JP2564054B2 - レジスタファイル - Google Patents

レジスタファイル

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JP2564054B2
JP2564054B2 JP3175422A JP17542291A JP2564054B2 JP 2564054 B2 JP2564054 B2 JP 2564054B2 JP 3175422 A JP3175422 A JP 3175422A JP 17542291 A JP17542291 A JP 17542291A JP 2564054 B2 JP2564054 B2 JP 2564054B2
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崇夫 山本
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレジスタファイルに関
し、特に3つ以上のウインドウに分割され各々のウイン
ドウが複数のレジスタを有しているレジスタファイルに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】マイクロプロセッサの高速化手法の一つ
として、レジスタウインドウという構成のレジスタファ
イルが提案されている。これはレジスタファイルを複数
のウインドウに分割し、関数呼び出しや関数からの復帰
の際にウインドウを切替えることにより、関数呼び出し
の際のレジスタデータのメモリへの退避をなくしマイク
ロプロセッサの処理を高速化するものである。この場合
レジスタファイル内のレジスタは現在アクセス中のウイ
ンドウを示すウインドウポインタとレジスタアドレスと
によって選択される。また、関数呼び出しの際の引数の
受渡しのために、各ウインドウ間のレジスタの一部が重
なっている場合もある。
【0003】以下図面を参照しながら、上述した従来の
レジスタファイルの一例について説明する。
【0004】図5は従来のレジスタファイルの概略構成
を示すものである。図5において、1はレジスタアレ
イ、2,3はレジスタアドレス、4はウインドウ切替え
コマンド、5,6はデータ、10はウインドウポイン
タ、20,21はデコーダ、30,31はワード線、4
0はウインドウアドレスを各々示している。
【0005】ウインドウポインタ10は現在アクティブ
なウインドウを保持し、ウインドウアドレス40として
出力する。デコーダ20,21はウインドウアドレス4
0とレジスタアドレス2,3を各々入力とし、デコード
して、ワード線30,31を各々出力する。レジスタア
レイ1はワード線30によって選択されるレジスタの内
容をデータ5に出力しワード線31によって選択される
レジスタの内容をデータ6に出力する。
【0006】ウインドウ切替えコマンド4はウインドウ
切替え命令によって発行され、ウインドウポインタ10
は、ウインドウ切替えコマンド4によって1つ前のウイ
ンドウか1つ後のウインドウを指すように切替えられ
る。
【0007】ここで、図6に図5で説明した従来のレジ
スタファイルを用いた2命令同時実行型のマイクロプロ
セッサにおけるレジスタファイル読み出しの動作タイム
チャートを示す。説明のために、1つ後のウインドウに
切替える命令をsave命令、1つ前のウインドウに切替え
る命令をrestore 命令とする。またウインドウを切替え
る命令はオペランドとして、切替える前のウインドウ中
のレジスタを選択する。
【0008】図6において、命令A及び命令Bは同時に
処理される命令である。ウインドウアドレス40は現在
アクティブなウインドウを指す。レジスタアドレス2は
命令Aのオペランドとなるレジスタのアドレスであり、
読み出されたデータはデータ5に出力される。レジスタ
アドレス3は命令Bのオペランドとなるレジスタのアド
レスであり、読み出されたデータはデータ6に出力され
る。また、命令1〜6はレジスタファイルの読み出しを
行ない、読みだしたデータを処理する命令である。
【0009】ここで、サイクル1においては命令1と命
令2に対するレジスタアドレス2、3とウインドウアド
レス40とを用いてレジスタをデータ5とデータ6とに
