JP2001355907A - 可変風量ユニット - Google Patents

可変風量ユニット

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JP2001355907A
JP2001355907A JP2000177664A JP2000177664A JP2001355907A JP 2001355907 A JP2001355907 A JP 2001355907A JP 2000177664 A JP2000177664 A JP 2000177664A JP 2000177664 A JP2000177664 A JP 2000177664A JP 2001355907 A JP2001355907 A JP 2001355907A
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JP
Japan
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slide
slide damper
casing
damper set
air volume
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JP2000177664A
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English (en)
Inventor
Shuzo Akita
州三 秋田
Hiroshi Watanabe
博司 渡辺
Kosuke Onodera
功介 小野寺
Naoki Narahara
直樹 奈良原
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Kubota Corp
Kubota Kucho KK
Original Assignee
Kubota Corp
Kubota Kucho KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単純な構造で低コストに実現でき、低周波騒
音の発生を防止することができるとともに、長尺な直管
部を必要とせずに平均風速を測定することができる可変
風量ユニットを提供する。 【解決手段】 流路断面が直方形をなすケーシング11
と、ケーシング11の内部に空気流の流れ方向に対して
所定角度に傾斜して配置するスライドダンパセット14
と、スライドダンパセット14の下流側に配置する風速
センサ29とを備え、スライドダンパセット14がケー
シング11に固定配置する固定プレート15と、固定プ
レート15の上に摺動自在に配置するスライドプレート
16と、双方のプレート15、16に形成した複数の直
方形の開口17、18が全開状態で重なる位置と全閉状
態で重なる位置とにわたってスライドプレート16を駆
動する駆動手段19とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可変風量ユニット
に関し、一台の空気調和機から複数の部屋又はゾーンに
供給する風量を正確に制御することで送風動力を低減で
きる省エネルギーの空気調和システムに係るものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、図16に示すように、一般的なダ
ンパ装置1においてはダンパ2を回転軸3の軸心廻りに
回転自在に設け、ダンパ2の回転によって流路を開閉し
ている。また、図17に示すように、一台の空気調和機
4によって複数の空気調和対象の部屋又はゾーンに給気
する場合には、空気調和機4に接続した主ダクト5から
分岐する分岐ダクト6にダンパ装置1を介在させてお
り、ダンパ装置1の上流側に風速センサ(図示省略)を
配置している。
【0003】このダンパ装置1においては、ダンパ2の
中間開度において、ダンパ2の下流側に大きな渦(カル
マン渦)が発生し、低周波で大きな騒音が発生する原因
となっている。
【0004】この問題の解決のために、例えば特開平8
−327134号に開示する風量調整ダンパーがある。
これはダクト中間に介在して配置するケーシング内に複
数の羽根部を配置したもので、羽根部の回転によって流
路を開閉し、各羽根部に形成した複数の孔を羽根部相互
の摺動によって開閉するものであり、羽根部が回転する
時に羽根部の孔を開口した状態とすることによって、常
時微少量の風量を通過させることで騒音や風切り音の発
生を抑制している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したよう
な構成においては、羽根部の駆動機構が複雑でコスト高
となり、中間開度においては羽根部の孔を通過する風量
が減少し、結果として低周波の騒音は容易に減衰しな
い。また、全閉近傍においては羽根部の孔が非常に小さ
くなり、空空気流中の粉塵によって目詰まりが発生する
可能性があった。
【0006】また、一般的に、ダンパ装置1のダンパ2
の下流側ではカルマン渦の存在によって平均風速を測定
することが困難であるために、ダンパ装置1の上流側の
分岐ダクト6に風速センサを配置することが必須であ
り、しかも平均風速を正確に測定するためには分岐ダク
ト6を流れる空気流が整流状態であることが必要である
ので、分岐ダクト6にダクト径の4倍以上の長さの直管
部7を設ける必要があり、ダクト長が長くなる問題があ
った。
【0007】本発明は上記した課題を解決するものであ
り、単純な構造で低コストに実現でき、低周波騒音の発
生を防止することができるとともに、長尺な直管部を必
要とせずに風速を測定することができる可変風量ユニッ
