JP2561724Y2 - 動揺機構 - Google Patents
動揺機構Info
- Publication number
- JP2561724Y2 JP2561724Y2 JP1991058775U JP5877591U JP2561724Y2 JP 2561724 Y2 JP2561724 Y2 JP 2561724Y2 JP 1991058775 U JP1991058775 U JP 1991058775U JP 5877591 U JP5877591 U JP 5877591U JP 2561724 Y2 JP2561724 Y2 JP 2561724Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- center
- telescopic cylinder
- spherical bearing
- telescopic
- rocking
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Accommodation For Nursing Or Treatment Tables (AREA)
- Manipulator (AREA)
- Toys (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、レジャー用や訓練用の
疑似体験装置に関し、さらに詳しくは疑似体験装置に備
える動揺機構に関する。
疑似体験装置に関し、さらに詳しくは疑似体験装置に備
える動揺機構に関する。
【0002】
【従来の技術】レジャー施設などに備える疑似体験装置
には様々な乗り物のスピード感やスリルをリアルに再現
するために、体験者を搭乗させた動揺体を映像や音響に
合わせて動揺させるものがある。
には様々な乗り物のスピード感やスリルをリアルに再現
するために、体験者を搭乗させた動揺体を映像や音響に
合わせて動揺させるものがある。
【0003】動揺体は例えば、上下動(ヒービング)、
左右方向軸回りの動揺(ピッチング)、前後方向軸回り
の動揺(ローリング)及び鉛直軸回りの動揺(ヨウイン
グ)などを行うようになっている。
左右方向軸回りの動揺(ピッチング)、前後方向軸回り
の動揺(ローリング)及び鉛直軸回りの動揺(ヨウイン
グ)などを行うようになっている。
【0004】
【考案の課題】しかしながら、動揺体にこれらの動揺を
もたらす機構は一般に多数のリンクを使用した複雑な構
造となり、設備に多大なコストがかかるという問題があ
った。
もたらす機構は一般に多数のリンクを使用した複雑な構
造となり、設備に多大なコストがかかるという問題があ
った。
【0005】本考案は、このような問題点を解決すべく
なされたもので、ヒービング、ピッチング、ローリング
及びヨウイングの各動作を行える簡易な動揺機構を提供
することを目的とする。
なされたもので、ヒービング、ピッチング、ローリング
及びヨウイングの各動作を行える簡易な動揺機構を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を達成するための手段】本考案は、動揺体と球面
軸受を介して結合し、動揺体の中心を鉛直方向に案内す
るセンタガイドと、動揺体並びに床版と球面軸受を介し
て結合し、動揺体の直交する中心線上にそれぞれ頂点を
持つ二等辺三角形の各頂点において動揺体を支持する3
基の伸縮シリンダと、動揺体並びに床版と球面軸受を介
して結合し、動揺体を鉛直軸回りに回転変位させるヨウ
イング動作用伸縮シリンダとを備えている。
軸受を介して結合し、動揺体の中心を鉛直方向に案内す
るセンタガイドと、動揺体並びに床版と球面軸受を介し
て結合し、動揺体の直交する中心線上にそれぞれ頂点を
持つ二等辺三角形の各頂点において動揺体を支持する3
基の伸縮シリンダと、動揺体並びに床版と球面軸受を介
して結合し、動揺体を鉛直軸回りに回転変位させるヨウ
イング動作用伸縮シリンダとを備えている。
【0007】
【作用】3基の伸縮シリンダを同期的に伸縮させると動
揺体はヒービングする。
揺体はヒービングする。
【0008】3基の伸縮シリンダのうち、二等辺三角形
の等辺の交点を支持する伸縮シリンダを伸縮させ、他の
2基の伸縮シリンダを停止状態に保持することで、動揺
体はピッチングする。
の等辺の交点を支持する伸縮シリンダを伸縮させ、他の
2基の伸縮シリンダを停止状態に保持することで、動揺
体はピッチングする。
【0009】また、二等辺三角形の等辺の交点を支持す
る伸縮シリンダを停止状態に保持し、他の2基の伸縮シ
リンダを逆位相で伸縮させることで、動揺体はローリン
グする。
る伸縮シリンダを停止状態に保持し、他の2基の伸縮シ
リンダを逆位相で伸縮させることで、動揺体はローリン
グする。
【0010】これらの動作においてヨウイング動作用伸
縮シリンダは動揺体の動きに追随して伸縮させる。
縮シリンダは動揺体の動きに追随して伸縮させる。
【0011】また、3基の伸縮シリンダを停止状態に保
持しつつ、ヨウイング動作用伸縮シリンダを伸縮させる
と動揺体はヨウイングする。
持しつつ、ヨウイング動作用伸縮シリンダを伸縮させる
と動揺体はヨウイングする。
【0012】
【実施例】図1〜図3に本考案の実施例を示す。
【0013】図1において、円盤状の動揺体1は中心を
