JP2564142Y2 - ウエッジベースバルブ用ターミナル端子 - Google Patents
ウエッジベースバルブ用ターミナル端子Info
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- JP2564142Y2 JP2564142Y2 JP10498091U JP10498091U JP2564142Y2 JP 2564142 Y2 JP2564142 Y2 JP 2564142Y2 JP 10498091 U JP10498091 U JP 10498091U JP 10498091 U JP10498091 U JP 10498091U JP 2564142 Y2 JP2564142 Y2 JP 2564142Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車用灯具等において
使用されるウエッジベースバルブ(無口金)用ソケットに
装着されるターミナル端子(以下、 端子と略す)に関し、
特に、ソケットへ端子挿入作業工程や運搬時において生
じやすい端子の変形防止を図るものである。
使用されるウエッジベースバルブ(無口金)用ソケットに
装着されるターミナル端子(以下、 端子と略す)に関し、
特に、ソケットへ端子挿入作業工程や運搬時において生
じやすい端子の変形防止を図るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のウエッジベースバルブ用
ソケット(以下、 バルブソケットと略す)には、図3、図
4に示すように、略筒形状のソケット本体1の内部に平
面形状略I字型のバルブ挿入口2が形成されており、該
バルブ挿入口2の内部に、左右対向する接触挟持片4を
備えた前後一対の端子3A、3Bが中心軸穴部分5を挟
んで並列に装着されている。上記バルブソケットに対し
て図5に示す如きウエッジベースバルブ6を組み付ける
時、該バルブ6のガラス球7の基端側に設けられた前後
一対のベース部8,8をソケット本体1に装着している
前後一対の端子3A,3Bの各接触挟持片4の間に、ま
た、ベース部8と8の間の円柱状軸部9を軸穴部分5に
位置させてバルブ挿入口2より挿入していき、ベース部
8,8に形成したくびれ部分8a,8aを左右対向する接触
挟持片4,4でクランプして、バルブ6の保持が為され
ている。
ソケット(以下、 バルブソケットと略す)には、図3、図
4に示すように、略筒形状のソケット本体1の内部に平
面形状略I字型のバルブ挿入口2が形成されており、該
バルブ挿入口2の内部に、左右対向する接触挟持片4を
備えた前後一対の端子3A、3Bが中心軸穴部分5を挟
んで並列に装着されている。上記バルブソケットに対し
て図5に示す如きウエッジベースバルブ6を組み付ける
時、該バルブ6のガラス球7の基端側に設けられた前後
一対のベース部8,8をソケット本体1に装着している
前後一対の端子3A,3Bの各接触挟持片4の間に、ま
た、ベース部8と8の間の円柱状軸部9を軸穴部分5に
位置させてバルブ挿入口2より挿入していき、ベース部
8,8に形成したくびれ部分8a,8aを左右対向する接触
挟持片4,4でクランプして、バルブ6の保持が為され
ている。
【0003】上記バルブ6のくびれ部分8a,8aにはリ
ード線10A,10Bが露出されており、これらリード
線10A,10Bが、上記のように、端子3A,3Bの接
触挟持片4と接触し、かつ、これら端子3A,3Bの他
端側に伸長する垂直タブ11がソケット本体1の他端
(図中、 下端)側に開口したコネクタ挿着口12に突出さ
れ、該コネクタ挿着口12に挿着するコネクタ(図示せ
ず)と接続されている。
ード線10A,10Bが露出されており、これらリード
線10A,10Bが、上記のように、端子3A,3Bの接
触挟持片4と接触し、かつ、これら端子3A,3Bの他
端側に伸長する垂直タブ11がソケット本体1の他端
(図中、 下端)側に開口したコネクタ挿着口12に突出さ
れ、該コネクタ挿着口12に挿着するコネクタ(図示せ
ず)と接続されている。
【0004】上記ウエッジベースバルブ用ソケットに装
着する端子3A,3B(以下、 同一形状であるため端子3
と略す)は、従来、上記垂直タブ11が対向する底面部
13の一方から折曲形成された構造となっているため、
端子の挿入作業時に傾斜して挿入されると、タブ11の
付け根部において変形が生じやすく、また、運搬時にも
変形が生じやすい欠点があった。
着する端子3A,3B(以下、 同一形状であるため端子3
と略す)は、従来、上記垂直タブ11が対向する底面部
