JP2564089B2 - 水性エマルジョン型接着剤組成物 - Google Patents

水性エマルジョン型接着剤組成物

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、住宅用の建築の内装、
寝具等における発泡体の接着、車両内装、木工家具等に
おいて広く使用されている溶剤型接着剤の適用分野にお
いて使用できて、水性系であるので環境を害せず危険性
もなく、しかもコンタクト性、接着性、耐水接着性に優
れた水性エマルジョン型接着剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、初期接着力を要求される用途にお
いては接着性の良さ、乾燥速度の早さ、作業の容易さな
どの理由から、溶剤を多く含んだ溶剤型接着剤が使用さ
れ、現在でも広い分野で使用されている。
【0003】しかしながら、これらの接着剤に含まれる
溶剤の多くは、毒性があり、環境を汚染する危険性が高
く、火災の危険性も高い。殊に、改築時の内装工事にお
いて、締め切った部屋で溶剤型接着剤を使用すると作業
員に中毒を起こす危険を有する。さらに、溶剤型接着剤
の製造から使用されるまで、途中の輸送、貯蔵、小売店
の陳列も含めて、溶剤型接着剤を扱うときは常に火災の
危険性が高い。
【0004】このような理由からして、溶剤型接着剤の
水性タイプが開発されてきている。これまでの水性型接
着剤は、酸価の低い粘着付与樹脂を、芳香族炭化水素の
ような有機溶剤に溶解したもの、または微粉砕した後水
に乳化剤または分散剤を用いて乳化分散して懸濁液にし
たものを、ポリマーエマルジョンに配合していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
溶剤型接着剤は種々の問題点を有するが、また上記の水
性型接着剤は、粘着付与樹脂を水に乳化分散するために
使用した乳化剤または分散剤が接着剤系中に存在するこ
とになり、半乾燥状態での粘着力が小さくなりコンタク
ト性や接着性、特に耐水接着性が大幅に低下することに
なる。また、従来の水性型接着剤の場合は、ポリマーエ
マルジョンに酸価の低い粘着性付与樹脂を配合していた
が、この場合は接着剤の被着体へのぬれが悪く、ぬれる
面積もせまく接着強度が低かった。それ故、このような
接着剤は一般的には広く使用されるまでには至っていな
い。
【0006】本発明は、上記従来技術の問題点を解決
し、水性系であって環境を害せず危険性もなく、しかも
コンタクト性、接着性、耐水接着性に優れた水性エマル
ジョン型接着剤組成物を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記に鑑
み、有機溶剤を使用しないか、もしくは最小量の使用で
すむ、及び粘着付与樹脂を乳化分散するための乳化剤、
分散剤を使用しないですむ、使用時に作業の容易な水性
型接着剤について鋭意研究した結果、酸価の高い粘着付
与樹脂を、アルカリ性物質を使用してアルコール類に溶
解し、これをポリマーエマルジョンに配合することで実
現化することがわかり、この発明に至った。
【0008】すなわち、本発明の水性エマルジョン型接
着剤組成物は、酸価が100以上の粘着付与樹脂2〜5
0重量部アルコール類2〜50重量部及びアルカリ性
物質1〜20重量部からなる粘着付与樹脂溶液をポリマ
ーエマルジョン100重量部に対して配合してなるもの
である。
【0009】この発明の接着剤組成物の調製方法につい
て以下に具体的に説明する。酸価の高い粘着付与樹脂
、アルカリ性物質を使用してアルコール類に溶解した
溶液をポリマーエマルジョンの中に混合して均一にす
る。この他に添加剤として必要に応じて、充填剤、増粘
剤、着色剤、防腐剤、消泡剤、湿潤剤、酸吸収剤、老化
防止剤、シランカップリング剤、チタンカップリング剤
などを加えて種々の性能を付加することは可能である。
【0010】ここに、酸価の高い粘着付与樹脂とは、酸
価が100以上の粘着付与樹脂を指す。例えば、マレイ
ン酸変性ロジン、スチレン−マレイン酸共重合樹脂及び
マレイン酸樹脂などをいう。ここでいう酸価とは、樹脂
1gの中に含まれる酸を中和するのに要する水酸化カリ
ウムをミリグラム数で表わしたものである。
【0011】また、アルカリ性物質とは、苛性ソーダ、
苛性カリウムなどのアルカリ金属、アルカリ土類金属の
酸化物、水酸化物、メチルアミン、エチルアミンなどの
アルキルアミン、エチレンジアミンなどのアルキルジア