床盤7に立設したセンタガイド2に球面軸受2Aを介し
て中心を結合し、上端を中心方向に傾斜させた3基の伸
縮シリンダ3〜5とヨウイング動作用の伸縮シリンダ6
に支持される。
床盤7に立設したセンタガイド2に球面軸受2Aを介し
て中心を結合し、上端を中心方向に傾斜させた3基の伸
縮シリンダ3〜5とヨウイング動作用の伸縮シリンダ6
に支持される。
【0014】センタガイド2は図2に示すように、球面
軸受2Aに結合するロッド10を床盤7に固定したガイ
ド本体11に摺動自由に挿入したもので、これにより球
面軸受2Aを鉛直方向に伸縮自由に支持する。
軸受2Aに結合するロッド10を床盤7に固定したガイ
ド本体11に摺動自由に挿入したもので、これにより球
面軸受2Aを鉛直方向に伸縮自由に支持する。
【0015】伸縮シリンダ3〜5は上端を動揺体1に、
下端を床盤7にそれぞれ結合する。伸縮シリンダ3と動
揺体1との結合部は動揺体1の中心線上に位置し、伸縮
シリンダ4と5と動揺体1との結合部はこの中心線と直
交する別の中心線上の動揺体1の中心から等しい距離に
位置する。つまり、これらの結合部は二等辺三角形を構
成し、その中線上に動揺体1の中心が位置する。
下端を床盤7にそれぞれ結合する。伸縮シリンダ3と動
揺体1との結合部は動揺体1の中心線上に位置し、伸縮
シリンダ4と5と動揺体1との結合部はこの中心線と直
交する別の中心線上の動揺体1の中心から等しい距離に
位置する。つまり、これらの結合部は二等辺三角形を構
成し、その中線上に動揺体1の中心が位置する。
【0016】伸縮シリンダ3〜5の下端は上端の外側に
おいてそれぞれ床盤7に結合する。これらの結合位置は
動揺体1の中心を通る鉛直軸と伸縮シリンダ3〜5とが
それぞれ同一の鉛直面上に存在するように設定される。
おいてそれぞれ床盤7に結合する。これらの結合位置は
動揺体1の中心を通る鉛直軸と伸縮シリンダ3〜5とが
それぞれ同一の鉛直面上に存在するように設定される。
【0017】ヨウイング動作用の伸縮シリンダ6は図3
にも示されるように、伸縮シリンダ3とセンタガイド2
を挟んで反対側に配設される。伸縮シリンダ6の上端は
上記の二等辺三角形の中線の延長上で動揺体1に結合す
る。一方、下端は伸縮シリンダ6の中心軸が動揺体1の
中心から距離Lだけオフセットするように上記中線を含
む鉛直面から側方にずれた位置で床盤7に結合する。
にも示されるように、伸縮シリンダ3とセンタガイド2
を挟んで反対側に配設される。伸縮シリンダ6の上端は
上記の二等辺三角形の中線の延長上で動揺体1に結合す
る。一方、下端は伸縮シリンダ6の中心軸が動揺体1の
中心から距離Lだけオフセットするように上記中線を含
む鉛直面から側方にずれた位置で床盤7に結合する。
【0018】なお、伸縮シリンダ3〜6と動揺体1並び
に床盤7との各結合部にはそれぞれ球面軸受が用いられ
る。
に床盤7との各結合部にはそれぞれ球面軸受が用いられ
る。
【0019】次に作用を説明する。
【0020】動揺体1のヒービングは3基の伸縮シリン
ダ3〜5を同期的に伸縮駆動し、伸縮シリンダ6をヒー
ビングに追随して伸縮させることで行う。このヒービン
グ動作に伴い、センタガイド2が伸縮する。
ダ3〜5を同期的に伸縮駆動し、伸縮シリンダ6をヒー
ビングに追随して伸縮させることで行う。このヒービン
グ動作に伴い、センタガイド2が伸縮する。
【0021】動揺体1をローリングさせる場合は伸縮シ
リンダ3を停止状態に保持して伸縮シリンダ4、5を逆
位相で伸縮させる。これにより、動揺体1はセンタガイ
ド2との結合部を通る水平軸Xを中心に図2の左右方向
に動揺する。なお、伸縮シリンダ6はこのローリング動
作に追随して伸縮させる。
リンダ3を停止状態に保持して伸縮シリンダ4、5を逆
位相で伸縮させる。これにより、動揺体1はセンタガイ
ド2との結合部を通る水平軸Xを中心に図2の左右方向
に動揺する。なお、伸縮シリンダ6はこのローリング動
作に追随して伸縮させる。
【0022】動揺体1をピッチングさせる場合は伸縮シ
リンダ4と5を停止状態に保持し、伸縮シリンダ3を伸
縮させる。これにより、動揺体1は図1に示す水平軸Y
を中心に図3の左右方向に動揺する。なお、伸縮シリン
ダ6はこのピッチング動作に追随して伸縮させる。
リンダ4と5を停止状態に保持し、伸縮シリンダ3を伸
縮させる。これにより、動揺体1は図1に示す水平軸Y
を中心に図3の左右方向に動揺する。なお、伸縮シリン
ダ6はこのピッチング動作に追随して伸縮させる。
【0023】さらに、動揺体1をヨウイングさせる場合
は、伸縮シリンダ3〜5を停止状態に保持して伸縮シリ
ンダ6を伸縮させる。これにより、動揺体1は鉛直軸回
りに回転変位するこのようにして、簡単な操作で動揺体
1にヒービング、ローリング、ピッチング及びヨウイン
グの各動作を行わせることができる。
は、伸縮シリンダ3〜5を停止状態に保持して伸縮シリ
ンダ6を伸縮させる。これにより、動揺体1は鉛直軸回
りに回転変位するこのようにして、簡単な操作で動揺体
1にヒービング、ローリング、ピッチング及びヨウイン
グの各動作を行わせることができる。
【0024】なお、センタガイド2はローリング、ピッ
チング及びヨウイング動作においては伸縮せず、ヒービ
ング動作においてのみ伸縮する。そして、いずれの動作
