JP2564192B2 - ストリップ及びシート用自動供給装置 - Google Patents

ストリップ及びシート用自動供給装置

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JP2564192B2
JP2564192B2 JP1290172A JP29017289A JP2564192B2 JP 2564192 B2 JP2564192 B2 JP 2564192B2 JP 1290172 A JP1290172 A JP 1290172A JP 29017289 A JP29017289 A JP 29017289A JP 2564192 B2 JP2564192 B2 JP 2564192B2
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H3/00Separating articles from piles
    • B65H3/08Separating articles from piles using pneumatic force
    • B65H3/0808Suction grippers
    • B65H3/0816Suction grippers separating from the top of pile
    • B65H3/0833Suction grippers separating from the top of pile and acting on the front part of the articles relatively to the final separating direction

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は概して、シートの供給装置、更に詳しく言う
と、シートの持上げ、分離、及び供給を実行するため
の、シート持上げ、シート分離と供給、及び制御の装置
における改良に関する。
従来の技術 シート供給装置は当技術分野では古くからあるが、初
期の装置の多くは、単一の紙のシートを山から供給する
ことに関するもので、新聞印刷又はその他の印刷関係作
業のための付属物と考えられていた。これら先行技術の
装置の多くは、シートの最上部の1枚を山から持ち上
げ、分離するための、1つ又はそれ以上の真空式ピック
アップを使用していた。これらの装置の1つとして、ペ
インら(Payne,et al)によるアメリカ合衆国特許13912
71号がある。この特許では、シートの最上部の一枚の後
側を持ち上げる真空式バーと、シート持上げを完了さ
せ、持ち上げられた1枚を供給ロール又は作業台の何れ
かに移動させる。、エンドレス・コンベヤとを用いてい
る。
先行技術の多くの装置は企画された用途に関しては良
好に動作したが、山の個々のシートが互いに付着した
り、若しくは、シートが金属シートのように比較的堅い
ものである時には、十分に動作しなかった。各シートが
互いに付着するように状況には、とりわけ金属又はプラ
スチックのシート、または積層シートの場合に、しばし
ば遭遇する。この付着は、静電気、凝集力、真空、液体
膜付着、接着剤、及び表面張力を含む多くの要因の何れ
であってものその原因となり得る。更に、紙及び類似の
材料のために企画されている装置の総てではないとして
も、殆どの装置は、金属、プラスチック、又は積層のシ
ートが比較的可撓性を欠くことが原因して動作不能にな
る。
反復的な打抜き、スタンピング、部品取付等の作業の
ための機械加工領域において、自動的に、かつ正確にシ
ート又はストリップを配置する現代の自動化機械では、
シート又はストリップの供給に関して特に大きな要求が
ある。かかる装置の1つについては、本出願の出願人に
依託されているサミュエル・P・ウイリッツら(Samuel
P.Willits,et al)によるアメリカ合衆国特許出願6/92
0587号中に叙述されている。かかる装置は、もしシート
又はストリップが整然とかつ迅速に再供給されなけれ
ば、文字どおり材料のストリップを食い潰し、その装置
を用いることの利点は著しく損なわれることになろう。
以上説明したように、先行技術のシート供給装置は、
堅いプラスチック、金属、又は積層シートに対する時、
とりわけシートが互いに付着する時に、信頼性を欠く
か、若しくは動作不能になるかの何れかであることは立
証済みである。先行技術による装置でこれらの問題への
挑戦が為されたが、これらの問題が単一の装置の形で克
服されたことはなく、現代の自動化製造工程機器に供給
するために適合可能なシート供給装置は提供されなかっ
た。
発明が解決しようとする課題 本発明の主要な目的は、山積みのシート又はストリッ
プのための、新規の改良された自動供給装置を提供する
ことである。
本発明のもう一つの目的は、単一のシート又はストリ
ップを同種の材料の山から協働する処理機械装置の受容
機構へ配達するための、新規の改良された自動供給装置
を提供することである。
更に、本発明のもう一つの目的は、単一のシート又は
ストリップを、隣接するシート間に実質的な付着がある
同種の材料の山から配達するための、新規の改良された
自動供給装置を提供することである。
本発明のもう一つの目的は、互いに付着する山積みの
シートを分離する装置を具え、指令に基づいて、分離さ
れたシート又はストリップの1枚を協働する処理機械装
置の受容機構に配達する、新規の改良された自動供給装
置を提供することである。
本発明の更なる目的は、山積みのシート又はストリッ
プの種々の特性に対応すべく、機械の動作パラメータの
変更、調整を可能にするプログラマブル制御装置を具え
る、新規の改良されたシート自動供給装置を提供するこ
とである。
加えて、本発明の更なる目的は、協働する種々のシー
ト又はストリップ供給装置に適合して動作する、新規の
改良されたシート自動供給装置を提供することである。
発明を解決するための手段 本発明の前述並びにその他の目的は、山積みのシート
又はストリップを中に収めることのできるマガジンを備
える、本発明の供給装置によって達成される。真空式の
ピックアップ機構によって山の中の最上部の1枚の一端
が持ち上げられ、真空式のピックアップ機構は駆動機構
の一部として機能するシート分離装置と協働し、これら
の総てがプログラム化された論理制御装置によって協働
する。本発明の性質と幾つかの特徴及び目的は、添付の
図面に関連して説明する本発明の幾つかの実施例につい
て以下の叙述によって容易に明らかになろう。
実施例 シート又はストリップの一端若しくは角を分離するた
めに本発明で用いられる技術は物理法則に基づくもので
ある。更に詳しく言うと、第1図に示すように、機械工
学のはり理論によって、はりの幾何学的形状、弾性係
数、負荷、応力、及び変位の間の関係が確定される。こ
れらの理論は、詳しく言うと、以下のとおりである。
(1) 一定の負荷によって、はりに沿う地点における