ミン及びアンモニアなどをいう。
【0012】さらに、アルコール類とは、メタノール、
エタノール、イソプロピルアルコールなどのアルキルモ
ノアルコール、エチレングリコールモノメチルエーテ
ル、エチレングリコールモノエチルエーテルなどのエチ
レングリコールモノアルキルエーテル、ジエチレングリ
コールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノ
エチルエーテルなどのジエチレングリコールモノアルキ
ルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテ
ル、プロピレングリコールモノエチルエーテルなどのプ
ロピレングリコールモノアルキルエーテル、エチレング
リコール、プロピレングリコールなどのアルキルジアル
コール、グリセリン、グリセリンのモノアルキルエーテ
ル及びグリセリンのジアルキルエーテルなどをいう。
【0013】さらにまた、ポリマーエマルジョンとは、
アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、アクリル
酸、スチレン、酢酸ビニル、クロロプレン、ブタジエン
などのラジカル重合性のモノマーの一種または二種以上
を用いてエマルジョン重合して調製したエマルジョン、
天然ゴムラテックス及びポリウレタンエマルジョンなど
をいう。
【0014】本発明において用いる粘着付与樹脂の酸価
は100以上であるが、粘着付与樹脂の酸価が100未
満であると、これをポリマーエマルジョンに配合したと
き、粘着付与樹脂が溶液のままでなくて析出してしまい
接着性能に寄与しなくなってしまう。つまり、ポリマー
エマルジョン中の水で粘着付与樹脂の溶液が希釈されて
溶媒の極性が変り、粘着付与樹脂が溶解しなくなってし
まう。したがって、接着剤組成物が溶液のかたちで被着
体にぬられないこととなり、接着性の向上に寄与しない
ことになる。さらに、酸価が100未満であると、得ら
れた接着剤組成物の貯蔵安定性が悪く、粘度が径時的に
増加してしまう。
【0015】粘着付与樹脂の配合量は、ポリマーエマル
ジョン100重量部に対し2重量部ないし50重量部で
あるが、配合量が2重量部未満であると接着性の向上と
いう効果が顕著に現れないし、50重量部をこえると、
系全体が固くなり接着剤の性能のバランスが崩れてく
る。
【0016】本発明において用いるアルコール類及びア
ルカリ性物質の配合量は、ポリマーエマルジョン100
重量部に対しそれぞれ2重量部ないし50重量部及び1
重量部ないし20重量部であるが、このアルコール類及
びアルカリ性物質の配合量の範囲は、実際に粘着付与樹
脂が溶解できる範囲である。
【0017】このようにして調製した本発明の接着剤組
成物をチューブなどに詰め、ノズルから押し出してビー
ド状に塗布したり、刷毛やロールコーターやスプレーで
被着体の片面又は両面に塗布し、直ちに貼り合わせる
か、またはオープンタイプをとった後に貼り合わせて接
着する。
【0018】
【作用】この発明においては、接着剤組成物が水性エマ
ルジョン型であるので環境を害せず危険性もなく、しか
も、酸価の高い粘着付与樹脂が溶液の状態になっている
ので、被着体への濡れる面積が広くなり接着強度が大幅
に向上し、僅かな粘着付与樹脂でもその接着性の向上へ
の寄与は大きくなる。
【0019】さらに、本発明の接着剤組成物のような
ルカリ性物質を配合した接着剤組成物は耐水接着性にお
いて優れた作用を示す。例えば、上記に例示した酸価の
高い粘着付与樹脂をアンモニア、エチルアミンのような
揮発性のアルカリ性物質を用いて溶解した場合には、こ
のアルカリ性物質が揮発してしまうと耐水性のある接着
皮膜になり皮膜の耐水接着強度が大幅に向上する。これ
は粘着付与樹脂の、溶解するときにアルカリ性物質によ
りマイナスに電離していたカルボキシル基が、アルカリ
性物質の揮発で元の解離していないカルボキシル基にも
どり親水性が低下するためと考えられる。その結果とく
に耐水接着強度が大幅に向上することになる。
【0020】上記の作用の他に酸価の高い粘着付与樹脂
は、極性が大きいので、多くの被着体への接着性が高
い。そして、この溶液化した粘着付与樹脂は水とアルコ
ールの良溶媒に溶解するゆえに接着剤の乾燥過程におい
て、常に粘着付与効果を発揮することができる。このこ
とにより、この発明の接着剤組成物においては初期接着
において優れた強度が発現する。
【0021】
【実施例】
