JPH0423208Y2 - - Google Patents

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JPH0423208Y2
JPH0423208Y2 JP1987175017U JP17501787U JPH0423208Y2 JP H0423208 Y2 JPH0423208 Y2 JP H0423208Y2 JP 1987175017 U JP1987175017 U JP 1987175017U JP 17501787 U JP17501787 U JP 17501787U JP H0423208 Y2 JPH0423208 Y2 JP H0423208Y2
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groove
elastic body
optical fiber
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fiber
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、光フアイバを簡易に突き合わせ接続
することができる光フアイバ接続器に関する。
[従来の技術] 第6図により従来のV溝式の光フアイバ接続器
を説明する。この例では、5本の光フアイバを並
列に配置してテープ化したテープ心線4a,4b
の接続器について述べる。
光フアイバV溝多心接続器は、中央に5本のV
溝6を設けてある基板1と、テープ心線4a,4
bを把持するために止め板2a,2bと、光フア
イバ突合わせ部を固定する押え板3とからなる。
テープ心線4bの先端部の被覆を所定の長さ剥
ぎ取り、専用工具により5本の裸フアイバ5bを
一括に直角切断し、V溝6に合わせて止め板2b
で軽く固定する。このとき5本の裸フアイバ5b
はV溝6から浮いたり、外れないように4本のネ
ジ7を調整しながら締める必要がある。もう一方
のテープ心線4aについても同様の作業を行う。
この時、左右の裸フアイバ5a,5bの突合わせ
部は数ミリの間隙を設けておき、その突合わせ部
に接続損失向上のために屈折率整合材を滴下す
る。
次に、押え板3をフアイバ5a,5bがV溝6
から外れないように、かつフアイバ5a,5bが
軸方向に移動できるよう軽くネジ止めする。一方
の止め板2bを固くネジ止めした後、テープ心線
4aを軸方向に動かしフアイバが突合わさつた
(両フアイバが衝合した)位置で押え板3を固く
止める。最後に止め板2aをしつかりネジ止め
し、5心の光フアイバのV溝突合わせ接続は完了
する。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、上記従来の接続器では次のよう
な問題がある。
(1) 多心の裸フアイバ5をそれぞれV溝6から外
れないように、ネジ7を調整しながら止め板2
a,2bで固定するのはかなりの熟練を要す
る。
(2) 光フアイバ突合わせ部に屈折率整合材を滴下
すると整合材の表面張力により裸フアイバ5が
浮き上がりV溝6から外れることがある。この
ような場合には再度初めから行わなければなら
ない。
(3) 両光フアイバの突合わせを行う時には、裸フ
アイバ5が軸方向に動くようかつV溝から外れ
ないように押え板3を固定する必要があり、ネ
ジの締め具合は微妙である。
本考案の目的は、前記した従来技術の欠点を解
消し、容易に接続作業ができる光フアイバ接続器
を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 本考案の要旨は、基板に設けたV溝上で光フア
イバ端部を突き合わせ、光フアイバ突き合わせ部
を押え板で押え付けて固定するようにした光フア
イバ接続器において、押え板の光フアイバ押圧面
に弾性体が設けられ、光フアイバ突き合わせ部が
押えつけられる前は、光フアイバがV溝中を軸方
向に移動可能でかつV溝からは外れないような間
隙が基板と弾性体との間に形成されるように、光
フアイバの外径よりも低い高さの凸部が基板また
は弾性体に設けられていると共に、V溝が弾性体
よりも長く形成されていることにある。
[作用] 本発明によれば、次のような簡単な作業で光フ
アイバの接続ができる。
基板(また弾性体)の凸部と弾性体(または基
板)の面とを弾性体が変形しない程度に、軽く押
えつける。これにより基板と弾性体との間には光
フアイバがV溝中を軸方向に移動可能でかつV溝
からは外れないような、光フアイバの外径よりも
低い高さの間隙が形成される。間隙を保つた状態
で、弾性体よりも長く形成されたV溝に沿つて光
フアイバを該間隙内にそれぞれ挿入して光フアイ
バ端面を突き合わせる。その後、押え板を押圧し
て弾性体に変形を与え、光フアイバを弾性体と基
