JP2565098B2 - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JP2565098B2
JP2565098B2 JP5195120A JP19512093A JP2565098B2 JP 2565098 B2 JP2565098 B2 JP 2565098B2 JP 5195120 A JP5195120 A JP 5195120A JP 19512093 A JP19512093 A JP 19512093A JP 2565098 B2 JP2565098 B2 JP 2565098B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置及びその製
造方法に関し、特にSOI(シリコン・オン・インシュレ−
タ“Silicon On Insulator”)基板上に形成される半導
体装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来例について、図10〜13を参照して説
明する。なお、図10は、従来の“選択酸化法による素子
間分離”を、また、図11は、従来の“溝分離法による素
子間分離”をそれぞれ説明するための図であり、各従来
例の断面図を示す。また、図12は“SOI基板を用いた素
子分離の形成”を説明するための従来例の断面図であ
り、図13は“素子間分離のための深い溝と対基板容量低
減のための浅い溝とを組合せた半導体チップ”を説明す
るための従来例の断面図である。
【0003】図10〜13において、共通部分は同一符号を
付してあり、ここでまとめて説明すると、1はシリコン
基板、2は酸化シリコン膜、3は単結晶シリコン層、3
aはn+埋込層、3cはエミッタ領域、3dはベ−ス領
域、3eはコレクタ領域、8、8aは酸化シリコン膜で
ある。5は素子領域、6は非素子領域を示す。
【0004】以下、従来技術について説明すると、従来
より、シリコン基板を用いたバイポ−ラ型半導体集積回
路は、図10に示すような選択酸化法や図11に示すような
溝分離法により、素子間分離が行われている。
【0005】選択酸化法は、パタ−ニングしたシリコン
窒化膜などをマスクとして酸化シリコン膜8を選択的に
形成することにより素子間分離を行い(図10参照)、ま
た、溝分離法は、素子のまわりをシリコンエッチして溝
を形成し、この溝内を多結晶シリコンもしくは絶縁物
(例えば酸化シリコン膜8a)で埋設して素子間分離を行
っている(図11参照)。
【0006】ところで、近年になってSIMOX法、基板貼
合せ法による良質なSOI基板が入手可能になるに至り、
図12に示すように、シリコン基板1上に酸化シリコン膜
2を介して形成された単結晶シリコン層3の非素子領域
6の表面から酸化シリコン膜2に至る溝を形成し、この
溝内を酸化シリコン膜8aで埋めることにより、素子領
域5を絶縁物で完全に分離することが可能になった。
【0007】この図12に示す構造では、素子領域5の単
結晶シリコン層は完全に絶縁物により囲まれているた
め、通常のシリコン基板を使った選択酸化分離構造(前
記図10参照)や溝分離構造(前記図11参照)と比較して
“絶縁分離の信頼性”が向上すると共に、更に次のよう
な利点を有する。前記図10の選択酸化法、前記図11の溝
分離法での“N型のコレクタ領域3eとP型のシリコン
基板1との間の接合容量”は、図12のSOI構造を利用し
た場合、酸化シリコン膜2(図12参照)の絶縁膜容量とな
り、この酸化シリコン膜2の厚さが約0.2μm以上にな
ると、上記“接合容量”の場合と比較して容量が小さく
なり、素子の高速化にとって有利となる。
【0008】このようなSOI基板を使った素子分離の形
成法は、通常シリコン基板を使った溝分離形成プロセス
(図11参照)と基本的には同じであり、非素子領域表面か
ら、通常のフォトリソグラフイ−技術を用いて選択的に
単結晶シリコン層3に溝を形成する(図12参照)。
【0009】このときのエッチングは、ドライエッチン
グ法によるシリコンエッチであり、酸化シリコン膜との
選択性のよい条件を選定することにより図12に示した溝
が簡単に形成できる。また、溝内の絶縁物埋設も通常の
シリコン基板を使った溝分離プロセスと全く同様に形成
することが可能であり、プロセスの大きな変更なしに完
全な絶縁物分離構造を得ることができる。
【0010】ところで、図12に示した構造では、非素子
領域6は素子領域5と同様な単結晶シリコン層3であ
り、この単結晶シリコン層3は、通常、不純物が導入さ
れた導電体であるため、この上に絶縁物を介して配線を
形成した場合、前記図10で示した選択酸化法による厚い
酸化シリコン膜8が存在する場合に比較して、配線対基
板容量が大きい。
【0011】そこで、従来より、図12で示す構造に更に
前記図10のような選択酸化を施すかもしくは図13に示す
ように、素子間分離のための深い溝と対基板容量低減の
ための浅い溝とを組合わせることが行われている。この
ような構造にすることにより、配線対基板容量をある程
度低減することができ、集積回路としてのスイッチング