13の一方から折曲形成された構造となっているため、
端子の挿入作業時に傾斜して挿入されると、タブ11の
付け根部において変形が生じやすく、また、運搬時にも
変形が生じやすい欠点があった。
【0005】上記欠点を解消するため、本出願人は先に
実開平2−150688において、図6(A),(B)に示
す形状の端子を提供している。該端子3では、一方の底
面部13Aから垂直延出部が折曲形成され、さらに、巾
方向内側へ折り返してタブ11を形成し、かつ、上記垂
直延出部の折り返された部分より対向する他の底面部1
3Bの内側に沿って延びる水平延出部14を折曲加工
し、この水平延出部14の先端を底面部13Bより直角
方向に屈折された側面部15Bに形成した切欠16に係
合させている。
実開平2−150688において、図6(A),(B)に示
す形状の端子を提供している。該端子3では、一方の底
面部13Aから垂直延出部が折曲形成され、さらに、巾
方向内側へ折り返してタブ11を形成し、かつ、上記垂
直延出部の折り返された部分より対向する他の底面部1
3Bの内側に沿って延びる水平延出部14を折曲加工
し、この水平延出部14の先端を底面部13Bより直角
方向に屈折された側面部15Bに形成した切欠16に係
合させている。
【0006】上記形状の端子3においては、一方の底面
部から折り曲げてタブを形成する垂直延出部に、他方の
底面部に沿って固定される水平延出部を一体に形成して
いるため、タブである垂直延出部が箱型ターミナルの一
対の底面部のそれぞれに支持されるため、垂直延出部に
作用する直交荷重に対する強度が高められる利点があ
る。
部から折り曲げてタブを形成する垂直延出部に、他方の
底面部に沿って固定される水平延出部を一体に形成して
いるため、タブである垂直延出部が箱型ターミナルの一
対の底面部のそれぞれに支持されるため、垂直延出部に
作用する直交荷重に対する強度が高められる利点があ
る。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記水
平延出部が側面部の切欠に係合させているだけであるた
め、例えば、運搬工程、あるいは端子のソケットへの挿
入工程で、図6で矢印で示すように、側面部が外側に開
く方向に荷重を受けた場合、この外側への倒れ規制する
手段がない。よって、側面部が外側への荷重を受けて外
側へ倒れると、連続した接触挟持片も外側へ変形するこ
ととなる。
平延出部が側面部の切欠に係合させているだけであるた
め、例えば、運搬工程、あるいは端子のソケットへの挿
入工程で、図6で矢印で示すように、側面部が外側に開
く方向に荷重を受けた場合、この外側への倒れ規制する
手段がない。よって、側面部が外側への荷重を受けて外
側へ倒れると、連続した接触挟持片も外側へ変形するこ
ととなる。
【0008】上記したように側面部が外側に倒れて、接
触挟持片が外側へ変形してしまうと、ソケット本体と干
渉し、ソケットへの端子の挿入ができなくなり、仮に強
引に挿入してしまっても、接触挟持片の寸法は寸法規格
内に入らず、バルブとの接触信頼性を悪化させる恐れが
あった。同様に、側面部が内側へ倒れた場合も、接触挟
持片が内側へ変形してバルブが挿入しにくくなる等も問
題がある。
触挟持片が外側へ変形してしまうと、ソケット本体と干
渉し、ソケットへの端子の挿入ができなくなり、仮に強
引に挿入してしまっても、接触挟持片の寸法は寸法規格
内に入らず、バルブとの接触信頼性を悪化させる恐れが
あった。同様に、側面部が内側へ倒れた場合も、接触挟
持片が内側へ変形してバルブが挿入しにくくなる等も問
題がある。
【0009】本考案は、上記端子の形状を改良すること
により、上記問題を解消せんとするものであり、端子の
接触挟持片と連結した側面部の外側への倒れを防止し、
併せて、内側への倒れ防止およびタブの強度向上も図る
ものである。
により、上記問題を解消せんとするものであり、端子の
接触挟持片と連結した側面部の外側への倒れを防止し、
併せて、内側への倒れ防止およびタブの強度向上も図る
ものである。
【0010】上記目的を達成するため、本考案は、ソケ
ット本体に係止される平板矩形状の取付部の両側より折
曲形成した対向する側面部を設け、これら側面部の上部
に接触挟持片を形成する共に、上記側面部の下端部から
先端部を互いに近接させるように折曲形成した底面部を
設け、該底面部の一方から垂直延出部を折曲加工してタ
ブを形成した端子からなり、 該端子の接触挟持片でバル
ブのベース部を挟持して電気的に接触すると共に、ソケ
ット本体に装着するコネクタに上記タブを接続するもの