特定の変位が生じる。
(2) 負荷を受けたはりが平衡状態にある時には、負
荷は拮抗する内部反作用応力によって支えられる。
(3) 材料の弾性限界を超えない限り、負荷が取り除
かれた時には、負荷を受けたはりは、通常真っ直ぐな状
態の初期の幾何学的形状に復帰する。
第2図に示すように、屈曲されたシート又はストリッ
プの端部を、収縮された真空ベローで表現される負荷を
受けた片持ちばりであると考えると、固定された他端状
態は、第2図のように押下げパッドに保持された状態で
表現される。もし、シート又はストリップの山の最上部
の1枚だけが真空ベローで幾何学的に屈曲された状態に
保持され、かつ、保持されていないシート又はストリッ
プに作用する重力及び弾性反作用力の合計がどの2つの
ストリップの間の付着力よりも大きいとすると、自由な
ストリップは真っ直ぐな状態に留まる(若しくは復帰す
る)ことによって力を受けて屈曲した一番外側のストリ
ップからの分離を生じる。
第3図には、全組立体が山から離れる方向に移動する
時に一番外側のストリップを最小の半径に屈曲状態に維
持して連続的な分離を確実にするための、押下げパッド
のもう一方の側にある第2の組の真空ベローが示されて
いる。
第4図から第1図1までを参照すると、好ましい実施
例では、マガジン20によって、山積みのシート又はスト
リップ22、ピックアップ・ヘッド搬送装置24、及びその
他の装置要素が支持される。搬送装置に取り付けられた
ピックアップ・ヘッド26は、押下げパッド組立体28と、
行程が山積みのストリップの面に対して主として直角な
アクチュエータ32上に取り付けられる1つ又はそれ以上
の組になった真空ベロー型吸引カップ30、すなわち、材
料つかみ装置30とから成る。押下げパッド組立体は28
は、弾性材料のクッション36を取り付けてスリップを横
断する位置に配置される強固な押下げ支持台34から成
る。長寿命の固体又は気泡体と弾性材料によって、山22
の個々のストリップに接触する際の衝撃が和らげられ、
ストリップの引っ掻き傷、変形、若しくは印刷汚れもま
た防がれる。Oリング又はその他の緩衝装置のような弾
性体リング38が備えられ、それによってアクチュエータ
の行程のもう一方の端での衝撃が和らげられる。ここに
は図示されていないが、真空センサ又は接近スイッチの
ような従来方式の接近センサを、ピックアップ・ヘッド
が山に接近するにつれてピックアップ・ヘッドの運動を
制御してピックアップ・ヘッドが衝撃最小若しくは衝撃
皆無の状態で停止させるように用いることもできる。隣
接するストリップが反復して衝撃を受けると付着を増す
傾向にある場合には、このような減速が必要である。
直線的又はその他のどのような形のアクチュエータの
運動の手段でも、ピックアップ・ヘッド26を上げ下げす
るために利用できる。好ましい実施例では、単純さ、入
手し易さ、動作及び制御の容易さの理由で、空気圧シリ
ンダ式アクチュエータ32が選択された。この空気圧シリ
ンダ式アクチュエータによって必要な力が与えられる
が、搬送装置24に固定され、ヘッド26上のブッシングを
突き抜けて延在する1組のすべり案内装置40が、アクチ
ュエータ32のシリンダ棒が伸び縮みする際の案内とな
る。かくして、すべり案内装置40は、ピックアップ・ヘ
ッド26がアクチュエータ32の周りで回転するのを防ぐ。
すべり案内装置40が調整不全に起因するか若しくは外か
らの側圧に起因するかの何れかによって空気圧シリンダ
式アクチュエータ棒が拘束されることがないように注意
しなければならない。真空ベロー型以外のピックアップ
手段、すなわち、粘着テープ、真空カップ又はパッド、
ベンチュリで誘導された直接的な真空、ガス又は液体の
噴射を用いることもできる。
ピックアップ・ヘッド搬送装置24、及びピックアップ
・ヘッド搬送装置24に伴うピックアップ・ヘッド26を、
ストリップ・マガジン20の短辺に沿う両方向矢印44方向
の横方向運動のために配置すると共に、以下に述べるよ
うに種々の長さと幅のストリップを取り扱えるように、
両方向矢印42で示されるストリップ・マガジン20の長辺
に沿って配置することができる。以下の論孝において
は、便宜上、矢印42上の左向き矢印は「前進」方向を示
し、右向き矢印は「ホーム」又は「後退」方向を示すも
のとする。同様に、矢印44の上向き方向は「入れ」、下
向き方向は「外し」を示すものとする。
好ましい実施例では、山積みのシート又はストリップ
22は、個々のストリップが分離していて、山の上から供
給されるものを示すことになる。本発明の供給装置につ
いての以下の叙述から明らかなように、同様な考えを用
いるこの他の形態、すなわち、底部乃至は側面から操り
出すピックアップといったような形態も可能である。
マガジン20は、幅を拡げることのできる基台46と、高
さによってストリップの山の最大高を決定する後壁48
と、終端又は全壁50とから成る。基台46によって山積み
のシート又はストリップが支持され、後壁48、及び終端
壁50は山積みのストリップを整列させるのに役立つと共
に、以下更に述べるように、それによって装置の種々の
構成要素の取付けに便利な地点が与えられる。長手方向
のみぞ穴52が、ピックアップ・ヘッド搬送装置24のため
の移動可能な支持ブロック54を中で保持し、長手方向に
中に配置できる起動として、マガジンの後壁48の外側に
備えられている。固定ハンドル56によって、ブロック54
及び搬送装置が選択された位置に固定される。同様な配
列によって、起動58を取り付け、更にピックアップ・ヘ
ッド搬送装置24で軌道58を所定の位置に固定する場所に
ピックアップ・ヘッド搬送装置24の横断方向の配置が行
われる。かくして、山積みのストリップに関するピック
アップ・ヘッドのX−Y方向の配置が提供可能となる。
終端壁50の上端部には、ストリップがマガジンから排出
されるにつれてストリップを最小の摩擦で支持する。隔
置された多数のローラ62が含まれる。以下更に叙述する
ように3ローラ62は出口ゲートの構成要素としても機能
する。
シート又はストリップ22から成る山は、マガジン中に
配置される。ピックアップ・ヘッドは下方に押し下げら
れ、シート又はストリップを最も外側の端の近くで下向
きに保持する。その後、ベロー型の吸引カップ30が接触
し、最上部のストリップ66の端又は角が曲げられ、前に
述べたように、弾性拮抗力及び重力の影響によってスト
リップを分離させるのに十分な時間、その位置で支えら
れる。ピックアップ・ヘッドが持ち上げられると、押し
下げパッドの他端上の真空ベロー30によってストリップ
の中の応力の水準が維持される。ピックアップ・ヘッド
26が行程の最上部に達した後、ローラ・搬送装置式分離
装置68が持ち上げられたストリップ66と山積みの残部と
の間を前向きに進み、これによってストリップ66の長さ
に沿う分離が完成される。
分離装置68は軌道72上に載る軽量フレーム70から成
