JPH0446244Y2 - - Google Patents

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JPH0446244Y2
JPH0446244Y2 JP3299788U JP3299788U JPH0446244Y2 JP H0446244 Y2 JPH0446244 Y2 JP H0446244Y2 JP 3299788 U JP3299788 U JP 3299788U JP 3299788 U JP3299788 U JP 3299788U JP H0446244 Y2 JPH0446244 Y2 JP H0446244Y2
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optical fiber
groove
holding plate
optical fibers
connector
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Description

【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本考案は、基体上に設けられた溝内で光フアイ
バを突合せ接続する光フアイバ接続器の改良に関
するものである。 [従来の技術と問題点] 例えば第4図に示すように、5ないし10本程度
の光フアイバ11,11を平行に配列し、これを
共通被覆により一括被覆してテープ状に形成した
テープ型心線10は、これを積層して高密度集合
せしめ得るところから、公衆回線の加入者ケーブ
ル用心線として最近注目を集めている。 この種ケーブルにおいては必然的に接続個所が
多くなるが、その接続においても簡易かつコンパ
クトでしかも接続損失の小さい接続器の開発が強
く望まれており、すでにいくつかの提案がなされ
ている。 第4図は、そのような従来の接続器の具体的構
成を示す説明図である。接続器は、中央部に光フ
アイバを受容する複数のV溝2,2を有する基体
1と、当該V溝2,2内に突合せ配置される光フ
アイバ11,11′を前記V溝の上方より押える
押え板3と、接続すべきテープ型心線10,1
0′を基体1に保持固定する止め板4,4′とによ
り構成される。このような接続器によりテープ型
心線10,10′を接続するには、それぞれ接続
すべき光フアイバ11,11および11′,1
1′を段剥ぎ露出せしめ、端末を専用工具により
切り揃えて前記光フアイバの心数に見合つた数だ
け形成されているV溝2,2のそれぞれの溝内で
それら端面相互を突合せ状態となし、心線10,
10′を止め板4,4′およびネジ5,5により仮
止めする。この仮止め段階では心線10,10′
が軸方向に移動可能な程度に軽くネジ止めしてお
く。 V溝2,2内において突合せ状態に配置された
光フアイバ11,11および11′,11′をの突
合せ部には、はじめ数mm程度の間隔を設けておい
てその間に接続損失を改善するための屈折率整合
剤を滴下する。ついで、V溝2,2の光フアイバ
11,11および11′,11′を上から押え板3
をもつて押え、V溝2より光フアイバが外れない
程度に当該押え板3を軽くネジ止めしたのち、前
記仮止め状態にある一方の止め板4′を締め付け
てテープ型心線10′をしつかりと固定する。そ
の状態で未だ仮止めのままにある一方のテープ型
心線10を軸方向に押し込むようにして移動さ
せ、V溝2内でそれぞれの光フアイバ11,11
および11′,11′の端面相互を衝合状態に十分
に突合せ、その位置で押え板3をしつかりと固定
し、最後に止め板4を締め付けてテープ型心線1
0をも基体1にしつかりと固定することによつて
接続は完了する。 上記の従来の接続器において、押え板は当初金
属板により構成されていたため、光フアイバとの
間で滑りを生じやすく、押え板で押えられてはい
るものの光フアイバが移動し易いという問題があ
つた。とくに温度差の大きい場所において使用さ
れた場合、前記移動し易さのために熱伸縮によつ
て光フアイバの突合せ端面に間隙が生じ、接続特
性を著しく劣化させるという事態の発生もまれで
はなかつた。 そこで、上記移動し易さを阻止する目的で、押
え板3の硬質構成材3aの下部に第4図に示すよ
うにゴムあるいはプラスチツク等よりなる摩擦係
数の大きな弾性部材3bを配置し、当該弾性材3
bの摩擦力に依存して前記突合せ端面の特性劣化
を防止しようとする試みもある。これにより一応
移動し易さの防止という面での効果は確認された
が、弾性部材3bを配置したことにより、これま
で匿されていた新たな問題点が明らかになつた。 接続すべき光フアイバの突合せ端面は専用工具
により切り揃えられるのであるが、端面はつねに
直角に切断されるとは限らず、第5図11aのよ
うに不完全な端末となる場合がしばしばある。こ
の不完全端末11aの状態でこれを突合せ、第6
図に示すように前記押え板3で押えた場合、押え
面が弾性材3bの如き軟質材により構成されてい
ると、不完全突合せがそのまま誇張された形で弾
性材3bが逆に変形し、いわば軸ずれ状態のまま
に突合され接続特性を大きく劣化する結果となる
のである。さらに、第6図に示すような状態で
は、熱変化により突合せ面に変動が生じ易くな
り、光信号そのものの伝送障害の原因ともなりか
ねない。そしてまた、上記のような問題は従来の
金属単体の押え板による場合でも起り得ることで
あり、すぐれた専用工具の開発が未だ十分といえ
ない今日、これの改善が強く望まれる。 [考案の目的] 本考案は、上記のような実情にかんがみてなさ
れたものであり、光フアイバの端末の切り揃えに
際し、たまたま不十分な切断面が生じたとして
も、それの突合せによつて生ずる軸ずれの発生を
解消し、安定した接続特性を保持せしめ得る新規
な光フアイバ突合せ接続器を提供しようとするも
のである。 [考案の概要] すなわち、本考案の要旨とするところは、光フ
