JP2525126Y2 - 空調機のノズル吹出具 - Google Patents

空調機のノズル吹出具

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JP2525126Y2
JP2525126Y2 JP1991029440U JP2944091U JP2525126Y2 JP 2525126 Y2 JP2525126 Y2 JP 2525126Y2 JP 1991029440 U JP1991029440 U JP 1991029440U JP 2944091 U JP2944091 U JP 2944091U JP 2525126 Y2 JP2525126 Y2 JP 2525126Y2
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JP
Japan
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nozzle
air conditioner
air
blower
outlet
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JP1991029440U
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JPH04117338U (ja
Inventor
卓 坂下
義久 細江
Original Assignee
日立冷熱株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、空調機の送風吹出口に
設けるノズル吹出具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】空調機の送風吹出口から離れた地点にお
いて空調感を得るため、吹出風速のみを上昇させるノズ
ル形状の吹出口は従来から実用化されており、これに
は、例えば、図7〜図10に示すものがある。しかし、
いずれも気流の風速変化、温度変化及び吹出口の騒音に
ついては配慮されていなかった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の吹出口は、吹出
風速を上昇させることが目的であって、吹出口から吹き
出された気流の風速変化率、気流の温度変化については
配慮されておらず、特に、屋外大気中に空調された空気
を吹き出す場合、自然の風の干渉などの影響を受けると
ともに、吹出口から吹き出された気流は周囲の大気を巻
き込む結果、人間が最適と感じるような空調感覚を得ら
れない等の問題があった。
【0004】本考案は、空調機からの送風が拡散されず
に吹出口から離れた位置にも集中して導くことができる
ようにした空調機のノズル吹出具を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案の空調機のノズル吹出具は、筒状部と、該筒
状部の内部に設けた先端を絞ったノズル部とで構成する
とともに、ノズル部の前方に筒状部が延出するようにノ
ズル部を筒状部の開口端より後方に没入して設けたこと
を要旨とする。この場合において、ノズル部のノズル角
は、20〜45度の範囲に設定することが望ましく、ま
た、必要に応じて、筒状部の開口端に案内羽根を設けた
ことができる。
【0006】
【作用】ノズル部を通過した気流の風速は、気流通路断
面積に反比例して上昇するため、空調機からの送風が拡
散されず、吹出口から離れた位置にも集中して導くこと
ができる一定距離離れた地点でも気流を感じることがで
きる。また、ノズル部の前方に筒状部が延出するように
ノズル部を筒状部の開口端より後方に没入して設けるよ
うにしているため、このノズル部の前方に形成した筒状
部により気流通路が急拡大せず、ノズル部を通過した気
流の拡散及び大気の巻き込みを防止することができる。
【0007】
【実施例】以下、本考案を図示の実施例に基づいて説明
する。空調機の吹出口に本体1にダクト2を介してノズ
ル吹出具3を配設する(図2参照)か、又は本体1の吹
出口に直接ノズル吹出具3を設ける。なお、ダクト2に
可撓性のダクトを使用することにより、吹出口部分を自
由自在に曲げることができ、風向を自由に変更できるも
のとなる。吹出具3は、図1に示すように、筒状部31
と、筒状部31の内部に設けた円錐形状に先端を絞った
ノズル部32と、筒状部31の開口端面を覆うカバー3
3とで構成するとともに、ノズル部32の前方に筒状部
31が延出するようにノズル部32を筒状部31の開口
端より後方に没入して設けたものである。これにより、
ノズル吹出具3を経て吹き出されるノズル部32を通過
した気流の風速は、気流通路断面積に反比例して上昇す
る。
【0008】この場合において、筒状部31の開口端に
おける大気の巻き込みをより少なくするため、ノズル吹
出具3びノズル部32のノズル角(α)は、20゜<α
<45゜の範囲において適宣決定することが望ましい。
なお、図示の実施例では30度とした。
【0009】ノズル吹出具3は、図3に示すように、ダ
