JP2561007B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置の製造方法に
関し、特に半導体装置の層間絶縁膜の表面を研磨により
平坦化する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】表面に素子が設けられた半導体基板上に
層間絶縁膜を形成する従来の方法としては、例えばBP
SG膜を熱CVD法により堆積し、900℃程度の熱処
理によりBPSG膜をリフローさせ、このBPSG膜の
表面を滑らかにしていた。
【0003】ところが、近年のDRAMでは、メモリセ
ルが3次元化しているなどの理由により、多数のメモリ
セルが形成された領域であるセル部素子領域の(半導体
基板表面からの)高さが、周辺回路が形成された領域で
ある周辺回路部素子領域の高さより高くなっている。こ
のため、上述した方法では、セル部素子領域上の層間絶
縁膜の表面の高さと周辺回路部素子領域上の層間絶縁膜
の表面の高さとを一致させることは不可能になってい
る。この結果、層間絶縁表面上にさらに上層のパターン
を形成する際のフォトリソグラフィ工程において、セル
部素子領域上および周辺回路部素子領域上での最適焦点
深度のずれが生じ、微細パターンの加工ができなくなる
という問題が生じる。この問題を解決するには、層間絶
縁膜の表面を概ね平坦にすることが必要である。
【0004】半導体装置の製造工程の断面模式図である
図3を参照すると、化学機械研磨(以後CMPと記す)
により層間絶縁膜の表面を平坦化して上記問題を解決し
ている。この方法は、以下のようになっている。なお、
半導体基板11表面に形成されたセル部素子領域12と
周辺回路部素子領域13とは、図面の煩雑さを避けるた
め、模式的に表示してある。
【0005】まず、半導体基板11表面に所望の素子を
形成してセル部素子領域12と周辺回路部素子領域13
とを形成する。このとき、半導体基板11表面からのセ
ル部素子領域12表面の高さは、半導体基板11表面か
らの周辺回路部素子領域13表面の高さより、例えば1
μm程度高くなっている。次に、全面に膜厚2μm程度
のBPSG膜34を堆積する。この段階では、素子によ
る凹凸(図示せず)に対応して、セル部素子領域12上
および周辺回路部素子領域13上でのBPSG膜34表
面にも微細な間隔を有した凹凸が形成されている。セル
部素子領域12上のBPSG膜34表面の高さと周辺回
路部素子領域13上のBPSG膜34表面の高さとの差
は、1μm程度である〔図3(a)〕。
【0006】続いて、900℃,30分の熱処理によ
り、BPSG膜34をリフローしてBPSG膜34aを
形成する。BPSG膜34a表面には素子の凹凸に対応
した微細の凹凸はほぼ無くなり、セル部素子領域12上
のBPSG膜34a(BPSG膜の凸部と記す)表面お
よび周辺回路部素子領域13上のBPSG膜34a表面
はそれぞれ平坦になる。しかしながら、セル部素子領域
12上のBPSG膜34a表面の高さと周辺回路部素子
領域13上のBPSG膜34a表面の高さとの差は、1
μm程度のままである〔図3(b)〕。
【0007】引き続いて、BPSG膜34aがCMPに
より1.2μm程度除去され、BPSG膜34bとな
る。このCMPでは、まず1μm程度のBPSG膜の凸
部が除去された後、BPSG膜34aの全面が0.2μ
m程度除去されることになる。セル部素子領域12上の
BPSG膜34b表面の高さと周辺回路部素子領域13
上のBPSG膜34b表面の高さとは等しくなり、BP
SG膜34bの表面は平坦になる〔図3(c)〕。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記の従来
のCMPによる層間絶縁膜の平坦化方法には、いくつか
の問題点が存在する。
【0009】まず、模式的なグラフである図4を参照し
て、CMPの研磨時間に対するBPSG膜の凸部の高さ
の変化の挙動を説明する。CMPによる絶縁膜の研磨で