アイバの突合せ部を押える押え板と光フアイバ心
線を基体に固定する固定片との間に光フアイバを
長手方向に後退せしめ得るオフセツト機構を設置
したことにあり、そのようなオフセツト機構を動
作させることにより、突合せ面を離隔し、光フア
イバの後退による微調整を行ない得るようにし、
不完全端末における異常突合せ部を後退させるこ
とにより結果的に正常な軸合せ状態に復し得るよ
うにしたものである。 [実施例] 以下に、本考案について実施例に基いて説明す
る。 第1図は、本考案に係る接続器により光フアイ
バ11および11′を突合せ接続する様子を示す
説明断面図である。 1は接続器の基体であり、前記従来例同様にV
溝が形成され、テープ型心線10および10′の
端末において段剥ぎ露出された光フアイバ11,
11′を当該V溝内において突合せ接続するよう
に構成される。図において3は押え板、3aは金
属あるいは硬質プラスチツク等よりなる骨格構成
材、3bは必要に応じ設けらる弾性材であり、
4,4′はテープ型心線10,10′を基体1に固
定する固定片である。これら押え板3および固定
片4,4′の基体1への固定には、前記従来例に
おけるようなネジ止めによつてもよく、弾性的に
基体1にワンタツチで嵌合せしめ得るような構成
であつてもよく、とくに選ぶものではない。さら
に必要あらばこれらの押え固定面にゴムなどをも
つてなる押圧片を介在させ、押圧力を程よく加減
できるよう構成してもよい。 しかして、本考案においては、押え板3と固定
片4,4′との間に相応の離間距離を置き、この
離間部においては心線10,10′は非固定状態
とされる。そして、当該非固定部分の基体1には
溝底の半径R深さhなる凹溝6,6′が形成され
る一方、当該凹溝6,6′の溝形とほぼ対応した
押圧外形面を有する押圧片7,7′が配置される。 上記のように構成される本考案に係る接続器に
より接続するには、まず従来例のように光フアイ
バ11,11′をV溝内において衝合せしめ、押
え板3により押える一方、心線10,10′を固
定片4,4′により固定する。ついで、凹溝6あ
るいは6′の一方あるいは両方において押圧片7
あるいは7′をもつて心線10あるいは10′を前
記凹溝6あるいは6′内に押し込み、心線10あ
るいは10′の一方または両方にオフセツト変形
を与える。このオフセツト変形を与えることによ
り、その分光フアイバの先端が引戻され後退する
こととなる。 第2図は、光フアイバ11の端末11aが不完
全に切断され、先に説明した不完全突合せ状態と
【表】 実施例 コア径50μm、クラツド径125μmのGI型光フア
イバ5心よりなるテープ型心線を用い、本考案に
係る接続器(R=30mm、h=0.25mm)および従来
の接続器を使用して接続実験を行ないその接続損
失を測定した。 いずれも光フアイバ端面間に屈折率整合剤を用
い、いずれも接続数N=50で比較した。 結果は、 (本考案) 平均接続損失α=0.07dB、 最大接続損失αmax=0.23dB (従来例) 平均接続損失α=0.09dB、 最大接続損失αmax=0.55dB であり、これにより本考案に係る接続器がすぐれ
た接続特性を有することは明白である。 なお、以上は接続する光フアイバとして多心テ
ープ型心線を例示して説明したが、本考案に係る
接続器は単心の光フアイバの接続にも適用できる
ものであり、また心線の形状等もテープ型に限定
されるものではない。突合せの溝形状にしても厳
密な意味のV溝に限らず、溝内に収受せしめるこ
とで調心可能な構成であればよいことは勿論であ
る。オフセツト機構においても、前記凹溝方式に
限られず、心線の下に枕を入れるような方式など
適宜設計変更は可能である。 [考案の効果] 以上の通り、本考案に係る接続器によれば、光
フアイバの端末切断が不完全となり従来なら突合
せ部で軸ずれを起し接続特性を劣化させるおそれ
があるような場合でも、つねに正常な軸合せ状態
に復して接続し良好な接続特性維持できるもので
あり、押え板の押え面に弾性材を用いることでさ
らに温度変化や振動等による接続特性の劣化をも
防止し得るなど、光フアイバ接続に対する今日的
課題を適確に解決し得る意義は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る接続器により接続する具
体例を示す説明断面図、第2および3図は本考案
に係る接続器における突合せ部の光フアイバの挙
動を示す説明断面図、第4図は従来の接続器を示
す説明図、第5および6図は不完全突合せを示す
説明断面図である。 1……基体、2……V溝、3……押え板、4,
4′……(止め金)固定片、6,6′……オフセツ
ト溝、7,7′……押圧片、10,10′……テー
プ型心線、11,11′……光フアイバ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 基体上に設けられた溝内で接続すべき光フア
    イバを突合せ、当該突合せ部を押え板により押
    圧固定する一方、光フアイバ心線を固定片によ
    り前記基体に固定するように構成される光フア
    イバ接続器において、前記押え板と固定片との
    間に非固定部分を設け、当該非固定部分に光フ
    アイバを長手方向に後退せしめるためのオフセ
    ツト機構を設けてなる光フアイバ接続器。 (2) オフセツト機構が凹溝と該凹溝に心線を押し
    込む押圧片により構成されてなる請求項1記載
    の光フアイバ接続器。
JP3299788U 1988-03-11 1988-03-11 Expired JPH0446244Y2 (ja)

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JPH01136906U JPH01136906U (ja) 1989-09-19
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