JP2001131514A - 水性粘着剤組成物、その製造方法および粘着テープ又は粘着ラベル - Google Patents

水性粘着剤組成物、その製造方法および粘着テープ又は粘着ラベル

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JP2001131514A
JP2001131514A JP31845599A JP31845599A JP2001131514A JP 2001131514 A JP2001131514 A JP 2001131514A JP 31845599 A JP31845599 A JP 31845599A JP 31845599 A JP31845599 A JP 31845599A JP 2001131514 A JP2001131514 A JP 2001131514A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ポリオレフィン等の低極性材料だけでなく、ガ
ラス、ステンレス鋼などの各種被着体に対する初期接着
力、タック、耐水白化性、耐熱性などに優れ、粘着剤と
してのバランスにも優れた性能を有する水性粘着剤組成
物を提供する。 【解決手段】ガラス転移温度が−20℃以下のアクリル
酸アルキルエステル系樹脂(A)、ウレタン系樹脂
(B)、120〜180℃の軟化点を有する粘着付与剤
(C)の水性エマルジョンから成り、成分(A)100
重量部に対する、成分(B)の割合が2〜30重量部、
成分(C)の割合が2〜50重量部である水性粘着剤組
成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水性粘着剤組成物
およびその製造方法に関する。本発明の水性粘着剤組成
物は、特にポリオレフィン等の低極性高分子材料に対し
ても良好な接着力を有し、また、耐熱性、耐水白化性に
も優れる。
【0002】
【従来の技術】アクリル酸エステル系粘着剤は、ゴム系
粘着剤に比べて優れた耐候性および耐熱性を有し、近
年、益々多くの用途に使用されている。中でも、水性エ
マルジョンから成る水性粘着剤は、有機溶剤を使用しな
いため、作業環境を悪化させず且つ火災の心配もないこ
とから、広く使用されている。ところが、アクリル系粘
着剤は、ポリマーの性質上、ポリオレフィンの様な低極
性高分子材料のフィルムや成型品に対する接着性が弱い
という問題点がある。
【0003】上記の欠点を補うため、アクリル系樹脂に
対し、ロジン樹脂、石油樹脂、テルペン樹脂といった粘
着付与剤を添加することが試みられている。ところが、
粘着付与剤の添加により、粘着性は向上するが、耐熱保
持力が低下するという問題が生じる。
【0004】そこで、上記の欠点を改良するため、特開
平5−311137号公報には、軟化点が150℃を超
えて185℃以下である粘着付与剤の水性エマルジョン
を添加したアクリル系水性粘着剤組成物が開示されてい
る。ところが、斯かる組成物の場合、接着力や凝集力は
問題ないものの、皮膜の耐水性が劣るという問題があ
る。
【0005】更に、特開平10−219221号公報に
は、特定のガラス転移点(Tg)及びゲル分率を有する
アクリル樹脂の水性エマルジョンに85℃〜140℃の
軟化点を有する粘着付与剤の水性エマルジョンを配合し
た粘着剤が、特開平6−322352号公報には、自己
乳化型ウレタン系樹脂と粘着付与剤の水性エマルジョン
から成る水性接着剤組成物が、それぞれ開示されてい
る。
【0006】しかしながら、各種基材への接着力、高温
時の保持力および皮膜の耐水性などの全ての物性を満足
する水性粘着剤組成物は、未だ得られていない状況にあ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
の従来技術の欠点を改良し、ポリオレフィン等の低極性
材料だけでなく、ガラス、ステンレス鋼などの各種被着
体に対する初期接着力、タック、耐水白化性、耐熱性な
どに優れ、粘着剤としてのバランスにも優れた性能を有
する水性粘着剤組成物、その製造方法および粘着テープ
又は粘着ラベルを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための具体的な手段】すなわち、本発
明の第1の要旨は、ガラス転移温度が−20℃以下のア
