JP5356095B2 - 光ファイバ用接続構造、メカニカルスプライス、光コネクタおよび光ファイバ用接続方法 - Google Patents

光ファイバ用接続構造、メカニカルスプライス、光コネクタおよび光ファイバ用接続方法 Download PDF

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Description

本発明は、光ファイバ用接続構造、メカニカルスプライス、光コネクタおよび光ファイバ用接続方法に関する。
従来、光コネクタのフェルールに短尺状光ファイバを取り付けておき、この短尺状光ファイバを光ファイバに突き当てて固定することにより光コネクタを光ファイバに接続する構造が提案されている。
下記特許文献1には、光ファイバが挿入されるV溝が形成されたベース部材とこの上に乗せたカバー部材とをクランプ部材で押圧し、ベース部材及びカバー部材にこれらの間を押し開くための楔(くさび)を挿入する凹状の楔挿入部を設けた光コネクタの構造が開示されている。ベース部材のV溝の一端側には、フェルールに内蔵された短尺状光ファイバが保持されており、この短尺状光ファイバを他の光ファイバに接続する際には、凹状の楔挿入部に楔を挿入し、ベース部材とカバー部材との間をクランプ部材の力に抗して押し開く。そして、光ファイバをベース部材のV溝に短尺状光ファイバに突き当たるまで挿入した後、楔を抜き去ることによってベース部材とカバー部材とで光ファイバを挟み込んで固定する。
また、下記特許文献2には、楔を予め一体の部材として備えた光コネクタの構成が開示されている。
特許第3515677号公報 特開2005−114854号公報
しかしながら、上記特許文献1による場合、ベース部材とカバー部材との間を押し開くときに、別部品である楔が必要であり、現場での手間がかかる。また、上記特許文献2による場合、楔を一体の部材として備えているため、部品点数が多くなる。
本発明は上記事実を考慮し、光ファイバ同士を接続するときの現場での手間を軽減すると共に、部品点数を削減することができる光ファイバ用接続構造、メカニカルスプライス、光コネクタおよび光ファイバ用接続方法を得ることが目的である。
請求項1の発明に係る光ファイバ用接続構造は、光ファイバ同士を接続する光ファイバ用接続構造であって、接続する光ファイバが固定される溝部を備えた基板と、前記基板の前記溝部が形成された面を覆う二つの蓋部材と、前記蓋部材を前記基板に向けてばね力により押圧するクランプ部材と、前記基板及び前記蓋部材の少なくとも一方に設けられ、前記基板又は前記蓋部材の対向面に当たり、前記基板と一方の蓋部材及び前記基板と他方の蓋部材との間に前記光ファイバが前記溝部へ挿入可能な大きさの異なる空間を形成する高さの異なる2つの突起部と、を備え、前記突起部の前記幅方向に、前記基板と前記蓋部材との相対的な移動を滑らかにするための傾斜部、角部が面取りされた面取り部、断面が略曲面状に突出した曲面部のいずれか1つが施され、前記基板と前記蓋部材とを、前記溝部の長手方向と交差しかつ前記対向面に沿った方向に相対的に移動させて前記対向面が前記突起部から外れたときに、前記クランプ部材のばね力により前記蓋部材で前記光ファイバを前記溝部へ押し当て固定するものとする。
上記の発明によれば、基板及び蓋部材の少なくとも一方に突起部が設けられており、クランプ部材のばね力に抗して突起部が基板と蓋部材の対向面に当たった状態で、基板と蓋部材との間に光ファイバが溝部へ挿入可能な空間が形成されている。基板の溝部に光ファイバを挿入し、基板と蓋部材とを相対的に移動させて対向面を突起部から外すことで、クランプ部材のばね力により蓋部材で光ファイバが溝部へ押し当て固定される。これによって、光ファイバを接続する際に、従来のような楔などの別部品や組立治具を用いて基板と蓋部材との間に光ファイバが挿入可能な空間を形成する必要がなくなり、現場での手間を軽減することができる。また、従来のように楔を一体の部材として組み込む必要がなく、部品点数を削減することができる。
また、基板と蓋部材とを相対的に移動させる方向が、溝部の長手方向と交差しかつ対向面に沿った方向であり、基板及び蓋部材のいずれか一方を押すことにより、対向面を突起部から外すことが可能となる。このため、光ファイバの固定時の作業性が向上する。さらに、基板又は蓋部材の対向面が突起部から外れるときに、傾斜部、角部が面取りされた面取り部、断面が略曲面状に突出した曲面部のいずれか1つに沿って基板と蓋部材とが相対的に移動するので、基板と蓋部材との相対的な移動が滑らかになる。
さらに、高さの異なる2つの突起部により、基板と一方の蓋部材及び基板と他方の蓋部材との間に光ファイバが溝部へ挿入可能な大きさの異なる空間を形成することができる。
請求項2の発明に係る光ファイバ用接続構造は、光ファイバ同士を接続する光ファイバ用接続構造であって、接続する光ファイバが固定される溝部を備えた基板と、前記基板の前記溝部が形成された面を覆う二つの蓋部材と、前記蓋部材を前記基板に向けてばね力により押圧するクランプ部材と、前記基板及び前記蓋部材の少なくとも一方に設けられ、前記基板又は前記蓋部材の対向面に当たり、前記基板と一方の蓋部材及び前記基板と他方の蓋部材との間に前記光ファイバが前記溝部へ挿入可能な大きさの異なる空間を形成する高さの異なる2つの突起部と、前記基板と前記蓋部材との対向位置に設けられ、前記基板と前記蓋部材との相対的な移動をガイドするガイド部材と、を備え、前記基板と前記蓋部材とを相対的に移動させて前記対向面が前記突起部から外れたときに、前記クランプ部材のばね力により前記蓋部材で前記光ファイバを前記溝部へ押し当て固定するものとする。
上記の発明によれば、基板及び蓋部材の少なくとも一方に突起部が設けられており、クランプ部材のばね力に抗して突起部が基板と蓋部材の対向面に当たった状態で、基板と蓋部材との間に光ファイバが溝部へ挿入可能な空間が形成されている。基板の溝部に光ファイバを挿入し、基板と蓋部材とを相対的に移動させて対向面を突起部から外すことで、クランプ部材のばね力により蓋部材で光ファイバが溝部へ押し当て固定される。これによって、光ファイバを接続する際に、従来のような楔などの別部品や組立治具を用いて基板と蓋部材との間に光ファイバが挿入可能な空間を形成する必要がなくなり、現場での手間を軽減することができる。また、従来のように楔を一体の部材として組み込む必要がなく、部品点数を削減することができる。さらに、基板と蓋部材とを相対的に移動させるときに基板と蓋部材との対向位置に設けられたガイド部材に沿って移動させる。これによって、組立時の作業性が向上するとともに、光ファイバの固定時に基板と蓋部材との位置がずれるのが防止される。
さらに、高さの異なる2つの突起部により、基板と一方の蓋部材及び基板と他方の蓋部材との間に光ファイバが溝部へ挿入可能な大きさの異なる空間を形成することができる。
請求項3の発明に係る光ファイバ用接続構造は、光ファイバ同士を接続する光ファイバ用接続構造であって、接続する光ファイバが固定される溝部を備えた基板と、前記基板の前記溝部が形成された面を覆う蓋部材と、前記蓋部材を前記基板に向けてばね力により押圧するクランプ部材と、前記基板及び前記蓋部材の少なくとも一方には、幅方向の一端部に長手方向に沿って設けられ、前記基板又は前記蓋部材の対向面に当たって前記一端部が広げられ前記基板と前記蓋部材が前記幅方向に傾斜した状態で、前記基板と前記蓋部材との間に前記光ファイバが前記溝部へ挿入可能な空間を形成する突起部と、を備え、前記突起部の前記幅方向に、前記基板と前記蓋部材との相対的な移動を滑らかにするための傾斜部、角部が面取りされた面取り部、断面が略曲面状に突出した曲面部のいずれか1つが施され、前記突起部は、異なる径の前記光ファイバを前記蓋部材が前記溝部に押し当て固定することが可能な高さの段差部を備え、前記基板と前記蓋部材とを、前記溝部の長手方向と交差しかつ前記対向面に沿った方向に相対的に移動させて前記対向面が前記突起部から外れたときに、前記クランプ部材のばね力により前記蓋部材で前記光ファイバを前記溝部へ押し当て固定するものとする。
請求項4の発明に係る光ファイバ用接続構造は、光ファイバ同士を接続する光ファイバ用接続構造であって、接続する光ファイバが固定される溝部を備えた基板と、前記基板の前記溝部が形成された面を覆う蓋部材と、前記蓋部材を前記基板に向けてばね力により押圧するクランプ部材と、前記基板及び前記蓋部材の少なくとも一方に設けられ、前記基板又は前記蓋部材の対向面に当たった状態で、前記基板と前記蓋部材との間に前記光ファイバが前記溝部へ挿入可能な空間を形成する突起部と、前記基板と前記蓋部材との対向位置に設けられ、前記基板と前記蓋部材との相対的な移動をガイドするガイド部材と、を備え、前記突起部は、異なる径の前記光ファイバを前記蓋部材が前記溝部に押し当て固定することが可能な高さの段差部を備え、前記基板と前記蓋部材とを相対的に移動させて前記対向面が前記突起部から外れたときに、前記クランプ部材のばね力により前記蓋部材で前記光ファイバを前記溝部へ押し当て固定するものとする。
