JP2577958Y2 - バルブソケット用端子 - Google Patents

バルブソケット用端子

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JP2577958Y2
JP2577958Y2 JP1993067566U JP6756693U JP2577958Y2 JP 2577958 Y2 JP2577958 Y2 JP 2577958Y2 JP 1993067566 U JP1993067566 U JP 1993067566U JP 6756693 U JP6756693 U JP 6756693U JP 2577958 Y2 JP2577958 Y2 JP 2577958Y2
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terminal
valve
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socket
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尚 澤田
正 原田
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Koito Manufacturing Co Ltd
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Koito Manufacturing Co Ltd
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、バルブソケット用端
子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用灯等に使用されているバ
ルブソケットとして種々のものが提案されているが、こ
の中に実開平4ー135188号公報のものがある。こ
れは、ソケットに対してバルブが誤挿入されないように
した技術であり、簡単に構造を説明すると、ソケット内
にはバルブを収容するためのバルブ収納室が形成されて
いる。このバルブ収納室の周壁には、バルブから突出す
る係止ピンを受け入れるためのJ字状のピン挿入溝が対
称位置に、かつ深さ方向に沿って形成されている。つま
り、バルブを一定深さまで差し込んだ後に僅かに捻って
やることで、J字の屈曲部分に係止ピンが導入されて抜
けないようになるわけである。また、バルブ収納室の周
壁にはこのピン挿入溝の他に、陰陽両極端子を差し込ん
で装着するための端子収容溝が設けられている。そし
て、両端子収容溝は平面視において略T字形状をなし、
上方およびバルブ収納室側へ向けて開口するように形成
されている。しかも、この端子収容溝は両ピン挿入溝を
結ぶ軸線と直交する方向において対称にかつ深さ方向に
沿って配されており、したがってバルブ収容室の周壁に
は2つの端子収容溝と2つのピン収容溝がそれぞれ90
°角度毎に配されることになる。
【0003】このような種類の異なる溝の組が、直交配
置になっているため、係止ピンを誤って端子収容溝に挿
入してしまう事態が当然に予想され、誤挿入されると端
子を変形させたり係止ピンが陰極端子に引っかかって抜
けなくなったりする不具合が生じる。そこで、上記した
実開平4ー135188号公報のものは陰極用端子を利
用してその上縁に誤挿入防止片を屈曲し、端子収容溝の
上端側を覆うようにした。こうすることで、挿入操作が
誤ってなされても係止ピンが誤挿入防止片に当接して端
子収容溝への進入を未然に防ぐことが期待されていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな誤挿入防止片を形成していても、なお誤挿入の事態
を完全に解消しえないでいた。その理由は、誤挿入防止
片が陰極端子の上縁を折曲げて形成したものとなってい
ることから、強く押し込まれると誤挿入防止片が下方へ
撓んで係止ピンの進入を許してしまう。すなわち、端子
自体はバルブの口金部に接触しなければならないため、
ばね性が要求される。したがって、材料としては比較的
薄肉の板材を使用せざるを得ず、このため、厚肉化によ
って誤挿入防止片の曲げ強度を高めるような対策は適当
でない。考えられる対策としては、クラッド材を使用し
て誤挿入防止片の周辺領域を他に比較して厚肉にするな
どの措置を採る、といったものがあったがコスト高を招
く。
【0005】本考案はこのような事情に鑑みて開発工夫
されたものであり、その目的とするところは簡易な構造
でバルブの誤挿入を回避できるバルブソケット用端子を