であって、上記タブを形成する一方の底面部から延在さ
せる垂直延出部の折り返された部分から他方の底面部の
内側へ沿って延びる水平延出部を設けると共に、該水平
延出部の先端面の一部を側面部内面に当接させると共
に、 該先端面の他部に突出部を設け、該突出部を側面部
に設けられた開孔部を貫通させて、 該側面部の外面に係
止するように係止爪を折曲形成して設けている特徴とす
るウエッジベースバルブ用ターミナル端子を提供するも
のである。
ット本体に係止される平板矩形状の取付部の両側より折
曲形成した対向する側面部を設け、これら側面部の上部
に接触挟持片を形成する共に、上記側面部の下端部から
先端部を互いに近接させるように折曲形成した底面部を
設け、該底面部の一方から垂直延出部を折曲加工してタ
ブを形成した端子からなり、 該端子の接触挟持片でバル
ブのベース部を挟持して電気的に接触すると共に、ソケ
ット本体に装着するコネクタに上記タブを接続するもの
であって、上記タブを形成する一方の底面部から延在さ
せる垂直延出部の折り返された部分から他方の底面部の
内側へ沿って延びる水平延出部を設けると共に、該水平
延出部の先端面の一部を側面部内面に当接させると共
に、 該先端面の他部に突出部を設け、該突出部を側面部
に設けられた開孔部を貫通させて、 該側面部の外面に係
止するように係止爪を折曲形成して設けている特徴とす
るウエッジベースバルブ用ターミナル端子を提供するも
のである。
【0011】上記端子は、上記水平延出部が内側に配置
される上記他方の底面部を側面部の下端より直角方向に
折曲形成して設け、該側面部の下端部に上記水平延出部
の先端の一部より突出させた突出部が貫通する切欠から
なる開孔部を設け、該開孔部を貫通した水平延出部の突
出部を上向きに折曲して係止爪を設け、該係止爪を側面
部外面に係止すると共に、 水平延出部の上記突出部以外
の先端面が側面部の内面に係止する構成としている。
される上記他方の底面部を側面部の下端より直角方向に
折曲形成して設け、該側面部の下端部に上記水平延出部
の先端の一部より突出させた突出部が貫通する切欠から
なる開孔部を設け、該開孔部を貫通した水平延出部の突
出部を上向きに折曲して係止爪を設け、該係止爪を側面
部外面に係止すると共に、 水平延出部の上記突出部以外
の先端面が側面部の内面に係止する構成としている。
【0012】あるいは、上記端子は、上記水平延出部が
内側に配置される上記他方の底面部を平板状の取付部分
の下端より直角方向に折曲形成して設ける一方、上記水
平延出部の先端側に位置する側面部は折曲先端側を下端
より一定長さ切り欠き、上記底面部と側面部との間に形
成される上記切欠からなる開孔部をとおして、上記水平
延出部の先端より突出させた突出部を貫通させ、該突出
部の先端に折曲形成した係止爪が側面部外面に係止する
構成としている。かつ、上記水平延出部の上記突出部以
外の先端面は側面部の内面に係止する構成としている。
内側に配置される上記他方の底面部を平板状の取付部分
の下端より直角方向に折曲形成して設ける一方、上記水
平延出部の先端側に位置する側面部は折曲先端側を下端
より一定長さ切り欠き、上記底面部と側面部との間に形
成される上記切欠からなる開孔部をとおして、上記水平
延出部の先端より突出させた突出部を貫通させ、該突出
部の先端に折曲形成した係止爪が側面部外面に係止する
構成としている。かつ、上記水平延出部の上記突出部以
外の先端面は側面部の内面に係止する構成としている。
【0013】上記のように、一方の底面部から折曲形成
されるタブ形成用の垂直延出部より他方の底面部の内側
に沿って配置される水平延出部を延在させ、該水平延出
部の先端面より突出させた突出部を側面部と底面部との
間に形成された開孔部を貫通させて側面部の外面に係止
爪を係止する構成としているため、係止爪で係止された
側面部(左側面部)が外側へ開こうとすると、他方の側面
部(右側面部)から延在する係止爪により係止され、逆
に、右側面部が外側へ開こうとすると、係止爪が左側面
部により係止されているため、外側の開きは阻止され
る。
されるタブ形成用の垂直延出部より他方の底面部の内側
に沿って配置される水平延出部を延在させ、該水平延出
部の先端面より突出させた突出部を側面部と底面部との
間に形成された開孔部を貫通させて側面部の外面に係止
爪を係止する構成としているため、係止爪で係止された
側面部(左側面部)が外側へ開こうとすると、他方の側面
部(右側面部)から延在する係止爪により係止され、逆
に、右側面部が外側へ開こうとすると、係止爪が左側面
部により係止されているため、外側の開きは阻止され