請求項5の発明に係る光ファイバ用接続構造は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の構成において、前記突起部は、前記基板及び前記蓋部材の少なくとも一方の、幅方向の一端部に長手方向に沿って長手方向の一部にのみ設けられているものとする。
請求項6の発明に係る光ファイバ用接続構造は、請求項2又は請求項4に記載の構成において、前記ガイド部材の高さは、前記突起部の高さより高く形成されているものとする。
請求項の発明に係る光ファイバ用接続構造は、請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の構成において、前記基板及び前記蓋部材の少なくとも一方は前記突起部と係合する凹部を備え、前記突起部が前記凹部と係合したときに、前記クランプ部材のばね力により前記蓋部材で前記光ファイバを前記溝部へ押し当て固定するものとする。
上記の発明によれば、基板の溝部に光ファイバを挿入した後、基板と蓋部材とを相対的に移動させて突起部を凹部に係合させることで、クランプ部材のばね力により蓋部材で光ファイバが溝部へ押し当て固定される。これにより、光ファイバの固定時に基板と蓋部材との位置がずれるのが防止される。
請求項の発明に係る光ファイバ用接続構造は、請求項4又は請求項6に記載の構成において、前記突起部が2個以上設けられ、前記基板又は前記蓋部材の対向面が前記突起部に当たり、前記基板と前記蓋部材の対向面が略平行とされたものである。
上記の発明によれば、基板又は蓋部材の対向面が2個以上設けられた突起部に当たり、基板と蓋部材の対向面が略平行とされている。従来のようなベース部材及びカバー部材の楔挿入部に楔を挿入し、ベース部材とカバー部材との間を押し開く構成では、楔の挿入側が大きく開くため、光ファイバが溝部から外れる可能性があるが、本発明では基板と蓋部材の対向面が略平行とされているため、光ファイバが溝部から外れることを防止又は抑制することができる。
請求項の発明に係る光ファイバ用接続構造は、請求項4、請求項6又は請求項に記載の構成において、前記基板と前記蓋部材とを相対的に移動させる方向が、前記溝部の長手方向に沿った方向、又は前記溝部の長手方向と交差しかつ前記対向面に沿った方向であるものとする。
上記の発明によれば、基板と蓋部材とを相対的に移動させる方向が、溝部の長手方向に沿った方向、又は溝部の長手方向と交差しかつ対向面に沿った方向であり、基板及び蓋部材のいずれか一方を押すことにより、対向面を突起部から外すことが可能となる。このため、光ファイバの固定時の作業性が向上する。
請求項10の発明に係る光ファイバ用接続構造は、請求項2、請求項4、請求項6、請求項8又は請求項に記載の構成において、前記突起部に、前記基板と前記蓋部材との相対的な移動を滑らかにするための傾斜部、角部が面取りされた面取り部、断面が略曲面状に突出した曲面部のいずれか1つが施されているものとする。
上記の発明によれば、基板又は蓋部材の対向面が突起部から外れるときに、傾斜部、角部が面取りされた面取り部、断面が略曲面状に突出した曲面部のいずれか1つに沿って基板と蓋部材とが相対的に移動するので、基板と蓋部材との相対的な移動が滑らかになる。
請求項11の発明に係る光ファイバ用接続構造は、請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載の構成において、前記基板と前記蓋部材の一方の前記対向面の幅は、他方の幅より前記突起部の幅の分だけ短く形成されている。
請求項12の発明に係る光ファイバ用接続構造は、請求項1から請求項11までのいずれか1項に記載の構成において、前記クランプ部材は、略平面状の上面部と、この上面部に対して略直角方向に屈曲された縦壁部と、この縦壁部に対して略直角方向に上面部側に屈曲された略平面状の下面部と、を備え、前記蓋部材は、前記幅方向に移動可能なように、前記クランプ部材の前記上面部によって前記基板に向けて押圧されている。
請求項13の発明に係る光ファイバ用接続構造は、請求項1から請求項12までのいずれか1項に記載の構成において、前記基板と前記蓋部材と前記クランプ部材のいずれか1つ又は2つ以上に設けられ、前記基板と前記蓋部材との相対的な移動範囲を制限する規制部を備えるものとする。
上記の発明によれば、基板と蓋部材とを相対的に移動させるときに規制部に当たることで移動範囲が制限され、光ファイバの固定時に基板と蓋部材との位置がずれるのが防止される。
請求項14の発明に係る光ファイバ用接続構造は、請求項1に記載の構成において、前記基板と前記蓋部材との対向位置に設けられ、前記基板と前記蓋部材との相対的な移動をガイドするガイド部材を備えるものとする。
上記の発明によれば、基板と蓋部材とを相対的に移動させるときに基板と蓋部材との対向位置に設けられたガイド部材に沿って移動させる。これによって、組立時の作業性が向上するとともに、光ファイバの固定時に基板と蓋部材との位置がずれるのが防止される。
請求項15の発明に係る光ファイバ用接続構造は、請求項1、請求項2、請求項5から請求項14までのいずれか1項に記載の構成において、前記突起部は、異なる径の前記光ファイバを前記蓋部材が前記溝部に押し当て固定することが可能な高さの段差部を備えるものとする。
上記の発明によれば、基板と蓋部材とを相対的に移動させて、基板又は蓋部材の対向面を突起部に形成された段差部に接触させることで、異なる径の光ファイバを溝部へ押し当て固定することができる。
請求項16の発明に係るメカニカルスプライスは、請求項1から請求項15までのいずれか1項に記載の光ファイバ用接続構造を備え、前記溝部の両側から光ファイバがそれぞれの端面が突き当たるまで挿入されるものとする。
上記の発明によれば、基板の溝部の両側から光ファイバをそれぞれの端面が突き当たるまで挿入して接続する際に、従来のような楔などの別部品や組立治具を用いて基板と蓋部材との間に光ファイバが挿入可能な空間を形成する必要がなくなり、現場での手間を軽減することができる。また、従来のように楔を一体の部材として組み込む必要がなく、部品点数を削減することができる。
請求項17の発明に係る光コネクタは、請求項1、請求項2、請求項5から請求項15までのいずれか1項に記載の光ファイバ用接続構造と、前記基板の一端側に内蔵光ファイバが前記溝部に配置されたフェルールを有し、前記基板の他端側から前記溝部に光ファイバが前記内蔵光ファイバに突き当たるまで挿入されるものとする。
請求項18の発明に係る光コネクタは、請求項3、請求項4、請求項7から請求項15までのいずれか1項に記載の光ファイバ用接続構造に用いられる二つの蓋部材と、前記基板及び前記蓋部材の少なくとも一方に設けられ、前記基板又は前記蓋部材の対向面に当たり、前記基板と一方の蓋部材及び前記基板と他方の蓋部材との間に前記光ファイバが前記溝部へ挿入可能な大きさの異なる空間を形成する高さの異なる2つの突起部と、を備え、前記基板の一端側に内蔵光ファイバが前記溝部に配置されたフェルールを有し、前記基板の他端側から前記溝部に光ファイバが前記内蔵光ファイバに突き当たるまで挿入されるものとする。
上記の発明によれば、基板の他端側から溝部に光ファイバを内蔵光ファイバに突き当たるまで挿入して接続する際に、従来のような楔などの別部品や組立治具を用いて基板と蓋部材との間に光ファイバが挿入可能な空間を形成する必要がなくなり、現場での手間を軽減することができる。また、従来のように楔を一体の部材として組み込む必要がなく、部品点数を削減することができる。
請求項19の発明に係る光ファイバ用接続方法は、請求項16に記載のメカニカルスプライスを用いた光ファイバ用接続方法であって、前記基板と前記蓋部材との間に形成され光ファイバが前記溝部へ挿入可能な空間に、前記基板の両側から前記光ファイバをそれぞれの端面が突き当たるまで挿入する工程と、前記基板と前記蓋部材とを相対的に移動させて前記対向面を前記突起部から外し、前記クランプ部材のばね力により前記蓋部材で前記光ファイバを前記溝部へ押し当て固定する工程と、を備えている。
上記の発明によれば、基板の両側から光ファイバをそれぞれの端面が突き当たるまで挿入して接続する際に、従来のような楔などの別部品や組立治具を用いて基板と蓋部材との間に光ファイバが挿入可能な空間を形成する必要がなくなり、現場での手間を軽減することができる。また、従来のように楔を一体の部材として組み込む必要がなく、部品点数を削減することができる。
請求項20の発明に係る光ファイバ用接続方法は、請求項17又は請求項18に記載の光コネクタを用いた光ファイバ用接続方法であって、前記基板と前記蓋部材との間に形成され光ファイバが前記溝部へ挿入可能な大きさの異なる空間に、前記基板の他端側から前記光ファイバを前記内蔵光ファイバに突き当たるまで挿入する工程と、前記基板と、一方と他方の前記蓋部材とを相対的に移動させて前記対向面を前記突起部から外し、前記クランプ部材のばね力により一方の前記蓋部材で前記光ファイバを、他方の前記蓋部材で前記内蔵光ファイバと前記光ファイバを前記溝部へ押し当て固定する工程と、を備えている。