り、軽量フレーム70はマガジン後壁48からの脚74によっ
て支持される。分離装置68は、軌道72に沿って分離装置
フレームに固定されるみぞ付きローラ76によって案内さ
れる。
分離装置フレーム70は、片持ちばりローラ軸78、及び
ローラ軸78上に隔置される複数のローラ80を備える。2
つの追加の片持ちばりローラ支持軸82及び84は、分離装
置68の正面端の穴96に固定され、下で述べるように、ス
トリップ66が駆動されてマガジンから排出されるにつれ
てストリップ66を支持する駆動支持アイドラ・ローラ86
のための軸として用いられる。
分離装置68は、マガジンに沿って、電動機88及び駆動
ケーブル90によって前進及びホーム位置の間を駆動され
る。駆動ケーブルは、電動機駆動ローラ92及びアイドラ
車輪94上に支持される。駆動ケーブルは、駆動ケーブル
の分離装置フレームへの結合にヒステリシスを与える、
協働する自由行程スプリング機能(第9図参照)を具え
ることによって、電動機が、両方向について起動時に同
期速度を得ることを可能にし、装置の慣性負荷に打ち勝
つのに役立たせる。これは、ファスナ・ブロック98に或
程度の自由度を持たせ、結合ケーブル90をファスナ・ブ
ロック98にスプリング100で結合することによって達成
される。
分離装置の片持ちばりローラ輪82及び84を、フレーム
70に沿って水平及び垂直の両方向に配列されている穴96
中で位置を変えることによって、フレーム70上の選択可
能な位置に取り付けることができる。これによって、排
出されるストリップ66を、出口ゲート64と、後壁48上に
取り付けられ、終端壁50の上に延在する上部ストリップ
案内102とに向けて、水平、若しくはやや上向きに向け
ることが可能になる。上部ストリップ案内102は、スト
リップ66の上方向に高さを調整することができ、ローラ
62及び104の間の間隔で前壁50上のローラ62の上に整列
されることによって調節可能となる隔置されるローラ10
4を備え、これら2組のローラが一緒になって出口ゲー
ト64が形成される。
分離装置の行程の前方極限端において、2つの前方駆
動ローラ軸82及び84はローラ86と一緒になって、ストリ
ップ66を持ち上げて浮動摩擦ストリップ駆動組立体106
に接触させる。浮動摩擦ストリップ駆動組立体106は、
後壁48に沿った選択的な位置に取り付けることができ
る。分離装置の搬送装置止め108によって、分離装置の
搬送装置68が浮動摩擦ストリップ駆動組立体106の下の
適切な位置に停められる。搬送装置止め108は、電動機
駆動取り付け台110に取り付けられていいるので、スト
リップ駆動組立体106が移動する度に搬送装置止め108の
再配置を行う必要はない。
摩擦ストリップ駆動組立体は、揺動板114上に取り付
けられる電動機112、摩擦クラッチ116、耐久性の高摩擦
弾性材料で被覆される駆動車輪118、調整可能な負荷緩
衝スプリング120、及び止め122から成る。これらの機能
は、異なるストリップを取り扱えるように、ストリップ
66に作用する駆動力と、伝達された回転力と、駆動車輪
118の非接触上昇とを調節するために必要である。スト
リップ66を前進させる前に、ピックアップ・ヘッド26の
真空が解除されなければならないのは当然である。
複数の案内装置によって、ストリップがこの機械装置
で取り扱われる際にストリップに対する必要な案内が行
われる。1つ又はそれ以上の後端エッジ案内装置124
を、後壁48、又はピックアップ搬送装置支持ブロック59
の上に取り付けることができる。前方正面エッジ案内装
置126が、出口ゲート64に密接に接近して、基盤支持延
長部132上に調整可能な形で取り付けられる。これに加
えて、1つ又はそれ以上の正面エッジ案内装置128が基
盤支持延長部132上に案内装置126と隔置されて取り付け
られる。正面エッジ案内装置128は、支持延長部132に対
して図示されているように上向きに直角と基盤支持延長
部132に対して平坦との間を容易に振れるように、調整
可能な摩擦ヒンジ130上に取り付けられ、マガジン中に
ストリップ22を置く際にマガジン20に対して大きく開い
た入り口が与えられるようになっている。正面エッジ案
内装置128は、山の高さに適合するように0゜から90゜
の間の任意の位置に配置することができる。もう一つの
後方エッジ案内装置134は、ピックアップ・ヘッド26を
支持する同一の主支持ブロック54上に取り付けられる。
この案内装置によって、山積みのストリップ22の後端が
案内される。案内装置134は、ピックアップ・ヘッド26
に対して長手方向に配置することができる。これによっ
て、オペレータがストリップ22の後端とピックアップ・
ヘッド26上の真空ベローの後端との間の距離を選択する
ことが可能になる。
摩擦ストリップ駆動組立対106は、時に応じて「OK to
load」(供給可)と以下で表現される、協働する処理
用機械装置からの指令信号に続いて起動される。ストリ
ップ66は、終端50中でゲート64を形成するローラ62及び
104の間を出て、協働する処理用機械装置の受容機構に
供給される。その後、分離装置68は、ホーム位置に戻
り、この過程が、山22の次のストリップの最上部を拾い
上げるべく、垂直アクチュエータ32及び協働するピック
アップ・ヘッドの押下げ行程を伴って繰り返される。
上述のように、出口ゲート64はマガジンの正面又は前
方端に位置する。出口ゲート64は2組のローラ62及び10
4で形成され、幅の調整が可能である。実際には、ゲー
ト64は、山22の個々のストリップの材料の厚さよりもや
や厚めに設定される。稀に2つ以上のストリップが拾い
上げられ分離されるような場合には、ストリップのゲー
トを超えての前進が物理的な障害によって防がれる。こ
の現象が生じた場合には、第13図に関連して以下に更に
叙述するように不首尾表示が発生される。
長時間の運転のためには、垂直に高い山にストリップ
の最上部に一定の高さを維持すべく自動エレベータを具
えることになる。短時間の運転のためには、「次の山」
を「主な山」が供給された後に所定の位置に置くか、又
は、どんな量のストリップでも、都合の良い時に運転を
止めるか、若しくは運転を止めることなしに、マガジン
中の主な山に追加することもできる。
接着剤が切断面に沿ってにじみ出してストリップ同士
を強力に接合するといったように分離が極端に困難な場
合には、基本的な機構に対して追加の分離増進装置が附
加される。かかる追加分離増進装置は、第11図に示され
ているが、後部案内装置134の前方端上に調整できるよ
うに取り付けられる1つ又はそれ以上のフィンガ136か
ら成る。ストリップが持ち上げられるにつれて、このフ
ィンガが調整可能な形でストリップの通路に突き出され
る。この突出しは、フィンガ136が、変形した最上部の
ストリップの後縁を丁度通り抜けるが、フィンが136が
最上部のストリップに接着している余分な追加のストリ
