JPH06313612A - 空調用風量可変装置 - Google Patents

空調用風量可変装置

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Publication number
JPH06313612A
JPH06313612A JP5102389A JP10238993A JPH06313612A JP H06313612 A JPH06313612 A JP H06313612A JP 5102389 A JP5102389 A JP 5102389A JP 10238993 A JP10238993 A JP 10238993A JP H06313612 A JPH06313612 A JP H06313612A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
shutters
shutter
conditioning
air flow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5102389A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriko Sekihara
典子 関原
Masanori Tanigawa
雅則 谷川
Yoshito Kubo
吉人 久保
Masahito Watabe
雅仁 渡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Ecology Systems Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Seiko Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Seiko Co Ltd filed Critical Matsushita Seiko Co Ltd
Priority to JP5102389A priority Critical patent/JPH06313612A/ja
Publication of JPH06313612A publication Critical patent/JPH06313612A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 通過する空調空気の気流の乱れを防ぎ、圧力
損失を低下させ、気流の乱れによる発生騒音を低下させ
る空調用風量可変装置を提供することを目的とする。 【構成】 複数のスリット孔2を設けた円錐形状のシャ
ッタ3を複数枚重ね合わせ、シャッタを回転して相互の
スリット孔2の重なりにより形成される開口面積を増減
することにより通過する風量を可変とし、空調空気の気
流を乱さず、ダクト101の中心へ向かって吹出すので
圧力損失の増加を抑え、気流の乱れによる発生騒音を低
下させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和設備のダクト
内に設置される空調用風量可変装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、ダクト式空調が普及する中、吹出
し風量を制御する空調用風量可変装置は装置内を通過す
る空調空気の気流を乱さず、低騒音であることが求めら
れている。
【0003】従来、この種の空調用風量可変装置は、図
7と図8に示すような構成が一般的であった。以下、そ
の構成について図7と図8を参照しながら説明する。
【0004】図に示すように、従来の空気調和設備のダ
クト101内に設置される空調用風量可変装置は、円形
断面のダクト101の直径方向に配置された支持部材1
02にヒンジ103により一対の半円形状の板104
a、104bを組み合わせて構成されており、風上側に
向けて開閉可能となっており、風下側からは前記支持部
材102に各々取り付けられたネジ部材105a、10
5bを調整することにより、板104aおよび104b
の開度を変化させ、風量の増減を行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の空調
用風量可変装置では、小風量時、空調用風量可変装置の
各板104aおよび104bが、空調空気の流れに対し
約80度以上開くと、通過する空調空気の気流に乱れが
生じ、騒音源となるという課題があった。
【0006】本発明は上記課題を解決するもので、通過
する空調空気の気流の乱れを防ぎ、空調空気の気流の乱
れによって生じる騒音を低下させることのできる圧力損
失の小さい空調用風量可変装置を提供することを第1の
目的としている。
【0007】第2の目的は、重ね合わせた複数のシャッ
タのうちのを1枚のみを回転させることにより必要とす
るシャッタの開度を得ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の目的を達
成するための第1の手段は、空調空気を遮断する複数の
シャッタと前記シャッタを固定する固定手段と前記シャ