実施例1 アクリル酸ブチル31重量部、メタクリル酸メチル26
重量部、アクリル酸1重量部、アニオン系乳化剤(花王
株式会社製商品名ペレックスSSH)2重量部、ノニオ
ン系乳化剤(花王株式会社製商品名エマルゲン930)
2重量部、過硫酸アンモニウム0.1重量部及び水38
重量部を配合し、これを常法により乳化重合してポリマ
ーエマルジョンAを得た。このエマルジョンAは固形分
が60重量%、pHが4であった。
【0022】また、マレイン酸変性ロジン(ハリマ化成
株式会社製商品名ハリマックAS−5、酸価=200)
10重量部を、アンモニア水4重量部及びエチルアルコ
ール10重量部と混合して攪拌溶解し、粘着付与樹脂溶
液である均一なマレイン酸変性ロジン溶液Cを得た。
【0023】上記ポリマーエマルジョンAの100重量
部に上記粘着付与樹脂溶液の溶液Cの24重量部を添加
して攪拌混合し、充填剤の炭酸カルシウム(備北粉化工
業株式会社製商品名BF100)100重量部をさらに
添加し混合攪拌して接着剤組成物を得た。この接着剤組
成物の固形分は76重量%、pHは8であった。
【0024】ダグラスファー(米松材)に得られた接着
剤組成物を700g/m2 の塗布量で塗布し、直ちに構
造用合板を張り合わせ(接着面積は9.5cm2 )、手
でゆるく圧締した後、常態接着力及び耐水接着力を測定
して下記表1に示した。なお、接着剤組成物の常態接着
力は、21日20℃で養生後、また耐水接着力は、21
日20℃で養生後20℃の水中に6時間つけた後、JI
S K6852の方法に準じてそれぞれ圧縮剪断接着強
度[単位:N/cm2 (ニュートン/cm2 )]を測定
し、その測定値によって示した。
【0025】実施例2 アクリル酸ブチル31重量部、スチレン26重量部、ア
クリル酸1重量部、アニオン系乳化剤(ペレックスSS
H)2重量部、ノニオン系乳化剤(エマルゲン930)
2重量部、過硫酸アンモニウム0.1重量部及び水38
重量部を配合し、これを常法により乳化重合してポリマ
ーエマルジョンBを得た。このエマルジョンBは固形分
が60重量%、pHが4であった。
【0026】このポリマーエマルジョンBの100重量
部に、実施例1に示す粘着付与樹脂溶液の溶液Cの24
重量部を添加して混合攪拌し、充填剤の炭酸カルシウム
(BF100)の100重量部をさらに添加し混合攪拌
して接着剤組成物を得た。この接着剤組成物の固形分は
76重量%、pHは8であった。
【0027】得られた接着剤組成物について、実施例1
と同様にして常態接着力及び耐水接着力を測定し、その
結果を下記表1に示した。 実施例3 スチレン−マレイン酸共重合樹脂(荒川化学工業株式会
社製商品名アラスター700、酸価=180)10重量
部を、アンモニア水4重量部及びエチルアルコール10
重量部と混合して攪拌溶解し、粘着付与樹脂溶液である
均一なマレイン酸変性ロジン溶液Dを得た。
【0028】実施例1における粘着付与樹脂溶液の溶液
Cの代わりに上記の溶液Dを用いた以外は実施例1と同
様にして接着剤組成物を得た。得られた接着剤組成物に
ついて、実施例1と同様にして常態接着力及び耐水接着
力を測定し、その結果を下記表1に示した。
【0029】実施例4 ロジン誘導体(理化ハーキュレス株式会社製商品名ペン
タリン261、酸価=200)10重量部を、アンモニ
ア水4重量部及びプロピレングリコールモノメチルエー
テル10重量部と混合して攪拌溶解し、粘着付与樹脂溶
液である均一なロジン誘導体溶液Eを得た。
【0030】実施例1における粘着付与樹脂溶液の溶液
Cの代わりに上記の溶液Eを用いた以外は実施例1と同
様にして接着剤組成物を得た。得られた接着剤組成物に
ついて、実施例1と同様にして常態接着力及び耐水接着
力を測定し、その結果を下記表1に示した。
【0031】実施例5 スチレン−マレイン酸共重合樹脂(アラスター700、
酸価=180)10重量部を、モノエタノールアミン4
重量部及びエチルアルコール10重量部と混合して攪拌
溶解し、粘着付与樹脂溶液である均一なマレイン酸変性
ロジン溶液Fを得た。
【0032】実施例1における粘着付与樹脂溶液の溶液
Cの代わりに上記の溶液Fを用いた以外は実施例1と同
様にして接着剤組成物を得た。得られた接着剤組成物に
ついて、実施例1と同様にして常態接着力及び耐水接着
力を測定し、その結果を下記表1に示した。
【0033】比較例1 実施例1に示すポリマーエマルジョンA100重量部
に、ロジンエステル水分散液(荒川化学工業株式会社製
