JPH1114132A - ダクトの風量調整機構付きダンパー - Google Patents

ダクトの風量調整機構付きダンパー

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JPH1114132A
JPH1114132A JP9184475A JP18447597A JPH1114132A JP H1114132 A JPH1114132 A JP H1114132A JP 9184475 A JP9184475 A JP 9184475A JP 18447597 A JP18447597 A JP 18447597A JP H1114132 A JPH1114132 A JP H1114132A
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JP
Japan
Prior art keywords
duct
damper
adjusting
thin
air volume
Prior art date
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Pending
Application number
JP9184475A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Saiki
純一 斉木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Plant Technologies Ltd
Original Assignee
Hitachi Plant Technologies Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】風切り音を発生させることなく風量調節を行う
ことができるダンパーを提供する。 【解決手段】本発明は、流線形状に弾性変形するステン
レスシート34、36をダクトの壁面に配置させ、そし
て、このステンレスシート34、36を気流の向きに対
し垂直方向に弾性変形させて風道面積を調整する調整部
16を有している。この調整部16でステンレスシート
34、36を弾性変形させて風道面積を小さくしていく
と、ステンレスシート34、36が流線形状に弾性変形
し、そして気流はステンレスシート34、36の曲面に
沿って乱れることなく風道を通過する。よって、風切り
音は発生しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダクトの風量調整
機構付きダンパーに係り、特にダクト内の風量調整を行
うと共に消音機能を備えたダクトの風量調整機構付きダ
ンパーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のダクトの風量調整機構付きダンパ
ーは、ダクト内にダンパ板を回動自在に設け、このダン
パ板を回動させて風道面積を調節することにより風量を
調整している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のダンパーでは、前記ダンパ板を風向きに対して垂直
方向に回動させて風道面積を小さくしていくと、その風
道を通過する直前に気流がダンパ板に衝突して乱れた状
態で通過するので、風切り音が発生するという欠点があ
る。
【0004】この風切音を軽減するための消音装置を別
個設けることが考えられるが、消音装置を設けると、全
開から全閉までの開度調整ができなくなると共に、風の
流れに大きな偏向が生じるため根本的な解決にはならな
い。本発明は、このような事情に鑑みてなされたもの
で、風切り音を発生させることなく風量調節することが
できるダクトの風量調整機構付きダンパーを提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、ダクトの風道面積を調節して風量調整を
行うダクトの風量調整機構付きダンパーに於いて、前記
ダクト内に風向き方向に沿って湾曲し、湾曲形状を変え
ることにより前記風道面積を調整する薄板弾性板と、前
記薄板弾性板を一方向に付勢する付勢手段と、前記薄板
弾性板に連結されて前記付勢手段付勢力に抗して前記薄
板弾性板を弾性変形させて前記風道面積を調整する調整
手段と、から構成されることを特徴とする。
【0006】本発明によれば、調整手段で薄板弾性板を
弾性変形させて風道面積を小さくしていくと、薄板弾性
板は弾性変形するため、薄板弾性板で小さくされた風道
の上流側周面が曲面状になる。これにより、気流は、前
記曲面に沿って円滑に前記風道を通過するので、風切り