は、絶縁膜の平坦な部分の面積が広いほど研磨レートは
低下する。これは、実効的な研磨圧が研磨対象の絶縁膜
の平坦な部分の面積に反比例するためである。所定の面
積を占るBPSG膜に凸部がなくその表面が平坦である
場合(平坦なBPSG膜と記す)の研磨時間に対するこ
の膜の高さの変化は、図4中の点線で示したよになる。
例えば、所定の面積におけるBPSG膜の凸部の占有率
が1/2であるとすると、この凸部が除去されるまでの
研磨レートは、平坦なBPSG膜の研磨レートの2倍と
なる。この凸部が除去された後の研磨レートは、平坦な
BPSG膜の研磨レートと同じになる。この場合、前述
のように1.2μm程度のBPSG膜34bを除去する
には、ウェハ1枚当りに5〜10分程度の研磨時間が必
要となり、生産性が悪いという第1の問題点がある。な
お、(非現実的ではあるが)所定の面積におけるBPS
G膜の凸部の占有率が1/4にできるならば、この凸部
が除去されるまでの研磨レートは、平坦なBPSG膜の
研磨レートの4倍となり(すなわち、この凸部面積の占
有率が低くなるため研磨時間は短かくなり)、生産性は
向上する。
【0010】図3(b)に示したようにリフローされた
BPSG膜34bでは、このBPSG膜34bの表面が
滑らかになっているためにBPSG膜の凸部の裾が明確
ではなく、図4のグラフに示したような明確な研磨レー
トの変化は望めない。このため研磨する膜厚を研磨時間
で制御することが困難であるという第2の問題点があ
る。この第2の問題点に起因して、以下の電気特性の劣
化という不具合が生じる。まず、研磨する膜厚が目標の
膜厚より不足する場合には、層間絶縁膜が厚くなりすぎ
るため、半導体基板表面に形成された素子と層間絶縁膜
上に形成される配線とを接続するためのコンタクト孔の
アスペクト比が高くなり、このコンタクト孔に導電体膜
を充填するこのが困難になり、導通不良を起しやすくな
る。一方、研磨する膜厚が目標の膜厚より厚い場合に
は、層間絶縁膜が薄くなりすぎるため、半導体基板表面
に形成された素子と層間絶縁膜上に形成される配線との
間の寄生容量が増加し、さらにはこの間の電気的絶縁性
が低下することもある。
【0011】さらに図5に示すように、1つのセル部素
子領域12による1つのBPSG膜の凸部の面積が大面
積である場合、CMPによりBPSG膜の除去におい
て、このBPSG膜の凸部の中央部近傍での研磨レート
が低くなる傾向があり、BPSG膜44のような姿態を
有することになる。この場合、BPSG膜44の表面は
滑らかではあるが、平坦化が不十分であるという第3の
問題点がある。このとき、セル部素子領域12中央部上
でのBPSG膜44表面の高さは、周辺回路部素子領域
13中央部上でのBPSG膜44表面の高さより0.3
〜0.5μm高くなり、BPSG膜44表面上への微細
配線パターンを形成する際のフォトリソグラフィ工程に
おいて、セル部素子領域12上および周辺回路部素子領
域13上での最適焦点深度のずれが生じるため、微細パ
ターンの加工の困難性という問題の解決に支障をきたす
ことになる。
【0012】研磨する膜厚を制御する方法が、1992
年固体素子カンファレンス予稿集第533頁−第565
頁に報告されている。半導体装置の製造工程の断面模式
図である図6と研磨の挙動を模式的に示すグラフである
図7とを参照すると、この報告に記載された方法はシリ
コン窒化膜を研磨のストッパーに用いており、以下のよ
うになっている。
【0013】まず、半導体基板11表面に形成されたセ
ル部素子領域12および周辺回路部素子領域13の表面
を、リフローされたBPSG膜54により覆う。次に、
周辺回路部素子領域13上のBPSG膜54表面のみ
を、シリコン窒化膜57により覆う〔図6(a)〕。次
に、(セル部素子領域12上のBPSG膜54からな
る)BPSG膜の凸部をCMPにより除去する。シリコ
ン窒化膜の研磨レートはBPSG膜の研磨レートの1/
4〜1/3程度の値であるため、このBPSG膜の凸部
でのCMPが進行し、CMPがシリコン窒化膜57に達