ップの何れにでもその後縁に接触することによって、底
部にある支持されていないストリップを山へ引き落とす
べく強制するように調整される。かかるストリップ間の
凝集力がある場合には分離装置68の長手方向の行程に対
する分離に関して2つ以上の方法もまた必要となり得る
が、これについては以下に述べるように必要に応じて提
供される。
第4図、及び第5図で最も良く示されるように、マガ
ジン20の基盤は、種々の幅のシート又はストリップ22を
取り扱うべく幅が調整可能になっている。基盤支持延長
部132は、基台46に固定される送り台(図示されていな
い)上に調整可能な形に取り付けられる。延長部132
は、基台46に対して出し入れでき、固定ハンドル138に
よって所定の位置に締め付けられる。
排出されるストリップの処理用機械装置の受容機構と
の適正な整列が、障害の無い運転を行うための極めて重
要である。この目的を達成するために、マガジン20のた
めのスタンド140が備えられる。スタンド140(部分的に
図示されている)は、安定生を要求される際に、脚142
によって広い基盤(図示されていない)に固定される。
作業現場での調整と輸送を容易にするためにローラが備
えられる。処理用機械装置に対して一定の調整位置を確
保すべく、もし必要なら、高寿命、高摩擦のパッドを具
えた高さ合わせ用ねじを備えることができる。スタンド
は、X−Y水平面での位置微調整ができると同時に、従
来の手段(図示されていない)によって無限に高さの調
節ができるように作られている。第10図に示されるよう
に、マガジン全体は、30゜までの傾き調整ができること
によって傾いたストリップ受容機構に対して調整可能と
なっており、固定ハンドル144によって所定の位置に締
め付けられる。スタンド140は、本発明の機械装置で使
用される空気圧装置の圧力計の表示のために便宜的に用
いることができる。
装置制御箱150が、オペレータによる制御のために用
意され、以下に述べる制御装置にケーブル158で接続さ
れる。制御箱150は、開始釦スイッチ152と、不首尾表示
装置154と、復帰釦スイッチ155及び自動・単独選択スイ
ッチ156とから成る。
シート供給装置の種々の機構の制御は、マイクロコン
ピュータ、プログラマブルコントローラ、又はその同類
のそれ程万能でないシーケンス装置、を用いるセンサと
タイマの組み合わせを通して、シート供給装置によって
供給される協働する機械装置から受け取られる指令との
組み合わせで達成される。
本発明の好ましい実施例において、装置制御は、プロ
グラマブル論理制御装置(PLC)160を使用することで達
成される。本発明の装置中で有利に使用されている、市
場で入手可能なPLCは、テキサス・インスツルメント(T
exas Instrument)社のTI−128型コントローラ・シーケ
ンサ(Controller Sequenser)である。この装置は、多
数のプログラムで定義された条件の状態を内部発振器で
決定されるスキャンの予定周波数で逐次的に評価すべく
設計されている、マイクロプロセッサ基本とする装置で
ある。実際においては、このPLCによってリレー論理が
シュミレートされ、内部発振器によってスキャン周波数
と共にリレー論理の同期動作が維持される。本発明にお
いてPLC160によって実行される制御装置の動作は、第13
図の流れ図に示されている。第13図において、流れ中の
段階は、種々の時間におけるPLCの状態を表し、プログ
ラム化の仕方とPLC入力に依存する。参照の便宜のため
に、図中でブロックで表される種々の段階及び状態は、
状態(condition)を指示するために、"c"を付した参照
番号で指示されている。
動作に際して、PLCによって、第12図の制御箱、協働
する受容機構、本発明のシート供給装置上のセンサ素
子、及び次のような内部で発生した信号から与えられる
入力信号、すなわち、 Start signal(起動信号) Reset signal(復帰信号) Auto−Single switch position(自動・単独動作スイッ
チ位置) OK to load signal(供給可信号) Vacuum sensor(真空センサ) Up limit sensor(上昇限界センサ) Separator home limit sensor(分離装置ホーム位置限
界センサ) Separator forward limit sensor(分離装置前進位置限
界センサ) Step switch(段階スイッチ) Normal test switch(正常試験スイッチ) Empty test switch(空荷試験スイッチ) Pre−load switch(予備供給スイッチ) の条件又は状態を確認するために、反復的に問合わせが
為される。
運転はピックアップ・ヘッド搬送装置24を上方位置に
移動させる電源入(c2)の状態によって開始され、分離
装置68がホーム位置(c4)一杯に駆動される。ピックア
ップ・ヘッド及び分離装置に関するこの状態はホーム状
態と呼ばれる。予定の時間間隔(c6)の後に、上方セン
サ148、及び分離装置ホーム限界センサ(図示されてい
ない)に問合わせを行うことによって、機構の状態が点
検(c8)され、もし機構がホーム状態に達していなけれ
ば、不首尾状態(c10)が入力される。
ホーム状態に達した後、装置は起動釦152が押される
のを待機する(c12)。その後、ピックアップ・ヘッド
搬送装置24が下方に駆動され(c14)、真空がピックア
ップ・ヘッド搬送装置24の吸引カップ30に与えられる。
予定の遅延時間(c18)の後、真空センサ(31)(図示
されていない)によって、真空ベロー・カップ30が材料
22のストリップに接触しているかどうかが点検される。
もし、真空が感知されなければ(c20)、不首尾状態(c
20)が入力される。
もし、真空が感知されたならば(c20)、装置は予定
の時間だけ待って(c23)、その後ピックアップ・ヘッ
ド搬送装置24が上方位置に駆動される(c24)。もう1
つの予定の遅延時間(c28)の後、上方センサ148によっ
てピックアップ・ヘッド搬送装置24の位置が点検され、
もし上方位置に達していなければ、不首尾状態(c32)
が入力される。
上方位置に達した後、分離装置68は前進方向に駆動さ
れる(c34)。予定の遅延時間(c36)の後、分離装置68
が前進位置に達しているかどうかについて前進限界セン
サ(図示されていない)によって点検される。もし前進
位置に達していなければ、装置によって再試行ループが
入力される。再試行の回数が点検され(c40)、もし3
回未満の再試行しか行われていなければ、分離装置68は
逆行し、一定の時間ホーム位置に向けて駆動され(c4
2)、その後、再び逆行して前進方向に駆動される(c3
4)。もし分離装置が3回以内の試行で前進位置一杯に
達しなければ、不首尾状態(c46)が入力される。試行
の回数は勿論予定され、どのような回数でも良いが、好
ましい実施例では3回としている。