音は発生しない。
【0007】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って、本発明に
係るダクトの風量調整機構付きダンパーの好ましい実施
の形態について説明する。図1は、本発明に係るダンパ
ーの第1の実施の形態を示す斜視図である。同図に示す
ように、ダンパー10は図中矢印の方向に気流が通過す
るダクト12の所定位置に設けられ、その両端に設けら
れたフランジ14、14を介して両側のダクト12、1
2に接続されている。
【0008】図2は図1のダンパー10のA−A線に沿
った断面図であり、図3は図1のダンパー10のB−B
線に沿った断面図である。これらの図に示すように、ダ
ンパー10は主として、薄板弾性板である極薄の一対の
ステンレスシート34、36、及びステンレスシート3
4、36を弾性変形させて風道面積を調整する調整部1
6等から構成される。なお、本実施の形態では、薄板弾
性板としてステンレスシートを適用したが、これに限ら
れるものではなく、ゴムシートでも良い。
【0009】ステンレスシート34はダンパーケース1
7の上面側に配置され、上流側縁部がフレーム42の上
縁に固定され、下流側縁部がフレーム44の上縁に固定
される。ステンレスシート36はダンパーケース17の
下面側に配置され、上流側縁部がフレーム42の下縁に
固定され、下流側縁部がフレーム44の下縁に固定され
る。また、フレーム42は、ダンパーケース17に取り
付けられた複数本のスプリング46、46…によって上
流側に付勢されており、フレーム44は、ダンパーケー
ス17に取り付けられた複数本のスプリング47、47
…によって下流側に付勢される。
【0010】したがって、ステンレスシート34、36
は、フレーム42、44を介して伝達されるスプリング
46、47の付勢力によって互いに離れる方向に付勢さ
れる。なお、図2に示すステンレスシート34、36
は、後述する調整部16によって弾性変形された状態を
示し、ステンレスシート34、36間の風道面積を小さ
くした状態を示している。また、フレーム42、44
は、ダクト12を通過する気流が衝突しないようにダク
ト12の口径よりも開口部が大きく形成されている。
【0011】ステンレスシート34の下面には吸音材3
8が貼付され、ステンレスシート36の上面には吸音材
40が貼付される。吸音材38、40はグラスウールと
ガラスクロスとから構成されダクト12内の騒音を消音
する。図4は吸音材38、40の構成を示す説明図であ
る。同図によれば、複数の鋲52、52…の頭部がステ
ンレスシート34、36にスポット溶接され、その鋲5
2、52…にグラスウール54が差し込まれ、そして、
その上からガラスクロス56が差し込まれている。そし
て、ガラスクロス56から突出した鋲52、52…の先
端に円板状の止金58、58…が固着されることにより
構成されている。
【0012】ところで、調整部16は、ねじ棒22とハ
ンドル24と一対の金具30、32とから構成されてい
る。ねじ棒22は、ダンパーケース17に垂直方向にか
つ中央部に貫通配置され、その上端と下端とが軸受2
6、28によって回転自在に支持されている。ねじ棒2
2の上端には、ハンドル24が固着されている。また、
ねじ棒22の上半分には右ねじ31が形成され、下半分
には左ねじ33が形成されている。右ねじ31には金具
30が螺合されており、金具30はステンレスシート3
4の上面に固着されている。また、左ねじ33には金具
32が螺合され、この金具32はステンレスシート36
の下面に固着されている。
【0013】したがって、ハンドル24でねじ棒22を
一方向に回転させると、右ねじ31、左ねじ33及び金
具30、32の作用によってステンレスシート34、3
6が互いに近づく方向及び遠ざかる方向に弾性変形さ
れ、風道面積を調整することができる。また、ダンパー
ケース17の左右両面の内壁には吸音材50、50が貼
着されている。図5は吸音材50の構成を示す図であ
る。同図に示す吸音材50は、ステンレスシート34、
36にグラスウール54が貼着され、その上にガラスク
ロス56が貼着され、そして、その上からパンチングシ
ート51を被覆することにより構成されている。
【0014】次に、上記の如く構成されたボリウムダン
パーの作用について説明する。まず、ボリウムダンパー
10の風道面積を大きくする場合には、ハンドル24を
図1中A方向に回転しねじ棒22を回転させる。ねじ棒
22が回転すると、金具30が右ねじ31に沿って上昇
するのでステンレスシート34は元のフラットな形状に
弾性復帰される。そして、金具32が左ねじ33に沿っ