商品名スーパーエステルE−730、酸価=20以下)
30重量部と充填剤の炭酸カルシウム(BF100)1
00重量部とを添加し混合攪拌して接着剤組成物を得
た。得られた接着剤組成物について、実施例1と同様に
して常態接着力及び耐水接着力を測定し、その結果を下
記表1に示した。
【0034】
【表1】
【0035】上記表1に示す結果から、実施例1ないし
5の本発明の接着剤組成物は、酸価が100未満の粘着
付与樹脂を用いた比較例1の接着剤組成物に比べて常態
接着力及び耐水接着力の何れにおいても優れていること
が明らかである。
【0036】実施例6 実施例1に示す粘着付与樹脂溶液である溶液Cの24重
量部に、クロロプレンラテックス(デュポン社製商品名
ネオプレンラテックス115)の100重量部を添加し
混合攪拌して接着剤組成物を得た。
【0037】得られた接着剤組成物を樺材の両面に塗布
し、23℃の雰囲気下で各種のオープンタイムをとった
後に塗布面(幅25mm×長さ25mm)を貼り合わ
せ、98N/cm2 の圧力で30秒間圧締し、直ちに接
着直後の強度としてJIS K6852の方法に準じて
圧縮剪断接着強度(単位:N/cm2 )を測定し、その
結果を下記表2に示した。なお参考のために下記表2に
併記した「ボンドG11」は、コニシ株式会社製のクロ
ロプレンゴム系溶剤型接着剤の商品名である。
【0038】実施例7 実施例1に示す粘着付与樹脂溶液である溶液Cの24重
量部に、ブタジエンスチレンゴム(SBR)ラテックス
(日本ゼオン株式会社製商品名LX430)の100重
量部を添加し混合攪拌して接着剤組成物を得た。
【0039】得られた接着剤組成物について、実施例6
と同様にして圧縮剪断接着強度を測定し、その結果を下
記表2に示した。
【0040】
【0041】比較例2 フェノール樹脂エマルジョン(昭和高分子株式会社製商
品名CKE−2370)50重量部に、クロロプレンラ
テックス(ネオプレンラテックス115)100重量部
を添加し混合攪拌して接着剤組成物を得た。
【0042】得られた接着剤組成物について、実施例6
と同様にして圧縮剪断接着強度を測定し、その結果を下
記表2に示した。 比較例3 フェノール樹脂エマルジョン(CKE−2370)50
重量部に、ブタジエンスチレンゴム(SBR)ラテック
ス(LX430)100重量部を添加し混合攪拌して接
着剤組成物を得た。得られた接着剤組成物について、実
施例6と同様にして圧縮剪断接着強度を測定し、その結
果を下記表2に示した。
【0043】
【表2】
【0044】上記の表2に示す通り、実施例6ないし
の本発明の接着剤組成物は、比較例2ないし3の従来の
水性タイプの接着剤組成物にくらべて接着強度において
各段に優れている。また、クロロプレンゴム系溶剤型接
着剤であるボンドG11と比べても、実施例6ないし
の組成物は、同等もしくはそれ以上の接着強度を示して
いる。
【0045】
【発明の効果】本発明の接着剤組成物は、溶剤型でなく
水性エマルジョン型であるので環境を害せず危険性もな
く各種材料に使用され、しかも建築材料等の各種の材料
への接着性に優れたものである。
【0046】本発明の接着剤組成物は片面塗布の場合は
接着速度が溶液タイプの接着剤に比べて同じかもしくは
それ以上に速く、半乾燥状態では溶剤型コンタクトタイ
プの接着剤と同様に糸引き状の粘性があり粘着力が大き
い。両面塗布の場合にはゴム系溶剤型接着剤と同じか、
もしくはそれ以上の良好なコンタクト性が得られ、オー
プンタイムも長く、作業性が非常に良好である。また、
耐水接着強度は従来の水性タイプのエマルジョン型接着
剤に比べて強い。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−2542(JP,A) 特開 平3−170574(JP,A) 「粘着」第108頁3.3(「高分子加 工」別冊、8第20巻増刊号)昭和46年6 月25日、高分子刊行会発行

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸価が100以上の粘着付与樹脂2〜5
    0重量部、アルコール類2〜50重量部及びアルカリ性
    物質1〜20重量部からなる粘着付与樹脂溶液をポリマ
    ーエマルジョン100重量部に対して配合してなる水性
    エマルジョン型接着剤組成物。
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