ッタを回転する駆動手段を設け、前記シャッタを円錐形
状として、前記シャッタの側面に複数の扇状のスリット
孔を設け、前記シャッタを複数枚を重ね合わせ、重ね合
わせた前記シャッタを回転可能な構成としたものであ
る。
【0009】また、第2の目的を達成するための第2の
手段は、3枚以上の前記シャッタを重ね合わせ、n枚目
とn+1枚目の接する面にn枚目には突起を、n+1枚
目には前記突起と嵌合するガイドを設けた構成としたも
のである。
【0010】
【作用】本発明は上記した第1の手段の構成により、通
過する空調空気の気流の乱れを防ぐことができ、空調空
気の気流の乱れによって生じる騒音と、圧力損失を小さ
くすることができるものである。
【0011】また、第2の手段の構成により重ね合わせ
たシャッタを1枚のみ回転させることにより、必要とす
るシャッタの開度を得ることができるものである。
【0012】
【実施例】以下、本発明の第1実施例について、図1〜
図3を参照しながら説明する。
【0013】図に示すように、空気調和設備のダクト内
に設置された空調用風量可変装置1は、複数の扇状のス
リット孔2を設けた円錐形状のシャッタ3a、3bを回
転可能に重ね合わせ、固定部材4により固定されてい
る。シャッタ3aおよび3bは、それぞれ全開時の空気
通過面積を確保するため、円錐中心から等間隔に投影中
心角度22.5°の扇状のスリット孔2を設けている。
シャッタ3a、3bによるダクト内の空調空気の通過投
影面積は最大約50%となるが、シャッタ3a、3bが
円錐形状であるため、約50%の通過投影面積である平
板のシャッタを用いた場合よりも開口部分の面積は大き
く、また、シャッタ3a、3bが円錐形状であるため、
空調空気の流れをダクト中心へ向かって誘導するので空
調空気の気流を乱すことがなくなり、圧力損失が小さく
なる。便宜上、本実施例では一方のシャッタ3aが回転
自在、他方のシャッタ3bが固定状態に設定し、初期状
態でシャッタ3aのスリット孔2aとシャッタ3bのス
リット孔2bは相互のシャッタにより閉鎖されている。
シャッタ3aには、シャッタ3aを回転するためのつま
み5が突出しており、0〜22.5°の回転角度の範囲
内で通過投影面積をダクト断面積に対し約50〜100
%に調節できる。
【0014】上記構成により、つまみ5を介してシャッ
タ3aを回転させると、シャッタ3aのスリット孔2a
とシャッタ3bのスリット孔2bとが重なり、シャッタ
3a、3bに開口部6が現れる。開口部6の面積が大き
くなるようにシャッタ3aを回転させると、空調空気の
通過抵抗が小さくなり、空調用風量可変装置1を通過す
る風量を増加することができる。また、開口部6の面積
が小さくなるようにシャッタ3aを回転させると、空調
空気の通過抵抗が大きくなり、空調用風量可変装置1を
通過する風量を減少させることができる。空調用風量可
変装置1を通過する空調空気は、円錐形状のシャッタ3
a、3bによりダクトの中心へ導かれて下流側に流出す
るため、乱れを生じず、空調空気の気流の乱れにより生
じる騒音を低下させることができる。
【0015】このように本発明の実施例の空調用風量可
変装置によれば、複数の扇状のスリット孔2を設けた円
錐形状のシャッタ3a、3bを回転することにより、相
互のスリット孔2の重なりを変えて開口面積を増減する
ことにより、通過する空調空気の風量を変化させること
ができ、空調空気の気流の乱れを生じさせず、気流の乱
れによる発生騒音を低下させることができる。
【0016】なお、スリット孔2全開時の開口面積を増
大させて圧力損失をさらに低下させるために3枚以上の
シャッタを用いても良く、その作用効果に差異を生じな
い。
【0017】また、空調用風量可変装置と吹出しチャン
バーと一体化しても良く、その作用効果に差異を生じな
い。
【0018】また、空調用風量可変装置1の下流側に風
量を測定するセンサと、センサからの信号によりシャッ
タを回転させる駆動部を設けても良く、その作用効果に
差異を生じない。
【0019】つぎに本発明の第2実施例について、図4
〜図6を参照しながら説明する。図4〜図6は空調用風
量可変装置1の動作を示している。図に示すように、空
調用風量可変装置1は、複数の扇状のスリット孔2(図
示せず)を設けた円錐形状のシャッタ3a、3b、3c
(図示せず)を回転可能に重ね合わせ、固定部材4(図
示せず)により固定されている。突起7とガイド8は嵌
合するようにシャッタ3aのスリット孔2bと接する面
に突起7が、シャッタ3bのスリット孔2aと接する面
にガイド8が形成されている。シャッタ3aにはつまみ
5(図示せず)が突出している。便宜上、本実施例では
シャッタ3a、3bが回転自在、他のシャッタ3cが固
定状態に設定し、初期状態でシャッタ3aのスリット孔
2aとシャッタ3bのスリット孔2aとシャッタ3cの
スリット孔2cとは相互のシャッタにより閉鎖されてい
る。
【0020】上記構成により、つまみ5を介してシャッ
タ3aを回転させると、シャッタ3aのスリット孔2a
とシャッタ3b、3cのスリット孔2b、2cとが重な