すると研磨レートが明確に低下する〔図7〕。このBP
SG膜の凸部が完全に除去されると、BPSG膜54お
よびシリコン窒化膜57はそれぞれBPSG膜54aお
よびシリコン窒化膜57aとなり、これらBPSG膜5
4aおよびシリコン窒化膜57aの表面は平坦化される
〔図6(b)〕。このようになる研磨時間は、図7にお
けるシリコン窒化膜の研磨終了点とシリコン窒化膜の研
磨開始点との間にある。さらに、シリコン窒化膜57a
が完全に除去されるまでCMPが続行される。
【0014】この方法では、余分な膜を堆積,加工する
ため工程数が長くなる。さらに、研磨レートの低い膜を
研磨するために、研磨時間が長くなるという問題点が解
決されない。
【0015】したがって本発明の目的は、層間絶縁膜の
表面を研磨により平坦化するにあたり、単純な工程の付
加により、研磨膜厚の制御性に優れ,かつ短時間の研磨
で可能な方法を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置の製
造方法は、半導体基板表面に所望の素子を形成してセル
部素子領域と周辺回路部素子領域とを形成する工程と、
上記セル部素子領域および上記周辺回路部素子領域を含
んだ上記半導体基板表面上に、滑らかな表面を有する所
定の膜厚の層間絶縁膜を形成する工程と、上記セル部素
子領域の外周部近傍上を除いたこのセル部素子領域上に
開口部を有するフォトレジスト膜を上記層間絶縁膜表面
上に形成し、このフォトレジスト膜をマスクにして所望
の深さのこの層間絶縁膜をエッチングしてこのセル部素
子領域の外周部近傍上のこの層間絶縁膜に突起部を形成
する工程と、上記フォトレジスト膜を除去し、上記層間
絶縁膜を研磨して少なくとも上記突起部を除去する工程
とを有する。
【0017】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0018】半導体装置の製造工程の断面模式図である
図1を参照すると、本発明の第1の実施例は、以下のよ
うになっている。
【0019】まず、半導体基板11表面に所望の素子を
形成してセル部素子領域12と周辺回路部素子領域13
とを形成する。このとき、半導体基板11表面からのセ
ル部素子領域12表面の高さは、半導体基板11表面か
らの周辺回路部素子領域13表面の高さより、例えば1
μm程度高くなっている〔図1(a)〕。
【0020】次に、全面に膜厚2μm程度のBPSG膜
(図示せず)を堆積する。この段階では、素子による凹
凸(図示せず)に対応して、セル部素子領域12上およ
び周辺回路部素子領域13上でのこのBPSG膜表面に
も微細な間隔を有した凹凸が形成されている。セル部素
子領域12上のBPSG膜表面の高さと周辺回路部素子
領域13上のBPSG膜表面の高さとの差は、1μm程
度である。続いて、900℃,30分の熱処理により、
上記BPSG膜をリフローしてBPSG膜14を形成す
る。BPSG膜14表面には素子の凹凸に対応した微細
の凹凸はほぼ無くなり、セル部素子領域12上のBPS
G膜14(BPSG膜の凸部と記す)表面および周辺回
路部素子領域13上のBPSG膜14表面はそれぞれ平
坦になる。しかしながら、セル部素子領域12上のBP
SG膜14表面の高さと周辺回路部素子領域13上のB
PSG膜14表面の高さとの差は、1μm程度のままで
ある〔図1(b)〕。
【0021】次に、フォトレジスト膜15をBPSG膜
14表面上に形成する。このフォトレジスト膜15の開
口部はセル部素子領域12の外周部近傍上を除いたセル
部素子領域12上にあり、この開口部の端部はセル部素
子領域12の外周部上から10μm程度セル部素子領域
12の内側に入った位置のセル部素子領域12上にあ
る。フォトレジスト膜15のパターンを形成するための
露光方法としては、上記開口部が周辺回路部素子領域1
3上にかからなければよいので、10μm以下の位置合
せ精度でよいことになり、ラフな方式を用いることがで
きる〔図1(c)〕。
【0022】次に、フォトレジスト膜15をマスクにし