る。
【0014】また、水平延出部の上記突出部以外の先端
面は側面部の内面に当接係止しているため、 当接係止さ
れた側面部(左側面部)が内側へ倒れようとすると他方の
側面部(右側面部)から延在させた水平延出部により阻止
され、 逆に、 右側面部が内側へ倒れようとすると、 左側
面部に水平延出部先端が係止されて、 内側への倒れが阻
止される。
面は側面部の内面に当接係止しているため、 当接係止さ
れた側面部(左側面部)が内側へ倒れようとすると他方の
側面部(右側面部)から延在させた水平延出部により阻止
され、 逆に、 右側面部が内側へ倒れようとすると、 左側
面部に水平延出部先端が係止されて、 内側への倒れが阻
止される。
【0015】
【実施例】以下、本考案を図面に示す実施例により詳細
に説明する。図1(A),(B),(C)は本考案の第1実施例
に係わる端子を示す。端子20は導電性金属板を打ち抜
いて折曲加工して形成したもので、矩形平板状の取付部
21と、該取付部21の左右両側縁部に形成した左右一
対の側面部22と、これら側面部22の上部に形成した
左右一対の接触挟持片23と、側面部22の下端より互
いに近接させて形成した左右一対の底面部24と、該底
面部23の中心接合部分より下方へ延設した垂直タブ2
5と、上記左底面部24の内面に沿って配置する水平延
出部26等を備えている。
に説明する。図1(A),(B),(C)は本考案の第1実施例
に係わる端子を示す。端子20は導電性金属板を打ち抜
いて折曲加工して形成したもので、矩形平板状の取付部
21と、該取付部21の左右両側縁部に形成した左右一
対の側面部22と、これら側面部22の上部に形成した
左右一対の接触挟持片23と、側面部22の下端より互
いに近接させて形成した左右一対の底面部24と、該底
面部23の中心接合部分より下方へ延設した垂直タブ2
5と、上記左底面部24の内面に沿って配置する水平延
出部26等を備えている。
【0016】上記左右側面部22(22A,22B)は、
取付部21の下端部との連結部分より直角方向に屈折さ
せて形成し、その上側部の取付部21と切り離された部
分を互いに近接する方向に湾曲させた後に互いに離れる
外側に向けて屈折させてバネ性を付与した接触挟持片2
3(23A,23B)を形成している。
取付部21の下端部との連結部分より直角方向に屈折さ
せて形成し、その上側部の取付部21と切り離された部
分を互いに近接する方向に湾曲させた後に互いに離れる
外側に向けて屈折させてバネ性を付与した接触挟持片2
3(23A,23B)を形成している。
【0017】上記一対の左右側面部22の下端部は取付
部21より下方へ延在させており、この下方延在部分を
互いに近接する直角方向に折曲して左右一対の底面部2
4(24A,24B)を形成しており、これら底面部24
は取付部21の下端に対して直角方向に位置している。
部21より下方へ延在させており、この下方延在部分を
互いに近接する直角方向に折曲して左右一対の底面部2
4(24A,24B)を形成しており、これら底面部24
は取付部21の下端に対して直角方向に位置している。
【0018】上記底面部24の一方の右底面部24Aに
は、左底面部24Bとの接合部より下方へ折り曲げられ
る垂直延出部25’を有し、該垂直延出部25’の巾方
向の両側をさらに折り返すことにより二重構造の垂直タ
ブ25を形成している。
は、左底面部24Bとの接合部より下方へ折り曲げられ
る垂直延出部25’を有し、該垂直延出部25’の巾方
向の両側をさらに折り返すことにより二重構造の垂直タ
ブ25を形成している。
【0019】上記垂直延出部25’の折り返される巾方
向の一方の上端部には水平方向に折り曲げられる水平延
出部26を延在させており、該水平延出部26を他方の
左底面部24Bの内面に沿って配置し、該水平延出部2
6の先端面の一部27を左側面部22Bの内面に当接係
止させている。
向の一方の上端部には水平方向に折り曲げられる水平延
出部26を延在させており、該水平延出部26を他方の
左底面部24Bの内面に沿って配置し、該水平延出部2
6の先端面の一部27を左側面部22Bの内面に当接係
止させている。
【0020】上記水平延出部26の先端面の他部には更
に突出した突出部28を設け、該突出部28を左側面部
22Bの下端部の折曲側部分に切り欠いた開孔部29を
貫通させ、開孔部29より突出した先端部を上向き垂直
方向に折り曲げて、左側面部22Bの外面に係止する係
止爪30を設けている。
に突出した突出部28を設け、該突出部28を左側面部
22Bの下端部の折曲側部分に切り欠いた開孔部29を
