JPH04103553U - 風量調整装置 - Google Patents

風量調整装置

Info

Publication number
JPH04103553U
JPH04103553U JP1077791U JP1077791U JPH04103553U JP H04103553 U JPH04103553 U JP H04103553U JP 1077791 U JP1077791 U JP 1077791U JP 1077791 U JP1077791 U JP 1077791U JP H04103553 U JPH04103553 U JP H04103553U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
damper plate
air volume
volume adjustment
air
adjustment device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1077791U
Other languages
English (en)
Inventor
正一 西村
義男 藤原
Original Assignee
三菱重工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 三菱重工業株式会社 filed Critical 三菱重工業株式会社
Priority to JP1077791U priority Critical patent/JPH04103553U/ja
Publication of JPH04103553U publication Critical patent/JPH04103553U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 [目的]風速分布の偏向が少なく、騒音の少ない風量調
整装置を得る。 [構成]ダンパ板3に複数個の開口3hを分散配設して
開け、かつ、ダンパ板3の表面に吸音材5を付着した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、風量調整装置の改良に係り、特に、完全な閉止を要しない風量調 整装置の偏流及び騒音を防止する手段に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の風量調整装置のダンパ板は回動可能な単なる平板であり、このダンパ板 を回動させて、流れに直角の位置では閉、流れに平行の位置では開、その中間の 角度位置ではその角度に応じた風量が得られるというものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の風量調整装置は上記のようであるが、中間位置の状態では、風の通路は ダンパ板の両端部のみとなるので、ダンパ板の後流では、大きな渦が生じ、風速 分布に大きな偏向が生じ、吹き出し口が近くにある場合は吹き出しが不均一とな り、騒音も生じやすいというような課題があった。客船やホテル等では、吹き出 し流れが均一であることや、騒音がないことが特に要求される。
【0004】 この考案は上記課題を解消するためになされたもので、流れに大きな偏向が生 じることなく、騒音が少ない風量調整装置を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案に係る風量調整装置は、ダンパ板に複数個の開口を分散配設し、かつ 、前記ダンパ板の表面に吸音材を付着したものである。
【0006】
【作用】
この考案におけるダンパ板に分散配設された複数個の開口は、空気をこの複数 個の開口を通過させて流す。したがって、半開状態でも、空気は、ダンパ板の両 端部を通過するとともに、この複数個の開口を通過して流れるため、大きな渦や 大きな偏流が生じない。また、渦や偏流が小さいので騒音の発生も少ない。また 、ダンパ板の表面に付着された吸音材は通過する空気中の騒音を吸収する。
【0007】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図について説明する。図1はこの考案の一実施例 による風量調整装置を示し、(A)は正面図、(B)はB−B断面図、(C)は C−C端面図である。図において、2は通風風路を形成するダクトであり、この 風路を通過する空気の流量を調整するためダンパ板3が設けられている。ダンパ 板3には軸7が設けられており、軸7はダクト2に回動自在に支持されている。 軸7には開閉ハンドル9が取り付けられており、開閉ハンドル9を動かしてダン パ板3の角度を変更設定することができる。ダンパ板3には複数個の開口3hが 分散配設して開けられている。また、ダンパ板3の上流側表面には吸音材5が付 着されている。吸音材5としてはコルク,グラスウール,プラスチック材,鉛粒 を含むゴム材等の既存の吸音材料を用いればよい。
【0008】 次に、作用について説明する。この風量調整装置のダンパ板3を、開閉ハンド ル9により軸7を中心として回動させて、空気の流れ方向に直角の方向とすれば 閉止状態となる。しかし、空気は開口3hを通過して少しは流れるので、完全に 流れを遮断することはできない。この閉止状態では、少流量の空気が、図示のよ うにダンパ板3の全面に分散配設されて開けられた開口3hを通過した後、均一 な風速分布で流れる。また、流れが均一なので騒音の発生は少ない。さらに、騒 音は吸音材5により吸収されて静粛に空気が供給される。
【0009】 ダンパ板3が半開の状態では、空気は、ダンパ板3の両端部とダクト2の内面 との間を通過して流れるとともに、ダンパ板3の全面に分散配設された各開口3 hを通過して流れるので、ダンパ板3を通過した後、大きな渦が生じることなく 、風速分布はほぼ均一であり、ダンパ板3の直後に吹き出し口があっても、均一 な吹き出し流れが得られる。また、風速分布が均一であり、大きな渦がなく、高 速の流れがないので、騒音の発生が少ない。また、吸音材5は騒音を吸収する。 なお、風量はダンパ板3の傾斜角度に応じて決まる。
【0010】 なお、図では、吸音材5をダンパ板3の前面のみに取り付けたが、後面にも吸 音材を取り付けることができる。また、開口3hの数,形状等は一例を示すもの であり、変更可能である。
【0011】
【考案の効果】
以上のように、この考案によれば、空気は、ダンパ板の両端部とともに、ダン パ板の開口も通過して流れるので、大きな渦が発生せず、偏流が少なく、吹き出 しの風速分布が均一になる。また、騒音の発生も低下するとともに、吸音材によ り騒音が吸収されて静粛に送風することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例による風量調整装置を示
し、(A)は正面図、(B)はB−B断面図、(C)は
C−C端面図である。
【符号の説明】
2:ダクト、 3:ダンパ板、3h:開口、 5:吸音材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 風路を横断して回動可能に設けられたダ
    ンパ板により風量を調整する風量調整装置において、前
    記ダンパ板に複数個の開口を分散配設し、かつ、前記ダ
    ンパ板の表面に吸音材を付着したことを特徴とする風量
    調整装置。
JP1077791U 1991-02-07 1991-02-07 風量調整装置 Pending JPH04103553U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1077791U JPH04103553U (ja) 1991-02-07 1991-02-07 風量調整装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1077791U JPH04103553U (ja) 1991-02-07 1991-02-07 風量調整装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04103553U true JPH04103553U (ja) 1992-09-07