上記の発明によれば、基板の他端側から光ファイバを内蔵光ファイバに突き当たるまで挿入して接続する際に、従来のような楔などの別部品や組立治具を用いて基板と蓋部材との間に光ファイバが挿入可能な空間を形成する必要がなくなり、部品点数を削減することができる。また、従来のように楔を一体の部材として組み込む必要がなく、部品点数を削減することができる。
請求項1に記載の発明に係る光ファイバ用接続構造によれば、光ファイバ同士を接続する際に、別部品や組立治具を必要とせず、現場での手間を軽減することができると共に、部品点数を削減することができる。また、基板及び蓋部材のいずれか一方を押すことにより、光ファイバを固定することができ、作業性が向上する。さらに、突起部の形状により基板と蓋部材とを相対的に滑らかに移動させることができ、基板や蓋部材の傷の発生を阻止することができる。
請求項2に記載の発明に係る光ファイバ用接続構造によれば、光ファイバ同士を接続する際に、別部品や組立治具を必要とせず、現場での手間を軽減することができると共に、部品点数を削減することができる。また、光ファイバ同士を接続する際に、ガイド部材により作業性が向上するとともに、基板と蓋部材との位置がずれるのを防止することができる。
請求項3に記載の発明に係る光ファイバ用接続構造によれば、光ファイバ同士を接続する際に、別部品や組立治具を必要とせず、現場での手間を軽減することができると共に、部品点数を削減することができる。また、基板及び蓋部材のいずれか一方を押すことにより、光ファイバを固定することができ、作業性が向上する。さらに、突起部の形状により基板と蓋部材とを相対的に滑らかに移動させることができ、基板や蓋部材の傷の発生を阻止することができる。
請求項4に記載の発明に係る光ファイバ用接続構造によれば、光ファイバ同士を接続する際に、別部品や組立治具を必要とせず、現場での手間を軽減することができると共に、部品点数を削減することができる。また、光ファイバ同士を接続する際に、ガイド部材により作業性が向上するとともに、基板と蓋部材との位置がずれるのを防止することができる。
請求項に記載の発明に係る光ファイバ用接続構造によれば、光ファイバ同士を接続する際に、基板と蓋部材との位置がずれるのを防止することができる。
請求項に記載の発明に係る光ファイバ用接続構造によれば、基板と蓋部材との間に空間を形成したときに、光ファイバが溝部から外れることを防止又は抑制することができる。
請求項に記載の発明に係る光ファイバ用接続構造によれば、基板及び蓋部材のいずれか一方を押すことにより、光ファイバを固定することができ、作業性が向上する。
請求項10に記載の発明に係る光ファイバ用接続構造によれば、突起部の形状により基板と蓋部材とを相対的に滑らかに移動させることができ、基板や蓋部材の傷の発生を阻止することができる。
請求項13に記載の発明に係る光ファイバ用接続構造によれば、光ファイバ同士を接続する際に、規制部により基板と蓋部材との位置がずれるのを防止することができる。
請求項14に記載の発明に係る光ファイバ用接続構造によれば、光ファイバ同士を接続する際に、ガイド部材により作業性が向上するとともに、基板と蓋部材との位置がずれるのを防止することができる。
請求項15に記載の発明に係る光ファイバ用接続構造によれば、異なる径の光ファイバを溝部に押し当て固定することができ、低コスト化が可能となる。
請求項16に記載の発明に係るメカニカルスプライスによれば、基板の溝部の両側から光ファイバを挿入して接続する際に、別部品や組立治具を必要とせず、現場での手間を軽減することができると共に、部品点数を削減することができる。
請求項17又は請求項18に記載の発明に係る光コネクタによれば、基板の他端側から光ファイバを溝部に挿入して内蔵光ファイバに接続する際に、別部品や組立治具を必要とせず、現場での手間を軽減することができると共に、部品点数を削減することができる。
請求項19に記載の発明に係る光ファイバ用接続方法によれば、基板の溝部の両側から光ファイバを挿入して接続する際に、別部品や組立治具を必要とせず、現場での手間を軽減することができると共に、部品点数を削減することができる。
請求項20に記載の発明に係る光ファイバ用接続方法によれば、基板の他端側から光ファイバを溝部に挿入して内蔵ファイバに接続する際に、別部品や組立治具を必要とせず、現場での手間を軽減することができると共に、部品点数を削減することができる。
本発明の第1実施形態に係る光ファイバ用接続構造が適用される光コネクタを光ファイバに接続する過程を示す斜視図である。 図1に示す光コネクタの分解斜視図である。 図1に示す光コネクタを光ファイバに接続した状態を示す斜視図である。 光コネクタを光ファイバに接続する過程を示す断面図である。 光コネクタを光ファイバに接続した状態を示す断面図である。 光コネクタを光ファイバに接続した状態を示す側面図である。 光コネクタを光ファイバの被覆部に接続する過程を示す部分拡大断面図である。 光コネクタを光ファイバのガラス部に接続する過程を示す部分拡大断面図である。 第1実施形態の変形例である光コネクタの突起部を示す斜視図である。 第1実施形態の他の変形例である光コネクタの突起部を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る光ファイバ用接続構造が適用される光コネクタを光ファイバに接続する過程を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係る光ファイバ用接続構造が適用される光コネクタを光ファイバに接続した状態を示す断面図である。 本発明の第3実施形態に係る光ファイバ用接続構造が適用される光コネクタを光ファイバに接続する過程を示す断面図である。 本発明の第3実施形態に係る光ファイバ用接続構造が適用される光コネクタを光ファイバに接続した状態を示す断面図である。 本発明の第4実施形態に係る光ファイバ用接続構造が適用される光コネクタを光ファイバに接続する過程を示す断面図である。 本発明の第4実施形態に係る光ファイバ用接続構造が適用される光コネクタを光ファイバに接続した状態を示す断面図である。 本発明の第5実施形態に係る光ファイバ用接続構造が適用される光コネクタを光ファイバに接続する過程を示す断面図である。 本発明の第5実施形態に係る光ファイバ用接続構造が適用される光コネクタを被覆径の大きな光ファイバに接続した状態を示す断面図である。 本発明の第5実施形態に係る光ファイバ用接続構造が適用される光コネクタを被覆径の小さな光ファイバに接続した状態を示す断面図である。 本発明の第6実施形態に係る光ファイバ用接続構造が適用される光コネクタを光ファイバに接続する過程を示す断面図である。 本発明の第6実施形態に係る光ファイバ用接続構造が適用される光コネクタを光ファイバに接続した状態を示す断面図である。 本発明の第7実施形態に係る光ファイバ用接続構造が適用される光コネクタを光ファイバに接続する過程を示す断面図である。 本発明の第7実施形態に係る光ファイバ用接続構造が適用される光コネクタを光ファイバに接続した状態を示す断面図である。 本発明の第8実施形態に係る光ファイバ用接続構造が適用される光コネクタを光ファイバに接続する過程を示す断面図である。 本発明の第8実施形態に係る光ファイバ用接続構造が適用される光コネクタを光ファイバに接続した状態を示す断面図である。 本発明の第9実施形態に係る光ファイバ用接続構造が適用される光コネクタを示す分解斜視図である。 図14に示す光コネクタを光ファイバに接続する過程を示す斜視図である。 図14に示す光コネクタを光ファイバに接続した状態を示す斜視図である。 本発明の第10実施形態に係る光ファイバ用接続構造が適用される光コネクタを示す分解斜視図である。 図17に示す光コネクタを光ファイバに接続する過程を示す斜視図である。 図17に示す光コネクタを光ファイバに接続した状態を示す斜視図である。 本発明の第11実施形態に係る光ファイバ用接続構造が適用されるメカニカルスプライスを示す分解斜視図である。 図20に示すメカニカルスプライスで2本の光ファイバを接続する過程を示す断面図である。 図20に示すメカニカルスプライスで2本の光ファイバを接続した状態を示す断面図である。
以下、図1〜図5を用いて、本発明の光ファイバ用接続構造が適用される光コネクタの第1実施形態について説明する。
図1〜図3には、光コネクタ10の全体構成が示されている。また、図4には、この光コネクタ10の長手方向と直交する方向の断面図が示されている。これらの図に示されるように、光コネクタ10は、光ファイバ40を位置決め固定するための基板12と、基板12の上部の長手方向の一方側と他方側を覆う2つの蓋部材14、16と、蓋部材14、16をそれぞれ基板12に向けてばね力により押圧するクランプ部材18と、を備えている。