貫通させ、開孔部29より突出した先端部を上向き垂直
方向に折り曲げて、左側面部22Bの外面に係止する係
止爪30を設けている。
【0021】尚、端子20には、さらに、図示のよう
に、上記取付部21の上側部分の左右両側に屈曲した突
出部分31を設けており、該突出部分31はソケット本
体の取付溝内において端子20の径方向の位置決め部材
として機能している。また、取付部分21の下側中央部
に外側へ切り起した突起部分32を設けており、該突起
部分32はソケット本体の形成した段差に係合して端子
20の抜け止めを図るようにしている。
に、上記取付部21の上側部分の左右両側に屈曲した突
出部分31を設けており、該突出部分31はソケット本
体の取付溝内において端子20の径方向の位置決め部材
として機能している。また、取付部分21の下側中央部
に外側へ切り起した突起部分32を設けており、該突起
部分32はソケット本体の形成した段差に係合して端子
20の抜け止めを図るようにしている。
【0022】端子20を上記構造としているため、例え
ば、左側面部22Bに外側へ開く力が作用した場合、右
側面部22Aより延在した係止爪30により係止され
て、外側への開きが阻止される。また、右側面部22A
に外側へ開く力が作用した場合、該右側面部22Aより
延在した係止爪が左側面部22Bにより係止されて、外
側への開きが阻止される。このように、一方の側面部か
ら延在させた係止爪を他方の側面部の外面に係止するこ
とにより、左右側面部の外側へ開きを防止出来る。
ば、左側面部22Bに外側へ開く力が作用した場合、右
側面部22Aより延在した係止爪30により係止され
て、外側への開きが阻止される。また、右側面部22A
に外側へ開く力が作用した場合、該右側面部22Aより
延在した係止爪が左側面部22Bにより係止されて、外
側への開きが阻止される。このように、一方の側面部か
ら延在させた係止爪を他方の側面部の外面に係止するこ
とにより、左右側面部の外側へ開きを防止出来る。
【0023】また、左側面部22Bに内側へ倒れる力が
作用した場合、水平延出部26の先端面の一部27が左
側面部22Bの内面に係止しているため、内側への倒れ
が阻止される。同様に、右側面部22Aに内側へ倒れる
力が作用した場合、上記水平延出部26の先端の一部2
7が左側面部22Bで係止されるため、内側への倒れが
阻止される。
作用した場合、水平延出部26の先端面の一部27が左
側面部22Bの内面に係止しているため、内側への倒れ
が阻止される。同様に、右側面部22Aに内側へ倒れる
力が作用した場合、上記水平延出部26の先端の一部2
7が左側面部22Bで係止されるため、内側への倒れが
阻止される。
【0024】さらに、右底面部24Aより折り曲げて形
成される垂直タブ25の強度は左底面部24Bに沿う水
平延出部26の存在により強度向上が図れ、かつ、該水
平延出部26の先端係止爪30を左側面部22Bの外面
に係止しているため、さらに垂直タブ25の強度アップ
が図られる。
成される垂直タブ25の強度は左底面部24Bに沿う水
平延出部26の存在により強度向上が図れ、かつ、該水
平延出部26の先端係止爪30を左側面部22Bの外面
に係止しているため、さらに垂直タブ25の強度アップ
が図られる。
【0025】図2(A),(B),(C),(D)は本考案に係わ
る端子の第2実施例を示す。上記端子20’では、右底
面部24Aより垂設する垂直タブ25の折り返し部分よ
り水平延出部26’を延在させる構成は第1実施例と同
一であるが、該水平延出部26’が内面に沿って配置す
る左底面部24B’を、取付部21の左側下端部より直
角方向に折り曲げて形成している。かつ、該左底面部2
4B’は取付部21の左端縁まで延在させずに形成して
いる。
る端子の第2実施例を示す。上記端子20’では、右底
面部24Aより垂設する垂直タブ25の折り返し部分よ
り水平延出部26’を延在させる構成は第1実施例と同
一であるが、該水平延出部26’が内面に沿って配置す
る左底面部24B’を、取付部21の左側下端部より直
角方向に折り曲げて形成している。かつ、該左底面部2
4B’は取付部21の左端縁まで延在させずに形成して
いる。
【0026】一方、左側面部22B’は取付部21の左
側縁部より折り曲げて形成し、該左側面部22B’の下
端面を上記左底面部24B’と同一線上に配置すると共
に、その下端部に折り曲げ側より巾方向の中間位置まで
切り欠きを設けて、該左側面部22B’と上記底面部2
4B’との間に開孔部29’を形成している。
側縁部より折り曲げて形成し、該左側面部22B’の下