板のV溝との間で挟んで固定する。
[実施例] 以下に本考案の実施例を図面を用いて説明す
る。第1図に示すように、基板1の上面にはその
長手方向の中央に、テープ心線4a,4bの裸フ
アイバ5a,5bが挿入されるV溝6が形成され
ると共に、V溝6の両側にはテープ心線4a,4
bがそれぞれ挿入される溝15が形成されてい
る。
また、基板1の上面には、長手方向に沿う凸部
15が基板1の幅方向の両側に形成されている。
9はV溝6上で突き合わされる裸フアイバ5
a,5bを押えつけて固定するための押え板であ
り、押え板9の光フアイバ押圧面にはウレタンゴ
ム板製(ヤング率0.2Kg/mm2、厚さ0.5mm)の弾性
体8が一体的に取り付けられている。押え板9の
光フアイバ押圧面とは反対側の面には、斜めに溝
16が形成されており、この溝16には基板1上
に回転可能に立設され途中より折り曲げられたバ
ネ10が挿入できるようになつている。なお、1
1a,11bはテープ心線4a,4bを固定する
ための止め金具であり、また12は押え板9を固
定する押え金具である。止め金具11a,11b
の13a,13bと押え金具12の14は所定の
押圧力を生じさせるためのゴム板である。
接続作業を次に述べる。
まず、基板1の凸部15上に、第1図に示すよ
うに、押え板9を置き、バネ10で押え板9を軽
く押える。バネ10の押圧力は弾性体8が変形し
ない程度の大きさであり、弾性体8と基板1との
間には、第2図に示すように、凸部15の高さ分
(100μm)のギヤツプ(間隙)Gが形成される。
V溝6は角度90°、深さ100μmであり、また裸フ
アイバ5は外径125μmのものを用いており、この
場合には、裸フアイバ5の外径精度やV溝6の深
さのばらつき等を考慮すると、ギヤツプGは
100μm以下が望ましい。
次いで、ギヤツプGを保つた状態で一方のテー
プ心線4bの各裸フアイバ5bを各V溝6内に軸
方向からV溝6をガイドとして(V溝6は押え板
9より長くしてある。)挿入した後、止め金具1
1bを装着してテープ心線4bを固定する。更
に、他方のテープ心線4aの裸フアイバ5aも同
様にV溝6内に挿入し、裸フアイバ5a,5bの
端面を突き合わせた後、止め金具11aで固定す
る。このように弾性体8と基板1との間にギヤツ
プGがあるので、裸フアイバ5はV溝6にガイド
され、V溝6内に容易に裸フアイバ5を挿入で
き、しかもV溝5から裸フアイバ5が外れること
がない。
そして、最後に、押え金具12をV溝6上方よ
り嵌め込み、押え金具12で押え板9を基板1側
に強く押圧する。これにより、凸部15,15間
の弾性体8は、第3図に示すように、大きく基板
1側へと変形し、裸フアイバ5は基板1と弾性体
8との間に挾まれて、しつかりと押え付けられ、
V溝6内に精度よく位置決めされる。裸フアイバ
5の外径やV溝6の深さなどにはばらつきがある
が、これらの寸法のばらつきは弾性体8の変形に
より吸収されるので、全ての裸フアイバ5は弾性
体8とV溝6との間に確実に把持され、裸フアイ
バ5がV溝6内を動いて軸ずれを生じるおそれは
ない。また、上記のように、容易に接続できるの
で、応急時の光フアイバ接続には好適である。ま
た、接続箱内での接続作業が容易となり、接続箱
の小型化が図れる。
なお、屈折率整合材はあらかじめV溝6上に滴
下しておくとよい。またV溝6の清掃が必要が場
合あるいは接続器を再使用する場合には、バネ1
0を矢印Aの方向に回すことにより、押え板9は
容易にとり外せる。
実験によれば、コア系50μm、外径125μmの5
心フアイバの接続では、屈折率整合材を用いて平
均接続損失が0.05db,−20℃〜60℃の温度範囲の
接続損失の変化は0.02dbという良好な結果を得て
いる。
なお、上記実施例では、基板1に凸部15を設
けたが、第4図に示すように、弾性体8の軸方向
両側に凸部17,17を設けるようにしてもよ
い。この場合にも、裸フアイバ5をV溝6内に挿
入する際には、第4図に示すように凸部17が変
形しない程度に軽くバネ等で押え付け、挿入後、
強い力で押圧して第5図に示すように凸部17を
変形させ、弾性体8と基板1のV溝6との間に裸
フアイバ5を把持させる。裸フアイバ5と弾性体
8との摩擦が大きいので、温度変化を受けても裸
フアイバ5の軸方向の動きが少なく、極めて安定
した特性が得られる。
また、上記実施例の弾性体8はウレタンゴム製
であつたが、その他にも例えばシリコンゴムを用
いるようにしてもよい。弾性体は裸フアイバ5の
V溝6への挿入時にギヤツプGを保持できると共
に適当な押圧力により変形できる程度の硬さのも
のであり、弾性体のヤング率は0.1〜10Kg/mm2
好ましい。
[考案の効果] 本考案によれば次の効果がある。
(1) 弾性体(または基板)の面より突出した凸部
と基板(または弾性体)の面とを当接すること