提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本考案の構成は、ソケット内にはバルブを収容する
バルブ収納室が形成され、このバルブ収納室の周壁に
は、バルブの口金部から突出する係止ピンを受け入れて
抜け止め状態で係合させうるピン挿入溝と、端子を受け
入れるために上方の開口面およびバルブ収納室へ向けて
開口する側方の開口面を有する端子挿入溝とが深さ方向
に沿ってそれぞれ形成され、前記端子には端子挿入溝の
側方開口面から突出してバルブ口金部と弾接する接続子
が形成されてなるものにおいて、前記端子の上部には、
前記端子挿入溝の側方開口面側へ向けて一体に突出して
前記係止ピンの誤挿入を規制する規制凸部が配されると
ともに、この規制凸部の上縁には前記係止ピンと当接す
る当接面が形成され、かつこの当接面の先端を下方から
受承し規制凸部がバルブ挿入方向に沿って撓み変形する
のを規制する受承部が設けられていることを特徴とする
ものである。
【0007】
【作用】端子の上部に規制凸部を設けているため、バル
ブが誤った状態で挿入されようとしても当接面が係止ピ
ンと当接し、挿入操作を制限する。そして、この場合に
おいて当接面に誤挿入の外力が作用しても受承部がこれ
に抗するため、規制凸部の撓みを規制して係止ピンの進
入が有効に回避できる。
【0008】
【考案の効果】本考案の効果は次のようである。規制凸
部の当接面に誤挿入の外力が作用しても、受承部によっ
て規制凸部の撓みが規制されるため、バルブの誤挿入防
止に有効となる。また、特にクラッド材等を用いなくと
も、規制凸部を所定形状に加工するだけでよいため、コ
スト的にも優れる。
【0009】
【実施例】以下、本考案を具体化した実施例を図面にし
たがって詳細に説明する。図1において1は合成樹脂材
により一体に形成されたソケットであり、上方へ開口す
る有底の筒状をなし、内部にはバルブ2を収納するため
のバルブ収納室3が形成されている。そして、バルブ収
納室3の周壁にはJ字状に形成された一対のピン挿入溝
4が、対称位置に配されており、深さ方向に沿って凹設
されている。ピン挿入溝4は、バルブ2の口金部の外周
面において対称位置に突設された係止ピン5を受け入れ
て係止させるためのものであり、上端はバルブ収納室3
の上方へ開放する一方、下端側は水平方向に屈曲して係
合部4aが形成されている。したがって、係止ピン5が
ピン挿入溝4へ挿入されて下端に至った後、バルブ2全
体が捻り操作されて係合部4aへ導入されると、バルブ
2全体がソケット1に対して抜け止めされる。
【0010】また、バルブ収納室3の周壁には前記両ピ
ン挿入溝4と直交する位置に、一対の端子挿入溝6が配
されており、これら両溝6に対して陰極・陽極の両端子
7、8が組み付けられる。端子挿入溝6は、図2に示す
ように、平面視において広幅部6aと細幅部6bとによ
り略T字状をなすようにして形成されており、上方およ
びバルブ収納室3側に向けて開口している。そして、こ
こに取り付けられる端子のうち、陽極端子8はその一端
側にバルブ2の底面に当接可能な接触子8aを有し、他
端側の接触子8bはソケット1の底面を貫いて図示しな
いコネクタに接続可能となっている。
【0011】陰極端子7は一枚の細板状金属片を折曲げ
加工して形成したものであり、図3等に示すように、一
端側には接続子7aが形成されており、ソケット1の底
面を貫いて図示しないコネクタと接続される。また、他
端寄りには接続子7bが切り起こしによって撓み変形可
能に形成され、端子挿入溝6の側方の開口部(細幅部6
b)から突出してバルブ2の陰極側と弾性的に接するよ
うになっている。また、陰極端子7の両側縁は長さ方向
に沿って折曲げられて補強縁9が形成されている。
【0012】上部側接続子7bのさらに上位には規制凸
部10が設けられ、バルブ2の係止ピン5が誤って挿入
されるのを規制する。規制凸部10は、この実施例にお
いては上下方向に、つまりバルブ2の挿入方向へ接続縁
11が残るようにコの字状の切り取り線に沿って切り起
こして形成してある。したがって、規制凸部10の上縁
が係止ピン5に当接して進入を制限する当接面12とさ
れる。そして、規制凸部10は当接面12の下方へ連続
した形状となっているため、当接面12の下部が誤挿入
の操作力を受ける受承部13を構成することになる。な
お、規制凸部10は陰極端子7を端子挿入溝6に装着し
た場合に、端子挿入溝6の上位に位置しかつ当接面12
の先端側は細幅部6bに一部進入するように長さ設定が
されている。
【0013】次に、上記のように構成された本例の作用