端面を上記左底面部24B’と同一線上に配置すると共
に、その下端部に折り曲げ側より巾方向の中間位置まで
切り欠きを設けて、該左側面部22B’と上記底面部2
4B’との間に開孔部29’を形成している。
【0027】上記水平延出部26’の先端部の一部に突
出部28’を設けて、該突出部28’を上記開孔部2
9’に貫通させた後、上向き垂直方向に折り曲げて係止
爪30’を設け、該係止爪30’を左側面部22B’の
外面に係止している。また、水平延出部26’の先端部
の他部27’は左側面部22B’の切り欠かれていない
内部側の部分33の内面に当接係止させている。
出部28’を設けて、該突出部28’を上記開孔部2
9’に貫通させた後、上向き垂直方向に折り曲げて係止
爪30’を設け、該係止爪30’を左側面部22B’の
外面に係止している。また、水平延出部26’の先端部
の他部27’は左側面部22B’の切り欠かれていない
内部側の部分33の内面に当接係止させている。
【0028】上記のように右底面部24Aより水平延出
部26’を延在させ、その一部突出部の先端に設けた係
止爪30’を左側面部22B’の外面に係止し、かつ、
該水平延出部26’の先端の一部27’を左側面部22
B’の内面に係止しているため、第1実施例と同様の作
用を有する。
部26’を延在させ、その一部突出部の先端に設けた係
止爪30’を左側面部22B’の外面に係止し、かつ、
該水平延出部26’の先端の一部27’を左側面部22
B’の内面に係止しているため、第1実施例と同様の作
用を有する。
【0029】即ち、左側面部22B’の外側への開きは
係止爪30’により規制され、右側面部22Aの外側へ
の開きは、係止爪30’が係止する左側面部22B’に
より規制される。また、左側面部22B’および右側面
部22Aの内側への倒れは水平延出部の一部先端27’
が左側面部22B’の内面に係止しているため規制され
る。さらに、垂直タブ25の矢印X方向の強度は係止爪
30’の存在で補強され、逆方向の矢印Y方向の強度は
底面部24B’により補強される。
係止爪30’により規制され、右側面部22Aの外側へ
の開きは、係止爪30’が係止する左側面部22B’に
より規制される。また、左側面部22B’および右側面
部22Aの内側への倒れは水平延出部の一部先端27’
が左側面部22B’の内面に係止しているため規制され
る。さらに、垂直タブ25の矢印X方向の強度は係止爪
30’の存在で補強され、逆方向の矢印Y方向の強度は
底面部24B’により補強される。
【0030】
【考案の効果】以上の説明より明らかなように、本考案
に係わる端子では、一方の底面部より折り曲げて形成す
る垂直タブの折り返し部の一部を他方の底面部の内面に
沿って配置し、かつ、その先端部の一部を対向する側面
部の内面に係止すると共に、該先端部の一部を突出させ
て側面部を貫通させ、該側面部の外面に係止する構成と
しているため、左右両側の側面部の外側への開き及び内
側への倒れを防止することが出来る。かつ、上記水平延
出部を設けることにより、垂直タブの根元の強度向上を
図ることが出来る。
に係わる端子では、一方の底面部より折り曲げて形成す
る垂直タブの折り返し部の一部を他方の底面部の内面に
沿って配置し、かつ、その先端部の一部を対向する側面
部の内面に係止すると共に、該先端部の一部を突出させ
て側面部を貫通させ、該側面部の外面に係止する構成と
しているため、左右両側の側面部の外側への開き及び内
側への倒れを防止することが出来る。かつ、上記水平延
出部を設けることにより、垂直タブの根元の強度向上を
図ることが出来る。
【0031】このように、端子の側面部の変形を防止出
来ることにより、これら側面部と連続した接触挟持片の
変形を防止でき、よって、バルブとの接触性の信頼性を
向上させることが出来ると共に、端子自体もソケット本
体にスムーズに挿入することが出来る。
来ることにより、これら側面部と連続した接触挟持片の
変形を防止でき、よって、バルブとの接触性の信頼性を
向上させることが出来ると共に、端子自体もソケット本
体にスムーズに挿入することが出来る。
【図1】 本考案の第1実施例に係わる端子を示し、
(A)は正面図、(B)は側面図、(C)は底面図である。
(A)は正面図、(B)は側面図、(C)は底面図である。
【図2】 本考案の第2実施例の端子を示し、(A)は正
面図、(B)は側面図、(C)は底面図、(D)は(A)のD−
D線断面図である。
面図、(B)は側面図、(C)は底面図、(D)は(A)のD−
D線断面図である。
【図3】 従来の端子を挿入したバルブソケットの平面
図である。
図である。