においても動揺体1の横ずれを規制するので、動揺体1
が意図しない動作を行う恐れはない。
チング及びヨウイング動作においては伸縮せず、ヒービ
ング動作においてのみ伸縮する。そして、いずれの動作
においても動揺体1の横ずれを規制するので、動揺体1
が意図しない動作を行う恐れはない。
【0025】なお、伸縮シリンダ3〜5を傾斜させずに
垂直に配置することも可能である。
垂直に配置することも可能である。
【0026】
【考案の効果】以上のように本考案は、3基の伸縮シリ
ンダとセンタガイドと回転用の伸縮シリンダとで動揺体
を球面軸受を介して支持したので、簡単な構成で動揺体
にヒービング、ローリング、ピッチング及びヨウイング
の各動作を行わせることができる。
ンダとセンタガイドと回転用の伸縮シリンダとで動揺体
を球面軸受を介して支持したので、簡単な構成で動揺体
にヒービング、ローリング、ピッチング及びヨウイング
の各動作を行わせることができる。
【0027】また、各伸縮シリンダは動揺体の中心から
ほぼ等しい距離に対称的に分散して配置されるので、各
伸縮シリンダの荷重負担並びにセンタガイドへの負担が
小さくなり、強度設計上有利な環境が得られる。
ほぼ等しい距離に対称的に分散して配置されるので、各
伸縮シリンダの荷重負担並びにセンタガイドへの負担が
小さくなり、強度設計上有利な環境が得られる。
【0028】このため、本考案の適用により疑似体験装
置のコストを低減することができる。
置のコストを低減することができる。
【図1】本考案の実施例を示す動揺機構の概略平面図で
ある。
ある。
【図2】同じく概略側面図である。
【図3】同機構を図2と直角の方向から眺めた概略側面
図である。
図である。
1 動揺体 2 センタガイド 3,4,5,6 伸縮シリンダ
Claims (1)
- 【請求項1】 動揺体と球面軸受を介して結合し、動揺
体の中心を鉛直方向に案内するセンタガイドと、動揺体
並びに床版と球面軸受を介して結合し、動揺体の直交す
る中心線上に頂点を持つ二等辺三角形の各頂点において
動揺体を支持する3基の伸縮シリンダと、動揺体並びに
床版と球面軸受を介して結合し、動揺体を鉛直軸回りに
回転変位させるヨウイング動作用伸縮シリンダとを備え
たことを特徴とする動揺機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991058775U JP2561724Y2 (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | 動揺機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991058775U JP2561724Y2 (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | 動揺機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH059594U JPH059594U (ja) | 1993-02-09 |
JP2561724Y2 true JP2561724Y2 (ja) | 1998-02-04 |
Family
ID=13093929
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991058775U Expired - Lifetime JP2561724Y2 (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | 動揺機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2561724Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10127949A (ja) * | 1996-11-06 | 1998-05-19 | S N K:Kk | 遊戯機用搭乗装置、遊戯機用搭乗装置の可動部材の位置決め方法 |
JP3836601B2 (ja) * | 1998-05-11 | 2006-10-25 | 川田工業株式会社 | 複数自由度モーションベース |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60192873U (ja) * | 1984-05-31 | 1985-12-21 | 株式会社ト−ゴ | 遊戯用乗物揺動装置 |
JPH084067Y2 (ja) * | 1989-03-30 | 1996-02-07 | 株式会社セガ・エンタープライゼス | 揺動遊戯機 |
JP3035157U (ja) * | 1996-08-27 | 1997-03-11 | 賢一 片桐 | 家庭用上水道水を動力源にした、入浴介護装置。 |
-
1991
- 1991-07-25 JP JP1991058775U patent/JP2561724Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH059594U (ja) | 1993-02-09 |
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