速度を向上させることができる。なお、図13に示すよう
な構造は、ニシザワ(H.Nishizawa)等により「1991年 シ
ンポジウム オン VLSIテクノロジイ ダイジェスト“Sim
posium on VLSI Technology Digest”、PP51−52」に報
告されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】図13で示した従来例で
は、非素子領域6の浅い溝の箇所において、その浅い溝
の下であって酸化シリコン膜2の上に単結晶シリコン層
3がまだ残存しており、このため、配線対基板容量は、
浅い溝における酸化シリコン膜8aと酸化シリコン膜2
の絶縁膜容量となる。
【0013】集積回路の高速化を考えた場合、この非素
子領域6はもっと厚い絶縁膜であることが好ましいが、
図10に示すような選択酸化法による厚膜化は、素子領域
に大きな応力を与える原因となり、適当な構造ではな
い。また、図13のような構造は、深い溝と浅い溝をそれ
ぞれ別々に形成する必要があるため、素子分離のための
工程数が多いという問題点も有している。
【0014】図14は、後に詳記する本発明の第1の半導
体装置を示す断面図であって、素子領域で発生する熱の
放散を説明するための図である。図14に示すように、酸
化シリコン膜2上の素子領域5以外の非素子領域6を全
て酸化シリコン膜8などの絶縁物で埋設してしまう構造
とすることが考えられ、これにより配線対基板間容量を
大幅に低下させることが可能である。
【0015】しかしながら、図14に示す構造では、素子
領域5で発生した熱14及び非素子領域6上の配線部や抵
抗素子部で発生した熱(図示せず)の放熱性が悪いという
欠点を有している。つまり、シリコンの熱伝導度は約17
0Wm-1-1であるのに対し、酸化シリコン膜の熱伝導
度はその約1/100である。従って、集積回路で発生した
熱がシリコン基板に効率よく放熱しないため、消費電力
を大きくすることができない。
【0016】図15は、酸化シリコン膜の研磨による平坦
化処理に伴う“へこみ”を説明するための図である。こ
の“へこみ”については後に詳記するが、酸化シリコン
膜8を研磨によって形成するには、シリコン基板1面内
の研磨速度のばらつきを考慮して多少多めに研磨処理を
施す必要がある。このため、研磨方法や研磨条件などに
より差はあるが、一般に非素子領域6に、図15に示すよ
うなへこみ15が生じ、完全な平坦化が困難であるという
問題があった。
【0017】本発明は、前記した諸問題に鑑み成された
ものであって、その目的は、SOI基板を用いた半導体装
置において、第1に、配線領域、抵抗部などの対基板間
容量を低減すること、第2に、素子領域や配線領域、抵
抗部などに発生する熱を効率よく基板に放散させるこ
と、第3に、研磨による平坦化処理に伴う前記した“へ
こみ”を解消すること、第4に、素子分離のための工程
数を削減すること、などを意図した半導体装置及びその
製造方法を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】そして、本発明は、次の
第1〜第3の半導体装置及びその製造方法を含むもので
あり、これにより上記目的とする半導体装置を提供する
ものである。以下、本発明の第1〜第3の半導体装置及
びその製造方法を、その作用と共に説明する。なお、本
発明の前提とする半導体装置(参考例1〜参考例3)も併
せて以下に説明する。
【0019】まず、本発明の前提の一例である半導体装
置及びその製造方法(参考例1)は、基板表面の第1の絶
縁層を介して複数の島状単結晶半導体層が形成され、各
々の島状単結晶半導体層が第2の絶縁層によって分離さ
れているものである。この参考例1の半導体装置では、
非素子領域におけるSOI基板の埋込酸化シリコン膜上を
すべて絶縁物とすることにより、配線対基板間容量を低
減させうることを期待するものである。
【0020】本発明の前提の他の例である半導体装置及
びその製造方法(参考例2)は、基板表面の第1の絶縁層
を被覆する第1の島状単結晶半導体層からなる素子領域
及び第2の島状単結晶半導体層からなるダミ−領域と、
前記第1の島状単結晶半導体層及び第2の島状単結晶半
導体層との間に形成された第2の絶縁層とを有するもの
である。この参考例2の半導体装置では、前記した参考
例1の半導体装置を形成する際に、絶縁埋設工程で使わ
れる絶縁膜ポリッシングによって発生する非素子領域の
へこみ(前記図15参照)を抑制する作用を期待するもので
ある。
【0021】これに対して、本発明の第1の半導体装置
及びその製造方法は、シリコン基板上に形成された酸化
シリコン膜と、この酸化シリコン膜上に形成された島状
シリコン単結晶層と、前記酸化シリコン膜上に形成され
前記島状シリコン単結晶層と絶縁物によって分離された
炭化シリコン誘電体層とを含むものである。この第1
半導体装置では、前記した本発明の参考例2である半導
体装置と同様“非素子領域のへこみ”を抑制する作用効
果が生じると共に、酸化シリコン膜と比較して熱伝導度
