JPH11108430A - 可変漏斗式流量調整装置 - Google Patents

可変漏斗式流量調整装置

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JPH11108430A
JPH11108430A JP26691697A JP26691697A JPH11108430A JP H11108430 A JPH11108430 A JP H11108430A JP 26691697 A JP26691697 A JP 26691697A JP 26691697 A JP26691697 A JP 26691697A JP H11108430 A JPH11108430 A JP H11108430A
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JP
Japan
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outer cylinder
flow rate
short side
plate
rate regulation
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Pending
Application number
JP26691697A
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English (en)
Inventor
Takashi Tsujimoto
隆 辻本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Taisei Corp filed Critical Taisei Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】流体の乱流発生を防止して振動、騒音を低減す
ることが可能な可変漏斗式流量調整装置に関する。 【解決手段】空調ダクト10a、10bの途中に円筒状
の外筒14を配設し、この外筒内に円筒状の流量調整板
16を配設する。この流量調整板は、外筒の内周と略同
一長さの長辺を有する矩形板であり、一方の短辺16a
を外筒の軸線方向に向けて外筒の内周面に固定した状態
で外筒内に円筒状に配設されている。そして、流量調整
板の他方の短辺16bには調整機構18が接続してい
る。この調整機構18を上流側の空調ダクト10a側に
移動すると、流量調整板16は、上流空気側に大径の開
口部16cを設け、下流空気側に小径の開口部16dを
設けた漏斗状に弾性変形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、流体の流量を調
整する可変漏斗式流量調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6から図8は、気体の風量を調整する
風量調整ダンパを示すものであり、図6は平行翼ダンパ
2、図7は対向翼ダンパ4、図8はバタフライ型ダンパ
6を示している。
【0003】図6の平行翼ダンパ2は、空気通路に回転
軸2aを備えた複数の羽根2bを互いに離間して配置
し、回転軸2aの回転により各羽根2bを互いに平行に
回動して風量を調整する。また、図7の対向翼ダンパ4
は、回転軸4aが回転すると、隣合う羽根4bどうしが
ハの字状に逆方向に回動して風量を調整する。また、図
8のバタフライ型ダンパ6は、一枚の羽根6bを備えて
おり、回転軸6aの回転により羽根6bが回動して風量
を調整する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図6から図
8に示した従来の風量調整ダンパは、羽根2b、4b、
6bと衝突した空気の下流側に乱流が発生し、羽根2
b、4b、6bが大きく振動したり、風切り音により騒
音が発生するおそれがある。
【0005】そこで、この発明は上記事情に鑑みてなさ
れたものであり、簡便な装置構造で振動、騒音を低減す
ることが可能な可変漏斗式流量調整装置を提供すること
を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明の請求項1記載の可変漏斗式流量調整装置
は、円筒状の外筒と、この外筒の内周と略同一長さの長
辺を有する矩形板であり、一方の短辺を前記外筒の軸線
方向に向けて外筒の内周面に固定した状態で前記外筒内
に円筒状に配設した流量調整板と、この風量調整板の他
方の短辺を流入側に移動し、前記流量調節板を、前記流
入側に大径の開口部を設け、流出側に小径の開口部を設
けた漏斗状に弾性変形させる調整機構とを備える構成と
した。
【0007】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の可変漏斗式流量調整装置において、前記調整機構
を、外筒に設けたスリットと、一端を前記流量調整板の
他方の短辺に固定し、前記スリットを内側から通過して
外筒の外側へ延在しているベルトと、このベルトを外筒
の外周に固定する固定部材とで構成した。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て、図面を参照して説明する。図1は、空調ダクト10
a、10bの途中に配設した可変漏斗式流量調整装置1
2を示すものであり、この可変漏斗式流量調整装置12
は、上流側のダクト10a内に流れてきた空気量を調整
して下流側のダクト10bに流すようにしている。
【0009】この可変漏斗式流量調整装置12は、図2
及び図3に示すように、円筒状の外筒14と、外筒14
の内周面に沿うように円筒状に配設した流量調整板16
と、この風量調節板16を漏斗状に弾性変形させる調整
機構18とを備えている。
【0010】すなわち、前記流量調整板16は、外筒1
4の内周と略同一長さの長辺を有する矩形状の金属板で
あり、一方の短辺16aを外筒14の軸線方向に向けた
状態で外筒14の内周面に固定し、他方の短辺16bは
外筒14の内周面に接した状態で外筒14内に配設して
いる。
【0011】また、調整機構18は、上流側のダクト1
0aに近い位置となるように外筒14に形成したスリッ
ト18aと、前記他方の短辺16bの上流側のダクト1
0aに近い位置に一端を固定し、前記スリット18aを
内側から通過して外筒14の外側へ延在している穴付き
のベルト18bと、スリット18aよりさらに上流側の
ダクト10aに近い位置の外筒14の外周から突出した
突起部(固定部材)18cとで構成されている。
【0012】上記構成の可変漏斗式流量調整装置12を
使用して風量を調整するには、図4に示すように、ベル
ト18bを上流側のダクト10a側に引いていく。これ
により、ベルト18bの一端に固定している流量調整板
16の他方の短辺16bも上流側のダクト10a側に移
動していき、流量調整板16は、上流側のダクト10a
