JP3296270B2 - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法に関し、特に詳しくは、絶縁膜により埋め込まれた
素子分離領域を持つSOI基板の構造及びその製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、回路の高速化に伴い、デバイ
スの高周波特性の改善が必要である。その為、素子基板
間などの寄生容量の低減のため、素子の微細化が強く望
まれている。素子の微細化のための素子分離構造とし
て、半導体基板表面上の素子分離領域に凹部を形成し、
凹部内にシリコン酸化膜またはポリシリコン膜などを埋
め込んで素子間分離を行う、いわゆる溝分離構造が用い
られている。
【0003】しかし、シリコン酸化膜を埋め込んだ場合
には、基板表面の酸化膜を除去する際に、凹部内の酸化
膜も同時に除去されてしまい、平坦性が悪くなるという
問題点がある。また、ポリシリコン膜を埋め込んだ場合
には、凹部内に残した多結晶シリコン膜を酸化する際、
熱酸化により多結晶シリコン膜が酸化膜に変わるとき
に、体積が増加する。
【0004】そのため、分離溝の周辺にストレスが発生
し、素子の歩留まりを落とすなどの問題点がある。そこ
で、当該凹部内に、その膜中のボロン濃度が5.5wt
%以上11wt%以下であるBPSG膜を埋め込むこと
により、このような問題点を改善する特許が、特開昭6
1−8945号公報に提案されている。
【0005】その工程は、次のように構成されている。
まず、図3(A)のように、シリコン基板1の表面に5
00Å程度の熱酸化膜10および0.5μmから1.5
μm程度の多結晶シリコン膜11を形成する。周知のフ
ォトリソグラフィ工程によりマスクを形成した後、前記
多結晶シリコン膜および酸化膜、さらにシリコン基板
を、異方性エッチングによりエッチング除去し、凹部1
2を形成する。
【0006】次に図3(B)に示すように凹部12の側
面および底面と多結晶シリコン膜の表面を熱酸化し、酸
化膜13を形成する。そして、凹部および基板表面に膜
中のボロン濃度が5.5wt%以上11wt%以下であ
るBPSG膜14を堆積し、BPSG膜をリフローす
る。次いで、図3(C)に示すように、多結晶シリコン
膜11が表出し、かつ凹部にはBPSG膜14が残存す
るように、BPSG膜をエッチング除去する。
【0007】次に多結晶シリコン膜を除去する。この
後、多結晶シリコン膜の側面および半導体基板表面上に
形成された酸化膜をバッファドフッ酸によるウエットエ
ッチングにより除去する。その際、BPSG膜中のボロ
ン濃度を5.5wt%以上11wt%以下なので、BP
SG膜のエッチレートは酸化膜よりも遅くなる。そのた
め、凹部内のBPSG膜を残して、酸化膜のみを除去で
きる。
【0008】この後、通常のゲート酸化などの熱処理に
より、基板表面に酸化膜15を形成すると同時に、凹部
内に埋め込まれたBPSG膜の表面はなめらかに平坦化
され、図3(D)に示す構造を得る。しかし、このよう
な構造では素子間寄生容量は低減されるが、素子と基板
間の容量の低減には限界がある。
【0009】そこで、さらに素子と基板間容量を低減す
るために、例えば、特開平3−201548号公報に示
される様に、酸化膜などの絶縁膜上に単結晶シリコン膜
を形成するSOI基板を用いる方法が提案されている。
その際、研磨工程での加工精度の問題で困難であったデ
バイス活性層(絶縁膜上の単結晶シリコン膜の厚さ)の
厚みを精度よく制御する方法が、該特許に提案されてい
る。
【0010】つまり、まず図4(A)に示すように、第
1のシリコン基板21上に酸化膜22、その上に窒化膜
23を形成する。周知のフォトリソグラフィ技術により
マスクを形成後、異方性エッチングにより窒化膜23、
酸化膜22およびシリコン基板21を除去し凹部を形成
する。このシリコン基板の凹部の深さにより、SOI層
の厚みは決定される。そして、窒化膜23をマスクとし
て選択熱酸化することで酸化膜24を形成する。その酸