の高い炭化シリコン誘電体層を使うことにより、配線
部、抵抗部などで発生した熱を効率よくシリコン基板に
放散させることができる作用効果が生じる。
【0022】本発明の第2の半導体装置及びその製造方
法は、シリコン基板上に形成された酸化シリコン膜と、
この酸化シリコン膜上に形成された島状シリコン単結晶
層と、前記酸化シリコン膜上に形成され前記島状シリコ
ン単結晶層と絶縁物によって分離され前記島状シリコン
単結晶層を囲むように形成された島状シリコン単結晶層
からなるダミ−層を含むものである。この第2の半導体
装置では、素子領域となる島状単結晶層で発生した熱
を、それを囲むように形成したダミ−層を介して効率よ
くシリコン基板へ放散することができる作用効果が生じ
る。
【0023】なお、本発明の前提とするその他の半導体
装置及びその製造方法(参考例3)としては、シリコン基
板上に第1酸化シリコン膜、多結晶シリコン膜、第2酸
化シリコン膜が順次形成され、この第2酸化シリコン膜
上に複数の島状シリコン単結晶層が形成され、各々の島
状シリコン単結晶層が絶縁物によって分離されているも
のである。この参考例3の半導体装置では、素子領域と
なる絶縁物によって分離された単結晶シリコン層で発生
した熱を、薄く形成した第1、第2酸化シリコン膜を介
して多結晶シリコン層及びシリコン基板へ効率よく放散
させることができる。
【0024】本発明の第3の半導体装置及びその製造方
法は、シリコン基板上に第1酸化シリコン膜を介して多
結晶シリコン膜、第2酸化シリコン膜、シリコン単結晶
層からなる複数の島状積層領域が形成され、各々の島状
積層領域が絶縁物によって分離されているものである。
この第3の半導体装置では、素子領域となる絶縁物で分
離された単結晶シリコン層で発生した熱を、薄く形成し
た第1酸化シリコン膜、多結晶シリコン膜、薄く形成し
た第2酸化シリコン膜を介してシリコン基板へ効率よく
放散させることができる。また、このとき、多結晶シリ
コン層に不純物を導入していなければ、この多結晶シリ
コン層は誘電体として作用するため、素子対シリコン基
板間容量を増大させることがない。
【0025】
【実施例】次に、本発明の第1〜第7実施例を図1〜9
に基づいて説明する。
【0026】(第1実施例)図1は、本発明の第1実施
例を説明するための工程順(工程A〜D)に示した半導体
チップの断面図である。まず、図1工程Aに示すよう
に、シリコン基板1上に酸化シリコン膜2を介して形成
された単結晶シリコン層3を有するSOI基板を用意す
る。
【0027】上記SOI基板としては、SIMOX法や基板貼合
せ法により形成したものを用いることができる。これを
バイポ−ラ型集積回路に応用する場合、単結晶シリコン
層3の厚さを約2μmとし、n+埋込層3a及びn型エピ
タキシャル層3bから成る(図1工程A参照)。また、酸
化シリコン膜2の厚さを0.3〜0.1μmとする。
【0028】次に、同じく図1工程Aに示すように、単
結晶シリコン層3上に、後工程でのエッチングストッパ
としての窒化シリコン膜4を薄く形成した後、通常のフ
ォトリソグラフィ−を用いた加工により非素子領域6の
窒化シリコン膜4及び単結晶シリコン層3を部分的にド
ライエッチング法にて除去し、素子領域5に島状の単結
晶シリコン層3を形成する。
【0029】次に、図1工程Bに示すように、全面に酸
化シリコン膜8を厚く堆積させる。この厚さは、単結晶
シリコン層3の厚さの倍以上とすることが好ましい。続
いて、研磨によって酸化シリコン膜8を削っていき、図
1工程Cに示すように平坦化する。
【0030】このような研磨手段としては、通常、アル
カリ溶液中に20〜30nm程度のシリカ粒を混入したスラ
リ−が使われることが多く、このスラリ−及び研磨板を
適当な条件で使用することにより、酸化シリコン膜と窒
化シリコン膜又はそれ以外の物質との研磨レ−トを異な
った値にすることができる。
【0031】本第1実施例においては、窒化シリコン膜
4を酸化シリコン膜8の研磨のためのストッパ−として
使うことができる。即ち、現在、窒化シリコン膜と酸化
シリコン膜の研磨速度比を1:5又はそれ以上にすること
ができるため、窒化シリコン膜4の膜厚を適当に選ぶこ
とで十分ストッパ−として使用することができる。
【0032】次に、この窒化シリコン膜4を除去した
後、図1工程Dに示すように、従来と同様の手段で素子
領域5の単結晶シリコン層3に半導体素子(エミッタ領
域3c、ベ−ス領域3d、コレクタ領域3e)を形成す
る。
【0033】本第1実施例により形成した半導体装置の
一例を図2(その上面図)に基づいて説明すると、素子領
域5は、非素子領域6内に任意に形成することが可能で
ある。なお、非素子領域6は、図1工程Dで示したよう
に、酸化シリコン膜8によってすべて埋設されている。
【0034】本第1実施例によれば、従来例と比較して
非素子領域6上に形成された配線領域及び抵抗領域など
の対基板容量を大幅に低下させることができ、集積回路
の高速化に有利となる利点を有する。例えば前記図12で
示した従来例では、一般に酸化シリコン膜2の厚さは0.