分離装置68が前進位置一杯に達すると、供給装置は、
協働するストリップ受容機構からの「OK to load signa
l」信号(c48)を待つ。「OK to load signal」信号が
検知されると、ストリップ駆動電動機112は、分離され
たストリップを協働するストリップ受容機構に供給すべ
く起動される(c50)。予定の遅延時間(c52)の後、
「OK to load signal」信号が点検される(c54)。もし
「OK to load signal」信号が取り除かれなければ、装
置によって再試行ループが入力される。再試行の回数が
点検され(c56)、2回未満の再試行しか行われていな
ければ、ストリップ駆動電動機112は短時間(c60)逆転
され(c58)、その後再び逆転される(c50)。もしスト
リップが2回の試行の後に供給されていなければ、不首
尾状態(c52)が入力される。
ストリップ66が供給された後、機構は、ピックアップ
・ヘッド搬送装置24が上方位置に駆動され、分離装置68
がホーム位置に駆動される状態で、ホーム位置を達成す
べく駆動される。ここで再び、電源入のシーケンスと同
様に、遅延時間(c68)の後、機構が点検され(c68)、
もしホーム位置状態に達していなければ、不首尾状態
(c70)が入力される。
ホーム位置状態に達すると、自動・単独動作スイッチ
の状態が点検される(c72)。もしスイッチが自動の位
置にあれば、中断させることなしに次にストリップ供給
周期が始まる。もしスイッチが単独の位置にあれば、装
置は、起動釦152が押される(c12)まで、次のストリッ
プ供給周期を始めるのを待つ。
不首尾状態(c10、c22、c32、c46、c62、c70)が入力
されると、総てのPLCコントローラ出力は無力化され、
不首尾表示154が点灯する。運転を再開するためには、
オペレータが復帰釦155を押さなければならない。復帰
釦によってシーケンスは強制的に電源入の状態(c2)に
なる。復帰釦を押すと、正常運転時、若しくは不首尾状
態の如何なる時でも、強制的にこの電源入復帰の状態に
なる。
第13図に示し、上述した装置の動作を達成するため
に、PLC160は第14図に示されるように11の異なる論理部
分でプログラム化される。第14図についての以下の叙述
において、PLC160は、接点が従来のラダー論理形式で配
列されているリレーで構成されているかのように説明さ
れている。好ましい実施例に用いられている特有のPLC1
60では、実際にリレーのラダー論理装置を用いることも
できるのであるが、リレーのラダー論理をシュミレート
する言語でプログラム化され、上述のように、リレーは
PLCのマイクロプロセッサによってシュミレートされ
る。PLCは、ラダー論理プログラムの各段階を逐次的に
実行し、出力接点及び内部でシュミレートされたリレー
をラダー論理プログラムによって指令されるにつれて上
述の入力信号に応答して活性化したり無力化することに
よって、リレーのラダー論理をシュミレートする。
この装置の発振器部162は、PLCの残りの部分にクロッ
クを供給するように企図されている。クロック周波数
は、スキャン又は問合わせ周波数の半分で、シュミレー
トされたリレー論理の同期動作を維持するために使用さ
れる。
PLCの入力感知部164によって、装置の入力回路の状態
が点検され、特定の回線の状態に拠って、制御リレーが
起動されたり、開放されたりする。入力感知は2つの理
由から1つの部分にまとめられている。第1の理由はプ
ログラムの保守の問題である。すなわち、個々の接点
を、論理によって要求されるところでは直接感知するこ
ともできようが、将来ある種の発展によって入力接点を
再構成しなければならないような変更が要求された場
合、接点の各存在を取り巻く論理も変更しなければなら
ないことになろうという問題である。上記の論理の構成
の仕方では、論理の入力感知部を変更することしかでき
ない。第2の理由は安定性の問題である、すなわち、各
入力1回のスキャンで1度しか感知されないので、入力
の状態はスキャン全体の間安定であることが強いられ
る。もし1回のスキャンの間に特定の接点の入力の状態
が数か所で感知されるとすると、多くの曖昧な論理状態
が生じ、同一の入力に関して、ラダーの最前部にある論
理が接点の開いた状態に応答する一方で、スキャンの最
後の論理が接点の閉じた状態に応答することが生じ得
る。
運転・停止制御部166には、機械の単一又は反復周期
を制御する運転接点を実行する第1の組の段階を伴う、
3組の段階がある。もし自動接点が開いた状態ならば、
機械がホーム状態にある間に起動釦152を押すと、機械
に周期を1回取らせる運転パルスが発生される。もし自
動接点が閉じられた状態ならば、機械に周期を反復的に
取らせる運転接点が維持される。
段階の第2の組によって、装置の復帰が実行される。
電源入の時、若しくは復帰釦が押された時には何時で
も、装置復帰パルスが発せられる。このパルスは、復帰
状態が達成されるまで維持されるように保持される。
段階の第3の組みによって、「OK to drive」(駆動
可)信号が発生される。この信号は残りの論理に対し
て、以下の事柄を示す。すなわち、 (1)限界スイッチは正常に動作している。
(2)ピックアップ・ヘッドは上方位置一杯にある。こ
とである。この状態は、分離装置、又はストリップ駆動
電動機の何れかを起動するために必要である。
試験モード論理部168には、4つの段階があり、これ
らの段階によって、自己試験自動周期、及び単一段階運
転方式に必要な他数の信号が発生される。第1の段階に
よって、共通の試験周期信号が発生される。第2の組に
よって、起動釦を押す度に顕れる単一段階パルスが発生
される。これは装置の設定の間に極めて有用である。第
3及び第4の段階によって、試験モードにある時に正常
運転をシュミレートするための試験待ち時間が発生され
る。
状態制御理論部170には4つの段階が含まれ、これに
よって装置の状態制御が実行される。装置は、6つの可
能な状態又は条件の何れの状態にあっても良い。ここに
述べる装置の運転状態は正常運転に関するものである。
自動周期運転については後に述べる。装置の状態又は条
件は、以下のものである。すなわち、 (1)「Home」(ホーム)=総ての機構はホーム又は中
立位置に戻る。この状態において、装置は次のストリッ
プを拾い上げる準備完了態勢にある。この位置ではま
た、追加の材料を装置に供給することもできる。このホ
ーム状態は、機構が中立位置になり、起動接点が活性化
されると外れる。
(2)「Down」(下げ)=この状態において、ピックア
ップ・ヘッド26が下に押し下げられ、真空が作動する。
この下げ状態は、材料に接触したことを示すように真空
が感知すると外れる。
(3)「Lift」(持ち上げ)=この状態において、ピッ
クアップ・ヘッド26が、最上部のストリップ材料を山か
ら離して持ち上げながら、上げ位置に戻る。この上げ状
