JP2001006784A - 端子構造 - Google Patents

端子構造

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JP2001006784A JP11171412A JP17141299A JP2001006784A JP 2001006784 A JP2001006784 A JP 2001006784A JP 11171412 A JP11171412 A JP 11171412A JP 17141299 A JP17141299 A JP 17141299A JP 2001006784 A JP2001006784 A JP 2001006784A
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/02Contact members
    • H01R13/10Sockets for co-operation with pins or blades
    • H01R13/11Resilient sockets
    • H01R13/113Resilient sockets co-operating with pins or blades having a rectangular transverse section

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 端子の作製が容易で、且つ、こじり等による
弾性接触部の過大変位を防止する。 【解決手段】 底面部23と、底面部23の両側から立
設された一対の側面部25と、この一対の側面部25に
上端側から底面部23の上方に折曲された上面部とを有
し、底面部23に上下方向に弾性変形する弾性接触部2
7を設け、上面部に弾性接触部27に対向する弾性受け
面部を設け、底面部23には弾性接触部27の下面に近
接する過大変位防止片部31を設け、弾性接触部27が
一定以上に変位すると過大変位防止片部31に当接して
過大変位を防止する端子構造にあって、一対の側面部2
5に過大変位防止片部31に略当接する変形防止ストッ
パー部32を、該過大変位防止片部31の後方に設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、相手側端子等のこ
じりによる弾性接触部の過大変位を防止する端子構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の端子構造としては、実開
平7−42005号公報に開示されたものがあり、かか
る端子構造が図5及び図6に示されている。図5は端子
の斜視図、図6は端子の正面図である。
【0003】図5及び図6において、雌端子1は、1枚
の金属平板から打ち抜かれて一体成形されており、底面
部2と、この底面部2の両側から略垂直に折曲された一
対の側面部3と、この一対の側面部3の上端から底面部
側に折曲された上面部4とを備えている。底面部2には
その一部が折曲されて上下方向に弾性変形する弾性接触
部5が設けられ、上面部4にはその一部が折曲され、弾
性接触部5に対向する弾性受け面部6が設けられてい
る。又、底面部2にはその一部が切り起こされて過大変
位防止片部7が設けられ、この過大変位防止片部7の上
端は弾性接触部5の底面に近接する位置に位置されてい
る。過大変位防止片部7の上端部の両側には突起部7a
がそれぞれ設けられ、この一対の突起部7aが一対の側
面部3にそれぞれ設けられた孔3aに挿入されている。
【0004】上記構成において、相手側端子である雄端
子(図示せず)を弾性接触部5と弾性受け面部6との間
に挿入すると、主に弾性接触部5が上方に弾性変形して
雄端子が挿入され、雄端子と弾性接触部5及び弾性受け
面部6とが一定の接圧で接触される。又、雄端子が適正
ではない挿入方向から挿入される等して弾性接触部5が
こじり等により荷重を受けると、この荷重によって弾性
変形する。この弾性変形が一定以上になると、弾性接触
部5が過大変位防止片部7に当接して過大変位が防止さ
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の端子構造にあっては、過大変位防止片部7の強度を
向上させるのに、過大変位防止片部7の突起部7aを側
面部3の孔3aに挿入している。従って、突起部7aと
孔3aとの位置が合うよう正確に加工する必要があると