基板12は、蓋部材14、16により光ファイバ40が押し当てられるファイバ固定部20と、ファイバ固定部20の一端側に固着された筒状の鍔部22に挿入される略円柱状のフェルール24と、を備えている。ファイバ固定部20は、平面状の上面部20Aを備えており、上面部20Aには、長手方向に沿って浅い溝部20Bとこの溝部20Bよりも深くかつ幅広の溝部20Cとが連続して形成されている。溝部20B、20Cは、長手方向と直交する方向の断面が略V字状に形成されている。
フェルール24の芯部には光ファイバ26が内蔵されており、光ファイバ26の端部がフェルール24の軸方向の鍔部22側から突出している。この光ファイバ26は、ファイバ固定部20の溝部20Bに挿入されている。図2及び図5に示されるように、ファイバ固定部20の上面部20Aには、その幅方向(長手方向と直交する方向)の一端部に高さが異なる2つの突起部28、30が長手方向に沿って形成されている。光ファイバ26が挿入されている溝部20B側には高さが低い突起部28が配設され、溝部20C側には突起部28よりも高さが高い突起部30が配設されている。突起部28は、ファイバ固定部20の幅方向の断面が略台形状であり、突起部28の幅方向両側に向かって下り勾配となる傾斜面28Aが形成されている。同様に突起部30の幅方向両側に向かって下り勾配となる傾斜面30Aが形成されている。ファイバ固定部20の下部には幅方向両側の角部が湾曲面状に面取りされた湾曲面20Dが形成されている(図4参照)。
なお、本実施形態では、突起部28、30は、蓋部材14、16と対向する位置の一部に形成されているが、蓋部材14、16と対向する位置のほぼ全長に亘って設けてもよい。
光ファイバ40は、ガラス部40Aの長手方向後端側にガラス部40Aの周囲を樹脂等で被覆した被覆部40Bを備えている。
図1〜図5に示されるように、蓋部材14はファイバ固定部20の溝部20B側に配置され、溝部20Bに挿入される光ファイバ40のガラス部40Aを押さえるものであり、蓋部材16はファイバ固定部20の溝部20C側に配置され、溝部20Cに挿入される光ファイバ40の被覆部40Bを押さえるものである。蓋部材14は平面状の下面部14Aを備えており、下面部14Aがファイバ固定部20の上面部20Aと対向するように配置される。蓋部材14の上部には幅方向両側の角部が湾曲面状に面取りされた湾曲面14Bが形成されている。蓋部材16は蓋部材14と同じ形状であり、同様に平面状の下面部16Aと湾曲面16Bとが形成されている。
蓋部材14の幅(長手方向と直交する方向の幅)は、ファイバ固定部20の幅よりもほぼ突起部28の幅の分だけ短く形成されている(図4参照)。同様に蓋部材16の幅(長手方向と直交する方向の幅)は、ファイバ固定部20の幅よりもほぼ突起部30の幅の分だけ短く形成されている。
クランプ部材18は、幅方向の断面が略横U字状に形成されており、略平面状の上面部18Aと、この上面部18Aに対して略直角方向に屈曲された縦壁部18Bと、この縦壁部18Bに対して略直角方向に上面部18A側に屈曲された略平面状の下面部18Cと、を備えている。一方のクランプ部材18は、ファイバ固定部20の突起部28の反対側から蓋部材14とファイバ固定部20とを挟み込む。すなわち、クランプ部材18の上面部18Aと下面部18Cとで蓋部材14とファイバ固定部20とを挟み込むことで、蓋部材14をファイバ固定部20に向けてばね力により押圧する構成となっている。他方のクランプ部材18は、ファイバ固定部20の突起部30の反対側から蓋部材16とファイバ固定部20とを挟み込むことで、蓋部材16をファイバ固定部20に向けてばね力により押圧する構成となっている。
図4A及び図5Cに示されるように、光コネクタ10は、予めクランプ部材18のばね力に抗して蓋部材14の下面部14Aがファイバ固定部20の突起部28に乗り上げた状態とされており、蓋部材14とファイバ固定部20の上面部20Aとの間に光ファイバ40のガラス部40Aが溝部20Bに挿入可能な空間が形成されている。また、図5Bに示されるように、光コネクタ10は、予めクランプ部材18のばね力に抗して蓋部材16の下面部16Aがファイバ固定部20の突起部30に乗り上げた状態とされており、蓋部材16とファイバ固定部20の上面部20Aとの間に光ファイバ40の被覆部40Bが溝部20Cに挿入可能な空間が形成されている。
図4Bに示されるように、蓋部材14の側面をクランプ部材18の縦壁部18B側に押して移動させたときに、蓋部材14の下面部14Aが突起部28から外れ、クランプ部材18のばね力により蓋部材14で光ファイバ40のガラス部40Aを溝部20Bに押し当て固定するようになっている。同様に蓋部材16の側面をクランプ部材18の縦壁部18B側に押して移動させたときに、蓋部材16の下面部16Aが突起部30から外れ、クランプ部材18のばね力により蓋部材16で光ファイバ40の被覆部40Bを溝部20Cに押し当て固定するようになっている。
次に、本実施形態の光ファイバ用接続方法が適用された光コネクタ10の作用並びに効果について説明する。
図1、図4A及び図5Cに示されるように、光コネクタ10は、予めクランプ部材18に抗して蓋部材14の下面部14Aがファイバ固定部20の突起部28に乗り上げた状態とされており、蓋部材14の下面部14Aとファイバ固定部20との間に光ファイバ40のガラス部40Aが溝部20Bに挿入可能な空間が形成されている。同様に、図1及び図5Bに示されるように、光コネクタ10は、クランプ部材18に抗して蓋部材16の下面部16Aがファイバ固定部20の突起部30に乗り上げた状態とされており、蓋部材16の下面部16Aとファイバ固定部20との間に光ファイバ40の被覆部40Bが溝部20Cに挿入可能な空間が形成されている。
光コネクタ10を光ファイバ40に取り付ける際には、ファイバ固定部20の溝部20Cに光ファイバ40をガラス部40A側から軸方向(矢印A方向)に沿って挿入する。そのとき、光ファイバ40は、ガラス部40Aが溝部20Bに配置された光ファイバ26に突き当たるまで挿入する。
次いで、図3及び図4Bに示されるように、蓋部材14の側面をクランプ部材18の縦壁部18B側(矢印B方向)に押し込むことにより、蓋部材14をファイバ固定部20に対して幅方向に移動させる。これによって、蓋部材14の下面部14Aが突起部28から外れ、クランプ部材18のばね力により蓋部材14で光ファイバ40のガラス部40Aが溝部20Bに押し当て固定される。そのとき、突起部28に傾斜面28Aが形成されているため、蓋部材14を傾斜面28Aに沿って滑らかに移動させることができる。
さらに、図3に示されるように、蓋部材16の側面をクランプ部材18の縦壁部18B側に押し込むことにより、蓋部材16をファイバ固定部20に対して幅方向に移動させる。これによって、蓋部材16の下面部16Aが突起部30から外れ、クランプ部材18のばね力により蓋部材16で光ファイバ40の被覆部40Bが溝部20Cに押し当て固定される。そのとき、蓋部材16を突起部30の傾斜面30Aに沿って滑らかに移動させることができる。
このような光コネクタ10では、光ファイバ40に取り付ける際に、別部品や組立治具を必要としないため、現場での手間を軽減することができる。また、従来のような楔を一体の部材として組み込んだ構成に比べて、部品点数を削減することができる。また、蓋部材14、16の側面をクランプ部材18の縦壁部18B側に押し込むことで、蓋部材14、16が突起部28、30から外れるため、簡単な操作により光ファイバ40に光コネクタ10を取り付けることができる。
また、蓋部材14、16を傾斜面28A、30Aに沿って滑らかに移動させることができるので、蓋部材14、16やファイバ固定部20の傷の発生を阻止することができる。
蓋部材14、16を突起部28、30から外すときに、押圧用の治具を用いて蓋部材14、16の側面をクランプ部材18の縦壁部18B側に押し込んでもよいが、この治具は、光コネクタ10の取り付け時に何回でも流用することができる。もしくは、ドライバー等の一般工具で代用することもできる。
第1実施形態の変形例として、図6Aに示されるように、ファイバ固定部20の上面部20Aに、幅方向内側の角部を面取りした面取り部44Aを備えた突起部44を設けてもよい。これによって、蓋部材16を突起部44の面取り部44Aに沿って滑らかに移動させることができる。
また、第1実施形態の他の変形例として、図6Bに示されるように、ファイバ固定部20の上面部20Aに、幅方向内側の断面が円形状の曲面部46Aを備えた突起部46を設けてもよい。これによって、蓋部材16を突起部46の曲面部46Aに沿って滑らかに移動させることができる。
次に、本発明の第2実施形態の光ファイバ接続構造が適用された光コネクタについて説明する。なお、第1実施形態と同一の部材には同一の符号を付し、重複した説明は省略する。