クリル酸アルキルエステル系樹脂(A)、ウレタン系樹
脂(B)、120〜180℃の軟化点を有する粘着付与
剤(C)の水性エマルジョンから成り、成分(A)10
0重量部に対する、成分(B)の割合が2〜30重量
部、成分(C)の割合が2〜50重量部であることを特
徴とする水性粘着剤組成物に存する。
【0009】本発明の第2の要旨は、ラジカル重合性不
飽和基を有する反応性界面活性剤の存在下、ラジカル重
合性不飽和単量体とウレタン系樹脂とを乳化重合して得
られたアクリル/ウレタン樹脂水性エマルジョンに水分
散性粘着付与剤を配合することを特徴とする水性粘着剤
組成物の製造方法に存する。
【0010】そして、本発明の第3の要旨は、支持体上
に上記の水性粘着剤組成物を含む粘着剤層を設けたこと
を特徴とする粘着テープ又は粘着ラベルに存する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
先ず、本発明の水性粘着剤組成物について説明する。な
お、本明細書における「(メタ)アクリル酸」等の表記
は「アクリル酸およびメタアクリル酸」を表す。
【0012】<成分(A)>本発明で成分(A)として
使用するアクリル酸アルキルエステル系樹脂は、ガラス
転移温度(Tg)が−20℃以下のものである。Tgが
−20℃より高い場合は、常温および低温での接着力が
低下する。一方、Tgが余りにも低い場合は、低温時の
接着性は優れるが高温時の保持力が低下する。従って、
Tgの下限は−90℃であり、好ましいTgは−70℃
から−30℃の範囲である。なお、ここで述べるガラス
転移温度は、下記の計算式により算出される値を意味す
る。また、例えばウレタンをシード粒子として複合化し
たアクリル酸アルキルエステル系樹脂においては、アク
リル酸アルキルエステル部分についてのTgが上記の条
件を満足すればよい。
【0013】
【数1】 1/Tg=Wa/Tga+Wb/Tgb+・・・・ (式中、Tgは共重合体のガラス転移温度(K)、Tg
a及びTgbは、それぞれ、単量体a及び単量体bのホ
モポリマーのガラス転移温度、Wa及びWbは、それぞ
れ、単量体a及び単量体bの重量分率を示す。)
【0014】上記のアクリル酸アルキルエステル系樹脂
としては、炭素数が4〜12のアルキル基を有するアク
リル酸アルキルエステル(a1)60〜99重量部、カ
ルボキシル基含有ラジカル重合性不飽和単量体(a2)
0.5〜5重量部、成分(a1)及び(a2)の各不飽
和単量体と共重合可能なラジカル重合性不飽和単量体
(a3)0.1〜29重量部の共重合体が好適に使用さ
れる。
【0015】成分(a1)の具体例としては、n−ブチ
ルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、n
−オクチルアクリレート、イソオクチルアクリレート、
ラウリルアクリレート等が挙げられ、これらは、2種以
上組み合わせて使用してもよい。成分(a1)の共重合
比は、好ましくは75〜95重量%である。成分(a
1)の共重合比が余りにも低い場合は十分な接着力が得
られず、余りにも高い場合は高温での十分な保持力が得
られない。すなわち、成分(a1)は、得られる共重合
体のTgを下げ且つ粘着性を付与する機能を有する。
【0016】成分(a2)の具体例としては、アクリル
酸、メタクリル酸の様なα、β−不飽和カルボン酸、イ
タコン酸、マレイン酸、2−メチレングルタル酸の様な
α、β−不飽和ジカルボン酸などが挙げられる。これら
は、2種以上組み合わせて使用してもよい。成分(a
2)の共重合比は、好ましくは1〜4重量%である。成
分(a2)の共重合比が余りにも低い場合は接着力およ
びポリマーの凝集力が得られず、余りにも高い場合は粘
着剤組成物の耐水性が低下する傾向がある。
【0017】成分(a3)の具体例としては、スチレ
ン、α−メチルスチレンの様な芳香族ビニル化合物、メ
チル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレー
ト、ブチルメタクリレートの様な(a1)以外のアルキ
ル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アク
リレートの様な末端にヒドロキシ基を含有する(メタ)
アクリレート、酢酸ビニルプロピオン、酢酸ビニルの様
なビニルエステル、(メタ)アクリルアミド、N−アル