共に、突起部7aを孔3aに挿入するという面倒な工程
も必要であり、雌端子1の作製が面倒であるという問題
がある。
【0006】また、弾性接触部5からの荷重を過大変位
防止片部7の突起部7aで受ける構造であるが、荷重方
向が突起部7aの板厚であるため、過度の荷重を受ける
と突起部7aが変形して過大変位を防止できないという
問題がある。
【0007】そこで、本発明は、前記した課題を解決す
べくなされたものであり、端子の作製が容易で、且つ、
こじり等による弾性接触部の過大変位が防止できる端子
構造を提供することを目的とする。又、本発明は、端子
の作製が容易で、且つ、こじり等による過度の荷重に対
しても弾性接触部の過大変位が防止できる端子構造を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、底面
部と、この底面部の両側から立設された一対の側面部
と、この一対の側面部の少なくとも一方の上端側から前
記底面部の上方に折曲された上面部とを有し、前記底面
部と前記上面部とのいずれか一方に上下方向に弾性変形
する弾性接触部を設け、他方に前記弾性接触部に対向す
る弾性受け面部を設け、前記弾性接触部が設けられた前
記底面部又は前記上面部には前記弾性接触部に近接する
過大変位防止片部を設け、前記弾性接触部が一定以上に
変位すると前記過大変位防止片部に当接して過大変位を
防止する端子構造にあって、前記一対の側面部の少なく
とも一方に、前記過大変位防止片部に略当接する変形防
止ストッパー部を、該過大変位防止片部の後方に設けた
ことを特徴とする。
【0009】この端子構造では、こじり等により弾性接
触部が荷重を受け、この荷重によって一定以上に弾性変
形すると、弾性接触部が過大変位防止片部に当接し、こ
の過大変位防止片部の変位を変形防止ストッパー部で阻
止することにより弾性接触部の過大変位が防止されるも
のであり、過大変位防止片部の変位を阻止する変形防止
ストッパー部は、側面部より過大変位防止片部に近接す
るよう設ければ良い。
【0010】請求項2の発明は、請求項1記載の端子構
造であって、前記過大変位防止片部に略当接するのは、
前記変形防止ストッパー部の端面とし、前記変形防止ス
トッパー部の幅寸法を板厚よりも大きく設定したことを
特徴とする。
【0011】この端子構造では、請求項1の発明の作用
に加え、変形防止ストッパー部では過大変位防止片部か
らの荷重方向が変形防止ストッパー部の幅方向となり、
変形防止ストッパー部が荷重を板厚よりも大きい幅寸法
で受ける。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0013】図1〜図4は本発明の一実施形態を示し、
図1は雌端子の平面図、図2はその断面図、図3は雌端
子の要部斜視図、図4は雌端子に雄端子が挿入された状
態を示す断面図である。
【0014】図1〜図4において、端子である雌端子2
0は、1枚の金属平板から打ち抜かれて一体成形されて
おり、電線締結部21と端子接触部22とからなる。電
線締結部21は、底面部23とこの底面部23の両側か
ら上方に折曲された一対の加締め加工部24とから構成
され、この一対の加締め加工部24間に載置した電線W
が加締め加工によって締結される。
【0015】端子接触部22は、電線締結部21と共通
する底面部23と、この底面部23の両側から略垂直に
折曲された一対の側面部25と、この一対の側面部25
の上端から底面部23の上方にそれぞれ折曲された上面
部26a、26bとを備えている。
【0016】底面部23には3つの分割された前方突出
部が設けられ、この両側の前方突出部が共に底面部23
の上方に折り重なるよう折曲されて一対の弾性接触部2
7が構成されている。この各弾性接触部27の後側は、
更に底面部23の上方に入り込むよう折曲されて弾性補
強部28が構成され、この弾性補強部28は弾性接触部
27が下方にある程度変位すると底面部23に当接して
自らも弾性変形することによって弾性補強する。
【0017】又、中央の前方突出部分も底面部23の上
方に折り重なるよう折曲されて中央弾性変形部29が構
成され、この中央弾性変形部29には一部折曲によって
係止部である係止突起部30が設けられている。この係
止突起部30は上方に突出し、中央弾性変形部29の弾
性変形によって上下方向に変位する。この中央弾性変形
部30の後側には、弾性接触部27のような弾性補強部
28が設けられておらず、下方への弾性変形が容易に構
成されている。
