JP2564003Y2 - 多心光ファイバ融着接続機のフアイバクランプ構造 - Google Patents
多心光ファイバ融着接続機のフアイバクランプ構造Info
- Publication number
- JP2564003Y2 JP2564003Y2 JP1989153017U JP15301789U JP2564003Y2 JP 2564003 Y2 JP2564003 Y2 JP 2564003Y2 JP 1989153017 U JP1989153017 U JP 1989153017U JP 15301789 U JP15301789 U JP 15301789U JP 2564003 Y2 JP2564003 Y2 JP 2564003Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical fiber
- clamp
- groove
- core
- fusion splicer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、テープ型多心光ファイバを一括融着接続
する装置における、ファイバクランプ構造に関するもの
である。
する装置における、ファイバクランプ構造に関するもの
である。
[従来の技術] テープ型多心光ファイバの一括融着接続は、周知のと
おり、次のようにして行う。
おり、次のようにして行う。
すなわち、第4a,第4b図のように、 1)多心光ファイバ10の被覆部分12を固定治具32により
把持した後端末側の被覆を除去して光ファイバ14を口出
しし、それらを所定の長さに切断する。
把持した後端末側の被覆を除去して光ファイバ14を口出
しし、それらを所定の長さに切断する。
2)そのようにした光ファイバ14を固定治具で把持した
まま台16の多心V溝18に載せ、固定治具を固定治具クラ
ンプ20′で台34上に把持した後、裸ファイバ部分14の上
からクランプ20を下ろして把持する。
まま台16の多心V溝18に載せ、固定治具を固定治具クラ
ンプ20′で台34上に把持した後、裸ファイバ部分14の上
からクランプ20を下ろして把持する。
台34を前進させることにより、多数の光ファイバ14を
一斉に前進させることができる。
一斉に前進させることができる。
3)光ファイバ14の先端を大気中放電などにより加熱し
ながら軸方向に押し込み、融着接続する。
ながら軸方向に押し込み、融着接続する。
[考案が解決しようとする課題] 従来のクランプ20は、一般に第4c図のように角柱状で
あり、第4d図のように、光ファイバ14との接触面202が
平面で、かつ広い。
あり、第4d図のように、光ファイバ14との接触面202が
平面で、かつ広い。
そのため、 (1)クランプ20と光ファイバ14との間にゴミ38などの
狭まる機会が多くなる(第5a図)。
狭まる機会が多くなる(第5a図)。
ゴミなどが挟まると、第5b図のようにクランプ20が押
し上げられる。そのため、他の光ファイバ14とクランプ
20との間に隙間40が生ずる。
し上げられる。そのため、他の光ファイバ14とクランプ
20との間に隙間40が生ずる。
その結果、光ファイバ14の全てを均一に押えることが
できなくなって、光ファイバ14のV溝18に対する密着性
が悪くなり、突合せたときの軸ずれが大きくなる。
できなくなって、光ファイバ14のV溝18に対する密着性
が悪くなり、突合せたときの軸ずれが大きくなる。
(2)また、接触面202が広いため、光ファイバ14との
間に生ずる摩擦力が大きくなり、その結果、クランプ20
に余分な力が加わって、光ファイバ14の動きが悪くな
り、軸ずれを起こすようになる。
間に生ずる摩擦力が大きくなり、その結果、クランプ20
に余分な力が加わって、光ファイバ14の動きが悪くな
り、軸ずれを起こすようになる。
(3)なお、上記と反対にクランプ20の幅(光ファイバ
長手方向の)を非常に薄くした場合は、ゴミなどに接触
する機会が少なく、かつ光ファイバ14との間に生ずる摩
擦力も小さくなるが;しかしそのようにすると、光ファ
イバを押さえる上での安定性に欠けることになるので、
好ましくない。
長手方向の)を非常に薄くした場合は、ゴミなどに接触
する機会が少なく、かつ光ファイバ14との間に生ずる摩
擦力も小さくなるが;しかしそのようにすると、光ファ
イバを押さえる上での安定性に欠けることになるので、
好ましくない。
[課題を解決するための手段] 第1a〜3b図のように、 クランプ22の光ファイバ14と相対する面に、光ファイバ
長さ方向と直角方向にクランプの幅全長にわたって、光
ファイバ14にゴミが付着しても全ての光ファイバを均一
に押えることができる可能性を高くする溝220を設け、
クランプ22の下面が、中央部の前記溝部220とその両側
の一対の突状部とから構成されるようにして、クランプ
22と光ファイバ14とが、光ファイバ長手方向における離
れた2箇所で接触するようにする。
長さ方向と直角方向にクランプの幅全長にわたって、光
ファイバ14にゴミが付着しても全ての光ファイバを均一
に押えることができる可能性を高くする溝220を設け、
クランプ22の下面が、中央部の前記溝部220とその両側
の一対の突状部とから構成されるようにして、クランプ
22と光ファイバ14とが、光ファイバ長手方向における離
れた2箇所で接触するようにする。
[作用] 光ファイバ長さ方向と直角方向にクランプの幅全長に
わたって溝220を設けることにより、光ファイバ14と相
対するクランプ22の面に、2つの接触面222が、光ファ
イバ14の長さ方向に、間隔を置いて形成される。
わたって溝220を設けることにより、光ファイバ14と相
対するクランプ22の面に、2つの接触面222が、光ファ
イバ14の長さ方向に、間隔を置いて形成される。