図7に示されるように、光コネクタ50は、ファイバ固定部52と、蓋部材14と、クランプ部材56と、を備える点は第1実施形態と同様であるが、ファイバ固定部52の上面部20Aには、クランプ部材56の縦壁部18B側の縁部に長手方向に沿って突起部54が形成されている。突起部54は、幅方向の断面が略台形状に形成されており、突起部54の幅方向両側には下り勾配となる傾斜部54Aが形成されている。突起部54は、蓋部材14と対向する位置の一部に形成されている。クランプ部材56の縦壁部18Bには、蓋部材14と対向する位置に、蓋部材14の側面を押すための開口部56Aが形成されている。
この光コネクタ50は、図7Aに示されるように、予めクランプ部材56に抗して蓋部材14の下面部14Aがファイバ固定部52の突起部54に乗り上げた状態とされており、蓋部材14の下面部14Aとファイバ固定部52との間に光ファイバ40のガラス部40Aが溝部20Bに挿入可能な空間が形成されている。この光コネクタ50では、ファイバ固定部52の溝部20Bに光ファイバ40のガラス部40Aを光ファイバ26に突き当たるまで挿入する。
次いで、図7Bに示されるように、クランプ部材56の開口部56Aから蓋部材14の側面をクランプ部材18の開口側(矢印C方向)に押し込み、蓋部材14をファイバ固定部52に対して幅方向に移動させる。これにより、蓋部材14の下面部14Aが突起部54から外れ、クランプ部材56のばね力により蓋部材14で光ファイバ40のガラス部40Aが溝部20Bに押し当て固定される。
このような光コネクタ50では、光ファイバ40に取り付ける際に、別部品や組立治具を必要としないため、現場での手間を軽減することができる。また、従来のような楔を一体の部材として組み込んだ構成に比べて、部品点数を削減することができる。
なお、図示を省略するが、蓋部材16の対向する位置でも、ファイバ固定部52の突起部54と同様に、クランプ部材56の縦壁部18B側に突起部を設けてもよい。
次に、本発明の第3実施形態の光ファイバ接続構造が適用された光コネクタについて説明する。なお、第1実施形態及び第2実施形態と同一の部材には同一の符号を付し、重複した説明は省略する。
図8に示されるように、光コネクタ60は、ファイバ固定部62と、蓋部材64と、クランプ部材18と、を備える点は第1実施形態と同様であるが、ファイバ固定部62の上面部20Aには、クランプ部材56の縦壁部18B側に長手方向に沿って幅方向の断面が略台形状の突起部66が形成されている。この突起部66は突起部28とほぼ同じ高さに形成されている。蓋部材64の下面部14Aには、蓋部材64が突起部28から外れた状態で突起部66と係合する略台形状の凹部68が形成されている。
この光コネクタ60は、図8Aに示されるように、予めクランプ部材18に抗して蓋部材14の下面部14Aが突起部28及び突起部66に乗り上げた状態とされている。蓋部材64の下面部14Aとファイバ固定部62の上面部20Aとはほぼ平行であり、蓋部材64とファイバ固定部62との間に光ファイバ40のガラス部40Aが溝部20Bに挿入可能な空間が形成されている。この光コネクタ60では、ファイバ固定部62の溝部20Bに光ファイバ40のガラス部40Aを光ファイバ26に突き当たるまで挿入する。
次いで、図8Bに示されるように、蓋部材64の側面をクランプ部材18の開口側から矢印B方向に押し込み、蓋部材64をファイバ固定部62に対して幅方向に移動させる。これにより、蓋部材64の下面部14Aが突起部28から外れると共に、突起部66と凹部68が係合し、クランプ部材18のばね力により蓋部材64で光ファイバ40のガラス部40Aが溝部20Bに押し当て固定される。
このような光コネクタ60では、光ファイバ40に取り付ける際に、別部品や組立治具を必要としないため、現場での手間を軽減することができる。また、従来のような楔を一体の部材として組み込んだ構成に比べて、部品点数を削減することができる。
また、蓋部材14の下面部14Aが突起部28及び突起部66に乗り上げた状態で、蓋部材64の下面部14Aとファイバ固定部62の上面部20Aとがほぼ平行に配置されており、蓋部材64の幅方向の一方が大きく開くことがない。従来のようにベース部材及びカバー部材の楔挿入部に楔を挿入し、ベース部材とカバー部材との間を押し開く構成では、楔の挿入側が大きく開くため、光ファイバが溝部から外れる可能性があるが、本実施形態では、蓋部材64の下面部14Aとファイバ固定部62の上面部20Aとがほぼ平行に配置されているので、光ファイバ40の挿入時にガラス部40Aが溝部20Bから外れるのを防止又は抑制することができる。
さらに、突起部66と凹部68が係合したときに光ファイバ40が固定されるため、蓋部材64とファイバ固定部62の位置ずれを防止又は抑制することができる。
なお、図示を省略するが、光ファイバ40の被覆部40Bを押さえる蓋部材とファイバ固定部も同様の形状とすることができる。
次に、本発明の第4実施形態の光ファイバ接続構造が適用された光コネクタについて説明する。なお、第1〜第3実施形態と同一の部材には同一の符号を付し、重複した説明は省略する。
図9に示されるように、光コネクタ70は、ファイバ固定部72と、蓋部材74と、クランプ部材56と、を備える点は第1実施形態と同様であるが、蓋部材74の下面部14Aには、クランプ部材56の開口側の端部に長手方向に沿って幅方向の断面が略台形状の突起部76が形成されている。ファイバ固定部72の上面部20Aには、クランプ部材56の開口側の端部に突起部76と係合する段差状の凹部78が形成されている。クランプ部材56の縦壁部18Bには蓋部材74を押し込むための開口部56Bが形成されている。
この光コネクタ70は、図9Aに示されるように、予めクランプ部材56に抗して蓋部材74の突起部76がファイバ固定部72の上面部20Aに乗り上げた状態とされており、蓋部材74とファイバ固定部72との間に光ファイバ40のガラス部40Aが溝部20Bに挿入可能な空間が形成されている。この光コネクタ70では、ファイバ固定部72の溝部20Bに光ファイバ40のガラス部40Aを光ファイバ26に突き当たるまで挿入する。
次いで、図9Bに示されるように、クランプ部材56の開口部56Aから蓋部材74の側面を矢印C方向に押し込み、蓋部材74をファイバ固定部72に対して幅方向に移動させる。これにより、蓋部材74の突起部76がファイバ固定部72の凹部78と係合し、クランプ部材56のばね力により蓋部材74で光ファイバ40のガラス部40Aが溝部20Bに押し当て固定される。
このような光コネクタ70では、光ファイバ40に取り付ける際に、別部品や組立治具を必要としないため、現場での手間を軽減することができる。また、従来のような楔を一体の部材として組み込んだ構成に比べて、部品点数を削減することができる。
また、突起部76と凹部78が係合したときに光ファイバ40が固定されるため、蓋部材74とファイバ固定部72の位置ずれを防止又は抑制することができる。
次に、本発明の第5実施形態の光ファイバ接続構造が適用された光コネクタについて説明する。なお、第1〜第4実施形態と同一の部材には同一の符号を付し、重複した説明は省略する。
図10に示されるように、光コネクタ80は、ファイバ固定部82と、蓋部材16と、クランプ部材18と、を備える点は第1実施形態と同様であるが、ファイバ固定部82の上面部20Aには、クランプ部材18の開口側の縁部に長手方向に沿って突起部84が形成されている。突起部84は、高さの異なる2段の段差部からなり、幅方向端部に形成された平面状の高段部84Aと、その高段部84Aの幅方向内側に形成された平面状の低段部84Bと、を備えている。高段部84Aと低段部84Bの間と、低段部84Bと上面部20Aの間は傾斜面となっている。
この光コネクタ80では、被覆径が小さい光ファイバ41Aを固定するときは蓋部材16を上面部20Aに接触させ、被覆径が大きい光ファイバ41Bを固定するときは蓋部材16を低段部84Bに接触させる構成となっている。
この光コネクタ80は、図10Aに示されるように、予めクランプ部材18に抗して蓋部材16がファイバ固定部82の高段部84Aに乗り上げた状態とされており、蓋部材16とファイバ固定部82との間に異なる被覆径の光ファイバ41A、41Bが溝部20Cに挿入可能な空間が形成されている。
図10Bに示されるように、被覆径が大きい光ファイバ41Bを溝部20Cに挿入したときは、クランプ部材18の開口側から蓋部材16の側面を矢印B方向に押し込み、蓋部材16を高段部84Aから1段下がった低段部84Bに接触させる。これにより、クランプ部材18のばね力により蓋部材16で光ファイバ41Bが溝部20Cに押し当て固定される。
図10Cに示されるように、被覆径が小さい光ファイバ41Aを溝部20Cに挿入したときは、蓋部材16の側面を更に矢印B方向に押し込んで蓋部材16を高段部84Aから2段下がった上面部20Aに接触させる。これにより、クランプ部材18のばね力により蓋部材16で光ファイバ41Aが溝部20Cに押し当て固定される。
このような光コネクタ80では、光ファイバ41A、41Bに取り付ける際に、別部品や組立治具を必要としないため、現場での手間を軽減することができる。また、従来のような楔を一体の部材として組み込んだ構成に比べて、部品点数を削減することができる。