読み出すことができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記のよ
うな構成では、レジスタのデータは次の処理を早く始め
るためにできるだけ早く読み出さなければならないが、
ウインドウ切替え命令の実行によってウインドウ切替え
コマンドが発行され、ウインドウポインタが書き換えら
れているときには、命令デコードの後ウインドウポイン
タの更新に時間がかかり、更新後レジスタを読み出した
のでは処理に間に合わないので、次のサイクルにレジス
タの読み出しが行なわれる。
【0011】従って、複数命令を同時に実行するマイク
ロプロセッサにおいては、その処理能力を低下させると
いう問題点を有しており、パイプライン処理を行なうマ
イクロプロセッサにおいては、ウインドウポインタの更
新に複数サイクルを必要とすると、その間、次の命令の
レジスタの読み出しを行なうことができないので、やは
り処理能力を低下させるという問題点を有していた。
【0012】前記問題点に鑑み、本発明はマイクロプロ
セッサにおける処理能力を向上させることができるレジ
スタファイルを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、請求項1又は2の発明は、ウインドウ切替の影響を
受けないレジスタアドレスによりウインドウの切り替え
の対象となるウインドウから予めレジスタをセレクタに
読み出しておき、ウインドウ切り替え命令が発せられウ
インドウが切り替えられる場合、切り替えられるウイン
ドウから読み出しておいたデータをセレクタから出力す
ることにより、ウインドウポインタの書き替えに伴うレ
ジスタからのデータの読み出しの遅れを解消するもので
ある。
【0014】具体的に請求項1の発明が講じた解決手段
は、3つ以上のウインドウに分割され各々のウインドウ
が複数のレジスタを有しているレジスタファイルを対象
とし、現在アクセスしているウインドウを指定する第1
のウインドウアドレスを出力する第1のウインドウポイ
ンタと、現在アクセスしているウインドウよりも前にア
クセスしたウインドウを指定する第2のウインドウアド
レスを出力する第2のウインドウポインタと、現在アク
セスしているウインドウよりも後にアクセスするウイン
ドウを指定する第3のウインドウアドレスを出力する第
3のウインドウポインタと、前記第1、第2及び第3の
ウインドウアドレスと与えられた命令のレジスタアドレ
スとを入力とし、前記第1、第2及び第3のウインドウ
アドレスが指定するウインドウの各々から前記レジスタ
アドレスが指定するレジスタのデータを読み出すセレク
タと、該セレクタに、前記与えられた命令よりも前に発
せられた命令がウインドウの切り替えを指示していない
場合には前記第1のウインドウアドレスが指定するウイ
ンドウからのデータを出力せしめ、前記与えられた命令
よりも前に発せられた命令がウインドウの切り替えを指
示し且つ1つ前のウインドウを指定している場合には前
記第2のウインドウアドレスが指定するウインドウから
のデータを出力せしめ、前記与えられた命令よりも前に
発せられた命令がウインドウの切り替えを指示し且つ1
つ後のウインドウを指定している場合には前記第3のウ
インドウアドレスが指定するウインドウからのデータを
出力せしめるように制御する制御手段とを備えている構
成とするものである。
【0015】また、具体的に請求項2の発明が講じた解
決手段は、3つ以上のウインドウに分割され各々のウイ
ンドウが複数のレジスタを有しているレジスタファイル
を対象とし、現在アクセスしているウインドウを指定す
る第1のウインドウアドレスと、ウインドウ切り替え命
令に基づき現在アクセスしているウインドウよりも1つ
前又は1つ後のウインドウを指定する第2のウインドウ
アドレスとを出力するウインドウポインタと、前記第1
及び第2のウインドウアドレスと与えられた命令のレジ
スタアドレスとを入力とし、すべてのウインドウの各々
から前記レジスタアドレスが指定するレジスタのデータ
を読み出すセレクタと、該セレクタに、前記与えられた
命令がウインドウの切り替えを指示していない場合には
前記第1のウインドウアドレスが指定するウインドウか