キロールアクリルアミド、(メタ)アクリロニトリル、
ハロゲン化ビニル等が挙げられる。また、上記の他、ア
リル(メタ)アクリレート、エチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、トリメチロールプロパントリアクリ
レートの様な1分子内に2個以上のラジカル重合性二重
結合を持つ架橋性単量体を使用することも出来る。
【0018】成分(a3)としては、得られる共重合体
のTgを上げて凝集力を付与するため、メチルメタクリ
レート、アクリルアミド、アクリロニトリルの様な高T
gモノマー、2−ヒドロキシエチルアクリレートや4−
ヒドロキシブチルアクリレートの様に多官能イソシアネ
ートの様な架橋剤と反応し得る官能基を有する単量体が
好ましい。上記の各単量体は、2種以上組み合わせて使
用してもよい。
【0019】成分(a3)の共重合比は、好ましくは1
〜20重量%、更に好ましくは2〜15重量%である。
成分(a3)の共重合比が余りにも低い場合は、ポリマ
ーの凝集力が得られずに高温での保持力が低下し、余り
にも高い場合は、接着力およびタックが低下する傾向が
ある。
【0020】<成分(B)>本発明で成分(B)として
使用するウレタン系樹脂としては、特に制限されない
が、外部界面活性剤を使用せずに乳化(エマルジョン
化)し得るアニオン性の自己乳化型ウレタン樹脂(水分
散性ウレタン樹脂)が耐水性の点で好ましく、また、ガ
ラス転移点が0℃以上の水分散性ウレタン樹脂が接着性
の点で好ましい。斯かる水分散性ウレタン樹脂は数多く
市販されており、その具体例としては、ゼネカ社製の商
品「NeoRez」シリーズ、旭電化社製の商品「アデ
カボンタイター」シリーズ、第一工業製薬社製の商品
「スーパーフレックス」シリーズ等が挙げられる。
【0021】<成分(C)>本発明で成分(C)として
使用する粘着付与剤は120〜180℃の軟化点を有す
る。粘着付与剤の軟化点は、好ましくは140〜170
℃である。粘着付与剤の軟化点が余りにも低い場合はタ
ックは得られるものの高温での保持力に欠け、軟化点が
余りにも高い場合はタックが低下する。
【0022】上記の粘着付与剤の具体例としては、ロジ
ン系樹脂、テルペン系樹脂、石油樹脂が挙げられる。こ
れらは、乳化剤により水に分散させることが出来る。中
でも、重合ロジン及び/又は重合ロジンと多価アルコー
ル(グリセリン、ペンタエリスリトール等)とを反応し
て得られるロジン誘導体が好ましい。ここで述べる重合
ロジンとは、ガムロジン、ウッドロジン等の樹脂酸モノ
マーを、硫酸、塩化アルミニウム等の触媒で二量化した
樹脂酸ダイマーを言う。
【0023】本発明で好適に使用し得る粘着付与剤の具
体例としては、荒川化学(株)製の「スーパーエステル
E−730−55」(軟化点125℃)、「スーパーエ
ステルE−650」(軟化点160℃)、「スーパーエ
ステルE−865」(軟化点160℃)、ハリマ化成
(株)製の「SK−130D」(軟化点138℃)等が
挙げられる。
【0024】<任意成分(D)>本発明においては、前
記の共重合体の分子量を調整する目的として、重合時に
アルキルメルカプタン等を分子量調整剤として添加する
ことも可能である。更に、本発明の組成物には、その目
的とする用途に応じ、架橋剤、浸透剤、造膜助剤、消泡
剤、防錆剤、増粘剤、防腐剤、紫外線吸収剤、光安定
剤、顔料、シリカ等の無機充填剤などを配合することも
可能である。架橋剤は、凝集力向上のために使用され、
例えば、従来公知の多官能イソシアネート系架橋剤や多
官能エポキシ系架橋剤などを使用することが出来る。
【0025】本発明の水性粘着剤組成物は、前記各成分
の水性エマルジョンから成る。成分(A)100重量部
に対する、成分(B)の割合は2〜30重量部、成分
(C)の割合は2〜50重量部とされる。
【0026】成分(B)の割合が上記の範囲より低い場
合は皮膜の耐水性が低下し、高い場合は接着力およびタ
ックが低下する。成分(A)100重量部に対する、成
分(B)の好ましい割合は5〜20重量部である。
【0027】成分(C)の割合が上記の範囲より低い場
合は十分な接着力が得られず、高い場合は耐熱性および
皮膜の耐水性が低下する。成分(A)100重量部に対
する、成分(C)の好ましい割合は5〜30重量部であ
る。
【0028】また、水性エマルジョン中の上記成分