トを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係る本発明の可変風量ユニットは、流路
断面が直方形をなすケーシングと、ケーシング内に空気
流の流れ方向に対して所定角度に傾斜して配置するスラ
イドダンパセットと、スライドダンパセットの下流側に
配置する風速センサとを備え、スライドダンパセットが
ケーシングに固定配置する固定プレートと、固定プレー
ト上で摺動自在に配置するスライドプレートと、双方の
プレートに形成した複数の直方形の開口が全開状態で重
なる位置と全閉状態で重なる位置とにわたってスライド
プレートを駆動する駆動手段とからなるものである。
【0009】上記した構成により、ケーシング内を流れ
る空気流は、スライドダンパセットの上流側から各直方
形の開口を通して下流側に流れ、駆動手段によってスラ
イドプレートを全開位置と全閉位置とにわたって駆動す
ることにより各直方形の開口の開度を調整してスライド
ダンパセットを通過する空気流の風量を制御する。
【0010】したがって、単純で強度的に優れ、かつ安
価な構造において風量調整機能を実現できる。ケーシン
グ内を流れる空気流がスライドダンパセットの各直方形
の開口を分散して通過することで、スライドダンパセッ
トの下流に発生する渦流が小さくなって騒音の発生を抑
制でき、発生騒音が高周波となるので減衰し易くなる。
空気流がスライドダンパセットの各直方形の開口を通過
することで整流されるので、スライドダンパセットの下
流側に配置した風速センサで平均風速を正確に測定する
ことができ、しかもこの平均風速の測定は各直方形の開
口における開度やスライドダンパセットの上流側のダク
トの形状に影響を受けることがない。
【0011】請求項2に係る本発明の可変風量ユニット
は、複数のスライドダンパセットを各上流側端縁もしく
は各下流側端縁で相互に当接させて配置し、各スライド
ダンパセットのスライドプレートを連動して駆動する駆
動手段を設けたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1〜図6において、可変風量ユ
ニット10は、ケーシング11が流路断面が直方形をな
し、入口側接続口12および出口側接続口13が円形の
流路断面を有している。ケーシング11の内部にはV字
状に一対のスライドダンパセット14を空気流の流れ方
向に対して所定角度に傾斜して配置しており、双方のス
ライドダンパセット14は上流側端縁で相互に当接して
いる。スライドダンパセット14は単体でも良く、複数
のスライドダンパセット14を上流側端縁もしくは各下
流側端縁で相互に当接させてN字、W字状に配置するこ
ともできる。
【0013】各スライドダンパセット14は、ケーシン
グ11に固定配置する固定プレート15と、固定プレー
ト15の板面上に摺動自在に配置するスライドプレート
16と、双方のプレート15、16に形成した複数の直
方形の開口17、18が全開状態で重なる位置と全閉状
態で重なる位置とにわたって各スライドプレート16を
駆動する駆動手段19とを有している。
【0014】駆動手段19は、スライドプレート16の
両側に設けたラック20と、各ラック20に噛合する一
対のピニオン21と、双方のピニオン21を装着する駆
動軸22と、双方のスライドダンパセット14の駆動軸
22を連動するリンク23と、一方の駆動軸22を回転
駆動するダンパアクチュエータ24とからなり、ケーシ
ング11の側部にコントロール基板25およびコントロ
ールカバー26を配置している。
【0015】この駆動手段は、図7に示すように、駆動
軸22に設けた車輪27とスライドプレート16とを板
ばね28で連結することでも構成できる。スライドダン
パセット14の下流側には風速センサ29を配置してお
り、風速センサ29はセンサ取付アーム30およびセン
サ取付プレート31でケーシング11に固定している。
【0016】図8に示すように、一台の空気調和機32
によって複数の空気調和対象の部屋又はゾーンに給気す
る場合には、空気調和機32に接続した主ダクト33に
エルボの分岐ダクト34または短管の分岐ダクト35を
介して可変風量ユニット10を接続する。
【0017】以下、上記した構成における作用を説明す
る。空気調和機32から主ダクト33および分岐ダクト
34、35を通して可変風量ユニット10に流入する空
気流は、入口側接続口12を通してケーシング11の内
部に流れ込む。
【0018】ケーシング11の内部を流れる空気流は、
スライドダンパセット14の上流側から各直方形の開口
17、18を通して下流側に流れる。この空気流の風量
の制御は各直方形の開口17、18の開度を調整して行
なう。駆動手段19は、ダンパアクチュエータ24によ
って一方の駆動軸22を回転駆動し、リンク23を介し
て他方の駆動軸22を連動して回転駆動し、ピニオン2
1とラック20の噛合によってスライドプレート16を
全開位置と全閉位置とにわたって駆動し、各直方形の開
口17、18の開度を調整して各スライドダンパセット
14を通過する空気流の風量を制御する。
【0019】したがって、図9(スライドダンパセット
14を単体で使用する構成)の模式図に示すように、ケ
ーシング11の内部を流れる空気流Aがスライドダンパ
セット14の各直方形の開口17、18を分散して通過
することで、スライドダンパセット14の下流に発生す
る渦流が小さくなって騒音の発生を抑制でき、発生騒音
が高周波となるので減衰し易くなる。
【0020】空気流Aがスライドダンパセット14の各
直方形の開口17、18を通過することで整流されるの
で、スライドダンパセット14の下流側に配置した風速
センサ29で平均風速を正確に測定することができる。
しかもこの平均風速の測定は各直方形の開口17、18