態は、ピックアップ・ヘッドが上げ位置一杯に達してセ
ンサ148によって信号が与えられると外れる。
(4)「Separation」(分離)=この状態において、分
離装置68が、最上部を引き剥がすべく、前進位置一杯に
駆動される。この分離状態は、分離装置が前進位置一杯
に達して限界センサ(図示されていない)によって信号
が与えられると外れる。
(5)「Load wait」(供給待ち)=この状態におい
て、装置は、協働するストリップ受容機からの「OK to
load」信号を待つ。この供給待ちは、「「OK to load」
信号が感知されると外れる。
(6)「Load」(供給)=この状態において、ストリッ
プ材料を前方に駆動し、協働するストリップ供給装置に
供給すべく、ストリップ駆動電動機112が励起される。
「OK to load」信号が取り除かれると、この供給状態は
外れ、ホーム状態が入力される。
第1の段階論理によって、装置の現状を記憶する送り
レジスタが実行される。
第2の段階は、運転状態から退出した後に送りレジス
タによって装置をホーム状態に戻すための再周期制御で
ある。
論理の第3段階は、送りのレジスタのための段階制御
論理である。この論理によって、次の状態又は条件に進
める必要が生じた時に送りレジスタへの段階クロックが
発生される。
第4の段階論理によって、「OK to load」入力にある
不用な過渡信号によりレジスタが進められることがない
ように、送りレジスタに対する跳返り防止供給信号が発
生される。
ストリップ駆動部172によってストリップ駆動電動機1
12に対する論理が実行される。ストリップ駆動部172
は、8つの段階から成る。
第1の段階によって、装置が正常な状態にある時に、
ストリップ駆動電動機に対する駆動可能信号が発生され
る。
第2から第5までの段階によって、再試行が実行され
る。もし前進タイマの期間にストリップが成功裡に供給
されなければ、ストリップ駆動電動機は、一時的に停止
され、短時間逆転し、再び停止され、その後、前方に再
起動される。この逆転及び再試行の動きによって、引っ
掛かって正常に供給されなかったストリップの供給がし
ばしば成功する。
第6及び第7の段階によって、ストリップ駆動電動機
112に対する前進及び逆転駆動の信号が発生される。
第8の段階によって、もし継続的な再試行でストリッ
プの供給が不首尾に終ったならば、「Load fail」信号
が発生される。
上げ・下げ制御部174は、ピックアップ・ヘッド26に
関する上げ・下げの駆動を制御するべく用いられる5つ
の段階から成る。
第1及び第3の段階によって、駆動信号が発生され
る。
第2の段階によって、ピックアップ・ヘッド26が下が
って真空が感知された時、「down over」(下げ完了)
信号が発生される。この信号には、ピックアップ・ヘッ
ド上の真空カップ30が撤収し、ストリップの後端を上に
引き剥がす時間を与えるたえに、時間の遅延がある。
第4の段階によって、もしピックアップ・ヘッドが駆
動されてから一定の時間内に「up」(上げ)位置一杯に
達しなければ、「Up fail」(上げ不首尾)信号が発生
される。この不首尾はピックアップ・ヘッドが立ち往生
していることを示す。
第5の段階によって、ピックアップ・ヘッドが成功裡
に行程の最上部に達した時に、「Up Over」(上げ完
了)信号が発生される。
分離装置駆動論理部176は、8つの段階から成り、再
試行機能、及び不首尾機能を含むストリップ駆動論理に
並列する。これらの特定の段階には、分離電動機に与え
られるアナログ機能が備えられている。
真空駆動部178は、装置が下げ、持ち上げ、又は分離
の状態の何れかにある時真空駆動信号を発生する第1の
段階を伴う、4つの段階から成る。
第2の段階によって、もし下げ状態で数秒後に真空が
感知されないと、不首尾信号が発生される。これは、材
料ホッパが空であるか、若しくは山のゆすり揃えが不足
していることを典型的に示す。
第3の段階によって、真空駆動が解除されているのに
真空センサが真空の存在を示す時に、連続的な真空不首
尾進行が発生される。これは、真空センサの不首尾又は
調整不良を示す。
第4の段階によって、真空が期待されているのに真空
が感知されない時には何時でも、組合わせの「Vacuum f
alt」(真空不首尾)信号が発生される。
出力接点部180は、装置起動に用いられる7つの接
点、すなわち、真空作動、ピックアップ・ヘッド上げ、
ピックアップ・ヘッド下げ、ストリップ駆動電動機前
進、ストリップ駆動電動機逆転、分離装置駆動電動機前
進、及び分離装置駆動電動機逆転から成る。出力接点部
180の出力接点は、入力接点と同様な理由によって、入
力接点と同様な方法でグーループ化される。
不首尾部182によって、各種取り揃えた信号が組み合
わされて、共通の「Fault」(障害)信号が発生され
る。「Fault」接点によって、総ての力が出力から取り
除かれ、その状態に保持される。「Fault」状態を外す
には、復帰釦を押さなければならない。
前述の制御装置によって、以下に述べるように、3種
類の異なる試験・設定モード、すなわち、「Step Mod
e」(段階モード)、「Normal Test Mode」(正常試験
モード)、「Empty Test Mode」(空荷試験モード)を
可能にするのが本発明の特徴である。
「Step switch」(段階スイッチ)入力が励起される
と、装置は総ての不首尾点検が禁止される「Step Mod
e」に入り、「Starter」(起動装置)は、「Start」
(スタート)釦を押すまで所定の状態を維持する。この
モードは、「slow motion」(スロー・モーション)動
作によって不首尾を絶縁して調整を可能とする点で、装
置の初期設定の際に極めて有用である。
「Normal Test」スイッチ入力が起動されると、装置
は「auto−cycle」(自動周期)モードになる。このモ
ードでは、「Load fail」感知を除いて、総ての誤り感
知のモードが能動的になる。「Load wait」及び「Loa
d」状態は、正常運転時におけるとは反対に、「Stirp F
eed」(ストリップ供給)からの信号に対する固定の遅
延時間に基づいて、外される。「Start」、「Auto/Sing
le」、及び「Reset」制御は正常な機能を維持する。
「Empty Test」(空荷試験)スイッチ入力が起動され
ると、装置は「auto−cycle」モードになる。このモー
ドでは、ホッパに材料が皆無の状態で周期に入れるよう
に、総ての誤り感知は禁止される。「Start」、「Auto/
Single」、及び「Reset」制御は正常な機能を維持す
る。
発明の効果 以上の叙述から、本発明が、制御装置と共に採用され
る本発明の機械装置の明白で固有なその他の利点と共に
説明された総ての目標及び目的を達成するのに正しく適
合することが分かる。更に、幾つかの特徴及び補足的組
