JP2562602Y2 - 車両用ルーフモール取付構造 - Google Patents

車両用ルーフモール取付構造

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JP2562602Y2
JP2562602Y2 JP1991085806U JP8580691U JP2562602Y2 JP 2562602 Y2 JP2562602 Y2 JP 2562602Y2 JP 1991085806 U JP1991085806 U JP 1991085806U JP 8580691 U JP8580691 U JP 8580691U JP 2562602 Y2 JP2562602 Y2 JP 2562602Y2
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JP
Japan
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engagement
roof molding
engaging
roof
molding
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JP1991085806U
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哲也 井口
義幸 瀧上
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Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両のルーフパネルに
ルーフモールを装着するための車両用ルーフモール取付
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両には、図9に示されてい
るようにルーフパネル1の左右両側(図は一側を示す)
に車両用ルーフモール6が前後方向に沿って装着される
ものがある。このようなルーフモール6の前端部をルー
フパネル1に装着するルーフモール取付構造(図9の符
号Aで示す部分の取付構造)の従来例について述べる。
図5,6に示されているように、ルーフパネル1に形成
されたドリップ部1aの底面にリテーナ102がその金
属製ボルト軸103にナット104を締め付けることに
よって固定されている。このリテーナ102には、金属
バネ製の係合バネ片105がその係合方向の前方(図6
において左方)に向けて折曲されている。なお係合バネ
片105の先端部には略V字状の係止部105aが設け
られている。またルーフモール6には、合成樹脂製クリ
ップ107が加硫接着によって一体化されている。この
クリップ107には、その係合方向の前方(図6におい
て右方)に開口する係合凹部108が形成されている。
なお係合凹部108の底壁には係止穴108aが開けら
れている。そして、モール取り付け時あるいはモール取
り替え時などにおいてルーフパネル1にルーフモール6
を装着する場合には、リテーナ102の係合バネ片10
5の後方にクリップ107の係合凹部108を対応させ
た状態で、ルーフモール6をその長手方向(図6におい
て右方)へ引き込むようにして移動させる。これによ
り、図6に示されているように係合バネ片105が前記
係合凹部108内にその底壁をくわえ込むようにして係
入され、そのバネ片105の係止部105aが係合凹部
108の係止穴108aにその弾力によって嵌まり込む
ことで、前記ルーフモール6の装着が完了する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら前記従来
の取付構造によると、前記モール装着作業を手作業に頼
っているため、ルーフモール6を引き込み過ぎてしまう
ことがあり、この場合、リテーナ102の係合バネ片1
05が図7に示されているように変形してしまい、ルー
フモール6に浮きが生じる。また前記係合凹部108に
対する係合バネ片105の係合において、図8に示され
ているようにその左右方向(同図上下方向)に関し嵌め
込み代Xが設けられている。この嵌め込み代Xによって
ルーフモール6の取付位置が同図に二点鎖線で示されて
いるように左右方向にばらつきやすい。また係合凹部1
08に対する係合バネ片105の係合がその弾力に頼る
ため、ルーフモール6の取付位置がその長手方向(前後
方向)にもばらつきやすい。このようなルーフモール6
の浮きや取付位置のばらつきといった不具合は、ルーフ
外観を損ねる原因になる。
【0004】そこで本考案は、前記した問題点を解決す