したがって、クランプ22は、光ファイバ14に、その長
さ方向に離れた2箇所において、接触するようになる。
さ方向に離れた2箇所において、接触するようになる。
[実施例] ・その構成: 第1a図、第1b図のように、クランプ22として、従来同
様に角柱状のものを使用する。その光ファイバ14と接す
る面(底面)は、平らである。
様に角柱状のものを使用する。その光ファイバ14と接す
る面(底面)は、平らである。
その平らな底面に、光ファイバ14の長さ方向と直角方
向にクランプの幅全長にわたって溝220を設ける。
向にクランプの幅全長にわたって溝220を設ける。
そのために、光ファイバ14との接触面222は、2箇所
となりかつその2箇所は光ファイバ14の長さ方向に離れ
た位置になる。
となりかつその2箇所は光ファイバ14の長さ方向に離れ
た位置になる。
その使用法は、従来の場合と同じである。
・その作用: 光ファイバ14上に、ゴミ38が付着している場合でも、
第2図のように、それが溝220の中に入る可能性が高く
なり、そのようなときは、ゴミ38によってクランプ22が
持ち上げられることがない。
第2図のように、それが溝220の中に入る可能性が高く
なり、そのようなときは、ゴミ38によってクランプ22が
持ち上げられることがない。
その結果、そのようなときは、他の光ファイバ14とク
ランプ22との間に隙間が生ずることはなく、光ファイバ
14の全ての光ファイバを均一に押えること化でき、光フ
ァイバ14のどれかの光ファイバのV溝18に対する密着性
が悪くなって突き合わせたときの軸ずれが大きくなるこ
とがない。
ランプ22との間に隙間が生ずることはなく、光ファイバ
14の全ての光ファイバを均一に押えること化でき、光フ
ァイバ14のどれかの光ファイバのV溝18に対する密着性
が悪くなって突き合わせたときの軸ずれが大きくなるこ
とがない。
・別の実施態様: 1)第3a図のように、溝220の断面形状を偏平な五角形
にする。
にする。
2)上記の場合は光ファイバ14に対する接触面222が平
らであったが、それを第3b図のように、円筒弧面状にす
る。
らであったが、それを第3b図のように、円筒弧面状にす
る。
[考案の効果] (1)光ファイバ14のどれかの光ファイバの上にゴミ
などが付着しても、その影響を受けにくくなり、そのた
めに軸ずれを起こすことが少なくなる。
などが付着しても、その影響を受けにくくなり、そのた
めに軸ずれを起こすことが少なくなる。
(2)第4a〜d図に示した従来のクランプ20に溝220を
追加工するたけで済むから、加工は容易である。
追加工するたけで済むから、加工は容易である。
第1a図〜第3b図は、本考案の実施例に関するもので、 第1a図はクランプ22とその使用状態の説明図、 第1b図はクランプ22と光ファイバ14との接触状態の説明
図、 第2図はクランプ22の作用の説明図、 第3a図と第3b図はクランプ22の別の実施態様の説明図、 第4a図以下は、従来技術に関するもので、 第4a図は融着接続における光ファイバ14のセット状態の
説明図、 第4b図は第4a図のB−Bの拡大断面図、 第4c図はクランプ20の使用状態を示した説明図、 第4d図はクランプ20と光ファイバ14との接触状態の説明
図、 第5a図は光ファイバ14上にゴミ38が付着した状態の説明
図、 第5b図はゴミ38によりクランプ20が持ち上げられ、隙間
40が生じた状態の説明図。 10:多心光ファイバ、14:光ファイバ 18:V溝、20,22:クランプ 38:ゴミ、40:隙間 202,222接触面、220:溝
図、 第2図はクランプ22の作用の説明図、 第3a図と第3b図はクランプ22の別の実施態様の説明図、 第4a図以下は、従来技術に関するもので、 第4a図は融着接続における光ファイバ14のセット状態の
説明図、 第4b図は第4a図のB−Bの拡大断面図、 第4c図はクランプ20の使用状態を示した説明図、 第4d図はクランプ20と光ファイバ14との接触状態の説明
図、 第5a図は光ファイバ14上にゴミ38が付着した状態の説明
図、 第5b図はゴミ38によりクランプ20が持ち上げられ、隙間
40が生じた状態の説明図。 10:多心光ファイバ、14:光ファイバ 18:V溝、20,22:クランプ 38:ゴミ、40:隙間 202,222接触面、220:溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 鈴木 功 千葉県佐倉市六崎1440番地 藤倉電線株 式会社佐倉工場内 (56)参考文献 実開 平2−47604(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】端末の被覆を除去しかつ所定の長さに切断
した多心光ファイバの各光ファイバを載せるための多心
V溝と;前記Vみぞに載せた光ファイバに上方から接し
てこれを把持するクランプと;前記光ファイバの先端を
加熱する手段と;前記光ファイバを一斉に軸方向に押し
込む手段とを有する、多心光ファイバ融着接続機におい
て、 前記クランプの前記光ファイバと相対する面に、光ファ
イバ長さ方向と直角方向に、クランプの幅全長にわたっ
て、光ファイバにゴミが付着しても全ての光ファイバを
均一に押えることができる可能性を高くする溝を設け、
前記クランプの下面が、中央部の前記溝部とその両側の
一対の突状部とから構成されるようにして、当該クラン
プと光ファイバとが、光ファイバ長手方向における離れ
た2箇所で接触するようにしたことを特徴とする;多心