また、この光コネクタ80では、異なる被覆径の光ファイバ41A、41Bをファイバ固定部82と蓋部材16とで固定することができ、被覆径が異なる光ファイバ41A、41Bに合わせて多くの種類の光コネクタを製作する必要がなく、低コスト化を実現することができる。
なお、本実施形態では、突起部84は2段の段差部を備えているが、3段以上の段差部を設けてもよい。光ファイバの被覆径に合わせて3段以上の段差部のずらし位置を調整することで、複数の被覆径の光ファイバに対応することができる。
次に、本発明の第6実施形態の光ファイバ接続構造が適用された光コネクタについて説明する。なお、第1〜第5実施形態と同一の部材には同一の符号を付し、重複した説明は省略する。
図11に示されるように、光コネクタ90は、ファイバ固定部92と、蓋部材14と、クランプ部材18と、を備える点は第1実施形態と同様であるが、ファイバ固定部92の上面部20Aには、クランプ部材18の開口側の縁部に長手方向に沿って形成された断面が台形状の突起部28と、クランプ部材18の縦壁部18B側の縁部に長手方向に沿って形成された規制部としての突起部94と、が設けられている。突起部94の幅方向内側には、下り勾配となる傾斜面94Aが形成されており、突起部28と突起部94の高さはほぼ同じに形成されている。蓋部材14の幅は、ファイバ固定部92の幅よりほぼ突起部28及び突起部94の幅の分だけ短く形成されている。
この光コネクタ90は、図11Aに示されるように、予めクランプ部材18に抗して蓋部材14がファイバ固定部92の突起部28に乗り上げた状態とされており、蓋部材14とファイバ固定部92との間に光ファイバ40のガラス部40Aが溝部20Bに挿入可能な空間が形成されている。この光コネクタ90では、ファイバ固定部92の溝部20Bに光ファイバ40のガラス部40Aを光ファイバ26に突き当たるまで挿入する。
次いで、図11Bに示されるように、クランプ部材18の開口側から蓋部材14の側面を矢印B方向に押し込み、蓋部材14をファイバ固定部92に対して幅方向に移動させることで、蓋部材14が突起部28から外れる。このとき、ファイバ固定部92の突起部94により蓋部材14のすべり過ぎが規制され、蓋部材14は突起部28と突起部94の間に保持される。これにより、クランプ部材18のばね力により蓋部材14で光ファイバ40のガラス部40Aが溝部20Bに押し当て固定される。
このような光コネクタ90では、光ファイバ40に取り付ける際に、別部品や組立治具を必要としないため、現場での手間を軽減することができる。また、従来のような楔を一体の部材として組み込んだ構成に比べて、部品点数を削減することができる。
また、ファイバ固定部92の突起部94により蓋部材14のすべり過ぎを規制することができ、蓋部材14の位置ずれを防止又は抑制することができる。
次に、本発明の第7実施形態の光ファイバ接続構造が適用された光コネクタについて説明する。なお、第1〜第6実施形態と同一の部材には同一の符号を付し、重複した説明は省略する。
図12に示されるように、光コネクタ100は、ファイバ固定部102と、蓋部材104と、クランプ部材106と、を備える点は第6実施形態と同様であるが、クランプ部材106の上面部18Aの内側に湾曲面からなる突部108が形成されている。また、蓋部材104の上面には、蓋部材104が突起部28から外れたときに突部108と係合する湾曲面からなる凹状部110が形成されている。この突部108と凹状部110とで規制部が構成されている。さらに、クランプ部材106の下面部18Cの内側に湾曲面からなる突部112が形成され、ファイバ固定部102の下面には、突部108と係合する湾曲面からなる凹状部114が形成されている。
この光コネクタ100は、図12Aに示されるように、予めクランプ部材106に抗して蓋部材104がファイバ固定部102の突起部28に乗り上げた状態とされており、蓋部材104とファイバ固定部102との間に光ファイバ40のガラス部40Aが溝部20Bに挿入可能な空間が形成されている。この光コネクタ100では、ファイバ固定部102の溝部20Bに光ファイバ40のガラス部40Aを挿入する。
次いで、図12Bに示されるように、クランプ部材106の開口側から蓋部材104の側面を矢印B方向に押し込み、蓋部材104をファイバ固定部102に対して幅方向に移動させることで、蓋部材104が突起部28から外れる。このとき、クランプ部材106の突部108と蓋部材104の凹状部110とが係合することで、蓋部材104のすべり過ぎが規制される。これにより、クランプ部材106のばね力により蓋部材104で光ファイバ40のガラス部40Aが溝部20Bに押し当て固定される。
このような光コネクタ100では、光ファイバ40に取り付ける際に、別部品や組立治具を必要としないため、現場での手間を軽減することができる。また、従来のような楔を一体の部材として組み込んだ構成に比べて、部品点数を削減することができる。
また、クランプ部材106の突部108と蓋部材104の凹状部110とが係合することにより、蓋部材104のすべり過ぎを規制することができ、蓋部材104の位置ずれを防止することができる。また、突部108と凹状部110が湾曲面からなるため、両者がスムーズに係合する。さらに、クランプ部材106の突部112とファイバ固定部102の凹状部114とが係合していることで、ファイバ固定部102のずれを抑制することができる。
次に、本発明の第8実施形態の光ファイバ接続構造が適用された光コネクタについて説明する。なお、第1〜第7実施形態と同一の部材には同一の符号を付し、重複した説明は省略する。
図13に示されるように、光コネクタ120は、ファイバ固定部20と、蓋部材122と、クランプ部材124と、を備える点は第7実施形態と同様であるが、クランプ部材124の上面部18Aの内側に湾曲面からなる突部126が形成され、蓋部材122の上面に蓋部材104が突起部28から外れたときに突部126と突き当たる段部128が形成されている。この突部126と段部128とで規制部が構成されている。
この光コネクタ120は、図13Aに示されるように、予めクランプ部材124に抗して蓋部材122がファイバ固定部20の突起部28に乗り上げた状態とされており、蓋部材122とファイバ固定部20との間に光ファイバ40のガラス部40Aが溝部20Bに挿入可能な空間が形成されている。この光コネクタ120では、ファイバ固定部20の溝部20Bに光ファイバ40のガラス部40Aを挿入する。
次いで、図13Bに示されるように、クランプ部材124の開口側から蓋部材122の側面を矢印B方向に押し込み、蓋部材122をファイバ固定部20に対して幅方向に移動させることで、蓋部材122が突起部28から外れる。このとき、クランプ部材124の突部126に蓋部材122の段部128が突き当たることで、蓋部材122のすべり過ぎが規制される。これにより、クランプ部材124のばね力により蓋部材122で光ファイバ40のガラス部40Aが溝部20Bに押し当て固定される。
このような光コネクタ120では、光ファイバ40に取り付ける際に、別部品や組立治具を必要としないため、現場での手間を軽減することができる。また、従来のような楔を一体の部材として組み込んだ構成に比べて、部品点数を削減することができる。
また、クランプ部材124の突部126に蓋部材122の段部128が突き当たることで、蓋部材122のすべり過ぎを規制することができ、蓋部材122の位置ずれを防止又は抑制することができる。
次に、本発明の第9実施形態の光ファイバ接続構造が適用された光コネクタについて説明する。なお、第1〜第8実施形態と同一の部材には同一の符号を付し、重複した説明は省略する。
図14〜図16に示されるように、光コネクタ140は、ファイバ固定部142の上面部20Aの溝部20B側の幅方向一端部(クランプ部材18の開口側)に、ファイバ固定部142の幅方向に沿って長手方向の断面が台形状の突起部148を備えている。蓋部材144には、幅方向に沿って突起部148と係合する断面が台形状の凹部150を備えている。突起部148の両側には下り勾配となる傾斜面148Aが形成されている。同様に、ファイバ固定部142の上面部20Aには、溝部20C側の幅方向一端部(クランプ部材18の開口側)に、ファイバ固定部142の幅方向に沿って長手方向の断面が台形状の突起部152を備えている。蓋部材146には、幅方向に沿って突起部152と係合する断面が台形状の凹部154を備えている。突起部152の両側には下り勾配となる傾斜面152Aが形成されている。突起部148、152は、本実施形態ではほぼ同じ高さに形成されているが、光ファイバ40の被覆部40Bを把持する側の突起部152を突起部148よりも高くしてもよい。
