JP2561476Y2 - シートシャッタのシート構造 - Google Patents

シートシャッタのシート構造

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JP2561476Y2
JP2561476Y2 JP11046691U JP11046691U JP2561476Y2 JP 2561476 Y2 JP2561476 Y2 JP 2561476Y2 JP 11046691 U JP11046691 U JP 11046691U JP 11046691 U JP11046691 U JP 11046691U JP 2561476 Y2 JP2561476 Y2 JP 2561476Y2
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JP
Japan
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sheet
seat
reinforcing
reinforcing sheet
shutter
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JP11046691U
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English (en)
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JPH0552192U (ja
Inventor
哲夫 早水
智之 黒川
Original Assignee
株式会社デンコー
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  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ドラムに巻回されて昇
降するシートシャッタのシートに係り、特にシートのた
るみじわおよびシート切れを防止するに好適なシートシ
ャッタのシート構造に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、建物等の出入口には軽量で、取扱
いが便利なシートシャッタが付設される場合が多い。図
6は従来一般に使用されているドラム式のシートシャッ
タの概要構造を示す。シートシャッタはシート1aと、
シート1aが巻回されモータ9により回転駆動されるド
ラム3と、ドラム3を枢支すると共に建物の不動側に支
持されるフレーム4と、シート1aの両側縁を案内すべ
くフレーム4の両側に連結して立設する一対の支柱5,
5と、シート1aの昇降動作を制御および操作するセン
サ7および操作盤8等を有する制御部6等から構成され
る。なお、シートシャッタの大きさは図6に示すように
開口巾bと開口高hで表示される。センサ7の検出信号
により制御部6がモータ9を駆動しドラム3が回転し、
シート1aが巻き上げられて入口を開放する。適宜時間
後、モータ9が逆転し、シートシャッタは下降して入口
を閉止する。シート1aは広巾で、かつ長寸のためばた
つき易く、かつ円滑の下降がしにくい。そのため、図6
に示すように、シート1aの両側縁間に架設される補強
ロッド10が複数本並設されると共にシート1aの両側
縁には補強用シート部材11が固着する。なお、補強ロ
ッド10は補強ロッドカバ12により被包される。ま
た、シート1aの巾寸法が広い場合やシート1aの透明
度等が悪い場合には採光を兼ねた内部確認用の透明な窓
13が設けられるものもある。なお、図6に示すよう
に、フレーム4内にはシート1aを支柱5側に案内する
ためのガイドローラ14がドラム3の軸線方向に沿って
配設される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】シートシャッタの開口
巾bが比較的狭い場合には特に問題がないが、例えば開
口巾bが6m乃至8mもあるシートシャッタの場合に
は、図7に示すように補強用ロッド10が大きく撓む。
すなわち、補強ロッド10はシート1aの両端縁の補強
用シート部材11,11に両端支持された状態でその中
央側に向かって大きく下方に向かって撓む。そのため、
シート1aの両側縁側に応力が集中し、図示のようにた
るみじわ15が発生する。特に、透明な窓13が形成さ
れているシート1aの場合は補強用ロッド10の撓みは
より増加し、たるみじわ15もより大きくなる。たるみ
じわ15の生じたままの状態でシート1aを昇降させる
と、昇降が円滑に行われず騒音が発生すると共に、たる
みじわ15の部分のたるみが次第に発展し、シート1a
はたるみじわ15の部分で亀裂し、破損する場合が生じ
る。
【0004】本考案は、以上の問題点を解決するもの
で、シートのたるみじわの発生が少なく、円滑、かつ静
かな昇降が出来ると共に、簡単に、かつ安価に実施し得
るシートシャッタのシート構造を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、以上の目的を
達成するために、フレーム内に枢支されモータで回転駆
動されるドラムに巻回されるシートを前記フレームの両
側に連結して立設する支柱に案内させて昇降させるシー
トシャッタのシート構造において、該シートの昇降方向
に沿って適宜巾の補強用シート部材を前記シートに固着
してなるシートシャッタのシート構造を構成するもので
ある。
【0006】
【作用】補強用シート部材をシートの巾方向にわたり、
その長手方向(昇降方向)に沿って固着することによ
り、シートの長手方向および横方向の強度が増加する。
そのため、シートの撓みが減少する。更に、シート巾の
中央部は撓み易いため、該中央部の補強シート用部材の
強度を上げることによりシートの撓みが抑えられる。そ
のため、たるみじわの発生が減少し、シートの昇降が円
滑になり、昇降時の騒音が防止されると共に、シートの
寿命が向上する。
【0007】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づき説明
する。図1に示すように、シート1はドラム3に巻回す
る。シート1には細長で適宜巾の補強用シート部材2が
複数本(図示では3本)が固着される。図2にはその固
着状態を示すもので、補強用シート部材2はシート1の
裏面側に貼着又は縫着される。なお、補強用シート部材
2はシート1の長手方向に沿ってほぼ全長にわたり設け
られる。補強用シート部材2として適宜巾寸法のものを
適宜間隔を隔てて複数本配置したのは、シート1の全面
にわたって補強用シート部材を配置するとシート1の肉
厚を増加したとほぼ同一のものになり、コスト高および
重量増しになり意味がないと共に、シート1の撓み防止
には本実施例のような適宜巾の補強用シート部材2を固
着するだけで十分であることが実験的に確認されたため
である。なお、図1に示すように、シート1の両側縁に
は補強用シート部材11が予め固着される。また、シー
ト1の表面側には補強ロッドカバ12により被包された
補強ロッド10が両側縁間に架設されて並設される。以
上の構造により前記したようにシート1の撓みが減少
し、その両側縁への応力集中が緩和され、たるみじわ1
5が発生しない。
【0008】図3はシート1に固着される補強用シート
部材の他の実施例を示すものである。本実施例1ではシ
ート1の中央部に最も広巾の補強用シート部材2aが固
着され、シート1の両側縁側に向かって順次巾寸法の狭
い補強用シート部材2b,2c,2dを配列したもので
ある。シート1は中央部が最も撓み易いため、中央部の
シートの強度を増加させると共に、両側縁に向けてシー
ト強度の縮減を図り、シート1の撓みの均一化を図り、
シート1の昇降の一層の円滑化を図るようにしたもので
ある。補強用シート部材2a等の巾寸法は、シート1の
開口部bの寸法や,補強ロッド10の大きさ,本数等を
基にして適宜設定される。
【0009】図4は更に別の補強シート用部材2eを示
すものである。本実施例の補強用シート部材2eはシー
ト1の下端側に向かって末広がりするテーパ状に形成さ
れる。シート1はドラム3に垂下支持されるため自重に
より下端側の撓みが大きくなる。テーパ状の補強用シー
ト部材2eはそれを防止すべく機能する。
【0010】図5は更に別の補強用シート部材2fを示
すもので、同一巾寸法の補強用シート部材2fをシート
1の中央部では狭い間隔で配置し、両側縁に行くにした
がって間隔を広げるように配置したものである。以上の
配列によりシート1の中央側の撓みを縮減し、シート1
の撓みの平均化を図るようにする。
【0011】補強用シート部材2等の本数,形状,配
列,材質等は以上の実施例に限定するものでなく、シー
ト1の巾寸法等に合わせ、適宜形状,本数,配列のもの
が適用される。また、補強用シート部材2等の材質は特
に決めるものではないが、引っ張り強度の高いものが望
ましい。また、中央側に高強度のものを配置し、両側縁
側は比較的低強度でコスト安のものを使用するようにし
てもよい。また、補強用シート部材2等を図6のガイド
ローラ14の位置と一致させることにより、シート1の
寿命をより一層向上させることが出来るが特に限定する
ものでない。
【0012】
【考案の効果】本考案によれば、次のような顕著な効果
を奏する。 (1)補強用シート部材をシートに固着するだけの簡単
な手段により、シートの撓みが縮減され、たるみじわの
発生がなくなる。 (2)たるみじわが発生しないため、シートの昇降が円
滑になり、騒音の発生もなく、シートの損傷も生じな
い。そのため、シート寿命が向上する。 (3)補強用シート部材は適宜巾のシート部材からな
り、安価であると共に、シートへの固着も容易に出来
る。 (4)既存のシートシャッタに後づけ可能であり、かつ
交換も簡単に行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の斜視図である。
【図2】図1のA−A線一部断面図である。
【図3】本考案の他の実施例を示す正面図である。
【図4】本考案の別の実施例を示す正面図である。
【図5】本考案の更に別の実施例を示す正面図である。
【図6】従来のシートシャッタの全体構造を示す正面図
である。
【図7】従来のシートシャッタのシートのたるみじわ発
生の状態を示す説明用の拡大一部正面図である。
【符号の説明】
1 シート 2 補強用シート部材 2a 補強用シート部材 2b 補強用シート部材 2c 補強用シート部材 2d 補強用シート部材 2e 補強用シート部材 2f 補強用シート部材 3 ドラム 4 フレーム 5 支柱 6 制御部 7 センサ 8 操作盤 9 モータ 10 補強ロッド 11 補強用シート部材 12 補強ロッドカバ 13 窓 14 ガイドローラ 15 たるみじわ

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレーム内に枢支されモータで回転駆動
    されるドラムに巻回されるシートを前記フレームの両側
    に連結して立設する支柱に案内させて昇降させるシート
    シャッタのシート構造において、該シートの昇降方向に
    沿って適宜巾の補強用シート部材を前記シートに固着す
    ることを特徴とするシートシャッタのシート構造。
  2. 【請求項2】 補強用シート部材を前記シートに複数本
    固着すると共に、前記補強用シート部材の強度がシート
    の巾中心に向かって増加すべく形成されてなる請求項1
    に記載のシートシャッタのシート構造。
  3. 【請求項3】 前記補強用シート部材の強度が、シート
    の上方端側から下方端側に向かって増加すべく形成され
    てなる請求項1に記載のシートシャッタのシート構造。
JP11046691U 1991-12-18 1991-12-18 シートシャッタのシート構造 Expired - Lifetime JP2561476Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0552192U JPH0552192U (ja) 1993-07-09
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