JPH063616U - 合成樹脂用成形金型におけるクリーナ装置 - Google Patents

合成樹脂用成形金型におけるクリーナ装置

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JPH063616U
JPH063616U JP4251092U JP4251092U JPH063616U JP H063616 U JPH063616 U JP H063616U JP 4251092 U JP4251092 U JP 4251092U JP 4251092 U JP4251092 U JP 4251092U JP H063616 U JPH063616 U JP H063616U
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JP
Japan
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cleaner body
suction
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synthetic resin
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誠也 川本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 上下両金型1,2における成形面を、クリー
ナ本体4における上下両面に設けた回転式ブラシ5,6
にて清掃する場合に、上面側における回転式ブラシ6に
よる清掃性能が低下することを、細かい樹脂屑片の周囲
への飛散を低減した状態で防止する。 【構成】 前記両金型1,2間への前記クリーナ本体4
の入口部の上部に、内部を吸引フアン14に連通した下
面開放型の吸引フード10を、前記クリーナ本体4にお
ける上面に向かって上下動するように配設する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、合成樹脂用成形金型において、その成形面を清掃するためのクリー ナ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来におけるこの種のクリーナ装置は、例えば、先行技術としての実開昭61 −180710号公報及び特開平2−274509号公報等に記載されているよ うに、上下両面に回転式ブラシを備えたクリーナ本体を、互いに離間した状態の 下金型と上金型との間に略水平横向きに挿入することにより、下金型における成 形面を、クリーナ本体の下面における回転式ブラシにより、上金型における成形 面を、クリーナ本体の上面における回転式ブラシにより各々擦り付けることによ って清掃するように構成している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、この従来におけるクリーナ装置においては、クリーナ本体の上面側に おける回転式ブラシの内部及びその付近に、当該上面側における回転式ブラシに て上金型の成形面から擦り落とした細かい樹脂屑片が入り込んだり堆積したりし て、この細かい樹脂屑片が、再び上金型における成形面に付着することになるか ら、上金型に対する清掃能力が、清掃の繰り返しに応じて低下すると言う問題が あった。
【0004】 そこで、前記先行技術のうち実開昭61−180710号公報のものは、回転 式ブラシの内部に、空気を噴出するように構成しているが、この空気の噴出によ って細かい樹脂屑片が周囲に飛散するので、作業環境を悪化するばかりか、周囲 に飛散した細かい樹脂片が再び金型に付着するのであり、特に、半導体部品の製 造に際して使用するリードフレームに対して半導体チップ等をパッケージするた めの合成樹脂製のモールド部を成形する場合には、周囲に飛散した細かい樹脂屑 片がリードフレームに付着することによって不良品が発生率が高くなると言う問 題を招来するのである。
【0005】 本考案は、これら問題を招来しないようにしたクリーナ装置を提供することを 技術的課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この技術的課題を達成するため本考案は、互いに離間した状態の下金型と上金 型との間に向かって略水平横向きに往復動するように支持されたクリーナ本体に おける上面と下面との両方に回転式ブラシを設けて成るクリーナ装置において、 前記下金型と上金型との間への前記クリーナ本体の入口部の上部に、内部を吸引 フアンに連通した下面開放型の吸引フードを、前記クリーナ本体における上面に 向かって上下動するように配設する構成にした。
【0007】
【考案の作用・効果】
この構成において、クリーナ本体が、互いに離間した状態の下金型と上金型と の間に進入して下金型及び上金型の成形面を回転式ブラシにて清掃したのち、下 金型と上金型の間から横方向に引き出されると、吸引フードが、クリーナ本体の 上面に向かって下降動することにより、このクリーナ本体の上面側における回転 式ブラシの内部を入り込んだ細かい樹脂屑片、及び回転式ブラシの付近に堆積し た細かい樹脂屑片を、吸気フアンによる吸引にて、周囲に飛散することが少ない 状態のもとで、除去することができる。
【0008】 従って、本考案によると、クリーナ本体の上面側における回転式ブラシによる 清掃性能が清掃の繰り返しに応じて低下することを、細かい樹脂屑片を周囲に飛 散すると言う問題を招来することなく、確実に防止できると言う効果を有する。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面について説明する。 図において符号1は、機台に取付けた下金型を、符号2は、前記下金型1に向 かって上下動する上金型を各々示し、これら上下両金型1,2の側部に、スタン ド部材3を立設して、このスタンド部材3にて、クリーナ本体4を、互いに離間 した状態の前記下金型1と上金型2との間に向かって略水平横向きに往復動する ように支持する。
【0010】 このクリーナ本体4における上面及び下面の両方には、当該クリーナ本体4に 内蔵したモータ(図示せず)にて回転駆動するようにした複数個の回転式ブラシ 5,6を各々設けると共に、これら回転式ブラシ5,6に近接した部位に吸引口 7,8を開口して、この両吸引口7,8を、クリーナ本体4の内部に設けた吸引 ダクト9に連通する。
【0011】 そして、前記スタンド部材3と両金型1,2との間には、クリーナ本体4より も高い部位に、下面開放型の吸引フード10を上下動可能に配設して、この吸引 フード10を、前記スタンド部材3の側面に設けたシリンダ11等によって、前 記クリーナ本体4の上面に向かって上下動するように構成する。 一方、前記クリーナ本体4における吸引ダクト9からの吸引ホース12と、前 記吸引フード10からの吸引ホース13との両方を、吸引フアン14における吸 い込み側に接続された切換弁箱15に各々接続して、この切換弁箱15内に、吸 気フアン14への空気の吸い込みを、前記クリーナ本体4における両吸引口7, 8から行う場合と、前記吸引フード10から行う場合とに適宜選択的に切り換え るようにした切換弁16を設ける。なお、前記吸引フアン14からの吐き出し側 は、集塵器17に接続されている。
【0012】 この構成において、切換弁箱15内における切換弁16にて、吸気フアン14 への空気の吸い込みをクリーナ本体4における両吸引口7,8から行うようにし た状態で、クリーナ本体4を、その上下両面における各回転式ブラシ5,6を回 転しながら互いに離間している下金型1と上金型2との間に挿入することにより 、下金型1における成形面には、下面側における各回転式ブラシ5が、上金型2 における成形面には、上面側における各回転式ブラシ6が各々接当するから、両 金型1,2における成形面は清掃され、このとき成形面より各回転式ブラシ5, 6にて擦り落された細かい樹脂屑片の一部は、上下両面に開口する吸引口7,8 より吸引フアン14に吸引されるから、両金型1,2の清掃に際して細かい樹脂 屑片が周囲に飛散することを低減できるのであり、この清掃が終わると、前記ク リーナ本体4は、両金型1,2の間より後退するのである。
【0013】 そして、この清掃を複数回(6〜7回程度)繰り返したのち、クリーナ本体4 が両金型1,2の間より後退動したとき、前記吸引フード10を、クリーナ本体 4における上面に向かって下降動したのち、切換弁箱15内における切換弁16 を、吸気フアン14への空気の吸い込みを前記吸引フード10から行う状態に切 り換え操作することにより(この場合において、切換弁16を切り換え操作した のち吸引フード10を下降動するようにしても良い)、クリーナ本体4の上面側 における各回転式ブラシ6の内部を入り込んだ細かい樹脂屑片、及び各回転式ブ ラシ6の付近に堆積した細かい樹脂屑片を、吸気フアン14による吸引にて、周 囲に飛散することが少ない状態のもとで、除去することができるのである。
【0014】 なお、前記クリーナ本体4の下面側にも、図1に二点鎖線で示すように、前記 吸引フード10と同様に構成した吸気フード18を設けても良いことは言うまで もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す一部切欠正面図である。
【図2】図1のII−II視拡大平面図である。
【符号の説明】
1 下金型 2 上金型 3 スタンド部材 4 クリーナ本体 5,6 回転式ブラシ 7,8 吸引口 9 吸引ダクト 10 吸引フード 14 吸引フアン 15 切換弁箱 16 切換弁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに離間した状態の下金型と上金型との
    間に向かって略水平横向きに往復動するように支持され
    たクリーナ本体における上面と下面との両方に回転式ブ
    ラシを設けて成るクリーナ装置において、前記下金型と
    上金型との間への前記クリーナ本体の入口部の上部に、
    内部を吸引フアンに連通した下面開放型の吸引フード
    を、前記クリーナ本体における上面に向かって上下動す
    るように配設したことを特徴とする合成樹脂用成形金型
    におけるクリーナ装置。
JP4251092U 1992-06-19 1992-06-19 合成樹脂用成形金型におけるクリーナ装置 Expired - Lifetime JP2560815Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP4251092U JP2560815Y2 (ja) 1992-06-19 1992-06-19 合成樹脂用成形金型におけるクリーナ装置

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JP4251092U JP2560815Y2 (ja) 1992-06-19 1992-06-19 合成樹脂用成形金型におけるクリーナ装置

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Publication Number Publication Date
JPH063616U true JPH063616U (ja) 1994-01-18
JP2560815Y2 JP2560815Y2 (ja) 1998-01-26

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ID=12638068

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JP4251092U Expired - Lifetime JP2560815Y2 (ja) 1992-06-19 1992-06-19 合成樹脂用成形金型におけるクリーナ装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS48101996U (ja) * 1972-02-28 1973-11-30
JPS5118954Y1 (ja) * 1970-08-28 1976-05-19
JPS5118953Y1 (ja) * 1970-08-28 1976-05-19
JPS525778U (ja) * 1975-06-24 1977-01-14

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JP2560815Y2 (ja) 1998-01-26

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