この光コネクタ140は、図15に示されるように、予めクランプ部材18に抗して蓋部材144、146がファイバ固定部142の突起部148、152に乗り上げた状態とされており、蓋部材144、146とファイバ固定部142との間に光ファイバ40が溝部20B、20Cに挿入可能な空間が形成されている。蓋部材144と鍔部22との間には隙間が形成されている。この光コネクタ140では、溝部20B、20Cに光ファイバ40を光ファイバ26に突き当たるまで挿入する。
次いで、図16に示されるように、蓋部材144、146を軸方向に鍔部22の方向(矢印D方向)に押し込むことで、蓋部材144の凹部150とファイバ固定部142の突起部148とが係合すると共に、蓋部材146の凹部154とファイバ固定部142の突起部152とが係合する。これにより、クランプ部材18のばね力により蓋部材144、146で光ファイバ40が溝部20B、20Cに押し当て固定される。
このような光コネクタ140では、光ファイバ40に取り付ける際に、別部品や組立治具を必要としないため、現場での手間を軽減することができる。また、従来のような楔を一体の部材として組み込んだ構成に比べて、部品点数を削減することができる。
また、蓋部材144の凹部150とファイバ固定部142の突起部148とが係合すると共に、蓋部材146の凹部154とファイバ固定部142の突起部152とが係合するため、光ファイバ40を固定するときに蓋部材144、146の位置ずれを阻止することができる。
次に、本発明の第10実施形態の光ファイバ接続構造が適用された光コネクタについて説明する。なお、第1〜第9実施形態と同一の部材には同一の符号を付し、重複した説明は省略する。
図17〜図19に示されるように、光コネクタ160は、ファイバ固定部162の上面部20Aの幅方向一端部(クランプ部材18の開口側)に、幅方向の断面が略台形状の突起部28、30を備える点は第1実施形態と同様である。
ファイバ固定部162の上面部20Aの幅方向一端部には、突起部28と所定の間隔をおいて板状のレール部168が幅方向に沿って突出しており、蓋部材164には、板状のレール部168に挿入された状態で移動可能な溝部170が形成されている。レール部168と溝部170とで蓋部材164の移動をガイドするガイド部材が構成されている。レール部168の高さは、突起部28の高さよりも高く形成されており、蓋部材164が突起部28に乗り上げた状態でレール部168の一部が溝部170に挿入されている。
ファイバ固定部162の上面部20Aの幅方向一端部には、同様に突起部30と所定の間隔をおいて板状のレール部172が幅方向に沿って突出しており、蓋部材166には、板状のレール部172に挿入された状態で移動可能な溝部174が形成されている。レール部172の高さは、突起部30の高さよりも高く形成されており、蓋部材166が突起部30に乗り上げた状態でレール部172の一部が溝部174に挿入されている。
この光コネクタ160は、図18に示されるように、予めクランプ部材18に抗して蓋部材164、166がファイバ固定部162の突起部28、30に乗り上げた状態とされており、蓋部材164、166とファイバ固定部162との間に光ファイバ40が溝部20B、20Cに挿入可能な空間が形成されている。この光コネクタ160では、溝部20B、20Cに光ファイバ40を光ファイバ26に突き当たるまで挿入する。
次いで、図19に示されるように、蓋部材164、166をレール部168、172に沿ってクランプ部材18の縦壁部18Bの方向(長手方向と直交する方向)に押し込むことで、蓋部材164、166がファイバ固定部162の突起部28、30から外れる。これにより、クランプ部材18のばね力により蓋部材164、166で光ファイバ40が溝部20B、20Cに押し当て固定される。
このような光コネクタ160では、光ファイバ40に取り付ける際に、別部品や組立治具を必要としないため、現場での手間を軽減することができる。また、従来のような楔を一体の部材として組み込んだ構成に比べて、部品点数を削減することができる。
また、蓋部材164、166をレール部168、172に沿って移動させるため、蓋部材164、166の移動がスムーズになり、蓋部材164、166の位置ずれを阻止することができる。
次に、本発明の第11実施形態の光ファイバ接続構造が適用されたメカニカルスプライスについて説明する。なお、第1〜第10実施形態と同一の部材には同一の符号を付し、重複した説明は省略する。
図20及び図21に示されるように、メカニカルスプライス200は、基板202と、蓋部材204と、クランプ部材18と、を備えている。基板202の上面部20Aには、長手方向中央部に浅い溝部20Bと、この溝部20Bの長手方向両側に溝部20Bよりも深くかつ幅広の溝部20Cとが連続して形成されている。基板202の上面部20Aの幅方向一端部(クランプ部材18の開口側)には、幅方向の断面が略台形状の突起部28が設けられている。
このメカニカルスプライス200は、図21Aに示されるように、予めクランプ部材18に抗して蓋部材204を基板202の突起部28に乗り上げた状態とされており、蓋部材204と基板202との間に光ファイバ40が溝部20B、20Cに挿入可能な空間が形成されている。このメカニカルスプライス200では、基板202の長手方向両側から溝部20B、20Cに2本の光ファイバ40を双方のガラス部40Aの端面が突き当たるまで挿入する。
次いで、図21Bに示されるように、蓋部材204の側面をクランプ部材18の縦壁部18B側(矢印B方向)に押し込むことにより、蓋部材204の下面部14Aが突起部28から外れ、クランプ部材18のばね力により蓋部材204で2本の光ファイバ40が溝部20B、20Cに押し当て固定される。
このようなメカニカルスプライス200では、光ファイバ40を接続する際に、別部品や組立治具を必要としないため、現場での手間を軽減することができる。また、従来のような楔を一体の部材として組み込んだ構成に比べて、部品点数を削減することができる。
〔実施形態の補足説明〕
上述した第2実施形態〜第10実施形態は光コネクタであるが、同様の基板(ファイバ固定部)、蓋部材、クランプ部材の構成でメカニカルスプライスを構成することができる。これによって、2本の光ファイバを蓋部材で基板の溝部に押し当てて接続することができる。
10 光コネクタ
12 基板
14 蓋部材
14A 下面部(対向面)
16 蓋部材
16A 下面部(対向面)
18 クランプ部材
20 ファイバ固定部(基板)
20A 上面部(対向面)
20B 溝部
20C 溝部
24 フェルール
26 光ファイバ(内蔵光ファイバ)
28 突起部
28A 傾斜面
30 突起部
30A 傾斜面
40 光ファイバ
40A ガラス部
40B 被覆部
41A 光ファイバ
41B 光ファイバ
44 突起部
44A 面取り部
46 突起部
46A 曲面部
50 光コネクタ
52 ファイバ固定部(基板)
54 突起部
54A 傾斜部
56 クランプ部材
60 光コネクタ
62 ファイバ固定部(基板)
64 蓋部材
66 突起部
68 凹部
70 光コネクタ
72 ファイバ固定部(基板)
74 蓋部材
76 突起部
78 凹部
80 光コネクタ
82 ファイバ固定部(基板)
84 突起部
84A 高段部(段差部)
84B 低段部(段差部)
90 光コネクタ
92 ファイバ固定部(基板)
94 突起部(規制部)
94A 傾斜面
100 光コネクタ
102 ファイバ固定部(基板)
104 蓋部材
106 クランプ部材
108 突部(規制部)
110 凹状部(規制部)
112 突部
114 凹状部
120 光コネクタ
122 蓋部材
124 クランプ部材
126 突部(規制部)
128 段部(規制部)
140 光コネクタ
142 ファイバ固定部(基板)
144 蓋部材
146 蓋部材
148 突起部
148A 傾斜面
150 凹部
152 突起部
152A 傾斜面
154 凹部
160 光コネクタ
162 ファイバ固定部(基板)
164 蓋部材
166 蓋部材
168 レール部(ガイド部材)
170 溝部(ガイド部材)
172 レール部(ガイド部材)
174 溝部(ガイド部材)
200 メカニカルスプライス
202 基板
204 蓋部材

Claims (20)

  1. 光ファイバ同士を接続する光ファイバ用接続構造であって、
    接続する光ファイバが固定される溝部を備えた基板と、
    前記基板の前記溝部が形成された面を覆う二つの蓋部材と、
    前記蓋部材を前記基板に向けてばね力により押圧するクランプ部材と、
    前記基板及び前記蓋部材の少なくとも一方に設けられ、前記基板又は前記蓋部材の対向面に当たり、前記基板と一方の蓋部材及び前記基板と他方の蓋部材との間に前記光ファイバが前記溝部へ挿入可能な大きさの異なる空間を形成する高さの異なる2つの突起部と、を備え、
    前記突起部の前記幅方向に、前記基板と前記蓋部材との相対的な移動を滑らかにするための傾斜部、角部が面取りされた面取り部、断面が略曲面状に突出した曲面部のいずれか1つが施され、
