8を介在させるとよい。
【0029】以上のようにして外壁パネル3をフレーム
1の外周面に並列に並べて固定したならば、突き合わさ
れた締結用フランジ31,31に、天井パネル2のとき
と同様にして、締結杆5をその上方から叩いて強制的に
嵌め込ませる。これにより、締結用フランジ31,31
の各係合溝33,33と締結杆5の係合突条51,51
とが係合され、外壁パネル3同士が締結される。
【0030】なお、フレーム1の四隅の柱11部分につ
いては、図10に示すようなコーナー用外壁パネル3A
を用いるとよく、このコーナー用外壁パネル3Aは、本
体部32Aが柱11の隣合う2側面を覆うように屈曲形
成されている点を除いて、上記した外壁パネル3と同様
の構成である。但し、このコーナー用外壁パネル3Aは
必ずしも用いる必要はなく、これを用いない場合は、図
11に示すように、このコーナー部分において出合う2
枚の外壁パネル3,3のうち、一方の外壁パネル3の一
側部の締結用フランジ31の向きを該パネル3の幅方向
に沿うように変更し、他方の外壁パネル3の締結用フラ
ンジ31と合わさるようにすればよい。
【0031】また、本例の場合、正面側(出入口6が存
する側)と背面側とに位置する梁12,12上に幅狭の
端部用天井パネル2Aを取り付けているが、これも必ず
しも必要ではない。この端部用天井パネル2Aは、幅寸
法が上記天井パネル2よりも小さく、また天井パネル2
と隣接されない側の縁部に締結用フランジが設けられて
いない点を除いて天井パネル2と同様の構成のものであ
る。
【0032】以上のようにして天井及び外壁が完成した
ならば、必要に応じて適所に雨樋Cを取り付け、作業を
完了する。
【0033】なお、上記実施例では天井パネル2とフレ
ーム1の奥行方向に沿って並設しているが、フレーム1
の幅方向に沿って並設してもよい。但し、この場合天井
パネル2の長さはフレーム1の奥行寸法よりわずかに長
くなされる。
【0034】また、本考案の植物栽培室は、上記実施例
に示したものを1単位として縦方向又は横方向に複数連
結することもできる。
【0035】
【考案の効果】以上のように本考案の植物栽培棟によれ
ば、組立及び解体が容易なフレームを有することから、
一定の強度を確保することができるとともに、簡単に拡
張し、あるいは、縮小することができる。
【0036】しかも、フレームに沿って締結用フランジ
を突き合わせてパネルを並列に並べて固定するととも
に、突き合わされた締結用フランジにその上方から締結
杆を嵌め込み、締結用フランジの係合溝に締結杆の係合
突条を係合させてパネル同士を締結することで天井ある
いは外壁を形成することが可能となることから、簡単且
つ迅速に分解組立することができるとともに、各パネル
の境界からの雨水の浸入を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】天井パネル及び外壁パネルの一部を破断して示
す本考案に係る植物栽培棟の全体斜視図である。
【図2】植物栽培棟の左側面図である。
【図3】フレームの全体斜視図である。
【図4】天井パネルの平面図である。
【図5】天井パネル(外壁パネル)の締結前の状態を示
す分解部分斜視図である。
【図6】天井パネル(外壁パネル)の締結状態を示す部
分断面図である。
【図7】外壁パネルの正面図である。
【図8】外壁パネルのフレームへの取付状態を示す断面
図である。
【図9】外壁パネルのフレームへの取付状態を室内側か
らみた部分省略正面図である。
【図10】コーナー用外壁パネルの一例を示す中間破断
斜視図である。
【図11】コーナー部分における外壁パネルの他の締結
手段を示す断面図である。
【符号の説明】
1 フレーム 2 天井パネル 3 外壁パネル 4 締結杆(天井パネル用) 5 締結杆(外壁パネル用) 21 天井パネルの締結用フランジ 31 外壁パネルの締結用フランジ
フロントページの続き (72)考案者 長尾 雅巳 大阪市北区西天満2丁目4番4号 積水 化学工業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭53−165049(JP,U) 実公 昭44−31629(JP,Y1)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 組立及び解体が容易なフレームの上面
    に、フレームの幅寸法又は奥行寸法より僅かに長く、
    両縁部にその全長にわたって外面側に突出するととも
    に、内側面に係合溝が形成された締結用フランジを有す
    る複数枚の天井パネルが、互いの締結用フランジを突き
    合わせて並列に固定され、また、突き合わされた締結用
    フランジに、該締結用フランジと略等しい長さを有する
    とともに、両内側面に係合突条が形成された横断面略コ
    字状の締結杆が締結用フランジの上方から着脱自在に嵌
    め込まれ、締結用フランジの係合溝と締結杆の係合突条
    が係合して天井パネル同士が締結され、一方、前記フレ
    ームの外周面に、フレームの高さ寸法と略等しい長さ
    を有し、両縁部にその全長にわたって外面側に突出する
    とともに、内側面に係合溝が形成された締結用フランジ
    を有する複数枚の外壁パネルが、互いの締結用フランジ
    を突き合わせて並列に固定され、また、突き合わされた
    締結用フランジに、該締結用フランジと略等しい長さを
    有するとともに、両内側面に係合突条が形成された横断
    面略コ字状の締結杆が締結用フランジの上方から着脱自
    在に嵌め込まれ、締結用フランジの係合溝と締結杆の係
    合突条が係合して外壁パネル同士が締結されることを特
    徴とする植物栽培棟。
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KR102177343B1 (ko) * 2018-07-26 2020-11-13 최안식 이동설치와 내부공간의 확장이 가능한 조립식 컨테이너형 식물재배시스템

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS53165049U (ja) * 1977-05-31 1978-12-23

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