5μm程度であるのに対して、本第1実施例では、図1
工程Dに示す酸化シリコン膜2、同8の合計膜厚は1.5
〜2.5μmとなり、図12の従来例より1/3〜1/5の対基
板容量の低減効果が生じる。
【0035】また、前記図13で示した従来例では、浅い
溝に埋設された酸化シリコン膜8aの膜厚が一般的には
0.5μm程度であり、酸化シリコン膜2の膜厚0.5μmと
で合計1μm程度であるため、本第1実施例では、図13
の従来例より1/1.5〜1/2.5の対基板容量低減が見込ま
れる。
【0036】更に、本第1実施例によれば、図13で示し
た従来例と比較して大幅な製造工程削減が可能である。
例えば図13では、深い溝と浅い溝の2回のフォトリソグ
ラフィ−工程が必要であるが、本第1実施例では、1回
でよく、このように素子分離のための工程数を削減し得
る効果が生じる。
【0037】以上のような第1実施例では、酸化シリコ
ン研磨において素子領域が密集している部分と、そうで
ない部分とに平坦化の差が生じるという問題点がある。
即ち、前記図15に示すように、素子領域5と素子領域5
との間隔が広い部分の酸化シリコン膜8にへこみ15が生
じる。
【0038】この理由としては、まず、堆積した酸化シ
リコン膜の厚さが基板面内で“ばらつき”があること
と、その他、研磨速度も基板面内で“ばらつき”が生じ
るため、これ等“ばらつき”に対する余裕度を持たせる
ため、研磨はある程度多めに行われなければならないと
いうことに起因する。例えば素子領域5と素子領域5の
間隔が100μm程度となると、研磨の余裕度から考え
て、総研磨量の2割程度の膜厚分へこむことになる。
【0039】素子領域の厚さが2μm、酸化シリコン膜
を3μm程度堆積した場合、このへこみ量は0.6μmとな
り、2μmの素子領域の厚さから考えて、へこみ量は素
子領域の厚さの1/3程度となり、完全な平坦化とはいえ
ない。
【0040】(第2実施例)図3は、本発明の第2実施
例を説明するための工程順(工程A〜D)に示した半導体
チップの断面図である。本第2実施例の目的は、前記第
1実施例の“平坦化に差が生じる”という問題点を解決
することにある。
【0041】まず、第1実施例と同様のSOI基板を用意
する。次に、図3工程Aに示すように、第1実施例同
様、単結晶シリコン層3上に、後工程でのエッチングス
トッパ−としての窒化シリコン膜4を薄く形成した後、
通常のフォトリソグラフィ−を用いた加工により非素子
領域6の窒化シリコン膜4及び単結晶シリコン層3を部
分的にドライエッチング法にて除去する。
【0042】このとき、素子の密集していない非素子領
域6の一部をダミ−領域11として素子領域3と同様の構
造に形成する(図3工程A参照)。以降の工程は、図3工
程B〜Dに示すとおりであり、これは、第1実施例の図
1工程B〜Dと同様であるので、その説明を省略する。
【0043】本第2実施例を行うに当たっては、次の点
を考慮に入れることでその効果を十分に発揮させること
ができる。ダミ−領域11は、素子領域5以外の領域に広
い面積で配置すると、その直上の配線に対基板容量が付
くため、5μm四方の面積のものを例えば間隔が50μm
を越えないように、ところどころに柱状に配置すれば十
分である。
【0044】このようにダミ−領域11を柱状に配置する
ことにより、配線に余分な容量を付けることなく素子間
埋設のための酸化シリコン膜8の研磨を多少余分に行っ
たとしても、酸化シリコン埋設領域に生じるへこみ量
は、最小限にすることが可能である。
【0045】ダミ−領域11の配置間隔が少ない程同じオ
−バ−研磨量におけるへこみは少なくなるが、ダミ−領
域11をあまり密集させることは意味がなく、素子領域5
の厚さ、酸化シリコン膜8の膜厚ばらつき、基板内膜厚
ばらつき、研磨速度の基板内ばらつき等を考慮したうえ
で、問題とならないへこみ量での間隔でダミ−領域11を
配置すればよい。
【0046】(第3実施例)図4は、本発明の第3実施
例を説明するための工程順(工程A〜D)に示した半導体
チップの断面図である。まず、図4工程Aに示すよう
に、シリコン基板1上に酸化シリコン膜2を介して形成
された単結晶シリコン層3を有するSOI基板を用意す
る。
【0047】このSOI基板としては、SIMOX法や基板貼合
せ法により形成したものを用いることができる。これを
バイポ−ラ型集積回路に応用する場合、単結晶シリコン
層3の厚さを約2μm 、酸化シリコン膜2の厚さを0.3
〜1.0μmとする。
【0048】次に、この単結晶シリコン層3上に、後工
程でのエッチングストッパとしての窒化シリコン膜4を