クト2の途中に設けることもできる。この場合、図4に
示すように、ノズル部32の前方に延出する筒状部31
に、可動式の案内羽根4を設け、風向を自由に変更調整
できるようにすることもできる。これにより、整流効果
を高め、また、自由に風向を変更できるため、空調感を
向上することができる。
【0010】ノズル吹出具3は、図5(a)に示すよう
に、ノズル部32の前方に筒状部31が延出するように
ノズル部32を筒状部31の開口端より後方に没入して
設けるようにしているため、このノズル部32の前方に
形成した筒状部31により気流通路が急拡大せず、図5
(b)に示すノズル部32’を筒状部31’の開口端に
設けた場合と比較して、ノズル部32を通過した気流の
拡散及び大気の巻き込みを有効に防止することができ
る。図6は、ノズル部32を筒状部31の開口端より後
方に没入して設けたノズル吹出具3(本考案。D1:1
25mm、D2:90mm、L1:D1−D2)と、ノズル
部32を筒状部31の開口端に設けたノズル吹出具(比
較例)を、それぞれダクト2の先端に装着した場合の、
吹出口から夫々0.5m、1.0m、1.5m離れた地
点における風速及び温度を計測した結果を示したもので
ある。この図からも明らかなように、本考案のノズル吹
出具3を装着することにより、吹出口周囲の空気を巻き
込むことなく、空調された気流の温度を吹出口から離れ
た位置でも維持することができることを示している。
【0011】なお、本考案のノズル吹出具は、上記実施
例の断面円形のダクトに用いるノズル吹出具3に限定さ
れず、例えば、断面角形のダクトの場合に用いる断面角
形から円形に気流を絞り込む形状のもの等を含むもので
ある。
【0012】本第1考案によれば、空調機からの送風が
拡散されず、吹出口から離れた位置にも集中して導くこ
とができる一定距離離れた地点でも気流を感じることが
できる。特に、ノズル部の前方に筒状部が延出するよう
にノズル部を筒状部の開口端より後方に没入して設ける
ようにしているため、このノズル部の前方に形成した筒
状部により気流通路が急拡大せず、ノズル部を通過した
気流の拡散及び大気の巻き込みを防止することができる
とともに、筒状部の開口端面を覆うカバーや案内羽根を
容易に装着することができる。
【0013】また、本第2考案によれば、筒状部の開口
端における大気の巻き込みをより少なくすることができ
る。
【0014】また、本第3考案によれば、整流効果を高
め、また、自由に風向を変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の空調機のノズル吹出具の一実施例を示
す断面図である。
【図2】図1のノズル吹出具を備えた空調機の一実施例
を示す外観図である。
【図3】本考案の空調機のノズル吹出具を備えた空調機
の一実施例を示す外観図である。
【図4】図3の要部断面図である。
【図5】(a)本考案の空調機のノズル吹出具及び
(b)比較例の気流の説明図である。
【図6】本考案の空調機のノズル吹出具を備えた空調機
による風速と温度を示す説明図である。
【図7】公知の空調機を示す外観図である。
【図8】図7の吹出口を示す断面図である。
【図9】公知の空調機を示す外観図である。
【図10】図8の吹出口を示す断面図である。
【符号の説明】
1 本体 2 ダクト 3 ノズル吹出具 31 筒状部 32 ノズル部 33 カバー 4 案内羽根

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空調機の送風吹出口に設けるノズル吹出
    具(3)であって、筒状部(31)と、該筒状部(3
    1)の内部に設けた先端を絞ったノズル部(32)とで
    構成するとともに、ノズル部(32)の前方に筒状部
    (31)が延出するようにノズル部(32)を筒状部
    (31)の開口端より後方に没入して設けたことを特徴
    とする空調機のノズル吹出具。
  2. 【請求項2】 ノズル部(32)のノズル角を20〜4
    5度の範囲に設定したことを特徴とする請求項1記載の
    空調機のノズル吹出具。
  3. 【請求項3】 筒状部(31)の開口端に案内羽根
    (4)を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の
    空調機のノズル吹出具。
JP1991029440U 1991-04-02 1991-04-02 空調機のノズル吹出具 Expired - Lifetime JP2525126Y2 (ja)

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JPS5423980U (ja) * 1977-07-21 1979-02-16
JPS5490236A (en) * 1976-11-29 1979-07-17 Ota Toshuki Delustering agent for coating

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