JP2560815Y2 - 合成樹脂用成形金型におけるクリーナ装置 - Google Patents

合成樹脂用成形金型におけるクリーナ装置

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JP2560815Y2
JP2560815Y2 JP4251092U JP4251092U JP2560815Y2 JP 2560815 Y2 JP2560815 Y2 JP 2560815Y2 JP 4251092 U JP4251092 U JP 4251092U JP 4251092 U JP4251092 U JP 4251092U JP 2560815 Y2 JP2560815 Y2 JP 2560815Y2
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JP
Japan
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cleaner
suction
mold
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rotary brush
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JP4251092U
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JPH063616U (ja
Inventor
誠也 川本
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Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、合成樹脂用成形金型に
おいて、その成形面を清掃するためのクリーナ装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来におけるこの種のクリーナ装置は、
例えば、先行技術としての実開昭61−180710号
公報及び特開平2−274509号公報等に記載されて
いるように、上下両面に回転式ブラシを備えたクリーナ
本体を、互いに離間した状態の下金型と上金型との間に
略水平横向きに挿入することにより、下金型における成
形面を、クリーナ本体の下面における回転式ブラシによ
り、上金型における成形面を、クリーナ本体の上面にお
ける回転式ブラシにより各々擦り付けることによって清
掃するように構成している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、この従来にお
けるクリーナ装置においては、クリーナ本体の上面側に
おける回転式ブラシの内部及びその付近に、当該上面側
における回転式ブラシにて上金型の成形面から擦り落と
した細かい樹脂屑片が入り込んだり堆積したりして、こ
の細かい樹脂屑片が、再び上金型における成形面に付着
することになるから、上金型に対する清掃能力が、清掃
の繰り返しに応じて低下すると言う問題があった。
【0004】そこで、前記先行技術のうち実開昭61−
180710号公報のものは、回転式ブラシの内部に、
空気を噴出するように構成しているが、この空気の噴出
によって細かい樹脂屑片が周囲に飛散するので、作業環
境を悪化するばかりか、周囲に飛散した細かい樹脂片が
再び金型に付着するのであり、特に、半導体部品の製造
に際して使用するリードフレームに対して半導体チップ
等をパッケージするための合成樹脂製のモールド部を成
形する場合には、周囲に飛散した細かい樹脂屑片がリー
ドフレームに付着することによって不良品が発生率が高
くなると言う問題を招来するのである。
【0005】本考案は、これら問題を招来しないように
したクリーナ装置を提供することを技術的課題とするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を達成す
るため本考案は、互いに離間した状態の下金型と上金型
との間に向かって略水平横向きに往復動するように支持
されたクリーナ本体における上面と下面との両方に回転
式ブラシを設けて成るクリーナ装置において、前記下金
型と上金型との間への前記クリーナ本体の入口部の上部
に、内部を吸引フアンに連通した下面開放型の吸引フー
ドを、前記クリーナ本体における上面に向かって上下動
するように配設する構成にした。
【0007】
【考案の作用・効果】この構成において、クリーナ本体
が、互いに離間した状態の下金型と上金型との間に進入
して下金型及び上金型の成形面を回転式ブラシにて清掃
したのち、下金型と上金型の間から横方向に引き出され
ると、吸引フードが、クリーナ本体の上面に向かって下
降動することにより、このクリーナ本体の上面側におけ
る回転式ブラシの内部を入り込んだ細かい樹脂屑片、及
び回転式ブラシの付近に堆積した細かい樹脂屑片を、吸
気フアンによる吸引にて、周囲に飛散することが少ない
状態のもとで、除去することができる。
【0008】従って、本考案によると、クリーナ本体の
上面側における回転式ブラシによる清掃性能が清掃の繰
り返しに応じて低下することを、細かい樹脂屑片を周囲
に飛散すると言う問題を招来することなく、確実に防止
できると言う効果を有する。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面について説明す
る。図において符号1は、機台に取付けた下金型を、符
号2は、前記下金型1に向かって上下動する上金型を各
々示し、これら上下両金型1,2の側部に、スタンド部
材3を立設して、このスタンド部材3にて、クリーナ本
体4を、互いに離間した状態の前記下金型1と上金型2
との間に向かって略水平横向きに往復動するように支持
する。
【0010】このクリーナ本体4における上面及び下面
の両方には、当該クリーナ本体4に内蔵したモータ(図
示せず)にて回転駆動するようにした複数個の回転式ブ
ラシ5,6を各々設けると共に、これら回転式ブラシ
5,6に近接した部位に吸引口7,8を開口して、この
両吸引口7,8を、クリーナ本体4の内部に設けた吸引
ダクト9に連通する。
【0011】そして、前記スタンド部材3と両金型1,
2との間には、クリーナ本体4よりも高い部位に、下面
開放型の吸引フード10を上下動可能に配設して、この
吸引フード10を、前記スタンド部材3の側面に設けた
シリンダ11等によって、前記クリーナ本体4の上面に
向かって上下動するように構成する。一方、前記クリー
ナ本体4における吸引ダクト9からの吸引ホース12
と、前記吸引フード10からの吸引ホース13との両方
を、吸引フアン14における吸い込み側に接続された切
換弁箱15に各々接続して、この切換弁箱15内に、吸
気フアン14への空気の吸い込みを、前記クリーナ本体
4における両吸引口7,8から行う場合と、前記吸引フ
ード10から行う場合とに適宜選択的に切り換えるよう
にした切換弁16を設ける。なお、前記吸引フアン14
からの吐き出し側は、集塵器17に接続されている。
【0012】この構成において、切換弁箱15内におけ
る切換弁16にて、吸気フアン14への空気の吸い込み
をクリーナ本体4における両吸引口7,8から行うよう
にした状態で、クリーナ本体4を、その上下両面におけ
る各回転式ブラシ5,6を回転しながら互いに離間して
いる下金型1と上金型2との間に挿入することにより、
下金型1における成形面には、下面側における各回転式
ブラシ5が、上金型2における成形面には、上面側にお
ける各回転式ブラシ6が各々接当するから、両金型1,
2における成形面は清掃され、このとき成形面より各回
転式ブラシ5,6にて擦り落された細かい樹脂屑片の一
部は、上下両面に開口する吸引口7,8より吸引フアン
14に吸引されるから、両金型1,2の清掃に際して細
かい樹脂屑片が周囲に飛散することを低減できるのであ
り、この清掃が終わると、前記クリーナ本体4は、両金
型1,2の間より後退するのである。
【0013】そして、この清掃を複数回(6〜7回程
度)繰り返したのち、クリーナ本体4が両金型1,2の
間より後退動したとき、前記吸引フード10を、クリー
ナ本体4における上面に向かって下降動したのち、切換
弁箱15内における切換弁16を、吸気フアン14への
空気の吸い込みを前記吸引フード10から行う状態に切
り換え操作することにより(この場合において、切換弁
16を切り換え操作したのち吸引フード10を下降動す
るようにしても良い)、クリーナ本体4の上面側におけ
る各回転式ブラシ6の内部を入り込んだ細かい樹脂屑
片、及び各回転式ブラシ6の付近に堆積した細かい樹脂
屑片を、吸気フアン14による吸引にて、周囲に飛散す
ることが少ない状態のもとで、除去することができるの
である。
【0014】なお、前記クリーナ本体4の下面側にも、
図1に二点鎖線で示すように、前記吸引フード10と同
様に構成した吸気フード18を設けても良いことは言う
までもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す一部切欠正面図である。
【図2】図1のII−II視拡大平面図である。
【符号の説明】
1 下金型 2 上金型 3 スタンド部材 4 クリーナ本体 5,6 回転式ブラシ 7,8 吸引口 9 吸引ダクト 10 吸引フード 14 吸引フアン 15 切換弁箱 16 切換弁

