JP2564265Y2 - 自動2輪車の電装品取付構造 - Google Patents

自動2輪車の電装品取付構造

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JP2564265Y2
JP2564265Y2 JP1989120981U JP12098189U JP2564265Y2 JP 2564265 Y2 JP2564265 Y2 JP 2564265Y2 JP 1989120981 U JP1989120981 U JP 1989120981U JP 12098189 U JP12098189 U JP 12098189U JP 2564265 Y2 JP2564265 Y2 JP 2564265Y2
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【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は自動2輪車の電装品取付構造に関する。
(従来の技術) 一般に、自動2輪車には点火装置の一部品としてのイ
グナイタが備えられる。
イグナイタは第6図および第7図に示すようなイグナ
イタカバー1により包まれて取り付けられる。イグナイ
タカバー1はゴム等の弾性材料から成り、左右に取付部
2が設けられる。取付部2には上下方向に貫通するスリ
ット3が設けられる。
このイグナイタカバー1を取り付けるための左右のフ
レームパイプ(シートレール)4にはイグナイタ取付ブ
ラケット5が溶接により固定される。イグナイタカバー
1は左右のスリット3がそれぞれイグナイタ取付ブラケ
ット5に係合されることにより、左右のフレームパイプ
4に取り付けられる。
また、イグナイタカバー1の取付部2とフレームパイ
プ4のイグナイタ取付ブラケット5を共に平板状に形成
し、両者4,5を重ね合わせてボルトとナットで固定する
ようにしたものもある。
(考案が解決しようとする課題) このように、従来のイグナイタカバー1の取付構造
は、フレームパイプ4にイグナイタ取付ブラケット5を
溶接する必要がある。しかし、左右のフレームパイプ4
は平行でないため、左右のイグナイタ取付ブラケット5
をそれぞれ異なった形状に形成する必要がある。しか
も、左右のイグナイタ取付ブラケット5を治具等を用い
て正確に位置決めしながらフレームパイプ4に溶接しな
ければならないため、車体フレームの製造コストが増大
する。万一、イグナイタ取付ブラケット5の固定位置が
不正確になると、イグナイタカバー1のイグナイタ取付
ピッチ1の精度が出ず、イグナイタカバー1の着脱性が
著しく悪くなる。
取付部2とイグナイタ取付ブラケット5をボルトとナ
ットで固定するようにした場合は、部品点数が多くなる
のでコストが掛かる上、ボルトを締めたり緩めたりする
作業が加わるのでやはりイグナイタカバー1の着脱性が
悪くなる。
本考案は上記の事情を考慮してなされたもので、電装
品カバーの取付ブラケットを不要にすることにより、車
体フレームの製造コスト低減を図ると共に電装品の着脱
性を向上させ、さらに電装品の取付精度を確保すること
ができる自動2輪車の電装品取付構造を提供することを
目的とする。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) 本考案に係る自動2輪車の電装品取付構造は、上述し
た課題を解決するために、弾性・絶縁材料からなる電装
品カバー18の両側に耳状の取付部19を、前方に位置決め
部21を一体成形により構成し、上記取付部19はフレーム
パイプ12の周方向に少なくとも半周以上巻くように係合
可能な略円筒形状の係合案内面19aを備え、上記取付部1
9の係合案内面19aを左右一対のフレームパイプ12に上方
からワンタッチで着脱可能に弾性的に把持させる一方、
前記位置決め部21を、前方に設けられたブリッジ23の位
置決め用ピン24に係合させて電装品カバー18を位置決め
したものである。
(作用) 本考案に係る自動二輪車の電装品取付構造は、弾性・
絶縁材料からなる電装品カバーの両側に一体に設けられ
た耳状の取付部によって電装品カバーの車幅方向への動
きが規制され、位置決め部によって電装品カバーの前後
方向への動きも規制される。この構成によれば、従来の
ような取付ブラケットを左右のフレームパイプに溶接し
て設ける必要がなくなるので、車体フレームの製造コス
トを低減させることができる。
また、電装品カバーの弾力性を有する取付部は、フレ
ームパイプの周方向に少なくとも半周以上巻き付くよう
に係合可能な略円筒状の係合案内面を備えたので、その
係合案内面を左右のフレームパイプに押し付けて係合さ
せることにより、左右のフレームパイプに電装品カバー
をワンタッチで着脱可能に弾力的に把持させることがで
き、しかも、ボルトやナットを用いて固定する必要もな
いので電装品の交換作業の作業性を大幅に向上させ、簡
素化することができる。
さらに、取付部は、その弾力性によって左右のフレー
ムパイプに柔軟に対応でき、振動吸収が図れるので、電
装品の取付精度を確保して電装品を弾力的に安定的に保
持でき、信頼性の向上が図れる。
(実施例) 本考案に係る自動2輪車の電装品取付構造の一実施例
について第1図〜第5図を参照して説明する。
図2に示すように、車体フレームのメインフレーム10
は車体前後方向に延びており、その後端部には左右一対
のボディチューブ11が接続され、左右のボディチューブ
11にはそれぞれ車体後方へ延びるフレームパイプ(シー
トレール)12が接続される。フレームパイプ12は左右一
対のシートピラー13により補強される。なお、符号14は
緩衝ユニットを示す。
電装品としてのイグナイタ16にはリード線17が接続さ
れ、このイグナイタ16は電装品カバーとしてのイグナイ
タカバー18で覆われてイグナイタカバー18により左右の
フレームパイプ12の間に取り付けられる。
イグナイタカバー18はイグナイタ16を包み込むような