光ファイバ融着接続機のファイバクランプ構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989153017U JP2564003Y2 (ja) | 1989-12-29 | 1989-12-29 | 多心光ファイバ融着接続機のフアイバクランプ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989153017U JP2564003Y2 (ja) | 1989-12-29 | 1989-12-29 | 多心光ファイバ融着接続機のフアイバクランプ構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0390205U JPH0390205U (ja) | 1991-09-13 |
JP2564003Y2 true JP2564003Y2 (ja) | 1998-03-04 |
Family
ID=31699246
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989153017U Expired - Fee Related JP2564003Y2 (ja) | 1989-12-29 | 1989-12-29 | 多心光ファイバ融着接続機のフアイバクランプ構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2564003Y2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011061805A1 (ja) * | 2009-11-20 | 2011-05-26 | 富士通テレコムネットワークス株式会社 | ファイバークランプ機構 |
CN204256214U (zh) * | 2013-12-04 | 2015-04-08 | 古河电气工业株式会社 | 熔接机 |
JP6712869B2 (ja) | 2016-02-12 | 2020-06-24 | 古河電気工業株式会社 | ベース部材および融着機 |
US9933572B2 (en) | 2016-02-24 | 2018-04-03 | Furukawa Electric Co., Ltd. | Fusion splicer |
WO2023112911A1 (ja) * | 2021-12-16 | 2023-06-22 | 住友電工オプティフロンティア株式会社 | 融着接続機 |
WO2023112910A1 (ja) * | 2021-12-16 | 2023-06-22 | 住友電工オプティフロンティア株式会社 | 融着接続機 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0247604U (ja) * | 1988-09-26 | 1990-03-30 |
-
1989
- 1989-12-29 JP JP1989153017U patent/JP2564003Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0390205U (ja) | 1991-09-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI225946B (en) | Optical fiber strand holder, melt connecting device, cutting device and connecting method for said optical fiber | |
US5395025A (en) | Method and apparatus for angle cleaving ribbon fiber | |
JP2564003Y2 (ja) | 多心光ファイバ融着接続機のフアイバクランプ構造 | |
JPH0576005B2 (ja) | ||
JP3745340B2 (ja) | 光ファイバの軸合わせ方法及びその装置、並びに光ファイバの融着接続方法及びその装置 | |
JPS61294403A (ja) | 光フアイバ接続用搬送機構 | |
JP3108539B2 (ja) | 光ファイバ融着機の光ファイバ心線ホルダ装置 | |
JPS6028321B2 (ja) | 光通信用ガラスファイバ心線の自動融着接続方法 | |
JPH0641202Y2 (ja) | 光ファイバのクリーニング装置 | |
JPS6155644B2 (ja) | ||
JPH0254206A (ja) | 光フアイバの切断方法 | |
JP6809806B2 (ja) | 光ファイバテープ心線、光ファイバテープ心線の光ファイバ保持部材へのセット方法 | |
JPH0522881Y2 (ja) | ||
JPH11101919A (ja) | 光ファイバ突き合わせ装置 | |
JPH041521Y2 (ja) | ||
JP2620302B2 (ja) | 多心光ファイバの融着接続方法及び融着接続装置 | |
JPH0676904U (ja) | 光ファイバ心線の被覆除去装置 | |
EP1528415A1 (en) | Fiber-optic connectors and related methods | |
JPS61198109A (ja) | 光フアイバ接続装置 | |
JPS58154805A (ja) | 多心光フアイバ−の切断方法 | |
JPH0545606U (ja) | 光フアイバ融着接続機の軸合わせ部 | |
JP2003029078A (ja) | 一括融着接続方法と一括融着接続装置 | |
JPH02272504A (ja) | 光フアイバ整列用治具 | |
JPS63189811A (ja) | 光コネクタと光フアイバの切替接続方法 | |
JP2000292648A (ja) | 光ファイバ用放電装置および光ファイバ端面の放電加工方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |