JP2561101Y2 - 気圧風量調節ダンパ - Google Patents

気圧風量調節ダンパ

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JP2561101Y2
JP2561101Y2 JP1991050721U JP5072191U JP2561101Y2 JP 2561101 Y2 JP2561101 Y2 JP 2561101Y2 JP 1991050721 U JP1991050721 U JP 1991050721U JP 5072191 U JP5072191 U JP 5072191U JP 2561101 Y2 JP2561101 Y2 JP 2561101Y2
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和久 熊崎
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日立プラント建設株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は気圧風量調節ダンパに係
り、特に換気空調設備の空調源から供給される空調エア
の風量と、その上流側と下流側の気圧差とを調整する平
板状羽根を備えた気圧風量調節ダンパに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の気圧風量調節ダンパは図
4中実線で示すように、ダンパ1の全開時に空調エアの
風量を100%、ダンパ1の全閉時に二点鎖線で示すよ
うに空調エアの風量を0%とすべく、複数の平板状羽根
2、2…の回動角度を調整し、またダンパ1に対する上
流側と下流側の気圧差調整を羽根2、2…の回動角度を
調整して行う。
【0003】前記羽根2、2…は、空調エアの通風系路
3に対して直行方向に配設されると共に図示しない駆動
源に接続された回転軸4によって回動自在に連結されて
いる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
気圧風量調節ダンパ1では図5に示すように、羽根2の
開度が50%から70%の時に羽根2の僅かな回動で、
ダンパ1の上流側と下流側の気圧差(差圧)が急激に変
化するので、差圧の微調整がし難いという欠点がある。
【0005】また、図6に示すように、羽根2の開度が
0%から30%、70%から100%の時に空調エアの
風量の微調整がし難いという欠点がある。本考案はこの
ような事情に鑑みてなされたもので、気圧風量調節ダン
パの上流側と下流側の気圧差と、空調エアの風量とを容
易に微調整することができる気圧風量調節ダンパを提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決する為の手段】本考案は、前記目的を達成
するために、換気空調設備の空調源から供給される空調
エアの通風系路に回動自在に設けられ、該空調エアの風
量と、その上流側と下流側の気圧差とを調整する平板状
羽根を備えた気圧風量調節ダンパに於いて、前記通風系
路の中途部分を空調エアの通風方向に仕切板で分割して
複数の通風小口を形成し、この通風小口毎に前記平板状
羽根を配設し、平板状羽根は、その表面に多数の孔が形
成されたパンチングプレートで構成されると共に、空調
エアの通風方向に対して傾斜した位置で通風系路を閉じ
ることを特徴とする。
【0007】
【作用】本考案によれば、平板状羽根としてパンチング
プレートを用い、そしてこの羽根で空調エアの通風方向
に対して傾斜した位置で通風系路を閉じる。これによ
り、羽根が僅かに回動しても気圧差が急激に変化せず、
羽根の回動量に対して気圧差や風量が比例性を有するよ
うになるので、気圧風量調節ダンパの上流側と下流側の
気圧差と、空調エアの風量とを容易に微調整することが
できる。
【0008】また、通風系路の中途部分を空調エアの通
風方向に仕切板で分割して複数の通風小口を形成し、こ
の通風小口毎に前記平板状羽根を配設することにより、
通風系路の口径が大きい場合でも空調エアの整流効果を
得ることができ、羽根の枚数、及び大きさによって風量
と気圧差とが変化するという不具合を解消することがで
きる。
【0009】
【実施例】以下添付図面に従って本考案に係る気圧風量
調節ダンパの好ましい実施例について詳説する。図1
は、本考案に係る気圧風量調節ダンパ10が空調エアの
通風系路12に上下一対のフランジ14、14…を介し
て直行方向に設置された実施例が示されている。
【0010】前記気圧風量調節ダンパ10は、3枚の仕
切板16、16…によって空調エアの通風方向に4分割
されて通風小口18、18…が形成される。各通風小口
18毎には、通風小口18の大きさに応じた平板状の羽
根20が回動軸22に連結されて図中矢印方向に回動自
在に取付けられる。前記回動軸22は、図示しない回動
駆動源に接続され、回動駆動源からの駆動力が伝達され
る。
【0011】前記羽根20は、その表面に多数の孔が形
成されたパンチングプレートによって構成される。ま
た、羽根20は、羽根20の閉時、即ち羽根20が回動
して通風小口18を閉じた時には、図中実線で示すよう
に空調エアの通風方向に対して傾斜した位置で通風小口
18を閉じる大きさに形成されている。更に、前記羽根