て、例えばバッファード弗酸を用いてBPSG膜14を
1μm程度エッチングする。これにより、BPSG膜1
4はBPSG膜14aとなり、開口部近傍のフォトレジ
スト膜15直下にBPSG膜14aからなる突起部16
が形成される〔図1(d)〕。この突起部16の面積占
有率は1/数百以下である。このエッチングでは、BP
SG膜14が高温熱処理を経た後なので、再現性よく所
望の深さだけ除去することができる。
【0023】フォトレジスト膜15を除去した後、突起
部16を含めたBPSG膜14aがCMPにより除去さ
れ、平坦な表面を有するBPSG膜14bが形成される
〔図1(e)〕。このときのCMPは、以下の条件で行
なっている。研磨布はロデール社製の商品名IC100
0を用い、液状研磨剤はキャバット社製の商品名SC1
21を用い、荷重は5×104 Pa、定盤回転数は20
RPMであり、平坦な表面からなるBPSG膜に対する
研磨レートは100nm/分である。このような条件で
セル部素子領域12上でのBPSG膜14bの膜厚が
0.8μmになるまでCMPを行なうとき、研磨時間は
2分程度となる。
【0024】上記第1の実施例では、従来の方法で行な
われたようなBPSG膜の凸部をCMPで除去する代り
に、BPSG膜の凸部周辺が残置してなる(面積占有率
の極めて低い)BPSG膜の突起部を形成してこの突起
部をCMPで除去することになる。突起部の面積占有率
が低いため、これの除去の検出は容易である。したがっ
て、研磨する膜厚を研磨時間で制御することが容易にな
り、前述の図3に示した製造方法における第2の問題点
が解消される。これに伴なって、コンタクト孔へ導電体
膜を充填の困難性に伴なう導通不良あるいは寄生容量の
増加や電気的絶縁性等の電気特性の劣化という不具合も
回避される。また、突起部の面積占有率が低いことか
ら、図5に示した第3の問題点も解消され、層間絶縁膜
表面上への微細パターンの加工の困難性という問題も回
避される。
【0025】図3に示した方法で上記第1の実施例と同
一の条件でのCMPを行なうと、セル部素子領域12上
でのBPSG膜34bの膜厚が0.8μmになるまでの
研磨時間は7分となる。これに対して、本実施例では、
突起部を形成するために(製造原価の軽度の増加を伴な
う)ラフなフォトリソグラフィ工程を1つ付加すること
により、上述したように短時間の研磨時間で平坦性に優
れた表面を有する層間絶縁膜を形成することができるこ
とになり、図3に示した方法での生産性が悪いという第
1の問題点も解消できる。また、この製造原価の軽度の
増加は図6に示した方法での工程増に伴なう製造原価の
増加より低く、かつ、図6に示した方法より研磨時間が
短かくなる。
【0026】すなわち、上記第1の実施例によれば、層
間絶縁膜の表面を研磨により平坦化するにあたり、単純
な工程の付加により、研磨膜厚の制御性に優れ,かつ短
時間の研磨でよいことになる。
【0027】半導体装置の製造工程の断面模式図である
図2を参照すると、本発明の第2の実施例は、以下のよ
うになっている。
【0028】まず、上記第1の実施例と同様に、半導体
基板11表面にセル部素子領域12と周辺回路部素子領
域13とを形成する。次に、全面に膜厚1.8μm程度
のBPSG膜(図示せず)を形成した後、上記第1の実
施例と同じ条件でこのBPSG膜をリフローしてBPS
G膜24を形成する。さらに上記第1の実施例と同様の
開口部を有するフォトレジスト膜25を形成する〔図2
(a)〕。
【0029】次に、フォトレジスト膜25をマスクにし
て、バッファード弗酸によりBPSG膜14を0.8μ
m程度エッチングし、BPSG膜24aおよびBPSG
膜24aからなる突起部26が形成される〔図2
(b)〕。このとき、セル部素子領域12上でのBPS
G膜24a表面(エッチングされたBPSG膜24表
面)の高さは、周辺回路部素子領域13上でのBPSG
膜24a表面の高さより、高くなっている。
【0030】続いて、フォトレジスト膜25を除去し、