薄く形成した後、通常のフォトレリソグラフィ−を用い
た加工により非素子領域6の窒化シリコン膜4及び単結
晶シリコン層3を部分的にドライエッチング法にて除去
し、島状の単結晶シリコン層3を形成する(図4工程A
参照)。
【0049】続いて、図4工程Bに示すように、全面に
炭化シリコン膜7を単結晶シリコン層3と同じ厚さだけ
被着させる。炭化シリコン層7は、例えばC2H2とSi2H2
のような反応ガスによりCVD法により被着することがで
きる。
【0050】その後、この炭化シリコン膜7をパタ−ニ
ングし、島状の炭化シリコン膜7を形成する(図4工程
B参照)。この島状炭化シリコン膜7は、素子領域5か
ら離れて、非素子領域6の大部分にわたって形成しても
よいし、また、集積回路の熱発生が多い部分にのみ形成
してもよい。
【0051】次に、全面に酸化シリコン膜8を厚く堆積
させる。この厚さは、単結晶シリコン層3の厚さの倍以
上あることが好ましい。続いて、研磨によって酸化シリ
コン膜8を削っていき、図4工程Cに示すように、酸化
シリコン膜8を島状の単結晶シリコン層3と炭化シリコ
ン膜7の間に埋設する。以降は、図4工程Dに示すよう
に、前記第1、2実施例と同様、素子領域5の単結晶シ
リコン層3に半導体素子(エミッタ領域3c、ベ−ス領
域3d、コレクタ領域3e)を形成する。
【0052】本第3実施例によれば、非素子領域6の大
部分を従来の酸化シリコン膜から炭化シリコン膜7に置
きかえることができる(図4工程D参照)。炭化シリコン
は、一般的に半導体の性質を持ったセラミックスである
が、不純物が導入されていない状態では非誘電率が約10
の誘電体として扱える。
【0053】また、炭化シリコンは、その熱伝導率が約
270Wm-1-1であり、シリコン結晶と同等以上の高い
値を有する。この値は、酸化シリコン膜の1.4〜1.6Wm
-1-1の約100倍の熱伝導率であり、非素子領域の表面
で発生した熱を効率よくシリコン基板1側に放散するこ
とが可能である。
【0054】また、炭化シリコンのもう一つの特徴は、
熱膨張係数がシリコン結晶とほぼ同じ値であるという点
にある。このため、非素子領域6の大部分に炭化シリコ
ン膜7を形成した場合の非領域に与える応力の影響を最
小限にすることができる。
【0055】(第4実施例)図5は、本発明の第4実施
例を説明するための工程順(工程A〜D)に示した半導体
チップの断面図である。まず、図5工程Aに示すよう
に、第3実施例と同様、酸化シリコン膜2上の単結晶シ
リコン層3をエッチングし、素子領域5にのみ残した
後、全面に窒化シリコン膜4Aを形成する。
【0056】次に、炭化シリコン膜7を全面に形成した
後、パタ−ニングし、非素子領域6に島状に残す。この
とき、本第4実施例では、島状の単結晶シリコン層3と
炭化シリコン層7の間隔が、島状の単結晶シリコン層3
間の間隔と同一になるように、即ち溝10A、10B間の幅
が一定となるように配置する(図5工程B参照)。この場
合、前記図12で示した従来例と同じような溝埋設プロセ
スを用いることができ、前記第1〜第3実施例に記載し
たような研磨による方法を用いる必要は少なくなる。
【0057】次に、図5工程Bに示すように、ボロンリ
ンシリケ−トグラス膜(BPSG膜9)を厚く堆積させる。続
いて、図5工程Cに示すように、このBPSG膜9を1000℃
で熱処理してリフロ−させた後、ドライエッチングによ
るエッチングバックを行い、BPSG膜9を溝10A及び溝10
B内にのみ残し、表面を平坦化する。その後、図5工程
Dのように、素子領域5の単結晶シリコン層3に半導体
素子(エミッタ領域3c、ベ−ス領域3d、コレクタ領
域3e)を形成する。
【0058】本第4実施例の利点は、従来から行われて
いる溝埋設プロセスをそのまま用いることができる点で
あり、従って、前記図15に示す“研磨法による絶縁分離
領域のへこみ”の問題が解消し得ることにある。また、
酸化シリコン膜2上に窒化シリコン膜4Aを形成してい
るため、BPSG膜9からの不純物の拡散を防止できる利点
を有する。
【0059】(第5実施例)図6は、本発明の第5実施
例を説明するための工程順(工程A〜D)に示した半導体
チップの断面図であり、図7は、この第5実施例で形成
した半導体チップの上面図である。なお、図7のA−A
線断面は図6の工程Dに相当する。
【0060】まず、第1実施例と同様のSOI基板を用意
する。次に、図6工程Aに示すように、第1実施例と同
様、単結晶シリコン層3上に後工程のエッチングストッ
パ−としての窒化シリコン膜4を薄く形成した後、通常
のフォトリソグラフィ−を用いた加工により、素子領域