20の端部、即ち通風方向に対する上流側と下流側の端
部24、26は反時計回り側に90°折り曲げられてい
る。
【0012】次に、前記の如く構成された気圧風量調節
ダンパの作用について説明する。先ず、気圧風量調節ダ
ンパ10の開度を100%にするには、各羽根20、2
0…を図中二点鎖線で示す位置に移動し、空調エアを通
風系路12の上流側から下流側に流す。また、気圧風量
調節ダンパ10の開度を0%にするには、前記各羽根2
0、20を図中反時計回り方向に回動し実線で示す位
置、即ち空調エアの通風方向に対して傾斜した位置に移
動する。尚、本実施例では、羽根20の回動範囲は0°
から45°であるが、90°未満であればその角度を適
宜に設定しても良い。
【0013】次に、気圧風量調節ダンパ10の上流側と
下流側の気圧差(差圧)を、図2に示す。図2は、縦軸
に前記上流側と下流側の差圧が示されており、横軸には
羽根20の開度が示されている。図2によれば、羽根2
0の開度が0%から100%に変化するに従い、差圧は
前記羽根20の開度に応じて低くなる。羽根20の開度
が0%の時、従来の気圧風量調節ダンパの開度が0%の
時の差圧(図5参照)と比較して低い理由は、羽根20
がパンチングプレートによって構成されているので、空
調エアが通過する為である。また、羽根20の開度が1
00%の時、従来の気圧風量調節ダンパの開度が100
%の時の差圧と比較して高い理由は、羽根20の端部2
4、26を90°折り曲げて空調エアの気流に対し抵抗
を与えている為である。
【0014】従って、気圧風量調節ダンパ10の上流側
と下流側の差圧は、図2に示す如く羽根20の開度と比
例性を有するようになる。これにより、本実施例では、
羽根の僅かな回動で差圧が急激に変化していた従来の気
圧風量調節ダンパと比較し、差圧の微調整を容易に行う
ことができる。次いで、気圧風量調節ダンパ10による
空調エアの風量調整を図3に示す。図3は、縦軸に気圧
風量調節ダンパ10から下流側に流れる空調エア風量が
示されており、横軸には羽根20の開度が示されてい
る。
【0015】羽根20の開度が0%の時、風量が0とな
らないのは、羽根20がパンチングプレートで構成され
ている為である。これにより、羽根20の開度に対する
風量変化が滑らかになるので、風量が羽根20の開度と
比例性を有するようになる。従って、本実施例では、従
来の気圧風量調節ダンパと比較し、風量の微調整を容易
に行うことができる。
【0016】また、本実施例では通風系路12を仕切板
16、16…で分割したので、通風系路12全体に於け
る空調エアの整流効果を得ることができる。これによ
り、羽根20の枚数、及び大きさによって風量と気圧差
とが変化する特性を解消することができる。
【0017】
【考案の効果】以上説明したように、本考案に係る気圧
風量調節ダンパによれば、通風系路の中途部分を空調エ
アの通風方向に仕切板で分割して複数の通風小口を形成
し、この通風小口毎に前記平板状羽根を配設し、平板状
羽根は、その表面に多数の孔が形成されたパンチングプ
レートで構成されると共に、空調エアの通風方向に対し
て傾斜した位置で通風系路を閉じるようにしたので、羽
根が僅かに回動しても気圧差が急激に変化せず、ダンパ
の回動量に対して気圧差や風量が比例性を有する。従っ
て、上流側と下流側の気圧差と、空調エアの風量とを容
易に微調整することができる。また、通風系路の口径が
大きい場合でも空調エアの整流効果を得ることができ、
羽根の枚数、及び大きさによって風量と気圧差とが変化
する不具合を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る気圧風量調節ダンパの実施例を示
す断面図
【図2】本考案に係る気圧風量調節ダンパで気圧差調整
を実施した説明図
【図3】本考案に係る気圧風量調節ダンパで風量調整を
実施した説明図
【図4】従来の気圧風量調節ダンパの実施例を示す断面
【図5】従来の気圧風量調節ダンパで気圧差調整を実施
した説明図
【図6】従来の気圧風量調節ダンパで風量調整を実施し
た説明図
【符号の説明】
10…気圧風量調節ダンパ 12…通風系路 16…仕切板 18…通風小口 20…羽根 24、26…端部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 換気空調設備の空調源から供給される空
    調エアの通風系路に回動自在に設けられ、該空調エアの
    風量と、その上流側と下流側の気圧差とを調整する平板
    状羽根を備えた気圧風量調節ダンパに於いて、前記通風
    系路の中途部分を空調エアの通風方向に仕切板で分割し
    て複数の通風小口を形成し、この通風小口毎に前記平板
    状羽根を配設し、平板状羽根は、その表面に多数の孔が
    形成されたパンチングプレートで構成されると共に、空
    調エアの通風方向に対して傾斜した位置で通風系路を閉
    じることを特徴とする気圧風量調節ダンパ。
JP1991050721U 1991-06-05 1991-06-05 気圧風量調節ダンパ Expired - Fee Related JP2561101Y2 (ja)

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