【0018】更に、底面部23の左右両側には略垂直方
向に折曲され、上方に延びる過大変位防止片部31がそ
れぞれ設けられている。この一対の過大変位防止片部3
1の上端は、前記一対の弾性接触部27の前方部分の下
面近傍にそれぞれ位置している。
【0019】一対の側面部25には、この側面部25の
一部を切り起こして略直交方向(雄端子10の挿入方向
と直交する方向)に折曲され、水平方向に延びる変形防
止ストッパー部32が上記過大変位防止片部31の後方
にそれぞれ設けられている。この一対の変形防止ストッ
パー部32は、その前端面32aが一対の過大変位防止
片部31の上端部の後面(端子挿入方向上流側の面)に
略当接する位置にそれぞれ配置されており、各変形防止
ストッパー部32の幅寸法Bはその板厚よりも十分に大
きく設定されている。
【0020】両側の2つの上面部26a、26bは、一
部で折り重なるよう配置され、上側の上面部26aが下
側の上面部26bの上方への変位を規制している。下方
の上面部26bにはその一部が下方に折曲されて弾性受
け面部33が設けられ、この弾性受け面部33は底面部
23の弾性接触部27に対向している。又、下方の上面
部26bには下方に折曲され、垂直方向に延びるストッ
パー部34が設けられている。このストッパー部34
は、その端面34aが雄端子34の先端面34aに当接
するよう配置されており、ストッパー部34の幅寸法A
(図2に示す)は、その板厚よりも十分に大きく設定さ
れている。
【0021】一方、相手側端子である雄端子10(図4
に示す)は、偏平なロッド状をなし、この先端から少し
基部側の位置に被係止部である係止穴11を有してい
る。
【0022】上記構成において、相手側端子である雄端
子10(図4に示す)を弾性接触部27と弾性受け面部
33との間に挿入すると、弾性接触部27及び中央弾性
変形部29が下方に弾性変形して雄端子10の挿入が許
容される。雄端子10の係止孔11の位置が係止突起部
30の位置にまで挿入されると、中央弾性変形部29の
弾性力によって雄端子10の係止孔11に係止突起部3
0が係止される。そして、雄端子10と弾性接触部27
及び弾性受け面部33とが一定の接圧で接触される。
又、この状態よりも更に雄端子10が挿入されると、図
4に示すように、雄端子10の先端面10aがストッパ
ー部34に当接し、これにより雄端子10の過剰挿入が
阻止される。
【0023】また、雄端子10が適正ではない挿入方向
から挿入される等して弾性接触部27がこじり等により
荷重を受けると、この荷重によって弾性変形する。この
弾性変形が一定以上になると、弾性接触部27が過大変
位防止片部31に当接し、この過大変位防止片部31の
変位が変形防止ストッパー部32で阻止されることによ
り弾性接触部27の過大変位が防止される。そして、過
大変位防止片部31の変位を阻止する変形防止ストッパ
ー部32は、単に側面部25より過大変位防止片部31
の後方に近接するよう設ければ良いため、製造過程で正
確な位置合わせや面倒な工程がなく雌端子20を作製で
きる。
【0024】又、この実施形態では、変形防止ストッパ
ー部32においては、過大変位防止片部31からの荷重
方向が変形防止ストッパー部32の幅方向となり、変形
防止ストッパー部32が荷重を板厚よりも大きい幅寸法
Bで受けるため、過度の荷重に対しても変形することが
ない。従って、過度の荷重に対しても弾性接触部27の
過大変位を防止できる。
【0025】尚、前記実施形態によれば、係止部を係止
突起部30にて構成し、被係止部を係止孔11にて構成
したが、端子の挿入に際して係止できる構造であれば良
い。
【0026】また、前記実施形態によれば、底面部23
に弾性接触部27を設け、上面部26bに弾性受け面部
33を設けたが、底面部23に弾性受け面部33を設
け、上面部26bに弾性接触部27を設けても良い。こ
の場合には上面部26bに過大変位防止片部31を設け
る。
【0027】また、前記実施形態によれば、一対の弾性
接触部27と中央弾性変形部29とを別個独立して弾性
変形できるよう分割して設けたが、両者を一体に設けて
も良い。但し、前記実施形態のように分割して設けた場
合には、係止突起部30を係止孔11より離脱させるの
に中央弾性変形部29のみを弾性変形させれば良いた
め、離脱動作において一対の弾性接触部27の弾性特性
を損なうことがなく一定の接触圧の保持に支障を来すお
それがないという利点がある。そして、その上、前記実