5とダミ−領域11を除いた非素子領域6の窒化シリコン
膜4及び単結晶シリコン層3を部分的にドライエッチン
グ法にて除去し、島状のシリコン単結晶層3を形成す
る。
【0061】このとき、ダミ−領域11の単結晶シリコン
層3は、図7に示すように、素子領域5を囲むように形
成する。ただし、完全に囲まれている必要はない。ま
た、この素子領域5とダミ−領域11との間隔は、一般的
な溝分離にみられる約0.5〜1.0μmの幅とすることがで
きるが、加工技術によってはそれ以下とすることもでき
る。
【0062】素子領域5とダミ−領域11との間隔が大き
すぎると、デバイスサイズが増大するのみならず、後記
する放熱効果が低下するので好ましくない。この間隔を
一定とすれば、放熱が均一に四方に分散するので好まし
い。
【0063】次に、図6工程Bに示すように、全面に酸
化シリコン膜8を厚く堆積させる。この厚さは、単結晶
シリコン層3の厚さ以上であることが望ましい。続い
て、研磨によって酸化シリコン膜8を削っていき、図6
工程Cに示すように、酸化シリコン膜8を島状の単結晶
シリコン層3の間に埋設する。この際の研磨手段は、前
記第1実施例で記載した方法と同様である。
【0064】以下、図6工程Dに示すように、窒化シリ
コン膜4を除去した後、従来と同様にして素子領域5の
単結晶シリコン層3に半導体素子(エミッタ領域3c、
ベ−ス領域3d、コレクタ領域3e)を形成する。
【0065】本第5実施例によれば、素子領域5で発生
した熱14は、素子領域5の直下だけでなく、ダミ−領域
11の単結晶シリコン層3を介してシリコン基板1へ放熱
する経路も加わるため(図6工程D参照)、前記第1実施
例と比較して基板への熱放散の効率を上げることができ
る利点を有する。ダミ−領域11の幅は、大きいほど効率
は上がるが、あまり大きくすると、第1実施例で示した
効果(対基板容量の低減効果)が低下するので、設計上最
適な値にする必要がある。
【0066】(第6実施例)図8は、本発明の第6実施
例を説明するための工程順(工程A〜D)に示した半導体
チップの断面図である。まず、図8工程Aに示すよう
に、シリコン基板1上に、酸化シリコン膜13a、多結晶
シリコン膜12、酸化シリコン膜13bを介して形成された
単結晶シリコン層3を有するSOI基板を用意する。
【0067】このSOI基板として、貼合せ基板を使う
が、貼合せ面はどこでもよい。ただし、多結晶シリコン
膜12は、一般にその表面に凹凸があるため、これを研磨
した後、酸化シリコン膜との間で貼り合わせるのが好ま
しい。
【0068】次に、単結晶シリコン3上に、後工程での
エッチングストッパ−としての窒化シリコン膜4を薄く
形成した後、通常のフォトリソグラフィ−技術を用いた
加工により非素子領域6の窒化シリコン膜4及び単結晶
シリコン層3を部分的にドライエッチング法にて除去
し、島状の単結晶シリコン層3を形成する(図8工程A
参照)。
【0069】次に、図8工程B、同Cに示すように、前
記第1実施例と同様、酸化シリコン膜8を堆積し、これ
を研磨した後、図8工程Dに示すように、窒化シリコン
膜4を除去した後、従来と同様にして素子領域5の単結
晶シリコン層3に半導体素子(エミッタ領域3c、ベ−
ス領域3d、コレクタ領域3e)を形成する。
【0070】本第6実施例によれば、素子領域5の単結
晶シリコン層3で発生した熱14を、図8工程Dに示すよ
うに、酸化シリコン膜13bを介して多結晶シリコン膜12
に放散し、更に、酸化シリコン膜13aを介してシリコン
基板1側に放散する。この際、酸化シリコン膜13a、13
bの膜厚を1000オングストロ−ムもしくはそれ以下にす
ることにより、放熱効率をより一層向上させることがで
きる。
【0071】また、本第6実施例における酸化シリコン
膜13a、13bに挟まれた多結晶シリコン膜12は、この膜
12に不純物が導入されていなければ、比誘電率約11.0の
誘電体として作用する。このため、比誘電率約3.9の酸
化シリコンと組合わせた場合、酸化シリコン膜13a、13
bの厚さを約1000オングストロ−ムとし、多結晶シリコ
ン膜12の厚さを約6000オングストロ−ムとすることによ
り、多結晶シリコン膜12は、酸化シリコン膜に換算して
5000オングストロ−ム程度と同等の誘電率の値をもった
厚さになるため、素子領域5の対基板容量を増加させ
ず、放熱効果のみを高めることができる利点を有する。
【0072】(第7実施例)図9は、本発明の第7実施
例を説明するための工程順(工程A〜D)に示した半導体
チップの断面図である。まず、前記第6実施例と同様の
多層のSOI基板を用意する。即ち、図9工程Aに示すよ