Family

ID=31743972

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1077791U Pending JPH04103553U (ja) 1991-02-07 1991-02-07 風量調整装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04103553U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014190650A (ja) * 2013-03-28 2014-10-06 Toto Ltd 浴室空調装置
JP2017009759A (ja) * 2015-06-19 2017-01-12 大和ハウス工業株式会社 吸音構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014190650A (ja) * 2013-03-28 2014-10-06 Toto Ltd 浴室空調装置
JP2017009759A (ja) * 2015-06-19 2017-01-12 大和ハウス工業株式会社 吸音構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU3801693A (en) Nozzle for discharging air and method
JPH09300943A (ja) 空調用レジスタ
JPH04103553U (ja) 風量調整装置
CN208579494U (zh) 导风结构和具有其的空调器
CN207299436U (zh) 用于空调器的导风结构和空调器
JP2001153447A (ja) 流量調整用ダンパー
US10899207B2 (en) Tonneau cover structured to redirect airflow around vehicle
JP2561101Y2 (ja) 気圧風量調節ダンパ
JPH0464854A (ja) 空気調和機の吹出装置
JPH08230452A (ja) 車両用空調機の吹出装置
JPS6317954Y2 (ja)
JPS581341B2 (ja) 風量制御器
JPH1114132A (ja) ダクトの風量調整機構付きダンパー
JPH0771631A (ja) 流量調整機構
JPH055388Y2 (ja)
JPS62228834A (ja) 空調用レジスタ−
CN209041190U (zh) 一种无叶风扇的排气结构
JPH081403Y2 (ja) 風量調整用ダンパー
JP2529518B2 (ja) ラインディフュ―ザの風量調節装置
JPS61195236A (ja) 流れ方向制御装置
JPH0356748Y2 (ja)
JPH09243151A (ja) ダンパ装置
JPS5848512Y2 (ja) ダンパ
JPH0424463A (ja) 空気調和装置
JPH0345310U (ja)