らのデータを出力せしめ、前記与えられた命令がウイン
ドウの切り替えを指示している場合には前記第2のウイ
ンドウアドレスが指定するウインドウからのデータを出
力せしめるように制御する制御手段とを備えている構成
とするものである。
【0016】
【作用】請求項1の構成により、第1、第2及び第3の
ウインドウアドレスが指定するウインドウの各々から、
与えられた命令のレジスタアドレスが指定するレジスタ
のデータが予めセレクタに読み出されており、前記与え
られた命令よりも前に発せられた命令がウインドウの切
り替えを指示している場合において、その命令が1つ前
のウインドウを指定している場合には第2のウインドウ
アドレスが指定するウインドウからのデータが出力さ
れ、1つ後のウインドウを指定している場合には第3の
ウインドウアドレスが指定するウインドウからのデータ
が出力されるので、ウインドウの切り替えを待つことな
く切り替えられるべきウインドウのレジスタからデータ
を読み出すことができる。
【0017】請求項2の構成により、すべてのウインド
ウの各々から与えられた命令のレジスタアドレスが指定
するレジスタのデータがセレクタに読み出されており、
前記与えられた命令よりも前に発せられた命令が、ウイ
ンドウの切り替えを指示していない場合には第1のウイ
ンドウアドレスが指定するウインドウからのデータが出
力されウインドウの切り替えを指示している場合には第
2のウインドウアドレスが指定するウインドウからのデ
ータが出力されるので、ウインドウの切り替えを待つこ
となく切り替えられるべきウインドウのレジスタからデ
ータを読み出すことができる。
【0018】
【実施例】以下本発明の一実施例のレジスタファイルに
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0019】図1は本発明の第1実施例におけるレジス
タファイルの全体構成を示し、同図において、1はレジ
スタアレイ、2,3はレジスタアドレス、4はウインド
ウ切替えコマンド、5,6はデータ、7は制御信号、
8,9はセレクタ、10,11,12はウインドウポイ
ンタ、20,21,22,23,24,25はデコー
ダ、30,31,32,33,34,35はワード線、
40,41,42はウインドウアドレスを各々示してい
る。
【0020】ウインドウポインタ10は、現在アクティ
ブなウインドウを保持し、そのウインドウのアドレス値
をウインドウアドレス40として出力する。
【0021】ウインドウポインタ11は、ウインドウポ
インタ10が指すウインドウよりも1つ後のウインドウ
を指すために、ウインドウポインタ10よりも1小さい
アドレス値を持ち、これをウインドウアドレス41とし
て出力する。
【0022】ウインドウポインタ12は、ウインドウポ
インタ10が指すウインドウよりも1つ前のウインドウ
を指すために、ウインドウポインタ10よりも1大きい
値を持ち、これをウインドウアドレス42として出力す
る。
【0023】ここで、説明のために、save命令がウイン
ドウをデクリメントする命令であり、restore 命令がウ
インドウをインクリメントする命令であるとすると、ウ
インドウポインタ11はsave命令実行後のウインドウア
ドレスをあらかじめ保持し、ウインドウポインタ12は
restore 命令実行後のウインドウアドレスをあらかじめ
保持していることになる。
【0024】デコーダ20〜22は、レジスタアドレス
2とウインドウアドレス40〜42を入力とし、レジス
タアレイ1のレジスタを選択するワード線30〜32を
各々出力する。
【0025】デコーダ23〜25は、レジスタアドレス
3とウインドウアドレス40〜42を各々入力とし、レ
ジスタアレイ1のレジスタを選択するワード線33〜3
5を各々出力する。
【0026】レジスタアレイ1はワード線30〜32に
よって選択されるレジスタの内容をデータ50〜52に
各々出力し、ワード線33〜35によって選択されるレ
ジスタの内容をデータ53〜55に各々出力する。
【0027】制御信号7は、レジスタアドレス2に対応
するレジスタをオペランドとする命令及びレジスタアド
レス3に対応するレジスタをオペランドとする命令のう