り、空調用風量可変装置1に開口部6が現れる(図示せ
ず)。さらに図5のように突起7がガイド8の端にくる
までつまみ5を介してシャッタ3aを回転させると、開
口部6はさらに大きくなり、図6のようにシャッタ3a
とシャッタ3bは一体化して回転するようになる。シャ
ッタ3aを逆に回転させると、シャッタ3aとシャッタ
3bは一体化して回転し、突起7がガイド8の図5とは
逆の端にくる。さらに回転させると、シャッタ3aのみ
が回転し、スリット孔2が重なって形成されていた開口
部6をシャッタ3a、3b、3cが互に閉鎖し合う状態
まで戻る。
【0021】このように本発明の第2実施例の空調用風
量可変装置によれば、重ね合わせたシャッタを1枚のみ
回転させることにより必要とするシャッタの開度を得る
ことができる。
【0022】なお、実施例ではシャッタ枚数を3枚とし
たが、4枚以上としてもよい。また、実施例ではシャッ
タをつまみを介して手動で回転させたが、電動で駆動し
てもよい。
【0023】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば複数のスリット孔を設けた円錐形状のシャッ
タを回転可能に重ね合わせ、相互のスリット孔の重なり
をシャッタを回転させて開口面積を増減することによ
り、通過する空調空気の風量を変化させ、さらに円錐形
状のため通過する空調空気を誘導して気流の乱れを防
ぎ、乱れによって生じる騒音を低下させることのできる
効果のある空調用風量可変装置を提供できる。
【0024】また、3枚以上のシャッタを重ね合わせて
も、1枚のシャッタを駆動すると他のシャッタが連動し
て回転し、スリット孔の重なりによって生じる開口部の
大きさを正確に調節できる効果のある空調用風量可変装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例の空調用風量可変装置の断
面図
【図2】同平面図
【図3】同平面図
【図4】同第2実施例の部分断面図
【図5】同部分断面図
【図6】同部分断面図
【図7】従来の空調用風量可変装置の断面図
【図8】図7のA−A断面図
【符号の説明】
1 空調用風量可変装置 2 スリット孔 3 シャッタ 4 固定部材 5 つまみ 7 突起 8 ガイド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡部 雅仁 大阪府大阪市城東区今福西6丁目2番61号 松下精工株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空調空気を遮断する複数のシャッタと前
    記シャッタを固定する固定手段と前記シャッタを回転す
    る駆動手段を設け、前記シャッタを円錐形状をとし、前
    記シャッタの側面に複数の扇状のスリット孔を設け、前
    記シャッタを複数枚重ね合わせ、重ね合わせた前記シャ
    ッタを回転可能な構成とした空調用風量可変装置。
  2. 【請求項2】 3枚以上の前記シャッタを重ね合わせ、
    n枚目とn+1枚目の接する面にn枚目には突起を、n
    +1枚目には前記突起と嵌合するガイドを設けた請求項
    1記載の空調用風量可変装置。
JP5102389A 1993-04-28 1993-04-28 空調用風量可変装置 Pending JPH06313612A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5102389A JPH06313612A (ja) 1993-04-28 1993-04-28 空調用風量可変装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5102389A JPH06313612A (ja) 1993-04-28 1993-04-28 空調用風量可変装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06313612A true JPH06313612A (ja) 1994-11-08

Family

ID=14326101

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5102389A Pending JPH06313612A (ja) 1993-04-28 1993-04-28 空調用風量可変装置

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JP (1) JPH06313612A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013099502A1 (ja) * 2011-12-28 2013-07-04 株式会社椿本チエイン 受粉装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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