(A)〜(C)の合計量は、通常30〜70重量%、好
ましくは40〜60重量%とされる。上記成分の合計量
が余りにも少ない場合は乾燥に必要な時間およびエネル
ギーが増大し、余りにも多い場合は粘度が高くなり過ぎ
て塗工適性に欠ける。
【0029】次に、本発明の水性粘着剤組成物の製造方
法について説明する。本発明において、水性エマルジョ
ン化は公知の方法に従って行うことが出来る。しかしな
がら、成分(A)として、前記の成分(a1)〜(a
3)から成る共重合体を使用する場合は、以下に述べる
方法に従い、上記の共重合体を含有する水性エマルジョ
ンを調製した後、当該水性エマルジョンに残余の成分を
配合する方法が好適に採用される。
【0030】上記の共重合体を含有する水性エマルジョ
ンの調製方法としては、例えば、乳化重合や懸濁重合の
他、有機溶媒中での溶液重合後に減圧下で有機溶媒を除
去し転相により水性化する方法を採用し得る。中でも水
性媒体中で界面活性剤および/または保護コロイドの存
在下に乳化重合する方法が好ましい。乳化重合は、常法
に従って行われるが、その際、通常、重合開始剤と界面
活性剤が使用される。
【0031】重合開始剤としては、例えば、過硫酸カリ
ウム、過硫酸アンモニウム等の過硫酸塩、過酸化水素、
ベンゾイルパーオキサイド、t−ブチルハイドロパーオ
キサイド等の過酸化物、アゾビスイソブチロニトリル等
のアゾ系開始剤が使用される。また、上記の開始剤にア
スコルビン酸やロンガリット等の還元剤を組み合わせた
レドックス型開始剤も使用することが出来る。更に、こ
れらの開始剤は、必要に応じ、複数の組み合わせで使用
してもよい。開始剤の使用量は、重合性単量体100重
量部に対し、通常0.01〜5重量部、好ましくは0.
1〜2重量部である。
【0032】界面活性剤としては、アルキルベンゼンス
ルホン酸塩、高級アルコール硫酸エステル塩、ポリオキ
シエチレンアルキルスルホン酸塩などの陰イオン性界面
活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオ
キシエチレンアルキルフェノールエーテル等の非イオン
性界面活性剤、カチオン性界面活性剤が挙げられる。中
でも、粘着剤皮膜の耐水性を向上させるため、分子内に
ラジカル重合性不飽和結合を有するいわゆる反応性界面
活性剤を使用するのが好ましい。
【0033】主な反応性界面活性剤としては、アルキル
アリルスルホコハク酸ナトリウム(三洋化成社製「エレ
ミノールJS−2」、花王社製「ラテムルS−18
0」)、メタクリロイルオキシポリオキシアルキレン硫
酸ナトリウム(三洋化成社製「エレミノールRS−3
0」)、ポリオキシエチレンアルキルアリルフェノール
エーテル(第一工業製薬社製「アクアロンRN−2
0」)、ポリオキシエチレンアルキルアリルフェノール
エーテル硫酸エステル塩(第一工業製薬社製「アクアロ
ンHS−10」、旭電化工業社製「アデカリアソープS
E−10N」)等が挙げられる。これらの界面活性剤
は、必要に応じ、複数の組み合わせで使用してもよい。
【0034】本発明においては、界面活性剤だけでな
く、保護コロイドとして、ポリビニルアルコール、ヒド
ロキシエチルセルロース等の水溶性高分子化合物を添加
して重合することも可能である。界面活性剤または保護
コロイドの使用量は、使用するラジカル重合性不飽和化
合物100重量部に対し、通常0.1〜10重量部、好
ましくは1〜5重量部である。
【0035】乳化重合の反応条件は特に制限はないが、
反応温度は、通常40〜95℃、好ましくは50〜70
℃、反応時間は、通常1〜12時間、好ましくは2〜8
時間である。
【0036】特に、本発明においては、水性粘着剤組成
物の製造方法として、上記のラジカル重合性不飽和基を
有する反応性界面活性剤の存在下、ラジカル重合性不飽
和単量体(前記の成分(a1)〜(a3))とウレタン
系樹脂とを乳化重合して得られた水性エマルジョンに水
分散性粘着付与剤を配合する方法が推奨される。斯かる
方法によれば、アクリル/ウレタン樹脂の水性エマルジ
ョンを含有する水性粘着剤組成物が得られる。
【0037】次に、支持体上に前記の水性粘着剤組成物
を含む粘着剤層を設けたことを特徴とする本発明の粘着
テープ又は粘着ラベルについて説明する。上記の支持体
としては紙またはプラスチックフィルムが使用され、そ
の厚さは、通常10〜1000μm、好ましくは30〜