上記第1の実施例と同様の条件でBPSG膜24a(お
よび突起部26)をCMPで1分間除去し、BPSG膜
24bを形成する〔図2(c)〕。このとき、BPSG
膜24bの表面は滑らかではあるが完全に平坦ではな
く、セル部素子領域12上でのBPSG膜24b表面の
高さは周辺回路部素子領域13中央部上でのBPSG膜
24b表面の高さより数十nm程度高くなっている。す
なわち、本実施例においては、突起部26がCMPによ
り除去された後にさらにCPMにより除去されるBPS
G膜24bの部分は、ほぼセル部素子領域12上でのB
PSG膜24bに限られる。
【0031】上記第2の実施例は、上記第1の実施例よ
り研磨時間がさらに短かくなり、除去膜厚の制御性は上
記第1の実施例よりさらに優れたものになる。なお、B
PSG膜24b表面の高さの部分による差が数十nm程
度であることから、BPSG膜24b表面上への微細パ
ターンの形成に際しての最適焦点深度における問題は生
じない。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明の半導体装置
の製造方法によると、層間絶縁膜の凸部周辺が残置して
なる(面積占有率の極めて低い)層間絶縁膜の突起部を
形成し、この突起部をCMPで除去するため、極めて短
時間の研磨時間で層間絶縁膜表面を制御性よく,かつ生
産性よく平坦化できる。すなわち、単純な工程の付加に
より、(この層間絶縁膜に設ける)コンタクト孔へ導電
体膜を充填の困難伴なう導通不良あるいは(この層間絶
縁膜の膜厚が薄くなるとめに起る)寄生容量の増加や電
気的絶縁性等の電気特性の劣化という不具合も回避され
る。また、層間絶縁膜表面上への微細パターンの加工の
困難性という問題も回避される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の製造工程の断面模式図
である。
【図2】本発明の第2の実施例の製造工程の断面模式図
である。
【図3】従来の半導体装置の製造方法を説明するための
断面模式図である。
【図4】上記従来の半導体装置の製造方法の問題点を説
明するための模式的な図であり、CPMにより除去され
るBPSG膜表面の高さの研磨時間に対する変化を示す
グラフである。
【図5】上記従来の半導体装置の製造方法の別の問題点
を説明するための断面模式図である。
【図6】別の従来の半導体装置の製造方法を説明するた
めの断面模式図である。
【図7】上記別の従来の半導体装置の製造方法の問題点
を説明するための模式的な図であり、CPMにより除去
されるBPSG膜表面の高さの研磨時間に対する変化を
示すグラフである。
【符号の説明】
11 半導体基板 12 セル部素子領域 13 周辺回路部素子領域 14,14a,14b,24,24a,24b,34,
34a,34b,44,54,54a BPSG膜 15,25 フォトレジスト膜 16,26 突起部 57 シリコン窒化膜

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板表面に所望の素子を形成して
    セル部素子領域と周辺回路部素子領域とを形成する工程
    と、 前記セル部素子領域および前記周辺回路部素子領域を含
    んだ前記半導体基板表面上に、滑らかな表面を有する所
    定の膜厚の層間絶縁膜を形成する工程と、 前記セル部素子領域の外周部近傍上を除いた該セル部素
    子領域上に開口部を有するフォトレジスト膜を前記層間
    絶縁膜表面上に形成し、該フォトレジスト膜をマスクに
    して所望の深さの該層間絶縁膜をエッチングして該セル
    部素子領域の外周部近傍上の該層間絶縁膜に突起部を形
    成する工程と、 前記フォトレジスト膜を除去し、前記層間絶縁膜を研磨
    して少なくとも前記突起部を除去する工程とを有するこ
    とを特徴とする半導体装置の製造方法。
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