化時間は、形成される酸化膜24が酸化膜22とほぼ同
じ高さになるような時間とする。
【0011】次に図4(B)に示すように、第2のシリ
コン半導体基板25の鏡面上にBPSG膜26を成膜す
る。続いて、図4(C)に示すように、窒化膜23を除
去した前記第1の半導体基板21と、前記BPSG膜2
6を成膜した第2の半導体基板を接合し、BPSG膜に
より基板間を絶縁分離した接合基板を形成する。
【0012】次に、第1の半導体基板の接合面に対向す
る面を分離酸化膜24が露出するまで選択ポリッシング
を行う。このように、分離酸化膜24をエッチングスト
ッパとして機能させることで、酸化膜で囲まれた素子領
域を、その膜厚の制御性よく形成することができる。以
上のようにして、図4(D)に示すように誘電体により
絶縁分離されたSOI基板を、制御性よく、形成するこ
とができる。
【0013】又、本願出願人が先に出願している特願平
6−180635号明細書には、SOI基板を用い、配
線領域、抵抗部等の耐基板間容量の低減等を目的とした
技術が提案されている。当該特許出願に於いては、図5
(A)に示す様に、シリコン基板31上に酸化膜32を
介して形成された単結晶シリコン膜33を有するSOI
基板を形成する。
【0014】周知のフォトリソグラフィ法によりマスク
を形成し、単結晶シリコン膜33を部分的にドライエッ
チング法にて除去し、島状の素子領域35を形成する。
続いて、全面に窒化シリコン膜34を形成する。この窒
化膜は、後工程で形成するBPSG膜から素子領域35
へ、ボロン、リンが拡散するのを防止する為に形成され
ている。
【0015】次に、図5(B)に示す様に、炭化シリコ
ン膜37を形成した後、パターニングして非素子領域3
6に当該炭化シリコン膜37を島状に残す。そして、ボ
ロンリンシリケートガラス膜(BPSG膜)38を厚く
堆積させる。続いて、このBPSG膜を1000℃で熱
処理してリフローさせた後、ドライエッチングによるリ
フローを行い、BPSG膜を溝39A、39B内にのみ
残し、表面を平坦化する事で、図5(C)に示す様な構
造を得る。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】即ち、上記した公知技
術に関して、先ず特開平3−201548号公報におけ
る問題点は、素子分離領域を酸化により形成する際、素
子領域まで酸化される領域が広がるため、素子領域の微
細化が困難であることである。その理由は、選択酸化に
より溝内に酸化膜を形成しているためである。
【0017】又、特開昭61−8945号公報の技術に
於いては、BPSG膜の平坦化には効果が得られるが、
素子と基板間の容量の低減化には限界がある。更には、
特願平6−180635号明細書における問題点は、後
工程での熱処理によりBPSG膜にクラックが入ること
であり、それによって、歩留り低下することである。
【0018】その理由は、BPSG膜及び炭化シリコン
膜の底面に窒化膜が形成されており、当該接続界面に多
くのクラックが入る事が判明している。従って、本発明
の目的は、BPSG膜におけるクラックの発生を防止
し、素子の歩留りが改善されるSOI基板の構造及びそ
の製造方法を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、以下に記載されたような技術構成を採用
するものである。即ち、本発明に係る第1の態様として
は、シリコン基板上に第1の絶縁膜が形成され、その第
1の絶縁膜上に素子領域となる独立した複数の単結晶シ
リコン層が形成され、当該単結晶シリコン層以外の領域
が、ボロンリンガラス(BPSG膜)膜で形成された構
造を有しており、且つ該単結晶シリコン層の側面にのみ
窒化膜が形成されている半導体装置であり、又、本発明
に係る第2の態様としては、シリコン基板上に設けられ
た第1の絶縁膜の上に素子領域を形成する単結晶シリコ
ン層を形成すると共に、当該第1の絶縁膜の上に形成さ
れた該素子領域間にボロンリンガラス(BPSG)膜を
埋め込むに際し、当該単結晶シリコン層と該BPSG膜