箱形形状を有し、ゴム等の弾性・絶縁材料から形成され
ている。そして、イグナイタカバー18の両脇(車体左右
側)には取付部19が耳状に一体成形により設けられる。
この取付部19は、フレームパイプ12の周方向に少なく
とも半周以上巻き付くように係合可能な略円筒形状の係
合案内面19aを備え、下側に切欠開口部20が設けられ
る。取付部19の係合案内面19aは切欠開口部20により周
方向の一部が切り欠かれている。取付部19は、その弾力
性を利用し、切欠開口部20により、左右のフレームパイ
プ12に上方から押し付けて係合させることにより、係合
案内面19aが左右のフレームパイプ12に上側が少なくと
も半周以上弾力的に巻き付いて保持される。取付部19の
内径はフレームパイプ12の外径に等しくされており、フ
レームパイプ12を弾性的に把持可能になっているため、
その弾力性によって容易にフレームパイプ12に取付けお
よび取外しすることができる。なお、取付部19はイグナ
イタ16の重量を充分に支持できる強度を有する。
また、イグナイタカバー18の車体前方側には位置決め
部21が一体成形により設けられる。この位置決め部21は
前方に舌状に延びて係合穴22が設けられている。係合穴
22は、左右のフレームパイプ12に跨って設けられたブリ
ッジ23の上面に突設された位置決め用ピン24に係合され
る。
このように、イグナイタカバー18は、左右の取付部19
によって車幅方向への動きを規制され、位置決め部21に
よって前後方向への動きを規制されてフレームパイプ12
に固定される。
このように上記実施例によれば、取付部19により直接
イグナイタカバー18をフレームパイプ12に取り付けるた
め、従来のような取付ブラケットが不要になり、車体フ
レームの生産コストを低減させることができる。
また、取付部19は弾力性を有するのでワンタッチで左
右のフレームパイプ12に嵌合させることができ、しかも
ボルトやナットを用いて固定する必要もないのでイグナ
イタカバー18(イグナイタ16)の着脱性を大幅に向上さ
せることがができ、車体組立時における組付コストを低
減させることができる。
さらに、弾力性のある取付部19がフレームパイプ12に
柔軟に対応することができるため、イグナイタ16の取付
精度を確保することができる。そして、イグナイタカバ
ー18が弾性・絶縁材料から形成されるため防振および絶
縁を達成することができる。
なお、上記実施例においては電装品としてイグナイタ
16を用いた場合について説明したが、本考案はこれに限
定されず、他の電装品についても同様に適用することが
できる。
〔考案の効果〕
以上に述べたように、方向に係る自動2輪車の電装品
取付構造は、弾性・絶縁材料からなる電装品カバーの両
側に耳状の取付部を、前方に位置決め部を一体成形によ
り構成し、上記取付部はフレームパイプの周方向に少な
くとも半周以上巻くように係合可能な略円筒形状の係合
案内面を備え、上記取付部の係合案内面を左右一対のフ
レームパイプに上方からワンタッチで着脱可能に弾性的
に把持させる一方、前記位置決め部を、前方に設けられ
たブリッジの位置決め用ピンに係合させて電装品カバー
を位置決めしたので、電装品カバーの車幅方向の動きが
取付部により規制され、位置決め部によって前後方向の
動きが規制されて左右一対のフレームパイプに電装品カ
バーは弾力的に安定保持され、従来のような取付ブラケ
ットを左右のフレームパイプに溶着固定する必要がな
く、車体フレームの簡素化を通じて生産コストを低減さ
せることができる。
また、弾力性を有する電装品カバーの取付部は、フレ
ームパイプの周方向に外側から少なくとも半周以上巻き
付くように係合可能な略円筒形状の係合案内面を備えた
ので、取付部の係合案内面を左右のフレームパイプに押
し付けて係合させることにより、左右のフレームパイプ
にワンタッチで着脱可能に把持させることができ、しか
もボルトやナットを用いて固定する必要もないので、電
装品の交換作業の作業性を向上させることができる。
さらに、取付部は、その弾力性によって左右のフレー
ムパイプに柔軟に対応でき、振動吸収が図れるので、電
装品の取付精度を確保して電装品を弾力的に安定的に保
持でき、信頼性の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る自動2輪車の電装品取付構造を示
す斜視図、第2図は上記実施例を示す側面図、第3図は
上記実施例におけるイグナイタカバーを示す平面図、第
4図は第3図におけるIV−IV線矢視図、第5図は第3図
におけるV−V線矢視図、第6図は従来の電装品取付構
造を示す斜視図、第7図は従来のイグナイタカバーを示
す平面図である。 10…メインフレーム、11…ボディチューブ、12…フレー
ムパイプ、13…シートピラー、14…緩衝ユニット、16…
電装品としてのイグナイタ、17…リード線、18…電装品
カバーとしてのイグナイタカバー、19…取付部、20…切
欠部、21…位置決め部、22…係合穴、23…ブリッジ、24
…位置決め用ピン。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】弾性・絶縁材料からなる電装品カバー18の
    両側に耳状の取付部19を、前方に位置決め部21を一体成
    形により構成し、上記取付部19はフレームパイプ12の周
    方向に少なくとも半周以上巻くように係合可能な略円筒
    形状の係合案内面19aを備え、上記取付部19の係合案内
    面19aを左右一対のフレームパイプ12に上方からワンタ
    ッチで着脱可能に弾性的に把持させる一方、前記位置決
    め部21を、前方に設けられたブリッジ23の位置決め用ピ
    ン24に係合させて電装品カバー18を位置決めしたことを
    特徴とする自動2輪車の電装品取付構造。
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