により、光フアイバ突き合わせ部が押えつけら
れる前は、弾性体は基板と光フアイバ突き合わ
せ部が押えつけられる前は、光フアイバがV溝
中を軸方向に移動可能でかつV溝からは外れな
いような、光フアイバの外径よりも低い高さの
間隔を隔てて平行に保持されるので、接続作業
中、光フアイバがV溝から外れることはなくな
り、作業時間が大幅に短縮される。
(2) 上記凸部により形成された、弾性体と基板と
の間隙に、V溝に沿つて光フアイバを挿入した
後、押え板を押圧すれば接続が完了し、従来の
ように押え板、止め板のネジの微調整は必要で
なく、接続作業は熟練を要せず誰でも容易に行
える。
(3) 基板上のV溝を弾性体よりも長く形成するこ
とにより、光フアイバをV溝に沿つて誘導しな
がら弾性体と基板との間隙に挿入することがで
きるようになり、光フアイバの突き合わせ作業
が容易になる。
(4) 押え板を押圧することにより弾性体を変形さ
せ、弾性体と基板のV溝との間で光フアイバを
圧接して把持するようにしたので、光フアイバ
は確実にかつ長期にわたつて安定して固定され
る。また、弾性体による押圧なので、多心の光
フアイバの接続にあつても、全ての光フアイバ
にほぼ均一な押圧力が作用し、光フアイバを傷
付けるおそれがなく信頼性が高い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る光フアイバ接続器の一実
施例を示す分解斜視図、第2図、第3図は同接続
器の弾性体と基板との関係を示すもので、第2図
はギヤツプGが形成されているときの横断面図、
第3図は弾性体を押圧してフアイバを位置決めし
たときの横断面図、第4図、第5図は弾性体に凸
部を設けた接続器における弾性体と基板との関係
を示すもので、第4図はギヤツプGと形成されて
いるときの横断面図、第5図は弾性体を押圧して
フアイバを位置決めしたときの横断面図、第6図
は従来のV溝多心光フアイバ接続器を示す分解斜
視図である。 図中、1は基板、2a,2bは止め板、3は押
え板、4a,4bはテープ心線、5,5a,5b
は裸フアイバ、6はV溝、7はネジ、8は弾性
体、9は押え板、10はバネ、11a,11bは
止め金具、12は押え金具、13a,13b,1
4はゴム板、15,17は凸部、16は溝、Gは
ギヤツプ(間隙)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 基板に設けたV溝上で光フアイバ端部を突き
    合わせ、光フアイバ突き合わせ部を押え板で押
    え付けて固定するようにした光フアイバ接続器
    において、押え板の光フアイバ押圧面に弾性体
    が設けられ、光フアイバ突き合わせ部が押えつ
    けられる前は、光フアイバがV溝中を軸方向に
    移動可能でかつV溝からは外れないような間隙
    が基板と弾性体との間に形成されるように、光
    フアイバの外径よりも低い高さの凸部が基板ま
    たは弾性体に設けられていると共に、V溝が弾
    性体よりも長く形成されていることを特徴とす
    る光フアイバ接続器。 2 上記弾性体のヤング率が0.1〜10Kg/mm2であ
    ることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の光フアイバ接続器。 3 上記弾性体がウレタンゴムあるいはシリコン
    ゴムからなることを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項または第2項記載の光フアイバ
    接続器。
JP1987175017U 1987-11-18 1987-11-18 Expired JPH0423208Y2 (ja)

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JP1987175017U JPH0423208Y2 (ja) 1987-11-18 1987-11-18

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023112572A1 (ja) * 2021-12-16 2023-06-22 住友電気工業株式会社 フェルール、光コネクタ、及び、光コネクタの製造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54106246A (en) * 1978-02-07 1979-08-21 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Connectors for optical fibers

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