うに、シリコン基板1上に、酸化シリコン膜13a、多結
晶シリコン膜12、酸化シリコン膜13bを介して形成され
た単結晶シリコン層3を有するSOI基板を用意する。
【0073】次に、単結晶シリコン層3上に、後工程で
のエッチングストッパ−としての窒化シリコン膜4を薄
く形成した後、通常のフォトリソグラフィ−技術を用い
た加工により、非素子領域6の窒化シリコン膜4、単結
晶シリコン層3、酸化シリコン膜13b及び多結晶シリコ
ン膜12を部分的にドライエッチング法にて除去し、多結
晶シリコン膜12、酸化シリコン膜13b及び単結晶シリコ
ン層3からなる島状の積層構造を形成する(図9工程A
参照)。
【0074】続いて、図9工程B、同Cに示すように、
前記第6実施例と同様、酸化シリコン膜8を堆積し、こ
れを研磨した後、図9工程Dに示すように、窒化シリコ
ン膜4を除去した後、従来と同様にして素子領域5の単
結晶シリコン層3に半導体素子(エミッタ領域3c、ベ
−ス領域3d、コレクタ領域3e)を形成する。
【0075】本第7実施例によれば、前記第6実施例と
同様、素子領域5の単結晶シリコン層3で発生した熱14
を、図9工程Dに示すように、酸化シリコン膜13bを介
して多結晶シリコン膜12に放散し、更に、酸化シリコン
膜13aを介してシリコン基板1側に放散する。この放熱
効果は、前記第6実施例に比して幾分低下するが、対基
板容量については、より良い効果が得られる。
【0076】即ち、図9工程Dに示すように、多結晶シ
リコン膜12内に反転層による容量(反転層容量16)が発生
した場合、前記第6実施例のように多結晶シリコン膜12
が分離されていないと(図8工程D参照)、大きな容量が
対基板に付くことが考えられる。しかしながら、本第7
実施例では、前記第6実施例とは異なり、多結晶シリコ
ン膜12をも絶縁物(酸化シリコン膜8)で分離されるため
(図9工程D参照)、対基板容量の増加を、前記第6実施
例に比してより抑制できる利点を有する。
【0077】以上、本発明の第1〜第7実施例について
説明したが、他の実施例として、第5実施例〜第7実施
例において、第2実施例の技術内容を更に適用すること
ができる。また、第1実施例〜第3実施例、第5実施例
〜第7実施例における酸化シリコン膜8に代えて、第4
実施例で用いたBPSG膜9を使用することもできる。
【0078】
【発明の効果】以上詳記したように本発明は、(1) 配線
領域、抵抗部などの対基板間容量を低減すること、(2)
素子領域や配線領域、抵抗部などに発生する熱を効率よ
く基板に放熱すること、(3) 研磨による平坦化処理に伴
う“へこみ”を解消すること、(4) 素子分離のための工
程数を削減すること、などの顕著な効果が生じる。
【0079】本発明に係る半導体装置で生じる効果につ
いて、さらに詳細に説明すると、次の第1〜第5の点を
挙げることができる。第1に、SOI基板を使い、素子領
域を島状に残し、それ以外をすべて絶縁物で埋設したた
め、配線領域及び抵抗部の対基板容量を1/1.5〜1/5に低
減すると共にフォトリソグラフィ−工程を従来法より1
回少なくし、従来と同等以上の対基板容量低減効果を得
ることができる。
【0080】第2に、本発明の第1の半導体装置で有す
る問題点“研磨による非素子領域のへこみ”について、
ダミ−領域を設けることにより解決したものである。第
3に、同じく本発明の第1の半導体装置で有する問題点
“放熱性の悪さ”について、ダミ−領域を素子領域のま
わりに形成することにより解決したものである。
【0081】第4に、上記第2の点に記載した「ダミ−
領域」を熱伝導率の高い炭化シリコン膜とし、更に非素
子領域の広い範囲に使うことにより、配線領域、抵抗部
の熱の放散を効果的にすることができる。第5に、SOI
基板として、下層からシリコン基板、酸化シリコン、多
結晶シリコン、酸化シリコン、単結晶シリコンの多層か
らなるものを使用し、酸化シリコン膜を薄くし、不純物
が導入されていない多結晶シリコンを薄い酸化シリコン
膜で挟むことにより、素子領域の対基板容量を増大する
ことなく、素子領域で発生した熱を基板側に効率よく放
散させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の製造工程(工程A〜D)を
示す半導体チップの断面図。
【図2】本発明の第1実施例で形成した半導体チップの
上面図。
【図3】本発明の第2実施例の製造工程(工程A〜D)を
示す半導体チップの断面図。
【図4】本発明の第3実施例の製造工程(工程A〜D)を
示す半導体チップの断面図。
【図5】本発明の第4実施例の製造工程(工程A〜D)を
