JP2561008B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP2561008B2
JP2561008B2 JP5296494A JP29649493A JP2561008B2 JP 2561008 B2 JP2561008 B2 JP 2561008B2 JP 5296494 A JP5296494 A JP 5296494A JP 29649493 A JP29649493 A JP 29649493A JP 2561008 B2 JP2561008 B2 JP 2561008B2
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contact hole
interlayer insulating
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智 杉山
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Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置の製造方法に
関し、特にコンタクトホールの形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路の微細化、高集積化に伴
ない、配線と半導体基板間又は上下層の配線間を接続す
る為のコンタクトホールのアスペクト比が高くなり、そ
のためアルミニウム等の配線をコンタクトホール内に良
好なステップカバレッジで形成することが困難になって
来ている。そこで、一般にコンタクトホールの上端にテ
ーパーをつけ配線のコンタクトホールにおけるステップ
カバレッジを向上させるという手法がとられている。
【0003】図3(a)〜(c)は従来の半導体装置の
製造方法の第1の例を説明するための工程順に示した半
導体チップの断面図である。
【0004】まず、図3(a)に示すように、半導体基
板1の上に層間絶縁膜としてBPSG(Boro−Ph
ospho−Silicate Glass)膜2を形
成した後、800〜900℃の窒素雰囲気中で熱処理し
表面を平坦化する。次にBPSG膜2の上にフォトレジ
スト膜3を塗布してパターニングした後、このフォトレ
ジスト膜3をマスクとしてBPSG膜2の上面を等方性
エッチングし、フォトレジスト膜3下部のBPSG膜2
のサイドエッチングにより椀状の断面形状を有する開口
部を形成する。
【0005】次に、図3(b)に示すように、フォトレ
ジスト膜3をマスクとしてBPSG膜2を異方性エッチ
ングして盃状の断面形状を有するコンタクトホール4を
形成する。
【0006】次に、図3(c)に示すように、コンタク
トホール4を含む表面にスパッタリング法でアルミニウ
ム膜を堆積してパターニングし、コンタクトホール4の
半導体基板1と電気的に接続するアルミニウム配線6を
形成する。
【0007】ここで、コンタクトホール4に堆積された
アルミニウム膜はコンタクトホール4の等方性エッチン
グと異方性エッチングの2段階エッチングで生じた段差
により、コンタクトホール4の底部のステップカバレッ
ジが低下し、特に口径が小さく、アスペクト比が1を超
えるものでは、形成されたアルミニウム配線6のコンタ
クト不良や断線を生ずることがある。
【0008】図4(a),(b)は従来の半導体装置の
製造方法の第2の例を説明するための工程順に示した半
導体チップの断面図である。
【0009】まず、図4(a)に示すように、第1の例
と同様に半導体基板1の上に層間絶縁膜としてBPSG
膜2を形成した後、BPSG膜2上に形成してパターニ
ングしたフォトレジスト膜3をマスクとする等方性及び
異方性の2段階エッチングにより盃状の断面形状を有す
るコンタクトホール4を形成する。
【0010】次に、図4(b)に示すように、フォトレ
ジスト膜3を除去した後800〜900℃程度の窒素雰
囲気中、もしくは減圧雰囲気中で熱処理してリフロー
し、急峻な段差を無くしてなだらかな傾斜面を有するコ
ンタクトホール4を形成する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】この従来の半導体装置
の製造方法の第1の例では、コンタクトホールを含む表
面に金属膜を堆積して配線を形成しようとする際に、コ
ンタクトホールの2段階エッチングで生じた段差により
コンタクトホール底部のアルミニウム膜のステップカバ