【図4】 図3の断面図である。
【図5】 (A),(B),(C)は上記ソケットに装
着するバルブの正面図、側面図および底面図である。
着するバルブの正面図、側面図および底面図である。
【図6】 (A),(B)は従来の端子の斜視図および正面
図である。
図である。
20 端子 21 取付部 22(22A,22B) 側面部 24(24A,24B) 底面部 25 垂直タブ 26 水平延出部 27 一部先端部 28 突出部 29 開孔部 30 係止爪
Claims (3)
- 【請求項1】 ソケット本体に係止される平板矩形状の
取付部の両側より折曲形成した対向する側面部を設け、
これら側面部の上部に接触挟持片を形成する共に、上記
側面部の下端部から先端部を互いに近接させるように折
曲形成した底面部を設け、該底面部の一方から垂直延出
部を折曲加工してタブを形成した端子からなり、 該端子
の接触挟持片でバルブのベース部を挟持して電気的に接
触すると共に、ソケット本体に装着するコネクタに上記
タブを接続するものであって、 上記タブを形成する一方の底面部から延在させる垂直延
出部の折り返された部分から他方の底面部の内側へ沿っ
て延びる水平延出部を設けると共に、該水平延出部の先
端面の一部を側面部内面に当接させると共に、 該先端面
の他部に突出部を設け、該突出部を側面部に設けられた
開孔部を貫通させて、 該側面部の外面に係止するように
係止爪を折曲形成して設けている特徴とするウエッジベ
ースバルブ用ターミナル端子。 - 【請求項2】 上記水平延出部が内側に配置される底面
部を側面部の下端より直角方向に折曲形成して設け、該
側面部の下端部に上記水平延出部の一部突出部が貫通す
る切欠からなる開孔部を設け、該開孔部を貫通した上記
水平延出部の突出部を上向きに折曲して係止爪を設けて
いることを特徴とする請求項1記載のウエッジベースバ
ルブ用ターミナル端子。 - 【請求項3】 上記水平延出部が内側に配置される底面
部を取付部の下端より直角方向に折曲形成して設ける一
方、上記水平延出部の先端側に位置する側面部は折曲先
端側を下端より一定長さ切り欠いて上記底面部との間に
開孔部を形成し、該開孔部に上記水平延出部の一部突出
部を貫通させ、該突出部の先端に折曲形成した係止爪を
側面部外面に係止していることを特徴とする請求項1記
載のウエッジベースバルブ用ターミナル端子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10498091U JP2564142Y2 (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | ウエッジベースバルブ用ターミナル端子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10498091U JP2564142Y2 (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | ウエッジベースバルブ用ターミナル端子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0553180U JPH0553180U (ja) | 1993-07-13 |
JP2564142Y2 true JP2564142Y2 (ja) | 1998-03-04 |
Family
ID=14395244
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10498091U Expired - Fee Related JP2564142Y2 (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | ウエッジベースバルブ用ターミナル端子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2564142Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-12-19 JP JP10498091U patent/JP2564142Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0553180U (ja) | 1993-07-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19971021 |
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