JPH063363Y2 - 光ファイバ接続器 - Google Patents

光ファイバ接続器

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JPH063363Y2
JPH063363Y2 JP1987079857U JP7985787U JPH063363Y2 JP H063363 Y2 JPH063363 Y2 JP H063363Y2 JP 1987079857 U JP1987079857 U JP 1987079857U JP 7985787 U JP7985787 U JP 7985787U JP H063363 Y2 JPH063363 Y2 JP H063363Y2
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JP
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optical fiber
substrate
groove
holding plate
plate
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JP1987079857U
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茂雄 外谷
富夫 酒井
宏明 高橋
猛 坂本
茂 上田
功 阿部
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Hitachi Cable Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、光ファイバを簡易に突合せ接続することがで
きる光ファイバ接続器に関する。
[従来の技術] 第5図により従来のV溝式の光ファイバ接続器を説明す
る。この例では、5本の光ファイバを並列に配置してテ
ープ化したテープ心線4a,4bの接続器について述べ
る。
光ファイバV溝多心接続器は、中央に5本のV溝6を設
けてある基板1と、テープ心線4a,4bを把持するた
めの止め板2a,2bと、光ファイバ突合せ部を固定す
る押え板3とからなる。
テープ心線4bの先端部の被覆を所定の長さ剥ぎとり、
専用工具により、5本の裸ファイバ5bを一括に直角切
断し、V溝6に合わせ、止め板2bで軽く固定する。こ
のとき5本の裸ファイバ5bはV溝6から浮いたり、外
れないように4本のネジ12を調整しながら締める必要
がある。
もう一方のテープ心線4aについても同様の作業を行な
う。この時、左右の裸ファイバ5a,5bの突合わせ部
は数ミリの間隔を設けておき、その突合せ部に接続損失
向上のために屈折率整合材を滴下する。
次に押え板3をファイバ5a,5bがV溝6から外れな
いように、かつファイバ5a,5bが軸方向ないしV溝
6方向に移動できるように軽くネジ止めする。一方の止
め板2bを固くネジ止めした後、テープ心線4aを軸方
向に動かしファイバが突合わさった(両ファイバが衝合
した)位置で押え板3を固く止める。最後に止め板2a
をしっかりネジ止めし、5心の光ファイバのV溝突合せ
接続は完了する。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら上記の従来の接続器では次のような問題が
ある。
(1)多心の裸ファイバ5をそれぞれV溝6から外れない
ように、ネジ12を調整しながら止め板2a,2bで固
定するのは、かなりの熟練を要する。
(2)光ファイバ突合せ部に屈折率整合材を滴下すると整
合材の表面張力により裸ファイバ5が浮き上がり、V溝
6から外れることがある。このような場合には再度初め
から行なわなければならない。
(3)両光ファイバの突合せ時には、裸ファイバ5が軸方
向に動くようかつV溝から外れないように押え板を固定
する必要があり、ネジの締め具合はかなり微妙である。
本考案の目的は前記した従来技術の欠点を解消し、容易
に接続作業ができる光ファイバ接続器を提供することに
ある。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、基板に設けたV溝上で光ファイバ端面を突き
合せ、光ファイバ突合せ部を押え板で押し付けて固定す
るようにした光ファイバ接続器において、上記押え板が
上記基板側にばねにより弾発されていると共に、基板ま
たは押え板の一方に、光ファイバ突合せ部が押し付けら
れる前は基板と押え板との間に光ファイバがV溝から外
れることなくV溝方向に移動できる間隙を形成するよう
に上記光ファイバの外径よりも低い高さの凸部が形成さ
れ、且つ基板または押え板の他方には、基板上で押え板
を摺動させたとき上記凸部を収容して押え板により光フ
ァイバ突合せ部を押し付けるように凹部が形成されてい
るものである。
[作用] 本考案によれば、次のような簡単な作業で光ファイバの
接続ができる。
基板(または押え板)の凸部を押え板(または基板)の
基準面に当接させて、押え板をばねにより基板側に押し
付ける。これにより、押え板と基板との間には、光ファ
イバの外径よりも低い高さの間隙、即ち光ファイバがV
溝から外れることなくV溝方向に移動できるような間隙
が形成される。この状態で、基板の両側からそれぞれ光
ファイバをV溝に沿って挿入して光ファイバ端面を突合
せ、光ファイバを止め金などにより固定した後、基板上
で押え板を摺動させて凸部を凹部に没入させると、光フ
ァイバは押え板と基板のV溝との間でばね力により圧接
固定される。
[実施例] 以下に本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図に示すように、基板1の上面にはその長手方向の
中央には、テープ心線4a,4bの裸ファイバ5a,5
bが挿入されるV溝6が形成されると共に、V溝6のの
両側にはテープ心線4a,4bがそれぞれ挿入される溝
13が形成されている。V溝6の上方には、V溝6上で
突き合わされる裸ファイバ5a,5bを押え付けて固定
するための押え板30が設けられる。押え板30は基板
1の両端部よりそれぞれ中央部に張り出された2つのば
ね7により基板1に押し付けられる。押え板30は基板
1上を摺動可能な状態で基板1に押し付けられている。
押え板30の下面の隅部にはそれぞれ第2図、第3図に
示すように、4つの凹部8が形成されている。また基板
1には、これら凹部8に対応させて4つの凸部9が形成
されている。凹部8は凸部9を収容できるように凸部9
より大きく形成されている。テープ心線4を把持する止
め板20の下面には止めピン10が設けられると共に、
基板1には止め穴11が設けられ、止めピン10を止め
穴11に挿脱することにより、止め板20が基板1に着
脱されるようになっている。
次に、接続作業について述べる。
テープ心線4a,4bの裸ファイバ5a,5bを接続す
る際には、第3図に示すように、基板1の凸部9と押え
板30の凹部8とを一致させずに、基板1の凸部9に押
え板30の下面を当接させる。これにより基板1と押え