レッジが低下してコンタクト不良を生じ、特にコンタク
トホールの口径が小さくアスペクト比が1を超えるもの
では、アルミニウム配線の断線が生じ易くなり、半導体
装置の信頼性を低下させるという問題があった。
【0012】また、第2の例では、コンタクトホール形
成後に熱処理してリフローする際にBPSG膜が流動し
てコンタクトホール底部の口径が縮小し、コンタクト抵
抗が増大したり、コンタクトホール自体が埋没して配線
不良となる問題がある。
【0013】また、熱処理時にコンタクホール側壁から
燐,硼素等が外方拡散し、コンタクトホール底部の半導
体基板中に侵入し、コンタクト抵抗が増大する(オート
ドーピング効果)という問題がある。このオートドーピ
ング効果は熱処理を減圧雰囲気中で行うことにより抑制
することが出来るが、一方、減圧雰囲気中では気体によ
る熱伝導が大幅に減少し、熱源からの輻射熱のみになる
ため、基板が均一に熱せられずに基板周辺と中央でBP
SG膜のフロー形状が大幅に異なってしまうのに加え、
熱の伝導効率が悪いため、生産性が悪化するという問題
がある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置の製
造方法は、半導体基板上に硼素および燐の少くとも1種
の添加物を含む珪酸ガラス膜からなる層間絶縁膜を形成
する工程と、前記層間絶縁膜を選択的に等方性エッチン
グした後異方性エッチングして盃状の断面形状を有する
コンタクトホールを形成する工程と、前記コンタクトホ
ールの側壁を温水で処理し前記層間絶縁膜のコンタクト
ホール側壁表面の添加物濃度を低下させる工程と、前記
層間絶縁膜を加熱してリフローさせ前記コンタクトホー
ルの段差をなだらかにする工程とを含んで構成される。
【0015】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0016】図1(a)〜(d)は本発明の第1の実施
例を説明するための工程順に示した半導体チップの断面
図である。
【0017】まず、図1(a)に示すように、半導体素
子を形成した半導体基板1上にTEOS−O3 系常圧C
VD法を用いて酸化シリコンを主体とし燐を濃度3〜6
mol%,硼素を濃度8〜13mol%程度添加したB
PSG膜2を堆積し、BPSG膜2の上にフォトレジス
ト膜3を塗布してパターニングする。次に、フォトレジ
スト膜3をマスクとしてBPSG膜2の上部を等方性エ
ッチングして椀状の断面形状を有する開口部を形成した
後、同じフォトレジスト膜3をマスクとしてBPSG膜
2の下部を異方性エッチングして盃状の断面形状を有す
るコンタクトホール4を形成する。
【0018】次に、図1(b)に示すように、フォトレ
ジスト膜4を残したまま50℃程度以上の温水中で約1
0〜20分間処理し、コンタクトホール側壁のBPSG
膜2の表面から約30nmの深さまでの層の燐,硼素が
膜外へ溶出し、表面層の添加物濃度が膜中の添加物濃度
の1/10程度まで低下した低濃度層5を形成する。
【0019】次に、図1(c)に示すように、フォトレ
ジスト膜4を除去した後、700〜900℃の窒素雰囲
気中で30分間の熱処理を行うことにより、BPSG膜
2をリフローさせ急峻な段差をなくし滑らかなテーパー
をもつコンタクトホール4を形成する。このとき、コン
タクトホール4の側壁は添加物濃度が低くなっているた
めリフローせず、表面張力の大きいコンタクトホールの
上部が丸くなる程度でコンタクトホールの内径がリフロ
ー工程で縮小したり埋没することを防止する。
【0020】図2(a)〜(d)は本発明の第2の実施
例を説明するための工程順に示した半導体チップの断面
図である。
【0021】まず、図2(a)に示すように、第1の実
施例と同様の工程で半導体基板1の上に形成したBPS
G膜2の上にフォトレジスト膜3を塗布してパターニン
グし、フォトレジスト膜2をマスクとしてBPSG膜2
を等方性及び異方性の2段階エッチングしてコンタクト
ホール4を形成する。
【0022】次に、図2(b)に示すように、フォトレ
ジスト膜3を除去した後、50℃程度以上の温水処理に
よりBPSG膜2の表面から約30nmまでの範囲の
燐,硼素を膜外へ溶出し、表面層の添加物濃度が膜中の
添加物濃度の1/10程度まで低下した低濃度層5を形
成する。
【0023】次に、図2(c)に示すように、BPSG
膜2の上面を異方性エッチングで薄くエッチングし添加
物濃度の低下した低濃度層5をコンタクトホール4の垂
直な側壁にのみ残し他を除去する。
