JPH041521Y2 - - Google Patents

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JPH041521Y2
JPH041521Y2 JP6924285U JP6924285U JPH041521Y2 JP H041521 Y2 JPH041521 Y2 JP H041521Y2 JP 6924285 U JP6924285 U JP 6924285U JP 6924285 U JP6924285 U JP 6924285U JP H041521 Y2 JPH041521 Y2 JP H041521Y2
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JP
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optical fiber
core wire
tape
fixing jig
tape core
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JP6924285U
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Description

【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本考案は複数本の光フアイバを一括被覆したテ
ープ心線の端末処理において、テープ心線の光フ
アイバを一括切断する際および取り扱い時に、テ
ープ心線内の光フアイバが移動することを防止す
るテープ心線の端末処理用固定治具に関するもの
である。 (従来の技術) テープ心線の接続方法として、複数本の光フア
イバを一括して融着接続する多心一括融着接続法
がある。 従来、第3図に示すテープ心線の端末処理は、
テープ心線の端末から被覆を被覆除去具で除去し
て、光フアイバを露出状態とし、次に第4図に示
すテープ心線の一括切断器で光フアイバの一括切
断を行つている。 第3図において、1はナイロン等のプラスチツ
クから成る2次被覆、2は緩衝層、3は光フアイ
バであり、第4図において、4は切断刃、5はフ
アイバを整列するためのくし歯、6は心線を保持
するための板ばね、7はフアイバを固定するため
のクランプ、8は切断刃を収納したアーム、9は
アーム8を自由に回転させる際の回転軸である。 第5図aはテープ心線の一括切断器による光フ
アイバの一括切断状態を示し、第5図bは第5図
aのA−A′における断面を示す。切断刃4によ
つて光フアイバの表面に一括して傷を付与した
後、板ばね6に沿つて光フアイバを曲げることに
より、光フアイバは一括切断される。一般にテー
プ心線の2次被覆と光フアイバの間の摩擦力はあ
まり大きくないので、光フアイバを板ばねに沿つ
て曲げた際に光フアイバは軸方向に引つ張られ、
テープ心線内から光フアイバが30〜60μm程度抜
け出してくる。 第6図aに光フアイバの一括切断後の状態を示
す。同図中に示した光フアイバ端面位置の最大偏
差Xnaxは、熟練者でも20μm程度になる。また第
6図bに示すように、端末処理を施したテープ心
線を接続装置にセツトするまでにテープ心線に曲
がり、ねじれ等のくせを生ずることがあり、テー
プ心線内で光フアイバは最大100〜200μm移動す
る。このように、従来の端末処理方法では、光フ
アイバの端面位置を揃えて切断することは不可能
である。そこで従来は、前記光フアイバ3を一括
接続するため、接続装置の上で光フアイバ端面位
置の修正をしている。 第7図はフアイバ端面位置を修正する機構を示
す図である。光フアイバ8の端部は、V溝台10
の上面に形成された多条のV溝にくし歯11を介
して配列することにより軸合わせされる。ソフト
クランプ12により光フアイバ3をV溝に保持し
た後、微動台14を動かして、全部の光フアイバ
端面を突当て板15に突き当て、ハードクランプ
13により光フアイバ3を微動台14に固定す
る。このハードクランプ13の下では、光フアイ
バ3は第7図における左右方向には動けない。こ
の状態で光フアイバ3の端面位置は揃えられてお
り、突当て板15を降ろし、光フアイバ端面間隔
を適切量に設定した後、光フアイバ端部を加熱溶
融させながら、互いに押し付けることにより融着
接続する。加熱源には放電が使用されているが、
CO2レーザ、ガスの炎の使用も原理的には可能で
ある。 この機構においては、光フアイバ端面を突当て
板15にあてた際、光フアイバの根元部分(被覆
