JPH03234603A - 粉末成形体の表面掃除装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的コ （産業上の利用分野） 本発明は粉末成形体の表面に付着した付着物を取り除き
清浄にする表面掃除装置に関する。

（従来の技術） 金属焼結体またはセラミックス焼結体を製造する方法に
おいて、金属粉末またはセラミックス粉末をプレス装置
にて加圧して粉末成形体を成形し、この粉末成形体を焼
結して焼結体とする方法かある。

この製造方法において粉末成形体を成形する方法は、ダ
イおよび下型て構成される空間部に粉末を充填し、上型
をこの空間部の中に挿入して粉末を加圧して所定形状に
成形するものである。

この粉末成形体を加圧成形する方法では、ダイおよび下
型と上型との間の隙間により粉末成形体の表面にいわゆ
る「ばり」が発生することがあり、また粉末をダイおよ
び下型の空間部に充填する時と充填した粉末を上型で加
圧する時に余分な粉末が粉末成形体の表面に付着するこ
とがある。このように粉末成形体の表面にばりが存在し
たり、余分な粉末が存在したままで成形体を焼結すると
、焼結体の寸法不良や焼結体の外観不良という不具合が
発生することがある。

そこで、従来から粉末成形体を成形する工程では、作業
者が粉末成形体の表面に存在するぼりゃ粉末を刷毛を用
いて剥がしたり、エアブロ−を用いて空気で吹き飛ばし
たりして取り除いている。

（発明が解決しようとする課題） しかし、このような従来の粉末成形体を成形においては
次に述べる問題がある。

粉末成形体を成形した後に、作業者が粉末成形体の表面
に存在するパリや粉末を刷ブラシやエアブロ−を用いて
取り除く作業を行なわなければならないので、粉末成形
体を成形する上で、この掃除作業に要する時間を確保す
る必要かある。

このため、プレス装置が成形体を生産する速度に対応し
て作業者の作業能率を高める上で前記の掃除作業が障害
となっている。

また、この粉末成形体の表面掃除を行う作業に人の作業
者を専任させるために、この人件費により製造コストか
高くなっている。

本発明は前記事情に基づいてなされたもので、粉末成形
体の表面に存在するぼりゃ粉末を無人で取り除くことが
でき、粉末成形体の生産速度の向上および製造コストの
低減を図ることができる粉末成形体の表面掃除装置を提
供することを目的とする。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 前記目的を達成するために本発明の粉末成形体の表面掃
除装置は、粉末成形体が移動する通路と、内部にブラシ
を取り付けて回転可能に設けられ前記通路を移動してき
た前記粉末成形体を通過させて粉末成形体の表面を掃除
する円筒形ブラシと、この円筒形ブラシを回転させる回
転駆動装置と、前記円筒形ブラシに対して空気を吹き掛
けて円筒形ブランに存在する介在物を取り除く空気吹き
掛は装置とを具備することを特徴とするものである。

（作用） 通路上を移動してきた粉末成形体が回転する円筒体ブラ
シの内部を通過する時に、粉末成形体の表面に存在する
パリや粉末が円筒体ブラシの内部に設けたブラシにより
剥して取り除く。粉末成形体から取り除かれたパリや粉
末は空気吹き掛は装置から吹き掛けられる空気により円
筒体ブラシの外部に吹き出されので、円筒体ブラシの内
部は常に清潔である。

（実施例） 本発明の実施例を図面を参照して説明する。

第１図は本実施例の掃除装置を示している。

図中１は円筒形ブラシ、２はシュート、３は受は体であ
る。

円筒形ブラシ１は円筒体４の内部に円周方向及び軸方向
にわたってブラシ６を設けたものである。

円筒体４は両端を開口した円筒をなすもので、周壁全体
にわたり多数の孔５が形成しである。ブラシ６は円筒体
４の周壁に植設されて円筒体４の中心に向けて半径方向
に沿って伸びるもので、ブラシ６の先端に囲まれた部分
は円筒体５の軸方向に沿って円筒形の空間を形成する。

この円筒形空間は粉末成形体の大きさに対応したもので
、ブラシ６の先端が粉末成形体の表面に十分接触でき、
且つ粉末成形体が円滑に回転しながら移動できる大きさ
とする。

そして、円筒形ブラシ１はシュート１の前方においてこ
れと同じ角度で傾斜して設けられ、一端開口がシュート
１の先端に対向している。円筒形ブラシ１の円筒体４は
床７に設けたフレーム８で支持した軸受９に回転自在に
支持されている。また、床７にはモータ１０が設置され
、このモータ１０の出力軸に取り付けたプーリ１１と円
筒形ブラシ１の円筒体４の外周部に取り付けたプーリ１
２とにベルト１３が掛けわたされており、モータ１０か
ら円筒形ブラシ１に回転を伝達できるようになっている
。

シュート１は粉末成形体を成形するプレス装置における
ダイテーブル１４に隣接した位置においてダイテーブル
１４から下方に向けて傾斜して設けられ、ダイテーブル
１４の上の粉末成形体１９を円筒形ブラシ１に移動する
ようになっている。

受は体３は円筒形ブラシ１の他端開口に対向して設けら
れ、円筒形ブラシ１で掃除を終えた粉末成形体１９を受
けるようになっている。

さらに、円筒形ブラシ１の下方にはこれと平行に空気吹
き出し管１５が設けられ、この空気吹き出し管１５の上
部には多数の吹き出し口１６が並へて形成しである。空
気吹き出し管１５はホース１７を介して図示しない送風
機に接続されている。

空気吹き出し管１５の吹き出し口１６から吹き出された
空気は円筒形ブラシ１の円筒体４の５を通ってその内部
に吹き込まれるようになっている。

円筒形ブラン１の上方には軸方向全体にわたり吸い込み
フート１８が設けてあり、この吸い込みフド１８は図示
しない集塵機に接続されていて、円筒形ブラシ１の円筒
体４の内部の空気を孔５を通して吸い込むようになって
いる。