100μmである。支持体の厚さが余りに薄い場合は強
度に欠けるとと共に塗工時の作業性などが悪化し、余り
に厚い場合は柔軟性に欠ける。上記のプラスチックフィ
ルムの構成材料としては、ポリプロピレン、ポリエチレ
ン等のポリオレフィン樹脂、ポリエチレンテレフタレー
ト等のポリエステル樹脂、塩化ビニル樹脂などが挙げら
れる。
【0038】上記の粘着剤層の厚さは、通常5〜200
μm、好ましくは10〜50μmである。粘着剤層の厚
さが余りに薄い場合は十分な接着力が得られず、余りに
厚い場合は塗工・乾燥工程上好ましくない。塗工手段と
しては、バーコーター、ナイフコーター等の既存の塗工
手段が採用される。そして、直接的に水性粘着剤組成物
を塗工して乾燥する直接法、離型紙上に水性粘着剤組成
物を塗工・乾燥した後に支持体上に転写する転写法の何
れを採用してもよい。
【0039】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳細に説明
するが、本発明は、その要旨を超えない限り、以下の実
施例に限定されるものではない。また、実施例中に記載
されている「部」及び「%」は特に記載のない限り「重
量部」及び「重量%」である。
【0040】<アクリル系樹脂の水性エマルジョン
(1)〜(9)の調製>攪拌機、還流冷却器、温度計、
滴下漏斗を備えた反応容器に、水分散性ウレタン樹脂
(ゼネカ社製「R9617」)34部、反応性界面活性
剤(第一工業製薬社製のアニオン性乳化剤「アクアロン
HS−10」)0.5部、水30部を入れ、窒素雰囲気
下で60℃に加熱した。反応容器内にアゾイソビスブチ
ロニトリル0.3部を添加した後、別途、以下の様に調
製しておいた乳化液(プレエマルジョン)を4時間かけ
て滴下した。
【0041】上記のプレエマルジョンは、2−エチルヘ
キシルアクリレート91部、メチルメタクリレート7
部、メタクリル酸2部、「アクアロンHS−10」1
部、水40部の混合物をホモミキサーにて予め機械乳化
することにより、調製した。
【0042】プレエマルジョン滴下後、tブチルハイド
ロパーオキサイド0.3部を添加し、更に80℃で2時
間反応させ後に冷却し、乳白色のアクリル系樹脂(アク
リル/ウレタン樹脂)の水性エマルジョン(1)を得
た。
【0043】表1及び表2に記載の単量体を使用し、上
記と同様に乳化重合してアクリル系樹脂の水性エマルジ
ョン(2)〜(9)を調製した。
【0044】
【表1】
【0045】
【表2】
【0046】上記の表1及び表2中の「シード粒子」及
び「モノマー組成」の符号の意義は、次の表3に示す通
りである。
【0047】
【表3】
【0048】実施例1 上記で得られたアクリル/ウレタン樹脂の水性エマルジ
ョン(1)にロジンエマルジョン(荒川化学社製「スー
パーエステルE−650」)を添加、攪拌し、水性粘着
剤組成物を得た。ロジンエマルジョン/水性エマルジョ
ン(1)の使用割合は、固形分の比率として10/10
0とした。得られた水性粘着剤組成物について下記に記
載の評価を行い、結果を後記の表6に示す。
【0049】<試験片作成>上記で得られた水性粘着剤
組成物を50μmのアプリケーターにてポリエステルフ
ィルム(厚み50μm)に塗工し、120℃にて2分間
乾燥した。その後、離型性フィルムをシート上に被せ、
23℃、65%RHにて24時間状態調整した。
【0050】<評価方法> (1)接着力:23℃、65%RHの条件下で、25m
m巾に裁断された試験片を荷重2kgのローラーを1往
復させて被着体(ステンレス鋼/ガラス/ポリプロピレ
ン)に圧着し、引っ張り速度300mm/分の速度で1
80度剥離試験を実施した。
【0051】(2)タック:JIS Z0237に記載
されたJ.DOW法により、傾斜角度30度、測定温度
23℃におけるボールタックを測定した。数字はボール
ナンバーを表す。
【0052】(3)耐水白化性試験:試験片を常温(2
3℃)にて蒸留水に1日浸漬し、試験片の状態を目視に
て判定した。判定基準は次の表4に示す通りである。
【0053】
【表4】 5:白化の無い透明な塗膜である。 4:若干塗膜の白化が認められるが良好である。 3:塗膜の白化が認められるが使用可能である。 2:塗膜の白化により使用不可能である。 1:塗膜の白化が著しく使用不可能である。
【0054】(4)耐熱保持力:25mm巾に切断した