ちのいずれの命令が先行するかという情報と、いずれの
命令がウインドウ切替えコマンド4を発行したかという
情報とを示す。
【0028】セレクタ8は、ウインドウ切替えコマンド
4と制御信号7とを入力とし、制御信号7がレジスタア
ドレス2を持つ命令がレジスタアドレス3を持つ命令に
先行することを示していれば、ウインドウポインタ10
を用いて読み出されたデータ50を選択してデータ5に
出力する。またセレクタ8は、制御信号7がレジスタア
ドレス3を持つ命令がレジスタアドレス2を持つ命令に
先行し且つレジスタアドレス3を持つ命令がウインドウ
切替えコマンド4を発行したことを示している場合にお
いて、ウインドウ切替えコマンド4がsave命令を示して
いればウインドウポインタ11を用いて読み出されたデ
ータ51を選択してデータ5に出力し、ウインドウ切替
えコマンド4がrestore 命令を示していればウインドウ
ポインタ12を用いて読み出されたデータ52を選択し
てデータ5に出力する。さらにセレクタ8は、制御信号
7がレジスタアドレス3を持つ命令がレジスタアドレス
2を持つ命令に先行し且つレジスタアドレス3を持つ命
令がウインドウ切替を示していなければウインドウポイ
ンタ10を用いて読み出されたデータ50を選択してデ
ータ5に出力する。
【0029】セレクタ9も同様に、レジスタアドレス3
を持つ命令がレジスタアドレス2を持つ命令に先行する
場合と、ウインドウ切替えコマンド4がウインドウ切替
を示していない場合には、ウインドウポインタ10を用
いて読み出されたデータ53を選択してデータ6に出力
する。また、セレクタ9は、レジスタアドレス2を持つ
命令がレジスタアドレス3を持つ命令に先行する場合に
おいて、レジスタ切替えコマンド4がsave命令を示して
いればウインドウポインタ11を用いて読み出されたデ
ータ54を選択してデータ6に出力し、restore 命令を
示していればウインドウポインタ12を用いて読み出さ
れたデータ55を選択してデータ6に出力する。
【0030】図2は前記第1実施例のレジスタファイル
の動作タイムチャートを示している。以下、図1及び図
2に基づいて第1実施例に係るレジスタの動作を説明す
る。図2においては図1と同一のものには同一符合を付
してある。
【0031】命令Aと命令Bは同時に実行される命令を
保持するものである。命令1〜7は各々レジスタをオペ
ランドとする命令であって命令1から順に実行される。
save命令は命令2と命令3の間で実行される命令であ
る。また、サイクル1ではアクティブなウインドウはウ
インドウアドレス40が示す2のウインドウである。し
たがって、命令1,2とsave命令のアクティブウインド
ウは2であり、命令3以降の命令のアクティブウインド
ウは1である。
【0032】まず、サイクル1においては、命令A側で
は、命令1のレジスタアドレス2とウインドウアドレス
40,41,42を用いてデータ50,51,52が各
々読み出される。このとき、命令1は命令2に先行する
ので、データ50が選択されてデータ5に出力される。
同様に命令B側では、命令2のレジスタアドレス3とウ
インドウアドレス40,41,42を用いてデータ5
3,54,55が各々読み出され、ウインドウ切替えコ
マンド4がウインドウ切替を示していないので、データ
53がデータ6に出力される。
【0033】次に、サイクル2においては、命令A側で
は、save命令のレジスタアドレス2とウインドウアドレ
ス40,41,42を用いてデータ50,51,52が
各々読み出される。このとき、ウインドウ切替えコマン
ド4はウインドウ切替を示しているが、save命令は命令
3に先行するので、データ50が選択されてデータ5に
出力される。同様に、命令B側では、命令3のレジスタ
アドレス3とウインドウアドレス40,41,42を用
いてデータ53,54,55が読み出される。しかし、
命令3はsave命令の後続の命令であり、サイクル2では
ウインドウ切替えコマンド4がウインドウ切替を示して
おり、そのウインドウ切替えコマンド4は命令Aに保持
されている命令によって発行されたので、それを制御信
号7が示す。したがって、あらかじめsave命令が実行さ
れた場合のウインドウアドレス41を用いて読み出した