ぎわ)がたわんで、光フアイバ3が突当て板15
に当接した後、さらに押される量を溝部14aに
より吸収するよう、テープ心線の2次被覆部1を
斜めにして上方に保持している。16は被覆部ク
ランプである。この時、一番長い光フアイバは、
一番短い光フアイバより少なくともXnaxだけ余
計に溝部14aに押し込まれている。 第8図は光フアイバ3がたわんだ状態を示して
いる。このように光フアイバ3はハードクランプ
13より被覆部クランプ16側の位置において一
たん下に曲がり、その後、上方へ曲がつた形状と
される。この時、第8図に示す微動台14のエツ
ジ部分17で光フアイバ3に局所的接触圧が生じ
るので、光フアイバ表面が傷つけられて光フアイ
バ3の強度劣化、場合によつては破断を引き起こ
すことがあつた。 また光フアイバ3のたわみ変形の過程で、光フ
アイバ3はくし歯11の内壁に対し摺動すること
になり、これによる光フアイバ3の損傷が生じ
る。 このようにフアイバ端面位置に不揃いがあるの
で、接続装置は複雑な機構となり、しかもフアイ
バ端面位置の修正機構は、接続部フアイバの信頼
性を低下させるという問題がある。また光フアイ
バ3をたわませてフアイバ端面位置を修正する方
法では、光フアイバ3の長さが少なくとも20mm程
度必要であり、接続部を小形化するうえでも問題
である。 (考案が解決しようとする問題点) 本考案はテープ心線の端末処理時に生ずる光フ
アイバ端面不揃いを小さく抑えるため、テープ心
線の2次被覆と光フアイバ間の摩擦力を増大させ
る簡易なテープ心線の固定治具であつて、かつ当
該固定治具にテープ心線をはさみ込んで固定した
状態で端部を処理し、当該固定治具に固定したま
ま接続装置にセツトできる固定治具を提供するこ
とにある。 (問題点を解決するための手段) 本考案はテープ心線の2次被覆と光フアイバ間
の摩擦力を増大させるため、テープ心線に曲げと
側圧を加える構造とする。すなわち本考案の固定
治具は、テープ心線をはさむ下側基板と下側基板
に取り付けられた開閉自在の上ぶたとをもつて構
成し、下側基板は、少なくともテープ心線の幅で
波型形状に加工し、かつ磁石を表面に取り付けた
心線押え部を設けた構造とし、上ぶたは、下側基
板に設けた心線押え部と同じ波型形状を有する構
造とする。 第1図は本考案の固定治具の一実施例を示し、
第1図aは正面図、第1図bは側面図であつて、
18はL字型基板、19は心線押え部、20は上
ぶた、21は上ぶたを開閉自在とする回転軸、2
2は上ぶた20と心線押え部19を固定するため
の磁石である。 第2図は第1図の固定治具にテープ心線を装着
し、テープ心線を一括切断するまでの工程を示し
た図であつて、aは上ぶた20を開いた状態で被
覆を除去したテープ心線を心線押え部19の上に
セツトした状態を示し、bは上ぶた20を回転軸
21を中心にして回転させ、上ぶた20と心線押
え部19でテープ心線をはさんだ状態を示す。 このとき上ぶた20は心線押え部19の表面に
取り付けられた磁石22によつて一定の力で吸着
され、テープ心線は固定治具に固定される。ここ
でテープ心線には曲げと側圧が加えられ、テープ
心線の2次被覆と光フアイバ間には大きな摩擦力
が付与される。従つて次の工程である光フアイバ
の一括切断時および取り扱い時に生ずる2次被覆
内の光フアイバの移動を防止できる。 なおテープ心線の被覆除去は、テープ心線を固
定治具に装着した後に行つても差しつかえない。
またここでは上ぶたが1枚の基板の場合を示して
いるが、数枚の基板に分割することによつて、テ
ープ心線を波型をした固定治具の溝に装着し易く
なり、テープ心線を固定治具に装着する際の作業
性向上が期待できる。 心線押え部19と上ぶた20の接合面に、弾性
部材を設けることは、テープ心線に一定の圧縮力
を与える点で効果がある。テープ心線の厚さは規
格化され一定であるから機械的なクランプにより
上ぶた20を止めることも可能である。 (考案の効果) 以上説明したように、本考案の固定治具は、テ
ープ心線に曲げと側圧を加えてテープ心線を固定
する構造としたので、テープ心線の2次被覆とフ
アイバ間の摩擦力が増大し、端末処理時における
被覆内フアイバの移動を防止できる。 表1に実験結果を示すが、波型の曲げ半径を20
mm以下にすることにより、従来に比べて移動量を
1/10以下に抑えることができる。
【表】 * 固定治具の後ろ側心線を側方に
±90°曲げた場合
また固定治具を一体化し、上ぶたを開閉式にし
たことにより、テープ心線を固定治具に装着する
際の作業性が大幅に改善される。 従つて固定治具がセツトできるようにした接続