【0024】次に、図2(d)に示すように、700〜
900℃の窒素雰囲気中で、30分間熱処理してBPS
G膜2をリフローさせ、段差のない滑らかなテーパーを
もつコンタクトホール4を形成する。
【0025】なお、本実施例では、層間絶縁膜としてT
EOS−O3 系常圧CVD法によるBPSG膜を用いた
が、これはTEOS−O3 系BPSG膜が膜中水分量
(−OH基)が多い疎な膜質の為である。BPSG膜中
の燐,硼素の安定な結合状態は、図5(a),(b)に
示すように、3本の結合手が酸素(0)を介してそれぞ
れ珪素(Si)と結合している状態であるが、膜中水分
量が多いBPSG膜中での燐,硼素は、図5(c),
(d),(e),(f)に示すように、周囲のSiとの
結合が不完全であり、このような不安定な燐,硼素は容
易に加水分解作用により燐酸イオン(PO4 3-)硼酸イ
オン(BO3 3-)となり膜外に溶出する。即ち温水処理
により膜表層の添加物濃度が低下し易い現状はTEOS
−O3 系BPSG膜の特性である。なお、TEOS−O
3 系BPSG膜の代りにプラズマBPSG膜を使用して
も同様の効果が得られる。
【0026】また、本実施例では絶縁膜表面の不純物濃
度を低下させる処理として温水処理を用いたが、これは
溶解度が室温水よりも大きいこと、処理による膜減り
(エッチング)がないこと、ある程度の深さで燐,硼素
等不純物の溶出が飽和すること等の理由に依るものであ
り、なお温水の代りに同様の加水分解作用を有する酸性
溶液を用いても良い。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、層間絶縁
膜を等方性および異方性の2段階エッチングして形成し
たコンタクトホールの側壁を温水で処理して表面の添加
物濃度を低下させた後、熱処理してリフローさせること
により、コンタクトホールの口径が縮小したり埋没した
りすることを防止してなだらかな傾斜を有するコンタク
トホールを実現できるという効果を有する。
【0028】また、コンタクトホール側壁の添加物濃度
を低減できるので、熱処理中にコンタクトホール側壁か
ら離脱した燐や硼素等がコンタクトホールの底部へ拡散
してコンタクト抵抗を増大させるオートドーピング効果
を抑制することができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を説明する為の工程順に
示した半導体チップの断面図。
【図2】本発明の第2の実施例を説明する為の工程順に
示した半導体チップの断面図。
【図3】従来の半導体装置の製造方法の第1の例を説明
する為の工程順に示した半導体チップの断面図。
【図4】従来の半導体装置の製造方法の第2の例を説明
する為の工程順に示した半導体チップの断面図。
【図5】硼燐珪酸ガラス中の硼素,燐の安定な結合状態
および不安定な結合状態を示す模式図。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 BPSG膜 3 フォトレジスト膜 5 低濃度層 6 アルミニウム配線 9 珪素(Si) 10 燐(P) 11 硼素(B)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に硼素および燐の少くとも
    1種の添加物を含む珪酸ガラス膜からなる層間絶縁膜を
    形成する工程と、前記層間絶縁膜を選択的に等方性エッ
    チングした後異方性エッチングして盃状の断面形状を有
    するコンタクトホールを形成する工程と、前記コンタク
    トホールの側壁を温水で処理し前記層間絶縁膜のコンタ
    クトホール側壁表面の添加物濃度を低下させる工程と、
    前記層間絶縁膜を加熱してリフローさせ前記コンタクト
    ホールの段差をなだらかにする工程とを含むことを特徴
    とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 層間絶縁膜がTEOS−O3 系BPSG
    膜又はプラズマBPSG膜のいずれかからなる請求項1
    記載の半導体装置の製造方法。
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KR100361517B1 (ko) * 2000-02-18 2002-11-21 주식회사 하이닉스반도체 반도체장치 콘택홀 형성방법

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