との間に窒化膜を介在させる半導体装置の製造方法であ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明に係る当該半導体装置及び
半導体装置の製造方法は、上記した様な技術構成を採用
していることから、素子領域とBPSG膜の間に形成さ
れている窒化膜を素子領域の側面にのみ形成することで
BPSG膜に発生する応力を緩和することができ、BP
SG膜にクラックが発生する事を防止し、素子領域に形
成されている素子の歩留りを向上する事が出来る。
【0021】更に、本発明に於いては、BPSG膜から
ボロン、リンが素子領域へ拡散することを防ぐことがで
きるので、素子自体と素子分離領域の間隔をせまくする
ことができ、素子領域の微細化が可能になる。
【0022】
【実施例】以下に、本発明に係る半導体装置及びその製
造方法の一具体例の構成を図面を参照しながら詳細に説
明する。即ち、図1及び図2は、本発明に係る当該半導
体装置の構成の一具体例とそのの製造方法の一具体例を
工程順に説明する断面図であり、図中、第1のシリコン
基板1上に第1の絶縁膜2が形成され、その第1の絶縁
膜2上に素子領域6となる独立した複数の単結晶シリコ
ン層3が形成され、当該単結晶シリコン層3以外の領域
、ボロンリンガラス(BPSG膜)膜9で形成された
構造を有しており、且つ該単結晶シリコン6の側面に
のみ窒化膜8が形成されている半導体装置50が示され
ている。
【0023】本発明に於ける当該窒化膜は、シリコン窒
化膜である事が望ましい。更に、本発明に於いては、素
子領域6を構成する当該単結晶シリコン層3以外の領域
配置せしめられたBPSG膜9は、該第1の絶縁層2
と直接接合せしめられているものである事が望ましい。
又、本発明に於いては、当該単結晶シリコン層3の表面
に第2の酸化膜7が形成されている事が好ましい。
【0024】本発明に係る上記した半導体装置50を製
造する方法の基本的な構成は、例えば、シリコン基板1
上に設けられた第1の絶縁膜2の上に素子領域6を形成
する単結晶シリコン層3を形成すると共に、当該第1の
絶縁膜2の上に形成された該素子領域6の間の領域に、
ボロンリンガラス(BPSG)膜9を埋め込むに際し、
当該単結晶シリコン層3と該BPSG膜9との接合界面
に窒化膜8を介在させる様にする事が望ましい。
【0025】本発明に係る該半導体装置の製造方法のよ
り具体的な工程の手順の一例を示すならば、次の様な構
成となる。即ち、支持基板1上に第1の絶縁膜2を形成
する工程と、前記第1の絶縁膜2を介して支持基板1と
単結晶シリコン膜からなる半導体基板3を貼りあわせる
工程と、所定の厚さまで前記半導体基板3を研磨する工
程と、半導体基板3上に第2の絶縁膜4として例えば酸
化膜を形成する工程と、前記第2の絶縁膜4上に第1の
窒化膜7を形成する工程と、素子分離領域6となる部分
の前記第2の絶縁膜4、第1の窒化膜7および半導体基
板3を、前記第1の絶縁膜2の表面が露出するまで除去
する工程と、全面に第2の窒化膜8を形成する工程と、
前記半導体基板3上、及び第1の絶縁膜2上の第2の窒
化膜8を除去し、半導体基板3の側面にのみ第2の窒化
膜8を残す工程と、全面にボロンリンガラス(BPS
G)膜9を形成する工程と、前記第1の窒化膜7の表面
が露出するまで、場合によっては当該第2の絶縁膜4の
表面が露出するまで、BPSG膜9を選択研磨し、前記
BPSG膜9が埋め込まれた素子分離領域6を形成する
工程とから構成されているものである。
【0026】本発明に於ける当該窒化膜は、例えばシリ
コン窒化膜であり又第2の絶縁膜4は、例えばシリコン
酸化膜である事が望ましい。以下に、本発明に於ける半
導体装置の製造方法の一具体例を図面を参照にして詳細
に説明する。即ち、図1は、本発明にかかる半導体装置
の製造工程の一具体例の構成を示している。
【0027】図1(A)において、支持基板として表面
に熱酸化による厚さ1μmの酸化膜2を形成した第1の
シリコン基板1と、素子形成を行う第2のシリコン基板