粘着テープを接着面積が25×25mmとなる様にステ
ンレス鋼板(ステンレス鋼#304・鏡面加工)に貼り
合わせ、荷重2kgのローラーを1往復させて被着体に
圧着した。上記試験片の剪断方向に1kgの荷重をかけ
て、60℃において放置した。そして、試験片が落下す
るまでの時間を測定した。
【0055】実施例2〜9及び比較例1〜4 実施例1において、前記のアクリル/ウレタン樹脂の水
性エマルジョン(2)〜(7)を調製し且つこれらの水
性エマルジョンを使用した以外は、実施例1と同様にし
て水性粘着剤組成物を得、評価を行った。結果を表6〜
表8に示す。
【0056】表6〜表8中の「粘着付与剤の水性エマル
ジュンの種類」の符号の意義は、次の表5に示す通りで
ある。
【0057】
【表5】
【0058】
【表6】
【0059】
【表7】
【0060】
【表8】
【0061】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、ポリオレ
フィン等の低極性材料だけでなく、ガラス、ステンレス
鋼などの各種被着体に対する初期接着力、タック、耐水
白化性、耐熱性などに優れ、粘着剤としてのバランスに
も優れた性能を有する水性粘着剤組成物、その製造方法
および粘着テープ又は粘着ラベルが提供され、本発明の
工業的価値は顕著である。
フロントページの続き (72)発明者 木谷 安生 三重県四日市市東邦町1番地 三菱化学株 式会社四日市事業所内 (72)発明者 宮永 肇 大阪府枚方市招堤田近一丁目13番地 中央 理化工業株式会社内 (72)発明者 高橋 泰範 大阪府枚方市招堤田近一丁目13番地 中央 理化工業株式会社内 Fターム(参考) 4J004 AA04 AA10 AA14 AB01 4J040 BA202 DF011 DF021 DG001 EF002 GA07 JA03 JA09 JB09 KA26 LA02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス転移温度が−20℃以下のアクリ
    ル酸アルキルエステル系樹脂(A)、ウレタン系樹脂
    (B)、120〜180℃の軟化点を有する粘着付与剤
    (C)の水性エマルジョンから成り、成分(A)100
    重量部に対する、成分(B)の割合が2〜30重量部、
    成分(C)の割合が2〜50重量部であることを特徴と
    する水性粘着剤組成物。
  2. 【請求項2】 成分(A)が、炭素数が4〜12のアル
    キル基を有するアクリル酸アルキルエステル(a1)6
    0〜99重量部、カルボキシル基含有ラジカル重合性不
    飽和単量体(a2)0.5〜5重量部、成分(a1)及
    び(a2)の各不飽和単量体と共重合可能なラジカル重
    合性不飽和単量体(a3)0.1〜29重量部の共重合
    体である請求項1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】 成分(B)が、アニオン性の自己乳化型
    ウレタン系樹脂であり且つ0℃以上のガラス転移点を有
    する請求項1又は2に記載の組成物。
  4. 【請求項4】 成分(C)が、重合ロジン及び/又は重
    合ロジンと多価アルコールとを反応して得られるロジン
    誘導体である請求項1〜3の何れかに記載の組成物。
  5. 【請求項5】 成分(A)及び(B)が、ラジカル重合
    性不飽和基を有する反応性界面活性剤の存在下、ラジカ
    ル重合性不飽和単量体とウレタン系樹脂とを乳化重合し
    て得られたアクリル/ウレタン樹脂水性エマルジョンで
    ある請求項1〜4の何れかに記載の組成物。
  6. 【請求項6】 ラジカル重合性不飽和基を有する反応性
    界面活性剤の存在下、ラジカル重合性不飽和単量体とウ
    レタン系樹脂とを乳化重合して得られたアクリル/ウレ
    タン樹脂水性エマルジョンに水分散性粘着付与剤を配合
    することを特徴とする水性粘着剤組成物の製造方法。
  7. 【請求項7】 支持体上に請求項1〜5の何れかに記載
    の水性粘着剤組成物を含む粘着剤層を設けたことを特徴
    とする粘着テープ又は粘着ラベル。
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