効果を説明すると、本例では陰極端子7の上端に規制凸
部10を設けて、端子挿入溝6の細幅部6b内に臨むよ
うにしたため、バルブ2をバルブ収納室3に挿入する場
合に、誤って端子挿入溝6に係止ピン5を挿入しようと
しても、係止ピン5が規制凸部10の当接面12に当た
って挿入を規制する。
【0014】この場合に、本例の規制凸部10は陰極端
子7の基部との接続縁11がバルブ2の挿入方向に沿う
ようにして切り起こされ、バルブ2挿入方向とそれ自体
の撓み方向とが直交するため、当接面12の下部が挿入
力に抗する受承部13として機能する。したがって、従
来と異なり強い挿入力が加わっても係止ピン5の進入を
許すような撓みが規制され、誤挿入を確実に回避でき
る。
【0015】図6は本考案の第2実施例を示すものであ
り、規制凸部10の変形例を示している。この例での規
制凸部10はバーリング加工によって形成されたもので
あり、すなわち陰極端子7の基部からバルブ2の挿入方
向と直交する方向へバーリング筒を突き出して形成した
ものである。したがって、陰極端子7の基部との接続縁
11はほぼ円形をなしたものとなる。また、規制凸部1
0を構成する周面の上部が当接面12となり、受承部1
3がこれに環状に連続して形成されることになる。そし
て、この規制凸部10も第1実施例と同様に、端子挿入
溝6の細幅部6b内に進入する等、他の構成は第1実施
例と同様である。
【0016】このような第2実施例においても、受承部
13が規制凸部10の撓みを規制するため、誤挿入を確
実に回避できる。
【0017】図7は本考案の第3実施例を示すものであ
り、この例では基板を三角錐状に突き出して規制凸部1
0を形成している。したがって、この例では規制凸部1
0の上面は基部に対してほぼ直角に突出した状態で開口
し、その開口縁が当接面12であり、三角錐状の突き出
しが受承部13を構成する。
【0018】なお、他の構成は上記した両実施例と同様
であり、同様の作用効果を発揮することができる。
【0019】規制凸部10の形状はこれら各実施例の他
に種々の変形が可能であり、決してこれらに限定される
べきものではない。例えば、角筒状に形成したもの、従
来形状の規制凸部10の先端をさらに下方へ折曲げて全
体を側面視で三角形状をなすようにしたもの等、多様に
変化させることが可能な性質のものである。要は、当接
面に挿入力が作用した場合に、規制凸部全体が挿入を許
す方向への撓みを制限するような形態となっていればよ
く、受承部とはそのような機能を果たすもの全てをい
う。
【図面の簡単な説明】
【図1】バルブソケットの縦断面図
【図2】バルブソケットの上面図
【図3】陰極端子全体を示す側面図
【図4】要部を拡大して示す上面図
【図5】規制凸部を示す斜視図
【図6】第2実施例の規制凸部を示す斜視図
【図7】第3実施例の規制凸部を示す斜視図
【符号の説明】
1…ソケット 2…バルブ 3…バルブ収納室 4…ピン挿入溝 5…係止ピン 6…端子挿入溝 7、8…端子 10…規制凸部 12…当接面 13…受承部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平4−135188(JP,U) 実開 昭62−193687(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01R 33/46

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソケット内にはバルブを収容するバルブ
    収納室が形成され、このバルブ収納室の周壁には、バル
    ブの口金部から突出する係止ピンを受け入れて抜け止め
    状態で係合させうるピン挿入溝と、端子を受け入れるた
    めに上方の開口面およびバルブ収納室へ向けて開口する
    側方の開口面を有する端子挿入溝とが深さ方向に沿って
    それぞれ形成され、前記端子には端子挿入溝の側方開口
    面から突出してバルブ口金部と弾接する接続子が形成さ
    れてなるものにおいて、 前記端子の上部には、前記端子挿入溝の側方開口面側へ
    向けて一体に突出して前記係止ピンの誤挿入を規制する
    規制凸部が配されるとともに、この規制凸部の上縁には
    前記係止ピンと当接する当接面が形成され、かつこの当
    接面の先端を下方から受承し規制凸部がバルブ挿入方向
    に沿って撓み変形するのを規制する受承部が設けられて
    いることを特徴とするバルブソケット用端子。
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