板30との間には平行な間隙Gの寸法は、裸ファイバ5
がV溝6から外れることなく且つV溝6に沿って移動で
きる寸法となっており、特に、裸ファイバ5の外径が12
5μmの場合には、裸ファイバ5の外径精度やV溝6の
深さ(約100μm)のばらつき等を考慮して100μm以下
とすることが望ましい。
この状態で、次に、一方のテープ心線4bの裸ファイバ
5bをV溝6内に挿入した後、止め板20bでテープ心
線4bを固定する。次いで、他方のテープ心線4aの裸
ファイバ5aも同様にV6内に挿入し、裸ファイバ5
a,5bの端面を突き合せた後、止め板20aで固定す
る。(なお、屈折率整合材は、あらかじめV溝6に注入
しておくとよい。)このとき、基板1の上面と押え板3
0の下面との間には間隙Gが形成されているので、第4
図中に鎖線で示すように、裸ファイバ5a,5bはV溝
6にガイドされて押え板30下方のV溝6内に容易に挿
入され(V溝6は押え板30よりも長くなっているので
裸ファイバ5a,5bはV溝6に沿って誘導されながら
間隙Gに挿入され)、しかもV溝6から外れることもな
い。
そして最後に、押え板30を基板1の矢印で示す長手方
向に移動させ、押え板30の凹部8と基板1の凸部9と
を一致させる。こうすると、凸部9が凹部8に没入し、
第4図中、実線で示すように裸ファイバ5は、ばね7の
ばね力によりV溝6と押え板30の下面との間で圧接固
定され接続は完了する。実験によれば、コア径50μm、
外径125μmの5心ファイバの接続では、屈折率整合材
を用いて平均0.05dBという良好な結果が得られた。上述
のように容易に接続できるので応急接続の場合などに好
適である。
なお、上記実施例では、基板1に凸部9を、押え板30
に凹部8を形成したが、逆に基板1に凹部を押え板30
に凸部を形成するようにしてもよい。また、押え板を基
板の幅方向に移動させて凸部と凹部とを合致させたり、
ずらせたりしても勿論よい。
[考案の効果] 以上要するに本考案によれば次のような効果を奏する。
(1)押え板(または基板)に基板(または押え板)に設
けた凸部を当接させることにより、光ファイバ突合せ部
が押し付けられる前、押え板と基板とを光ファイバ外径
より小さい間隙を隔てて平行に保持させることができる
ので、接続作業中、光ファイバがV溝から外れることは
なくなり、作業時間が大幅に短縮される。
(2)押え板と基板との間に上記凸部による光ファイバ外
径よりも小さい間隙を形成したので、その間隙にV溝に
沿って光ファイバを挿入した後、押え板を移動させて凸
部を凹部に没入するだけで接続ができ、従来のような押
え板や止め金のネジの微調整は必要でなく、接続作業は
熟練を要せず誰にでも容易にできる。
(3)接続器の小型化が図れ、接続箱内での処理が容易と
なり、ひいては接続箱の小型化が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る光ファイバ接続器の一実施例を示
す斜視図、第2図、第3図は同接続器の基板と押え板と
の関係を示すもので、第2図は凸部と凹部を一致させた
時の正面図、第3図は凸部と凹部が不一致で間隙Gが形
成されている時の正面図、第4図はV溝内の光ファイバ
位置を示す横断面図、第5図は従来のV溝多心光ファイ
バ接続器を示す斜視図である。 図中、1は基板、2a,2bは止め板、3,30は押え
板、4a,4bはテープ心線、5a,5bは裸ファイ
バ、6はV溝、7はばね、8は凹部、9は凸部、10は
止めピン、11は止め穴、12はネジ、13は溝、Gは
間隙である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 高橋 宏明 東京都港区赤坂7丁目10番20号 東京通信 ネットワーク株式会社内 (72)考案者 坂本 猛 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社電線研究所内 (72)考案者 上田 茂 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社電線研究所内 (72)考案者 阿部 功 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社日高工場内 (56)参考文献 特開 昭59−139011(JP,A) 特開 昭58−40515(JP,A) 実開 昭59−131709(JP,U) 実開 昭52−32339(JP,U) 実開 昭52−32335(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板に設けたV溝上で光ファイバ端面を突
    き合せ、光ファイバ突合せ部を押え板で押し付けて固定
    するようにした光ファイバ接続器において、上記押え板
    が上記基板側にばねにより弾発されていると共に、基板
    または押え板の一方に、光ファイバ突合せ部が押し付け
    られる前光ファイバがV溝から外れることなくV溝方向
    に移動できるような間隙を基板と押え板との間に形成す
    るように上記光ファイバの外径よりも低い高さの凸部が
    形成され、基板または押え板の他方には、基板上で押え
    板を摺動させたとき上記凸部を収容して押え板により光
    ファイバ突合せ部を押し付けるように凹部が形成されて
    いることを特徴とする光ファイバ接続器。
JP1987079857U 1987-05-28 1987-05-28 光ファイバ接続器 Expired - Lifetime JPH063363Y2 (ja)

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JP1987079857U JPH063363Y2 (ja) 1987-05-28 1987-05-28 光ファイバ接続器

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JP1987079857U JPH063363Y2 (ja) 1987-05-28 1987-05-28 光ファイバ接続器

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JPS63191302U JPS63191302U (ja) 1988-12-09
JPH063363Y2 true JPH063363Y2 (ja) 1994-01-26

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ID=30930122

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JP1987079857U Expired - Lifetime JPH063363Y2 (ja) 1987-05-28 1987-05-28 光ファイバ接続器

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