データ54をデータ6に出力することができる。
【0034】以上のように第1実施例によれば、現在の
アクティブなウインドウアドレス40を持つウインドウ
ポインタ10と、ウインドウ切替え命令実行後のウイン
ドウアドレスを持つウインドウポインタ11及びウイン
ドウポインタ12とを設け、各々のウインドウポインタ
とレジスタアドレスを用いることによって、ウインドウ
の切替え命令によるウインドウポインタの更新を待たず
にレジスタを読み出し、読み出した後でデータをウイン
ドウ切替え命令の実行状況によって選択して出力するこ
とにより、ウインドウ切替え命令と同時に後続の命令を
実行することができるので、マイクロプロセッサの性能
を向上することができる。
【0035】以下、本発明の第2実施例について図面を
参照しながら説明する。
【0036】図3は本発明の第2実施例を示すレジスタ
ファイルの構成を示し、図3において図1と同一の符号
を付しているものは第1実施例と同じものを示してい
る。
【0037】同図において、50〜57は各々データ、
100〜103は各々レジスタブロックである。また説
明の便宜のために、ウインドウは0、1、2、3の4つ
とする。
【0038】レジスタアレイ1は複数のレジスタブロッ
ク100〜103に分割され、レジスタブロック100
にはウインドウ0のレジスタを、レジスタブロック10
1にはウインドウ1のレジスタを、レジスタブロック1
02にはウインドウ2のレジスタを、レジスタブロック
103にはウインドウブロック3のレジスタが各々割り
付けられている。
【0039】また、デコーダ20,21は各々レジスタ
アドレス2、3を入力とし、デコードしてワード線3
0、31を各々出力する。
【0040】ワード線30とワード線31は、レジスタ
ブロック100〜103のすべてに接続されている。
【0041】レジスタブロック100〜103はワード
線30及びワード線31によって選択されるレジスタの
内容を各々読み出す。データ50〜53はワード線30
によって選択されたレジスタの内容であり、データ54
〜57はワード線31によって選択されたレジスタの内
容である。
【0042】ウインドウポインタ10は現在のアクティ
ブウインドウを示すウインドウアドレス40と、ウイン
ドウ切替え命令によって更新中のウインドウアドレス4
1を各々出力する。
【0043】制御信号7は、第1実施例と同様の情報を
示す。
【0044】セレクタ8は、レジスタアドレス2を用い
て、各レジスタブロック100〜103から読み出され
たデータ50〜53と、ウインドウアドレス40,41
と、制御信号7とを入力とし、制御信号7がレジスタア
ドレス2を持つ命令がレジスタアドレス3を持つ命令に
先行することを示しているか、又はウインドウ切替え命
令がウインドウを切替えていないことをしてしている場
合には、ウインドウアドレス40に対応するデータをデ
ータ50〜53の中から選択してデータ5に出力する。
また、セレクタ8は、制御信号7がレジスタアドレス2
を持つ命令がレジスタアドレス3を持つ命令に後続し、
レジスタアドレス3を持つ命令がウインドウ切替え命令
であることを示していれば、ウインドウアドレス41に
対応するデータをデータ50〜53の中から選択してデ
ータ5に出力する。
【0045】同様に、セレクタ9は、レジスタアドレス
3を用いて、各レジスタブロック100〜103から読
み出されたデータ54〜57を、ウインドウアドレス4
0,41及び制御信号7を用いて選択してデータ6に出
力する。
【0046】図4は前記第2実施例のレジスタファイル
の動作タイムチャートを示している。以下、図3及び図
4に基づいて第2実施例に係るレジスタの動作を説明す
る。図4においては図3と同一のものには同一符合を付
してある。
【0047】まず、サイクル1においては、命令A側で
は、命令1のレジスタアドレス2を用いて各々のレジス
タブロック100〜103からデータ50〜53が各々
読み出される。このとき、ウインドウアドレス40はウ
インドウ2を示しており、命令1は命令2に先行するの
で、データ52が選択されてデータ5に出力される。同
様に命令B側では、命令2のレジスタアドレス3を用い