3を酸化膜2をはさんで張り合わせ、1000℃に加熱
して貼りあわせる。そして、第2のシリコン基板3を研
磨して、デバイス活性層の厚さを1.5μmにし、SO
I基板を形成する。
【0028】次に図1(B)に示すように、第2のシリ
コン基板3上に熱酸化により、厚さが500Å程度の熱
酸化膜4及び厚さ1200Å程度の窒化膜7を形成す
る。周知のフォトリソグラフィ工程によりマスクを形成
した後、前記酸化膜4、窒化膜7およびシリコン基板3
を、酸化膜2の表面まで異方性エッチングによりエッチ
ング除去し、素子分離領域となる溝5と素子領域6を形
成する。
【0029】このエッチングの際、酸化膜2がなくな
り、第1のシリコン基板1の表面がでないようにする。
続いて、図1(C)に示すように、化学気相成長(CV
D)法を用いて、全面に第2の窒化膜8を1500Å程
度形成する。次いで、図2(A)に示すように、素子領
域6上及び酸化膜2上の第2の窒化膜8を異方性エッチ
ングにより除去し、素子領域6の側面にのみ窒化膜8を
残す。
【0030】続いて、図2(B)に示す様に、全面にB
PSG膜9を堆積する。このとき、BPSG膜の膜厚
は、溝部上でBPSG膜の高さが素子領域6より高くな
るような膜厚とする。1000℃程度の熱処理により、
BPSG膜9をリフローする。続いて、選択ポリッシン
グにより、第1の窒化膜7が露出するまで、BPSG膜
を研磨する。この際、BPSG膜9と当該第1の窒化膜
7の研磨比が10対1の研磨条件を用い、当該第1の窒
化膜7をエッチングストッパとして機能させることで、
溝部5上のBPSG膜9の膜厚をデバイス活性層とほぼ
同じ厚さになるように、研磨することができる。
【0031】当該第1の窒化膜7を、熱リン酸を用いた
ウエットエッチングにより除去することにより、図2
(C)に示すような素子分離構造をもつSOI基板が製
造される。本発明に係る当該半導体装置50に於いて
は、上記した様に、当該素子領域6と該分離領域を構成
する溝5を埋めBPSG膜9との間に窒化膜8が存在し
ている事から、ボロン或いはリン等が、BPSG膜9か
ら当該素子領域6に拡散する事がなく、更に、当該BP
SG膜9は、直接的に該第1の絶縁膜である酸化膜2と
接合しているので、当該BPSG膜9と該酸化膜2との
界面及び当該BPSG膜9にクラックが発生したり、分
離が発生したりする事が防止出来る。
【0032】更には、本発明に於いて、当該BPSG膜
9と該絶縁膜2との間に、従来の様な一般的に誘電率の
高い窒化膜が介在していないので、該BPSG膜9上に
何らかの配線を形成した場合でも、当該配線部と該基板
との間に形成される容量を、公知例の様にBPSG膜、
窒化膜、絶縁膜の組み合わせからなる半導体装置に配線
部を形成した場合に比べて小さくする事が出来ることか
ら、寄生容量の発生を抑制する事が出来、従って、信号
伝達時間の遅延が防止出来ることから高速処理が可能と
なる。
【0033】ここで、本発明に係る基板と従来の基板と
の間で当該基板の反り測定を行うと、従来の様に窒化膜
を全面に形成している場合には、反りは、−6.0μm
程度であるのに対し、本発明における様に、窒化膜を単
結晶シリコン膜3の側面のみに形成した場合では、反り
は−11.5μm程度である。このように、反りが増加
することで、BPSG膜にかかるストレスを緩和する事
ができる。
【0034】その為、BPSG膜にひびが入るのを防止
する事が出来、デバイスの歩留りを改善する事が出来
る。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る半導
体装置及び当該半導体装置の製造方法に於いては、BP
SG膜にクラックが入るのを防止し、且つ素子領域に形
成された素子の歩留りを改善することが出来ると言う効
果を発揮する事が可能となる。その理由は、素子領域へ
BPSG膜からボロン、リンが拡散するのを防ぐための
窒化膜を、素子領域の側面にのみ形成している事及び、
当該BPSG膜9と絶縁膜2との間の接合特性が、従来