装置において、端末処理はなされたテープ心線を
固定治具に固定したままで、接続装置にセツトし
て融着接続することによつて、従来の接続のよう
にフアイバ端面の不揃いを修正する必要がない。
このためハードクランプが不要となり、装置機構
が簡略化できる。また裸フアイバ部の長さも短く
なり、接続部の小型化が可能となる。さらに裸フ
アイバ部が短くなることにより、フアイバの整列
用のくし歯も不要となり、傷による接続部フアイ
バの強度劣化も小さく抑えられ、従来の接続にお
ける問題点をすべて解決することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図aおよび第1図bは本考案の一実施例の
正面図および側面図、第2図a,bは固定治具に
テープ心線を装着する際の工程図、第3図はテー
プ心線の構造を示す断面図、第4図はテープ心線
の一括切断器の正面図、第5図aはテープ心線の
一括切断において光フアイバに傷を付与した状態
を示す正面図、第5図bは第5図aのA−A′に
おける断面図、第6図a,bはテープ心線の光フ
アイバ切断後の状態を示す平面図、第7図は従来
の光フアイバ接続用端面位置整合機構の側面図、
第8図は第7図の光フアイバがたわんだ状態を示
す一部の正面図である。 1……テープ心線の2次被覆、2……緩衝層、
3……光フアイバ、4……除去刃、5……くし
歯、6……板ばね、7……フアイバ固定部、8…
…アーム、9……回転軸、10……V溝台、11
……くし歯、12……ソフトクランプ、13……
ハードクランプ、14……微動台、14a……溝
部、15……突当て板、16……被覆部クラン
プ、17……微動台エツジ、18……L字型基
板、19……心線押え部、20……上ぶた、21
……回転軸、22……磁石。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数本の光フアイバを一括被覆したテープ心線
    を固定治具により固定した後、被覆を除去し、さ
    らにその被覆が除去された複数本の光フアイバを
    一括切断する際の固定治具において、その固定治
    具はテープ心線をはさむ下側基板と下側基板に取
    り付けられた開閉自在の上ぶたとからなり、下側
    基板は少なくともテープ心線の幅で波型形状に加
    工し、かつ磁石を表面に取り付けた心線押え部を
    設けた構造であり、上ぶたは下側基板に取り付け
    た心線押え部と同じ波型形状を有し、テープ心線
    をはさみ込んで固定することを特徴とするテープ
    心線の端末処理用固定治具。
JP6924285U 1985-05-13 1985-05-13 Expired JPH041521Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6924285U JPH041521Y2 (ja) 1985-05-13 1985-05-13

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6924285U JPH041521Y2 (ja) 1985-05-13 1985-05-13

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Publication Number Publication Date
JPS61185013U JPS61185013U (ja) 1986-11-18
JPH041521Y2 true JPH041521Y2 (ja) 1992-01-20

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JP6924285U Expired JPH041521Y2 (ja) 1985-05-13 1985-05-13

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5125549A (en) * 1990-01-25 1992-06-30 E. I. Du Pont De Nemours And Company Method and apparatus for scoring and breaking an optical fiber

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JPS61185013U (ja) 1986-11-18

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