示す半導体チップの断面図。
【図6】本発明の第5実施例の製造工程(工程A〜D)を
示す半導体チップの断面図。
【図7】本発明の第5実施例で形成した半導体チップの
上面図。
【図8】本発明の第6実施例の製造工程(工程A〜D)を
示す半導体チップの断面図。
【図9】本発明の第7実施例の製造工程(工程A〜D)を
示す半導体チップの断面図。
【図10】従来例(選択酸化法による素子間分離)を説明
するための断面図。
【図11】従来例(溝分離法による素子間分離)を説明す
るための断面図。
【図12】従来例(SOI基板を用いた素子分離の形成)を
説明するための断面図。
【図13】従来例(素子間分離のための深い溝と対基板
容量低減のための浅い溝とを組合せた半導体チップ)を
説明するための断面図。
【図14】素子領域で発生する熱の放散を説明するため
の図。
【図15】酸化シリコン膜の研磨による平坦化処理に伴
うへこみを説明するための図。
【符号の説明】
1 シリコン基板 2 酸化シリコン膜 3 単結晶シリコン層 3a n+埋込層 3b n型エピタキシャル層 3c エミッタ領域 3d ベ−ス領域 3e コレクタ領域 4、4A 窒化シリコン膜 5 素子領域 6 非素子領域 7 炭化シリコン膜 8、8a 酸化シリコン膜 9 BPSG膜 10A、10B 溝 11 ダミ−領域 12 多結晶シリコン膜 13a、13b 酸化シリコン膜 14 熱 15 へこみ 16 反転層容量

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコン基板上に形成された酸化シリコ
    ン膜と、この酸化シリコン膜上に形成された島状シリコ
    ン単結晶層と、前記酸化シリコン膜上に形成され前記島
    状シリコン単結晶層と絶縁物によって分離された炭化シ
    リコン誘電体層とを含む構造からなることを特徴とする
    半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記炭化シリコン誘電体層は、島状の
    化シリコンから形成されていることを特徴とする請求項
    記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記島状のシリコン単結晶層と炭化シリ
    コン誘電体層は、同じ厚さに形成されていることを特徴
    とする請求項記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 (1)シリコン基板上にシリコン酸化膜を
    介して形成されたシリコン単結晶層の一部を除去して島
    状シリコン単結晶層を形成する工程、 (2)該島状シリコン単結晶層を含む全面に炭化シリコン
    膜を形成した後、パタ−ニングし島状シリコン単結晶層
    と所定の間隔をおいた炭化シリコン誘電体層を形成する
    工程、 (3)全面に酸化シリコン膜を形成した後、エッチング法
    又は研磨法により表面の酸化シリコン膜を除去し前記島
    状シリコン単結晶層と前記炭化シリコン誘電体層との間
    に酸化シリコン膜を埋設する工程、 とを含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 シリコン基板上に形成された酸化シリコ
    ン膜と、この酸化シリコン膜上に形成された島状シリコ
    ン単結晶層と、前記酸化シリコン膜上に形成され前記島
    状シリコン単結晶層と絶縁物によって分離され前記島状
    シリコン単結晶層を囲むように形成された島状シリコン
    単結晶層からなるダミ−層を含む構造からなることを特
    徴とする半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記島状シリコン単結晶層とダミ−層
    は、同じ厚さに形成されていることを特徴とする請求項
    記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】 前記島状シリコン単結晶層とダミ−層の
    間隔が、一定であることを特徴とする請求項記載の半
    導体装置。
  8. 【請求項8】 シリコン基板上に、第1酸化シリコン膜
    を介して多結晶シリコン膜、第2酸化シリコン膜、シリ
    コン単結晶層からなる複数の島状積層領域が形成され、
    各々の島状積層領域が絶縁物によって分離されているこ
    とを特徴とする半導体装置。
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