て下降するのでステンレスシート36も同様に元のフラ
ットな形状に弾性復帰される。これによって、ステンレ
スシート34、36が互いに遠ざかるので風道面積が大
きくなる。
【0015】次に、風道面積を小さくする場合には、ハ
ンドル24を図1中B方向に回転しねじ棒22を回転さ
せる。ねじ棒22が回転すると、金具30が右ねじ31
に沿って下降するのでステンレスシート34は図2に示
すように流線形状に弾性変形していく。そして、金具3
2が左ねじ33に沿って上昇するのでステンレスシート
36も同様に流線形状に弾性変形していく。これによっ
て、ステンレスシート34、36が互いに接近するので
風道面積が小さくなる。
【0016】風道面積を小さくした状態において、ダク
ト12内を流れる気流は、ステンレスシート34、36
の流線形状に変形した曲面に沿って、前記小さくした風
道開口部を通過する。したがって、前記気流は乱れるこ
となく前記風道開口部を円滑に通過するので、風切り音
は発生しない。図6は、ダンパーの第2の実施の形態を
示す断面図であり、図2に示した第1の実施の形態と同
一若しくは類似の部材については同一の符号を付してそ
の説明は省略する。同図に示すボリウムダンパー60
は、1枚のステンレスシート34を流線形状に弾性変形
させて風道面積を調整したものである。符号62は、ね
じ棒であり、このねじ棒には一方向のねじが螺刻されて
いる。本実施の形態でも、ステンレスシート34を弾性
変形させて風道面積を小さくしていくと、気流はステン
レスシート34曲面に沿って風道開口部を通過するの
で、第1の実施の形態と同様な効果を得ることができ
る。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のダクトの
風量調整機構付きダンパーによれば、一対の薄板弾性板
を弾性変形させて風道面積を小さくしても、気流は薄板
弾性板の曲面に沿って風道を円滑に通過するので、風切
り音は発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るダンパーの第1の実施の形態の斜
視図
【図2】図1のダンパーのA−A線に沿った断面図
【図3】図1のダンパーのB−B線に沿った断面図
【図4】ステンレスシート側の吸音材の構成を示す説明
【図5】ダンパーケースに固定された吸音材の構成を示
す説明図
【図6】ダンパーの第2の実施の形態を示す断面図
【符号の説明】
10、60…ダンパー 12…ダクト 16…調整部 17…ダンパーケース 22、62…ねじ棒 34、36…ステンレスシート 38、40、50…吸音材 42、44…フレーム 46、47…スプリング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ダクトの風道面積を調節して風量調整を行
    うダクトの風量調整機構付きダンパーに於いて、 前記ダクト内に風向き方向に沿って湾曲し、湾曲形状を
    変えることにより前記風道面積を調整する薄板弾性板
    と、 前記薄板弾性板を一方向に付勢する付勢手段と、 前記薄板弾性板に連結されて前記付勢手段付勢力に抗し
    て前記薄板弾性板を弾性変形させて前記風道面積を調整
    する調整手段と、 から構成されることを特徴とするダクトの風量調整機構
    付きダンパー。
  2. 【請求項2】前記調整手段は、 前記一対の薄板弾性板に貫通配置されて、その軸方向に
    右ねじと左ねじとが形成されたねじ棒と、 前記ねじ棒の右ねじ部に螺合されると共に前記薄板弾性
    板に固定された第1ナット部材と、 前記ねじ棒の左ねじ部に螺合されると共に前記薄板弾性
    板に固定された第2ナット部材と、 前記ねじ棒に連結されると共にダクトの外部に配置さ
    れ、前記ねじ棒を回転させるハンドルと、 から構成されることを特徴とする請求項1のダクトの風
    量調整機構付きダンパー。
  3. 【請求項3】前記薄板弾性板には吸音材が貼着されたこ
    とを特徴とする請求項1記載のダクトの風量調整機構付
    きダンパー。
JP9184475A 1997-06-25 1997-06-25 ダクトの風量調整機構付きダンパー Pending JPH1114132A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013064572A (ja) * 2011-09-20 2013-04-11 Hisao Maruyama 流量調節装置
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