合わせは、有用であり、かつ、これもまた有用なその他
の特徴及び補足的組合わせを参照することなく用い得る
ことを理解して置くべきであろう。とりわけ、叙述した
本発明の実施例において、種々の周辺の入出力及びソフ
トウエア・プログラムを具える特別なマイクロプロセッ
サ制御装置について叙述し、特別なコンピュータ素子と
プログラムの態様の形で叙述したが、別のコンピュータ
素子及びプログラムと処理用機械装置を同様な結果を得
るのに用い得ることを理解して置くべきであろう。
本発明についての当明細書の詳細な叙述は本発明の好
ましい実施例に関するものであった。しかしながら、変
更及び改変を、上述、並びに添付の特許請求の範囲中に
規定される本発明の真髄及び範囲内で、行い得ることは
理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
第1図は、任意の負荷の下にある片持ちばりの曲がりを
示す図である。 第2図は、逆向きの負荷を受ける片持ちばりになる材料
の曲げられたストリップを示す図である。 第3図は、2つの真空ベローによる作用を受け、ベロー
間にストリップの横断方向に棒が置かれる時の、材料の
ストリップの変形を示す図である。 第4図は、本発明の自動ストリップ・シート供給装置の
正面図である。 第5図は、本発明の自動ストリップ・シート供給装置の
上面図である。 第6図は、本発明のピックアップ・ヘッド搬送装置が行
程の最上部に達する時にストリップ中に顕れる変形を示
す図である。 第7図は、行程の最前進端にある分離装置搬送装置を示
す部分正面図である。 第8図は、第5図の8−8線から見た部分断面図であ
る。 第9図は、分離装置搬送装置及びストリップ駆動電動機
の背面図である。 第10図は、第5図の10−10線から見た左側端面図であ
る。 第11図は、本発明の後端案内に付加されるフィンガ・ス
トリッパを示す図である。 第12図は、本発明のオペレータ用制御ボックスを示す図
である。 第13図は、本発明の動作を示す流れ図である。 第14図は、本発明の装置を制御するのに用いられるマイ
クロプロセッサの論理部の概念図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−171728(JP,A) 実開 昭58−102529(JP,U) 実開 昭59−179834(JP,U) 実開 昭62−38235(JP,U)

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シートの山から最上シート66の一端を分離
    して前記最上シート66の該一端残余の山積みシート22か
    ら離れる方へ移動させるためのシート分離供給装置であ
    って、 該最上シート66を掴み、曲げ、移動させるためのピック
    アップヘッド装置26であって、該最上シート66の一方側
    と接触する抑えパッド28と、前記抑えパッド装置28と該
    最上シート66の該一端との間に設けられる、該一端にお
    いて該最上シート66の一方側と接触する1以上の移動可
    能な第1材料つかみ装置30と、該抑えパッド28の反対側
    に設けられる1以上の第2材料をつかみ装置30をさらに
    含むことを特徴とするピックアップヘッド装置26と、 指令に基づいて最初該山の方に向けその後該山から遠ざ
    かる方に向けて、該ピックアップヘッド装置26を前記山
    積みシート6の面に対してほぼ垂直方向に移動させるア
    クチュエータ32と、 基盤装置46、後壁48及び前壁50を含む、前記山積みシー
    トを支持するためのマガジン装置20であって、前記最上
    シート66の一端66を残余の山積みシート22から分離して
    持ち上げるために前記ピックアップヘッド装置26が前記
    ヘッドマガジン装置20上の所望の位置に調節自在に設け
    られるマガジン装置20と、 該最上シート66の下方で該シートの一端のホーム位置と
    該シートの搬出側の前進位置との間で該マガジン装置20
    上に移動可能に設けられる分離装置68であって、該最上
    シート66を残余の山積みシート22から完全に分離するこ
    とにより、該最上シート66の該一端を搬出するための持
    上げられた位置に支持するようにする分離装置68と、 該マガジン装置20上に移動自在に設けられて該最上シー
    ト66の前記持上げられた位置に接触する駆動ロール装置
    106であって、指令された要求制御信号に応答して該最
    上シートを該マガジン装置20から搬出するようにする駆
    動ロール装置と、 該ピックアップヘッド装置26、該分離装置68及び前記駆
    動ロール装置106と連結された制御装置160であって、先
    決の指示及び状態と一致する要求及び起動制御信号に応
    答してこれらの装置を逐次作動させる制御装置とから成
    ることを特徴とするシート分離装置。
  2. 【請求項2】前記マガジン装置20が、 前記基盤装置46の幅を調節するための調節可能に設けら
    れる基盤支持延長装置132と、 前記山積みシートから成るシートを整列させるために前
    記基盤支持延長装置上に調節可能に設けられる前端案内
    装置128とをさらに含む、請求項1の装置。
  3. 【請求項3】前記ピックアップヘッド装置26が、 前記抑えパッド装置28のいずれかの側の各対の1つのベ
    ローと共に設けられる少なくとも1対の真空ベロー装置
    30を含む、請求項1又は2の装置。
  4. 【請求項4】前記分離装置68が、 前記マガジン装置20上に取付けられて前記ホーム位置と
    前記前進位置との間に延在する軌道装置72と、 前記軌道装置72に沿って移動するために支持されたフレ
    ーム装置70と、前記制御装置160からの指令に基づいて
    前記フレーム装置70を該ホーム位置と該前進位置との間
    で前後に駆動し得るようにさせるために該マガジン装置
    20上に設けられる分離駆動装置とをさらに含む、請求項
    1乃至3のいずれか1つの装置。
  5. 【請求項5】前記分離装置68が、各々がローラを備える
    と共に1端で前記フレーム装置70に固定されて前記山積
    みシートの上方に延在するようにされた、複数のローラ
    軸78、82、84をさらに含む、請求項4の装置。
  6. 【請求項6】前記駆動ロール装置106が、 前記マガジン装置20上に固定された取付け装置と、 前記取付け装置上に設けられて制限され範囲で移動可能
    にされた駆動電動機装置と、前記駆動電動機装置と連結
    された駆動車輪装置摩擦クラッチであって、該駆動電動
    機装置が前記制御装置160からの指令に基づいて起動さ
    れる駆動車輪装置摩擦クラッチとを含む、請求項1乃至
    5のいずれか1つの装置。