るためになされたものであり、その目的はルーフモール
の浮きや取付位置のばらつきを防止し、車両のルーフ外
観の向上を図ることのできる車両用ルーフモール取付構
造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本考
案の車両用ルーフモール取付構造は、車両のルーフパネ
ル側に設けたリテーナと、ルーフモール側に設けたクリ
ップとを備え、そのクリップをルーフモールとともにモ
ール長手方向に引き込むことにより前記リテーナに係合
させることによって前記ルーフモールをルーフパネルに
装着する車両用ルーフモール取付構造において、前記リ
テーナとクリップのうち一方の部材に設けられ、その係
合方向の前方に開口する係合凹部と、 前記係合凹部の底
壁に設けられ、前記係合方向の前方に開口しかつその開
口側を狭くその奥側を広くする形状に形成された係合溝
を有しその開口端部が弾性変形によって左右方向に拡開
可能な第1係合部と、他方の部材に設けられ、前記第1
係合部に係合してその上下方向の位置決めをなす第2係
合部と、前記第2係合部に設けられ、前記第1係合部の
係合溝に係合してその係合溝の広幅部に位置する膨大部
及びその係合溝の狭幅部に位置する細幅部とを有し、
の係合方向及びそれに交差する左右方向の位置決めをな
す位置決め部と、を備えている。
【0006】
【作用】前記手段によれば、車両のルーフパネル側に設
けたリテーナと、ルーフモール側に設けたクリップとを
備え、そのクリップをルーフモールとともにモール長手
方向に引き込むことにより前記リテーナに係合させるこ
とによって前記ルーフモールをルーフパネルに装着する
車両用ルーフモール取付構造において、クリップがリテ
ーナに係合されることによってルーフモールがルーフパ
ネルに装着される。このクリップとリテーナの係合に伴
う第1係合部と第2係合部との係合によってその上下方
向の位置決めがなされるとともに、前記第1係合部の係
合溝と第2係合部の位置決め部との係合によってその係
合方向及びそれに交差する左右方向の位置決めがなされ
る。
【0007】
【実施例】本考案の実施例を図面にしたがって説明す
る。図1〜3に示されているように、車両のルーフパネ
ル1に形成されたドリップ部1aの底面にリテーナ2が
その金属製ボルト軸3にナット4を締め付けることによ
って固定されている。このリテーナ2は、前記ボルト軸
3の上端部に合成樹脂製第2係合部20(後述する)が
インサート成形されてなる。
【0008】またルーフモール6の端部には、その係合
方向の前方(図2において右方)に開口する係合凹部8
をもつ合成樹脂製クリップ7がインサート成形によって
一体化されている。このクリップ7には次に述べる第1
係合部10が設けられている。この係合部10は、前記
係合凹部8の底壁に設定されており、前記係合方向の前
方に開口する係合溝11を有している。その係合溝11
は、その開口側を狭くしその奥側を広くする鉤穴形状に
形成されており、その開口端部は弾性変形によって左右
方向に拡開可能となっている。
【0009】また前記リテーナ2に設けた第2係合部2
0は、前記第1係合部10にくわえ込むようにして係合
されることにより、その上下方向の位置決めをなす。こ
の係合部0には、前記第1係合部10の係合溝11に
係合することにより、その係合方向及びそれに交差する
左右方向の位置決めをなす位置決め部21が形成されて
いる。詳しくは、図2〜4に示されているように位置決
め部21は前記係合溝11の広幅部に位置する略くさび
形断面の膨大部22と、前記係合溝11の狭幅部に位置
する細幅部23とからなり、前記膨大部22の突出長さ
Lは前記係合溝11の広幅部の開口長さと等しく設定さ
れ、また細幅部23の幅Wは前記係合溝11の狭幅部の
開口幅と等しく設定され、また位置決め部21の高さH
は前記第1係合部10の肉厚と等しく設定されている。
なお第2係合部20の底壁の一側(図3の右側)には、
前記ドリップ部1aの側壁に当接してその係合部20の
回り止めをなす回り止め部24が形成されている。
【0010】前記した車両用ルーフモール取付構造にお
いて、モール取り付け時あるいはモール取り替え時など
に際し、ルーフパネル1にルーフモール6を装着する場
合には、リテーナ2の第2係合部20の後方にクリップ
7の第1係合部10を対応させた状態で、ルーフモール
6をその長手方向後方(図2において右方)へ引き込む
ようにして移動させることで、図2〜4に示されている
ようにリテーナ2にクリップ7が係合させられ、これに
より前記ルーフパネル1にルーフモール6が装着され
る。そして、前記このクリップ7とリテーナ2の係合に