側に大径の開口部16cを設け、下流側のダクト10b
側に小径の開口部16dを設けた漏斗状に弾性変形して
いく。この際、ベルト18bの引き量を調整することに
より小径の開口部16dの開口径Dが変化する。すなわ
ち、ベルト18bを少しだけ引くと小径の開口部16d
の開口径Dが大きくなり、ベルト18bを大きく引くと
小径の開口部16dの開口径Dが小さくなり、この小径
の開口部16dの開口径Dが変化することにより下流側
のダクト10bに流れる空気量が調整される。そして、
突起部18cに対向しているベルト17bの穴を、突起
部18bに係合することにより、小径の開口部16dを
所定の開口径Dとした流量調整板16の漏斗形状を保持
しておく。
【0013】上記構成の可変漏斗式流量調整装置12に
よると、上流側のダクト10aから流れてきた空気は、
大径の開口部16cから小径の開口部16dまで徐々に
縮径された漏斗状の流量調整板16内部を通過すること
により風量が調整されるので、従来の可変漏斗式流量調
整装置のような羽根との衝突による乱流が発生しない。
そのため、振動を発生する箇所や、風切り音を発生する
箇所もないので、振動や騒音を低減した可変漏斗式流量
調整装置12を提供することができる。
【0014】また、ベルト18bを引いて流量調整板1
6の漏斗形状を変化させるだけで風量を調整することが
できるので、風量調整作業を簡単に行うことができる。
さらに、流量調整板16は、ベルト17bを引くことに
より漏斗状に変形して風量を小さくし、自身の弾性復元
力により元の筒形状に近い形状まで変形することにより
風量を大きくしており、このように単純な構造の流量調
整板16を使用して可変漏斗式流量調整装置を構成した
ので、コスト低減を図ることができる。
【0015】なお、ベルト17bを用いた調整機構18
に限らず、例えば金属線等の線状部材を使用して流体調
整板16を引く構造としたり、ハンドルを回して前記線
状部材を引くようにしても、同様の作用効果を得ること
ができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の可
変漏斗式流量調整装置によると、上流ダクト側から流れ
てきた流体は、大径の開口部から小径の開口部まで徐々
に縮径された漏斗状の流量調整板内部を通過することに
より流量が調整されるので、従来の流量調整装置のよう
な羽根との衝突による乱流が発生しない。そのため、振
動を発生する箇所や、流体と衝突する箇所もないので、
振動や騒音を低減した可変漏斗式流量調整装置を提供す
ることができる。
【0017】また、流量調整板は、この流量調整板の他
方の短辺側を調整機構により上流空気側に移動すること
により、漏斗状に変形して流量を小さくし、自身の弾性
復元力により元の円筒形状に近い形状まで変形すること
により流量を大きくしており、このように単純な構造の
風量調整板を使用して可変漏斗式流量調整装置を構成し
たので、コスト低減を図ることができる。
【0018】さらに、請求項2記載の発明によると、請
求項1記載の効果を得ることができるとともに、ベルト
を上流空気側に引いて流量調整板の漏斗形状を変化させ
るだけで流量を調整することができるので、流量の調整
作業を簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】空調ダクトの途中に配設した本発明に係わる可
変漏斗式流量調整装置を示す図である。
【図2】本発明に係わる可変漏斗式流量調整装置の構成
を示す斜視図である。
【図3】図2の可変漏斗式流量調整装置を開口側から示
した図である。
【図4】可変漏斗式流量調整装置を構成する流量調整板
が漏斗状に変形している状態を示す図である。
【図5】漏斗状に変形した流量調整板を小径の開口部側
から示した図である。
【図6】従来の流量調整装置である平行翼ダンパを示す
図である。
【図7】従来の流量調整装置である対向翼ダンパを示す
図である。
【図8】従来の流量調整ダンパであるバタフライ型ダン
パを示す図である。
【符号の説明】
10a、10b 空調ダクト 12 可変漏斗式流量調整装置 14 外筒 16 流量調整板 16a 流量調整板の一方の短辺 16b 流量調整板の他方の短辺 16c 大径の開口部 16d 小径の開口部 18 調整機構 18a スリット 18b ベルト 18c 突起部(固定部材)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状の外筒と、この外筒の内周と略同
    一長さの長辺を有する矩形板であり、一方の短辺を前記
    外筒の軸線方向に向けて外筒の内周面に固定した状態で
    前記外筒内に円筒状に配設した流量調整板と、この風量
    調整板の他方の短辺を流入側に移動し、前記流量調節板
    を、前記流入側に大径の開口部を設け、流出側に小径の
    開口部を設けた漏斗状に弾性変形させる調整機構とを備
    えたことを特徴とする可変漏斗式流量調整装置。
  2. 【請求項2】 前記調整機構を、外筒に設けたスリット
    と、一端を前記流量調整板の他方の短辺に固定し、前記
    スリットを内側から通過して外筒の外側へ延在している
    ベルトと、このベルトを外筒の外周に固定する固定部材
    とで構成したことを特徴とする請求項1記載の可変漏斗
    式流量調整装置。
JP26691697A 1997-09-30 1997-09-30 可変漏斗式流量調整装置 Pending JPH11108430A (ja)

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JP26691697A JPH11108430A (ja) 1997-09-30 1997-09-30 可変漏斗式流量調整装置

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JPH11108430A true JPH11108430A (ja) 1999-04-23

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ID=17437461

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JP26691697A Pending JPH11108430A (ja) 1997-09-30 1997-09-30 可変漏斗式流量調整装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101411415B1 (ko) * 2013-04-03 2014-07-02 삼성중공업 주식회사 덕트 삽입 탈부착형 소음기

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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