て各々のレジスタブロック100〜103からデータ5
4〜57が各々読み出され、ウインドウ切替えコマンド
4がウインドウ切替を示していないので、ウインドウア
ドレス40の示すウインドウ2から読み出されたデータ
56がデータ6に出力される。
【0048】次に、サイクル2においては、命令A側で
は、save命令のレジスタアドレス2を用いてデータ50
〜53が各々読み出される。このとき、ウインドウ切替
えコマンド4はウインドウ切替を示しているが、save命
令は命令3に先行するので、ウインドウアドレス40の
示すウインドウ2から読み出されたデータ52が選択さ
れてデータ5に出力される。同様に、命令B側では、命
令3のレジスタアドレス3を用いてデータ54〜57が
読み出される。しかし、命令3はsave命令の後続の命令
であり、サイクル2ではウインドウ切替えコマンド4が
ウインドウ切替を示しており、そのウインドウ切替えコ
マンド4は命令Aに保持されている命令によって発行さ
れたので、それを制御信号7が示す。したがって、save
命令の実行によって更新されているウインドウアドレス
41の示すウインドウ1から読み出されたデータ55を
データ6に出力することができる。
【0049】以上のように第2実施例によれば、現在ア
クティブなウインドウアドレス40とウインドウ切替え
命令によって更新途中のウインドウアドレス41とを持
つウインドウポインタ10を備え、レジスタアレイ1を
複数のレジスタブロック100〜103に分割し、レジ
スタアドレスによって全てのレジスタブロック100〜
103から同じレジスタアドレスを持つレジスタのデー
タを読み出し、読み出されたデータをウインドウ切替え
命令の実行状況と更新前のウインドウアドレス40と更
新中のウインドウアドレス41とによって選択して出力
することにより、ウインドウ切替え命令と同時に後続の
命令を実行することができるので、マイクロプロセッサ
の性能を向上させることができる。
【0050】なお、第1及び第2の実施例においては、
デコーダ20〜25は単にデコードするものとし、ウイ
ンドウのオーバーラップについては言及していないが、
それは前記実施例がウインドウのオーバーラップに関係
なく実施できるものだからで、レジスタウインドウがオ
ーバーラップするものではアドレス変換の機能をデコー
ダ20〜25に持たせば良いことは明らかである。
【0051】また、第2実施例においては、全てのウイ
ンドウに対してレジスタのブロック分割を行なったが、
ブロック分割はこれに限られず、最低限、現在のウイン
ドウ、1つ前のウインドウ及び1つ後のウインドウとを
同時に読み出せるブロック分割をすればよいのは明らか
であり、その場合には各レジスタブロックのうちのいず
れのウインドウを読み出すかの選択は、現在アクティブ
なウインドウを示すウインドウアドレスの一部を用いて
行なえばよいし、他のウインドウアドレスを適宜用いて
行なってもよい。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
係るレジスタファイルによると、第1、第2及び第3の
ウインドウアドレスによって現在アクセスしているウイ
ンドウ、及び現在アクセスしているウインドウよりも前
と後のウインドウの各々から、与えられた命令のレジス
タアドレスが指定するレジスタのデータを予めセレクタ
に読み出し、読み出したデータをウインドウ切り替え命
令の実行状況によって選択して出力することができるた
め、ウインドウの切り替えを待つことなく切り替えられ
るべきウインドウのレジスタからのデータを読み出すこ
とができるので、マイクロプロセッサの性能を向上させ
ることができる。
【0053】また、請求項2の発明に係るレジスタファ
イルによると、すべてのウインドウの各々から与えられ
た命令のレジスタアドレスが指定するレジスタのデータ
をセレクタに読み出し、読み出したデータをウインドウ
切り替え命令の実行状況によって選択して出力すること
ができるため、ウインドウの切り替えを待つことなく切
り替えられるべきウインドウのレジスタからのデータを
読み出すことができるので、マイクロプロセッサの性能