    前記基板と前記蓋部材とを、前記溝部の長手方向と交差しかつ前記対向面に沿った方向に相対的に移動させて前記対向面が前記突起部から外れたときに、前記クランプ部材のばね力により前記蓋部材で前記光ファイバを前記溝部へ押し当て固定する光ファイバ用接続構造。
  2. 光ファイバ同士を接続する光ファイバ用接続構造であって、
    接続する光ファイバが固定される溝部を備えた基板と、
    前記基板の前記溝部が形成された面を覆う二つの蓋部材と、
    前記蓋部材を前記基板に向けてばね力により押圧するクランプ部材と、
    前記基板及び前記蓋部材の少なくとも一方に設けられ、前記基板又は前記蓋部材の対向面に当たり、前記基板と一方の蓋部材及び前記基板と他方の蓋部材との間に前記光ファイバが前記溝部へ挿入可能な大きさの異なる空間を形成する高さの異なる2つの突起部と、
    前記基板と前記蓋部材との対向位置に設けられ、前記基板と前記蓋部材との相対的な移動をガイドするガイド部材と、を備え、
    前記基板と前記蓋部材とを相対的に移動させて前記対向面が前記突起部から外れたときに、前記クランプ部材のばね力により前記蓋部材で前記光ファイバを前記溝部へ押し当て固定する光ファイバ用接続構造。
  3. 光ファイバ同士を接続する光ファイバ用接続構造であって、
    接続する光ファイバが固定される溝部を備えた基板と、
    前記基板の前記溝部が形成された面を覆う蓋部材と、
    前記蓋部材を前記基板に向けてばね力により押圧するクランプ部材と、
    前記基板及び前記蓋部材の少なくとも一方には、幅方向の一端部に長手方向に沿って設けられ、前記基板又は前記蓋部材の対向面に当たって前記一端部が広げられ前記基板と前記蓋部材が前記幅方向に傾斜した状態で、前記基板と前記蓋部材との間に前記光ファイバが前記溝部へ挿入可能な空間を形成する突起部と、を備え、
    前記突起部の前記幅方向に、前記基板と前記蓋部材との相対的な移動を滑らかにするための傾斜部、角部が面取りされた面取り部、断面が略曲面状に突出した曲面部のいずれか1つが施され、
    前記突起部は、異なる径の前記光ファイバを前記蓋部材が前記溝部に押し当て固定することが可能な高さの段差部を備え、
    前記基板と前記蓋部材とを、前記溝部の長手方向と交差しかつ前記対向面に沿った方向に相対的に移動させて前記対向面が前記突起部から外れたときに、前記クランプ部材のばね力により前記蓋部材で前記光ファイバを前記溝部へ押し当て固定する光ファイバ用接続構造。
  4. 光ファイバ同士を接続する光ファイバ用接続構造であって、
    接続する光ファイバが固定される溝部を備えた基板と、
    前記基板の前記溝部が形成された面を覆う蓋部材と、
    前記蓋部材を前記基板に向けてばね力により押圧するクランプ部材と、
    前記基板及び前記蓋部材の少なくとも一方に設けられ、前記基板又は前記蓋部材の対向面に当たった状態で、前記基板と前記蓋部材との間に前記光ファイバが前記溝部へ挿入可能な空間を形成する突起部と、
    前記基板と前記蓋部材との対向位置に設けられ、前記基板と前記蓋部材との相対的な移動をガイドするガイド部材と、を備え、
    前記突起部は、異なる径の前記光ファイバを前記蓋部材が前記溝部に押し当て固定することが可能な高さの段差部を備え、
    前記基板と前記蓋部材とを相対的に移動させて前記対向面が前記突起部から外れたときに、前記クランプ部材のばね力により前記蓋部材で前記光ファイバを前記溝部へ押し当て固定する光ファイバ用接続構造。
  5. 前記突起部は、前記基板及び前記蓋部材の少なくとも一方の、幅方向の一端部に長手方向に沿って長手方向の一部にのみ設けられている請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の光ファイバ用接続構造。
  6. 前記ガイド部材の高さは、前記突起部の高さより高く形成されている請求項2又は請求項4に記載の光ファイバ用接続構造。
  7. 前記基板及び前記蓋部材の少なくとも一方は前記突起部と係合する凹部を備え、
    前記突起部が前記凹部と係合したときに、前記クランプ部材のばね力により前記蓋部材で前記光ファイバを前記溝部へ押し当て固定する請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の光ファイバ用接続構造。
  8. 前記突起部が2個以上設けられ、前記基板又は前記蓋部材の対向面が前記突起部に当たり、前記基板と前記蓋部材の対向面が略平行とされた請求項4又は請求項6に記載の光ファイバ用接続構造。
  9. 前記基板と前記蓋部材とを相対的に移動させる方向が、前記溝部の長手方向に沿った方向、又は前記溝部の長手方向と交差しかつ前記対向面に沿った方向である請求項4、請求項6又は請求項8に記載の光ファイバ用接続構造。
  10. 前記突起部に、前記基板と前記蓋部材との相対的な移動を滑らかにするための傾斜部、角部が面取りされた面取り部、断面が略曲面状に突出した曲面部のいずれか1つが施されている請求項2、請求項4、請求項6、請求項8又は請求項9に記載の光ファイバ用接続構造。
  11. 前記基板と前記蓋部材の一方の前記対向面の幅は、他方の幅より前記突起部の幅の分だけ短く形成されていることを特徴する請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載の光ファイバ用接続構造。
  12. 前記クランプ部材は、略平面状の上面部と、この上面部に対して略直角方向に屈曲された縦壁部と、この縦壁部に対して略直角方向に上面部側に屈曲された略平面状の下面部と、を備え、
    前記蓋部材は、前記幅方向に移動可能なように、前記クランプ部材の前記上面部によって前記基板に向けて押圧されていることを特徴する請求項1から請求項11までのいずれか1項に記載の光ファイバ用接続構造。
  13. 前記基板と前記蓋部材と前記クランプ部材のいずれか1つ又は2つ以上に設けられ、前記基板と前記蓋部材との相対的な移動範囲を制限する規制部を備える請求項1から請求項12までのいずれか1項に記載の光ファイバ用接続構造。
  14. 前記基板と前記蓋部材との対向位置に設けられ、前記基板と前記蓋部材との相対的な移動をガイドするガイド部材を備える請求項1に記載の光ファイバ用接続構造。
  15. 前記突起部は、異なる径の前記光ファイバを前記蓋部材が前記溝部に押し当て固定することが可能な高さの段差部を備える請求項1、請求項2、請求項5から請求項14までのいずれか1項に記載の光ファイバ用接続構造。
  16. 請求項1から請求項15までのいずれか1項に記載の光ファイバ用接続構造を備え、
    前記溝部の両側から光ファイバがそれぞれの端面が突き当たるまで挿入されるメカニカルスプライス。
  17. 請求項1、請求項2、請求項5から請求項15までのいずれか1項に記載の光ファイバ用接続構造と、
    前記基板の一端側に内蔵光ファイバが前記溝部に配置されたフェルールを有し、前記基板の他端側から前記溝部に光ファイバが前記内蔵光ファイバに突き当たるまで挿入される光コネクタ。
  18. 請求項3、請求項4、請求項7から請求項15までのいずれか1項に記載の光ファイバ用接続構造に用いられる二つの蓋部材と、
    前記基板及び前記蓋部材の少なくとも一方に設けられ、前記基板又は前記蓋部材の対向面に当たり、前記基板と一方の蓋部材及び前記基板と他方の蓋部材との間に前記光ファイバが前記溝部へ挿入可能な大きさの異なる空間を形成する高さの異なる2つの突起部と、を備え、
    前記基板の一端側に内蔵光ファイバが前記溝部に配置されたフェルールを有し、前記基板の他端側から前記溝部に光ファイバが前記内蔵光ファイバに突き当たるまで挿入される光コネクタ。
  19. 請求項16に記載のメカニカルスプライスを用いた光ファイバ用接続方法であって、
    前記基板と前記蓋部材との間に形成され光ファイバが前記溝部へ挿入可能な空間に、前記基板の両側から前記光ファイバをそれぞれの端面が突き当たるまで挿入する工程と、
    前記基板と前記蓋部材とを相対的に移動させて前記対向面を前記突起部から外し、前記クランプ部材のばね力により前記蓋部材で前記光ファイバを前記溝部へ押し当て固定する工程と、
    を備えた光ファイバ用接続方法。
  20. 請求項17又は請求項18に記載の光コネクタを用いた光ファイバ用接続方法であって、
    前記基板と前記蓋部材との間に形成され光ファイバが前記溝部へ挿入可能な大きさの異なる空間に、前記基板の他端側から前記光ファイバを前記内蔵光ファイバに突き当たるまで挿入する工程と、
    前記基板と、一方と他方の前記蓋部材とを相対的に移動させて前記対向面を前記突起部から外し、前記クランプ部材のばね力により一方の前記蓋部材で前記光ファイバを、他方の前記蓋部材で前記内蔵光ファイバと前記光ファイバを前記溝部へ押し当て固定する工程と、
    を備えた光ファイバ用接続方法。
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