のBPSG膜9と窒化膜との接合特性よりも優れている
ことに起因しているからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)から図1(C)は、本発明に係る半
導体装置の製造方法の一具体例の工程手順に於ける主要
な製造工程を示す断面図である。
【図2】図2(A)から図2(C)は、本発明に係る半
導体装置の製造方法の一具体例の工程手順に於ける主要
な製造工程を示す断面図である。
【図3】図3(A)から図3(D)は、従来に於ける半
導体装置の製造方法の一具体例の工程手順に於ける主要
な製造工程を示す断面図である。
【図4】図4(A)から図4(D)は、従来に於ける半
導体装置の製造方法の他の具体例の工程手順に於ける主
要な製造工程を示す断面図である。
【図5】図5(A)から図5(C)は、従来に於ける半
導体装置の製造方法の別の具体例の工程手順に於ける主
要な製造工程を示す断面図である。
【符号の説明】
1…シリコン基板 2…絶縁膜、酸化膜 3…単結晶シリコン膜 4…第2の絶縁膜 5…分離溝部、素子分離領域 6…素子形成領域 7…第1の窒化膜 8…第2の窒化膜 9…BPSG膜 50…半導体装置
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/762 H01L 21/76 H01L 27/12

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁膜が形成されたシリコン基板と、前
    記絶縁膜上に貼り合わせた単結晶シリコン膜からなる
    リコン基板とを備えたSOI基板構造の半導体装置に於
    いて、前記半導体装置は前記単結晶シリコン膜からな
    シリコン基板素子分離領域により分離され独立した
    複数の単結晶シリコン膜からなる素子領域を備え、前記
    素子分離領域は窒化膜−ボロンリンガラス(BPSG)
    −窒化膜のサンドイッチで構成され、その底面は前記
    絶縁膜に接していることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記窒化膜は、シリコン窒化膜である事
    を特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記素子分離領域に配置せしめられたB
    PSG膜は、前記絶縁膜と直接接合せしめられているも
    のである事を特徴とする請求項1又は2に記載の半導体
    装置。
  4. 【請求項4】 前記単結晶シリコン膜からなる素子領域
    の表面に酸化膜が形成されている事を特徴とする請求項
    1乃至3の何れかに記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 支持基板上に第1の絶縁膜を形成する工
    程と、前記第1の絶縁膜を介して支持基板と半導体基板
    を貼りあわせる工程と、 所定の厚さまで前記半導体基板を研磨する工程と、 半導体基板上に第2の絶縁膜を形成する工程と、 前記第2の絶縁膜上に第1の窒化膜を形成する工程と、 素子分離領域となる部分の前記第2の絶縁膜、第1の窒
    化膜および半導体基板を、前記第1の絶縁膜の表面が露
    出するまで除去する工程と、 全面に第2の窒化膜を形成する工程と、 前記半導体基板上及び第1の絶縁膜上の窒化膜を除去
    し、半導体基板側面にのみ第2の窒化膜を残す工程と、 全面にボロンリンガラス(BPSG)膜を形成する工程
    と、前記第1の窒化膜の表面が露出するまでBPSG膜
    を選択研磨し、前記BPSG膜が埋め込まれた素子分離
    領域を形成する工程と、 を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記窒化膜は、シリコン窒化膜である事
    を特徴とする請求項5記載の半導体装置の製造方法。
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