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るレジスタファイルの
構成図である。
【図2】前記第1実施例の動作を説明するためのタイム
チャート図である。
【図3】本発明の第2実施例に係るレジスタファイルの
構成図である。
【図4】前記第2実施例の動作を説明するためのタイム
チャート図である。
【図5】従来のレジスタファイルの構成図である。
【図6】従来のレジスタファイルの動作を説明するため
のタイムチャート図である。
【符号の説明】
1…レジスタアレイ 2,3…レジスタアドレス 4…ウインドウ切替えコマンド 5,6…データ 7…制御信号 8,9…セレクタ 10,11,12…ウインドウポインタ 20,21,22,23,24,25…デコーダ 30,31,32,33,34,35…ワード線 40,41,42…ウインドウアドレス 50,51,52,53,54,55,56,57…デ
ータ 100,101,102,103…レジスタブロック

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3つ以上のウインドウに分割され各々の
    ウインドウが複数のレジスタを有しているレジスタファ
    イルであって、 現在アクセスしているウインドウを指定する第1のウイ
    ンドウアドレスを出力する第1のウインドウポインタ
    と、 現在アクセスしているウインドウよりも前にアクセスし
    たウインドウを指定する第2のウインドウアドレスを出
    力する第2のウインドウポインタと、 現在アクセスしているウインドウよりも後にアクセスす
    るウインドウを指定する第3のウインドウアドレスを出
    力する第3のウインドウポインタと、 前記第1、第2及び第3のウインドウアドレスと与えら
    れた命令のレジスタアドレスとを入力とし、前記第1、
    第2及び第3のウインドウアドレスが指定するウインド
    ウの各々から前記レジスタアドレスが指定するレジスタ
    のデータを読み出すセレクタと、 該セレクタに、前記与えられた命令よりも前に発せられ
    た命令がウインドウの切り替えを指示していない場合に
    は前記第1のウインドウアドレスが指定するウインドウ
    からのデータを出力せしめ、前記与えられた命令よりも
    前に発せられた命令がウインドウの切り替えを指示し且
    つ1つ前のウインドウを指定している場合には前記第2
    のウインドウアドレスが指定するウインドウからのデー
    タを出力せしめ、前記与えられた命令よりも前に発せら
    れた命令がウインドウの切り替えを指示し且つ1つ後の
    ウインドウを指定している場合には前記第3のウインド
    ウアドレスが指定するウインドウからのデータを出力せ
    しめるように制御する制御手段とを備えていることを特
    徴とするレジスタファイル。
  2. 【請求項2】 3つ以上のウインドウに分割され各々の
    ウインドウが複数のレジスタを有しているレジスタファ
    イルであって、 現在アクセスしているウインドウを指定する第1のウイ
    ンドウアドレスと、ウインドウ切り替え命令に基づき現
    在アクセスしているウインドウよりも1つ前又は1つ後
    のウインドウを指定する第2のウインドウアドレスとを
    出力するウインドウポインタと、 前記第1及び第2のウインドウアドレスと与えられた命
    令のレジスタアドレスとを入力とし、すべてのウインド
    ウの各々から前記レジスタアドレスが指定するレジスタ
    のデータを読み出すセレクタと、 該セレクタに、前記与えられた命令がウインドウの切り
    替えを指示していない場合には前記第1のウインドウア
    ドレスが指定するウインドウからのデータを出力せし
    め、前記与えられた命令がウインドウの切り替えを指示
    している場合には前記第2のウインドウアドレスが指定
    するウインドウからのデータを出力せしめるように制御
    する制御手段とを備えていることを特徴とするレジスタ
    ファイル。
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