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに離間した状態の下金型と上金型との
    間に向かって略水平横向きに往復動するように支持され
    たクリーナ本体における上面と下面との両方に回転式ブ
    ラシを設けて成るクリーナ装置において、前記下金型と
    上金型との間への前記クリーナ本体の入口部の上部に、
    内部を吸引フアンに連通した下面開放型の吸引フード
    を、前記クリーナ本体における上面に向かって上下動す
    るように配設したことを特徴とする合成樹脂用成形金型
    におけるクリーナ装置。
JP4251092U 1992-06-19 1992-06-19 合成樹脂用成形金型におけるクリーナ装置 Expired - Lifetime JP2560815Y2 (ja)

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JP4251092U JP2560815Y2 (ja) 1992-06-19 1992-06-19 合成樹脂用成形金型におけるクリーナ装置

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JP4251092U JP2560815Y2 (ja) 1992-06-19 1992-06-19 合成樹脂用成形金型におけるクリーナ装置

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Publication Number Publication Date
JPH063616U JPH063616U (ja) 1994-01-18
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ID=12638068

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Families Citing this family (4)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5118954Y1 (ja) * 1970-08-28 1976-05-19
JPS5118953Y1 (ja) * 1970-08-28 1976-05-19
JPS5118956Y2 (ja) * 1972-02-28 1976-05-19
JPS525778U (ja) * 1975-06-24 1977-01-14

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JPH063616U (ja) 1994-01-18

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