このように構成された掃除装置の動作について説明する
。

この実施例では第３図に示すように金属粉末またはセラ
ミックス粉末を加圧して成形したリング形をなす粉末成
形体１つを対象とする。この粉末成形体１９は外周側角
部および内周側角部にぼり１９ａが発生することがあり
、また表面に粉末が付着することがある。この実施例の
掃除装置ではこの粉末成形体１９の表面に存在するばり
１９ａや粉末を取り除く。

掃除装置ではモータ１０を駆動して、その回転をプーリ
１１、ベルト１３およびプーリ１２を介して円筒形ブラ
シ１に伝達する。これにより円筒形ブラシ１はその軸線
中心としてを回転する。

プレス装置において成形した成形体１９をダイの内部か
らダイテーブル１４の上面に押し上げる。

図示しない機構により成形体１９をダイテーブル１４か
らシュート２に向けて移動させる。

粉末成形体１９はシュート２を滑って円筒形ブラシ１の
一端開口からその内部に入る。粉末成形体１９１は円筒
形ブラシ１の内部に並べて植設した多数のブラシ６で囲
まれて形成した円筒形の通路の内部を移動を他端開口に
向けて下降移動する。

円筒形ブラシ１はその軸線を中心として回転しているの
で、円筒体４の内部に設けた多数のブラシ６が回転して
円筒形ブラシ１の内部を移動する粉末成形体１つの表面
に摺接する。ｙｖｓ’ｉｉまた、粉末成形体１９自体も
ブラシ６の回転により同時に回転され、その表面がブラ
シ６に摺接する。このように粉末成形体１９が円筒形ブ
ラシ１の内部を回転しながら移動して行く過程で、ブラ
シ６の先端と粉末成形体１９の表面が相互に摺接するこ
とにより、粉末成形体１９の表面に形成されているばり
が切り離され、粉末成形体１９の表面に付着していてい
る余分な粉末が拭きとられる。

粉末成形体１９が円筒形ブラシ１の内部を通過して他端
開口から出ると受は体３で受は止められる。

また、送風機からホース１７を介して吹き出し管１５に
風を送り、送られた風を吹き出し管１５の各吹き出し口
１６から分散して上方の円筒形ブラシ１に向けて吹き出
す。吹き出し管１５から吹き出した空気は円筒形ブラシ
１の円筒体４の多数の孔５を通って円筒形ブラシ１の円
筒体４の内部に入る。一方、吸い込みフード１６に接続
している集塵機を駆動し吸い込みフード１８により円筒
形ブラシ１の上方から空気を吸い込む。円筒形ブラシ１
の円筒体４の内部の空気は答礼５を通って上方へ吸い出
される。これにより円筒形ブラシ１の下方から内部を通
って上方へ抜ける空気の流れが形成される。ところで、
円筒形ブラシ１の円筒体４の内部には前述したように粉
末成形体１つの表面から取り除いたぼりゃ粉末がブラシ
６に付着している。円筒形ブラシ１の下方から内部を通
って上方へ抜ける空気の流れにより、円筒形ブラシ１の
円筒体４の内部に入った空気はブラシ６に付着している
ぼりゃ粉末を吹き飛ばされて円筒体４の答礼５から上方
へ吸い出され、吸い込みフード１８に吸い込まれる。こ
のため、円筒形ブラシ１の円筒体４の内部は粉末成形体
１９から取り除いたぼりゃ粉末が存在しない清浄な状態
が維持され、粉末成形体１９に対する掃除を良好に行う
ことができる。

シュート２および円筒形ブラシ１が傾斜していることか
ら、掃除を行う粉末成形体１９はシュート２上および円
筒形ブラシ１内部をそれ自身で転がりながら下降して移
動する。このため、特別に粉末成形体１９を移動させる
手段を設ける必要がない。そして、掃除を行う各粉末成
形体１９をシュート２から円筒形ブラシ１に順次送りこ
んで通過させることにより、多数の粉末成形体１９を連
続して迅速に掃除することができる。従って、プレス装
置により成形した粉末成形体１９を無人の状態で自動的
に掃除することができる。しかも、プレス装置の速度に
合わせて迅速に掃除を行うことができる。

なお、受は体３で受けた粉末成形体１９は受は体３で溜
めるか、あるいはベルトコンベアなどの搬送装置により
別な箇所に搬送する。

［発明の効果コ 以上説明したように本発明の粉末成形体の表面掃除装置
によれば、プレス装置により成形した粉末成形体の表面
に存在するぼりゃ粉末を自動的且つ連続して迅速に取り
除くことができるので、粉末成形体の成形速度を低下さ
せることなく粉末成形体の掃除を行うことができるとと
もに、掃除作業工程の無人化を図り製造コストを低減す
ることができる。

【図面の簡単な説明】 第１図および第２図は本発明の一実施例を示し、第１図
は正面図、第２図は円筒形ブラシの端面を示す図、第３
図は粉末成形体の一例を示す図である。 １・・・円筒形ブラシ、２・・・ンユート、１０・・・
モータ、１９・・・粉末成形体。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 粉末成形体が移動する通路と、内部にブラシを取り付け
   て回転可能に設けられ前記通路を移動してきた前記粉末
   成形体を通過させて粉末成形体の表面を掃除する円筒形
   ブラシと、この円筒形ブラシを回転させる回転駆動装置
   と、前記円筒形ブラシに対して空気を吹き掛けて円筒形
   ブラシに存在する介在物を取り除く空気吹き掛け装置と
   を具備することを特徴とする粉末成形体の表面掃除装置
   。