  7. 【請求項7】前記制御装置160が、 複数の入力及び出力をプログラマブル・マイクロプロセ
    ッサを含み、プログラムされた状態との適応性を決める
    ために前記入力を順次評価するようにし、それに基づい
    て前記ピックアップヘッド装置26、前記分離装置68及び
    前記駆動ロール装置106を適切に起動して前記マガジン
    装置20から前記最上シート66を拾い上げて分離しかつ前
    記マガジン装置20から該最上シート66を駆動させるよう
    にする、請求項1の装置。
  8. 【請求項8】排出されるシートの通路内における前方端
    で前記マガジン装置20に固定される出口ゲート装置64を
    さらに含む、請求項1乃至7のいずれか1つの装置。
  9. 【請求項9】前記出口ゲート装置64が、 前記マガジン装置20の前方端上において排出されるシー
    トと1直線をなして設けられる複数のシート支持ローラ
    装置62、104と、 前方端において該マガジン装置に調節可能に固定された
    上部シート案内装置102と、 前記上部シート案内装置102前方端上に設けられて前記
    山積みシートの1枚の厚さより大きい間隔だけ前記シー
    ト支持ローラ装置62、104から隔置されることにより複
    数のシートが前記シート供給装置から排出されるのを防
    止するようにする1以上の出口ゲート制御ローラ装置6
    2、104とを含む、請求項8の装置。
  10. 【請求項10】前記ピックアップヘッド装置26により余
    分なシートが持ち上げられるのを妨害するように設けら
    れた分離増進装置をさらに含む、請求項1乃至9のいず
    れか1つの装置。
  11. 【請求項11】前記マガジン装置20に固定されて該マガ
    ジン装置を支持する、高さ調節装置及び傾斜調節装置を
    含む調節可能なスタンド装置をさらに含む、請求項1乃
    至10のいずれか1つの装置。
  12. 【請求項12】前記制御装置160が一歩一歩の処理にお
    ける多重装置状態を初期化しかつ照合することにより順
    次作動することを含む、請求項1乃至11のいずれか1つ
    の装置。
  13. 【請求項13】材料つかみ装置30及び抑えパッド28を含
    むピックアップヘッド装置26を有するシート供給装置の
    山積みシート22から最上シート66の一端を分離して残余
    のシートから離れる方へ前記最上シート66の該一端を移
    動させる方法であって、 前記ピックアップヘッド装置26を駆動し、前記抑えパッ
    ド28と前記最上シートの一端との間の位置及び該抑えパ
    ッド28の反対側の位置において山積みシート22の頂面を
    前記材料つかみ装置30と接触させるようにし、 前記山積みシート22の最上シートを掴みかつ曲げて下方
    のシートから分離するようにし、 該ピックアップヘッド装置26及び前記最上シート66を持
    ち上げ、該最上シート66の分離を増大させるようにし、 分離装置68を前記最上シート66の下方でかつその長さに
    沿って前記拾い上げ端からその遠端まで移動させ、 そこで前記分離装置を停止させ、該最上シート66の遠端
    をシート駆動ロール装置106と接触させて支持するよう
    にし、 前記駆動ロール装置106を駆動させ、前記シート供給装
    置から該最上シート66を取出すようにすることから成
    る、指令に基づき山積みシートの該最上シートを連続的
    に供給する方法。
  14. 【請求項14】関連する機械からの指令に基づき前記最
    上シートを供給し、前記ピックアップヘッド装置26が2
    以上のつかみ装置30及び抑えパッド装置28を含むように
    させ、 パワーオン状態に応答してホーム戻り信号を初期化さ
    せ、該ピックアップヘッド装置26及び前記分離装置68を
    第1装置状態のホーム位置に駆動させるようにし、 始動信号の受領に際し最上シートの順次持上げ及び分離
    を初期化し、前記順次持上げ及び分離が、 該ピックアップヘッド装置26を前記ホーム位置から前記
    抑えパッド装置28及び前記つかみ装置30がホーム位置端
    に近接した前記最上シートの頂面と接触する位置まで駆
    動し、 該つかみ装置30を作動させ、該最上シートの前記端ホー
    ム位置を曲げるようにさせて下方に残る山積みシートか
    ら該端を分離する状態にすると共に第2装置状態になる
    ようにし、 該ピックアップヘッド装置26を駆動し、該最上シート66
    が掴まれて前記残余のシートから離れて該ピックアップ
    ヘッド装置のホーム位置までくるようにすると共に第3
    装置状態になるようにし、 分離装置駆動信号を初期化し、前記分離装置68を該最上
    シート66の下方のホーム位置から完全前進位置まで移動
    させるようにして該最上シート66の分離を完了させかつ
    前記完全前進位置において該最上シート66を前記シート
    駆動ロール装置106と接触させて支持すると共に第4装
    置状態になるようにし、 制御信号を初期化し、前記関連装置から指令信号受領す
    る際に該駆動ロール装置106及び該つかみ装置30を作動
    させるようにし、それにより該最上シート66を該シート
    供給装置から該関連装置へ取出してかつ機械から離れた
    第5装置状態にするようにし、 該最上シートの排出完了に際しホーム戻り信号を初期化
    し、該分離装置68がホーム位置第6装置に戻ると共に該
    駆動ロール装置106を停止させるようにすることを含
    む、請求項13の方法。
  15. 【請求項15】次の状態に進む前提条件として前記6つ
    の各装置状態を検証し、 該6つの装置状態のいずれかが達成されないときは何時
    でも不首尾状態を生成することをさらに含む、請求項14
    の方法。
  16. 【請求項16】前記第4装置状態の検証不首尾に続いて
    かつ不首尾状態の生成に先だって1以上の付加的再試行
    を初期化することをさらに含む、請求項15の方法。
  17. 【請求項17】前記第5装置状態の検証不首尾に続いて
    かつ不首尾状態の生成に先だって1以上の付加的再試行
    を初期化することをさらに含む、請求項15又は16の方
    法。
  18. 【請求項18】前記シート供給装置の自動・信号制御ス
    イッチの状態を検証し、もし前記スイッチが自動位置に
    あればさらに最上シートの拾い上げ、分離及び順次供給
    をを開始し、 もし該スイッチが信号位置にあればさらに始動信号を受
    領するまで該シート供給装置を停止させることをさらに
    含む、請求項14乃至17のいずれか1つの方法。
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