における開度やスライドダンパセット14の上流側の分
岐ダクト34、35の形状に影響を受けることがないの
で、分岐ダクト34、35を短くすることで、システム
の総ダクト長を抑制してコストの低減を図ることができ
る。
【0021】図10〜図11は、ケーシング11が流路
断面が直方形をなし、入口側接続口12および出口側接
続口13が直方形の流路断面を有する構成を示してい
る。図12〜図15は、ケーシング11が流路断面が直
方形をなし、入口側接続口12および出口側接続口13
が横方向に長く開口する直方形の流路断面を有し、駆動
手段19のラック20、ピニオン21を三箇所に配置す
る構成を示している。
【0022】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、単純で
強度的に優れ、かつ安価な構造において風量調整機能を
実現でき、空気流がスライドダンパセットの複数の開口
を分散して通過することで、スライドダンパセットの下
流に発生する渦流が小さくなって騒音の発生を抑制で
き、発生騒音が高周波となるので減衰し易くなる。空気
流がスライドダンパセットの複数の開口を通過すること
で整流されるので、スライドダンパセットの下流側に配
置した風速センサで平均風速を正確に測定することがで
き、しかもこの平均風速の測定は各直方形の開口におけ
る開度やスライドダンパセットの上流側のダクトの形状
に影響を受けることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における可変風量ユニット
の正面図である。
【図2】同可変風量ユニットの側面図である。
【図3】同可変風量ユニットの平面図である。
【図4】図3のA−A矢視断面図である。
【図5】図1のB−B矢視断面図である。
【図6】(a)、(b)、(c)は、同可変風量ユニッ
トにおける駆動手段の作用を示す模式図である。
【図7】(a)、(b)、(c)は、同可変風量ユニッ
トにおける他の駆動手段の作用を示す模式図である。
【図8】同可変風量ユニットを適用した空気調和システ
ムの配管図である。
【図9】本発明の実施の形態における可変風量ユニット
における作用の説明図である。
【図10】本発明の他の実施の形態における可変風量ユ
ニットを示す正面図である。
【図11】同可変風量ユニットを示す側面図である。
【図12】本発明の他の実施の形態における可変風量ユ
ニットを示す正面図である。
【図13】同可変風量ユニットを示す側面図である。
【図14】同可変風量ユニットを示す平面図である。
【図15】図12のC−C矢視断面図である。
【図16】従来のダンパ装置を示す模式図である。
【図17】従来の空気調和システムの配管図である。
【符号の説明】
10 可変風量ユニット 11 ケーシング 12 入口側接続口 13 出口側接続口 14 スライドダンパセット 15 固定プレート 16 スライドプレート 17、18 開口 19 駆動手段 20 ラック 21 ピニオン 22 駆動軸 23 リンク 24 ダンパアクチュエータ 25 コントロール基板 26 コントロールカバー 27 車輪 28 板ばね 29 風速センサ 30 センサ取付アーム 31 センサ取付プレート 32 空気調和機 33 主ダクト 34 分岐ダクト 35 分岐ダクト
フロントページの続き (72)発明者 渡辺 博司 栃木県宇都宮市平出工業団地28 クボタ空 調株式会社栃木工場内 (72)発明者 小野寺 功介 栃木県宇都宮市平出工業団地28 クボタ空 調株式会社栃木工場内 (72)発明者 奈良原 直樹 栃木県宇都宮市平出工業団地28 クボタ空 調株式会社栃木工場内 Fターム(参考) 3L080 AA05 3L081 AA06 AB02 EA01 EA03 HA09 HB04 HB06

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流路断面が直方形をなすケーシングと、
    ケーシング内に空気流の流れ方向に対して所定角度に傾
    斜して配置するスライドダンパセットと、スライドダン
    パセットの下流側に配置する風速センサとを備え、スラ
    イドダンパセットがケーシングに固定配置する固定プレ
    ートと、固定プレート上で摺動自在に配置するスライド
    プレートと、双方のプレートに形成した複数の直方形の
    開口が全開状態で重なる位置と全閉状態で重なる位置と
    にわたってスライドプレートを駆動する駆動手段とから
    なることを特徴とする可変風量ユニット。
  2. 【請求項2】 複数のスライドダンパセットを各上流側
    端縁もしくは各下流側端縁で相互に当接させて配置し、
    各スライドダンパセットのスライドプレートを連動して
    駆動する駆動手段を設けたことを特徴とする請求項1に
    記載の可変風量ユニット。
JP2000177664A 2000-06-14 2000-06-14 可変風量ユニット Pending JP2001355907A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007263532A (ja) * 2006-03-30 2007-10-11 Dainippon Printing Co Ltd 風速分布調整装置
JP2009534621A (ja) * 2006-04-20 2009-09-24 エアバス・オペレーションズ・ゲーエムベーハー 雑音最適化した空気分配器
JP2014043955A (ja) * 2012-08-24 2014-03-13 Azbil Corp ループダクトシステム

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