伴う第1係合部10と第2係合部20との係合によって
その上下方向の位置決めがなされるとともに、前記第1
係合部10の係合溝11と第2係合部20の位置決め部
21との係合によってその係合方向及びそれに交差する
左右方向の位置決めがなされる。
【0011】前記した車両用ルーフモール取付構造によ
ると、クリップ7がリテーナ2に係合されることによっ
てルーフパネル1にルーフモール6が上下方向、前後方
向及び左右方向に位置決めされた状態で装着される。こ
のため、従来のものに生じたルーフモール6の浮きや取
付位置のばらつきといった不具合が防止される。
【0012】なお本考案は前記実施例に限定されるもの
ではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲における変更
が可能である。例えば実施例の第1係合部10と第2係
合部20とを逆配置として、第1係合部10をリテーナ
2に設けまた第2の係合部をクリップ7に設けることも
可能である。
【0013】
【考案の効果】本考案によれば、車両のルーフパネル側
に設けたリテーナと、ルーフモール側に設けたクリップ
とを備え、そのクリップをルーフモールとともにモール
長手方向に引き込むことにより前記リテーナに係合させ
ることによって前記ルーフモールをルーフパネルに装着
する車両用ルーフモール取付構造において、クリップと
リテーナの係合に伴う第1係合部と第2係合部との係合
によってその上下方向の位置決めがなされるとともに、
前記第1係合部の係合溝と第2係合部の位置決め部との
係合によってその係合方向及びそれに交差する左右方向
の位置決めがなされるので、従来のルーフモールの浮き
や取付位置のばらつきといった不具合が防止され、よっ
て車両のルーフ外観を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用ルーフモール取付構造を示す分解斜視図
である。
【図2】同取付構造の側断面図である。
【図3】図2のIII−III線断面図である。
【図4】係合溝と位置決め部との関係を示す説明断面図
である。
【図5】従来例を示す分解斜視図である。
【図6】従来例の側断面図である。
【図7】取付不良例を示す側断面図である。
【図8】係合凹部と係合バネ片との関係を示す説明断面
図である。
【図9】車両用ルーフモールの取付部を示す部分斜視図
である。
【符号の説明】
1 ルーフパネル 2 リテーナ 6 ルーフモール 7 クリップ 10 第1係合部 11 係合溝 20 第2係合部 21 位置決め部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のルーフパネル側に設けたリテーナ
    と、ルーフモール側に設けたクリップとを備え、そのク
    リップをルーフモールとともにモール長手方向に引き込
    むことにより前記リテーナに係合させることによって前
    記ルーフモールをルーフパネルに装着する車両用ルーフ
    モール取付構造において、 前記リテーナとクリップのうち一方の部材に設けられ、
    その係合方向の前方に開口する係合凹部と、 前記係合凹部の底壁に設けられ、前記係合方向の前方に
    開口しかつその開口側を狭くその奥側を広くする形状に
    形成された 係合溝を有しその開口端部が弾性変形によっ
    て左右方向に拡開可能な第1係合部と、 他方の部材に設けられ、前記第1係合部に係合してその
    上下方向の位置決めをなす第2係合部と、 前記第2係合部に設けられ、前記第1係合部の係合溝に
    係合してその係合溝の広幅部に位置する膨大部及びその
    係合溝の狭幅部に位置する細幅部とを有し、その係合方
    向及びそれに交差する左右方向の位置決めをなす位置決
    め部と、 を備えた車両用ルーフモール取付構造。
JP1991085806U 1991-09-24 1991-09-24 車両用ルーフモール取付構造 Expired - Lifetime JP2562602Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58180748U (ja) * 1982-05-28 1983-12-02 マツダ株式会社 自動車のル−フモ−ル取付構造

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JPH0526660U (ja) 1993-04-06

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