施形態のように一対の弾性接触部27に弾性補強部28
を付加することができ、一定の接触圧の保持に優れた端
子を提供できるという利点がある。又、弾性接触部27
を一体で設けた場合には、左右の側面部25の一方にの
み変形防止ストッパー部32を設けても良い。但し、弾
性接触部27を一体で設けた場合にも左右の側面部25
にそれぞれ変形防止ストッパー部32を設けた方が、強
度的には好ましい。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、底面部と、この底面部の両側から立設された一
対の側面部と、この一対の側面部の少なくとも一方の上
端側から折曲された上面部とを有し、前記底面部と前記
上面部とのいずれか一方に上下方向に弾性変形する弾性
接触部を設け、他方に前記弾性接触部に対向する弾性受
け面部を設け、前記底面部又は前記上面部には前記弾性
接触部に近接する過大変位防止片部を設け、前記弾性接
触部が一定以上に変位すると前記過大変位防止片部に当
接して過大変位を防止する端子構造にあって、前記一対
の側面部の少なくとも一方に、前記過大変位防止片部に
略当接する変形防止ストッパー部を、該過大変位防止片
部の後方に設けたので、こじり等により弾性接触部が荷
重を受け、この荷重によって一定以上に弾性変形する
と、弾性接触部が過大変位防止片部に当接し、この過大
変位防止片部の変位を変形防止ストッパー部で阻止する
ことにより弾性接触部の過大変位が防止されるものであ
り、過大変位防止片部の変位を阻止する変形防止ストッ
パー部は、側面部より過大変位防止片部に近接するよう
設ければ良いため、端子の作製が容易で、且つ、こじり
等による弾性接触部の過大変位が防止できる。
【0029】請求項2の発明によれば、請求項1記載の
端子構造であって、前記過大変位防止片部に略当接する
のは、前記変形防止ストッパー部の端面とし、前記変形
防止ストッパー部の幅寸法を板厚よりも大きく設定した
ので、請求項1の発明の効果に加え、変形防止ストッパ
ー部では過大変位防止片部からの荷重方向が変形防止ス
トッパー部の幅方向となり、変形防止ストッパー部が荷
重を板厚よりも大きい幅寸法で受けるため、過度の荷重
に対しても変形することがなく、過度の荷重に対しても
弾性接触部の過大変位を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る雌端子の平面図であ
る。
【図2】本発明の一実施形態に係る雌端子の断面図であ
る。
【図3】本発明の一実施形態に係る雌端子の要部斜視図
である。
【図4】本発明の一実施形態に係る雌端子に雄端子が挿
入された状態を示す断面図である。
【図5】従来例に係る端子の斜視図である。
【図6】従来例に係る端子の正面図である。
【符号の説明】
10 雄端子(相手側端子) 20 雌端子 23 底面部 25 側面部 26a、26b 上面部 27 弾性接触部 31 過大変位防止片部 32 変形防止ストッパー部 32a 前端面(端面) 33 弾性受け面部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底面部と、この底面部の両側から立設さ
    れた一対の側面部と、この一対の側面部の少なくとも一
    方の上端側から前記底面部の上方に折曲された上面部と
    を有し、前記底面部と前記上面部とのいずれか一方に上
    下方向に弾性変形する弾性接触部を設け、他方に前記弾
    性接触部に対向する弾性受け面部を設け、前記弾性接触
    部が設けられた前記底面部又は前記上面部には前記弾性
    接触部に近接する過大変位防止片部を設け、前記弾性接
    触部が一定以上に変位すると前記過大変位防止片部に当
    接して過大変位を防止する端子構造にあって、 前記一対の側面部の少なくとも一方に、前記過大変位防
    止片部に略当接する変形防止ストッパー部を、該過大変
    位防止片部の後方に設けたことを特徴とする端子構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の端子構造であって、 前記過大変位防止片部に略当接するのは、前記変形防止
    ストッパー部の端面とし、前記変形防止ストッパー部の
    幅寸法を板厚よりも大きく設定したことを特徴とする端
    子構造。
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