JPH1028830A - フィルタバグのダスト除去装置 - Google Patents

フィルタバグのダスト除去装置

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JPH1028830A
JPH1028830A JP8189605A JP18960596A JPH1028830A JP H1028830 A JPH1028830 A JP H1028830A JP 8189605 A JP8189605 A JP 8189605A JP 18960596 A JP18960596 A JP 18960596A JP H1028830 A JPH1028830 A JP H1028830A
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JP
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filter bag
pair
dust
brushes
brushing device
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JP8189605A
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English (en)
Inventor
Masaichi Tsuchiya
雅市 土屋
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ZEMUKO INTERNATL KK
Original Assignee
ZEMUKO INTERNATL KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルタバグの表面に付着しているダストを
除去する際、作業者にかかる労力の節約を図ると共に、
効率よく容易に除去できるようにする。 【解決手段】 ベース3上に少なくとも上下一対の回転
可能な回転ブラシ11U,11D,前後一対の回転可能
な回転ブラシ13F,13Dのうちの1方を有するブラ
ッシング装置5を設け、このブラッシング装置5の一方
側におけるベース3上に外周にフィルタFBを有してい
るフィルタバグ17を設け、このフィルタバグ17を前
記ブラッシング装置5に対して往復動自在に設け、前記
ブラッシング装置5の他方側におけるベース3上に左右
方向へ延伸したエアパイプ33を設け、このエアパイプ
33の一端に前記一対の回転ブラシ11U,11D;1
3F,13D間に臨んだ吐出ノズル35を設けると共に
前記エアパイプ33の他端に開閉弁37を設けてなるこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、乾式集塵装置に
使用されるフィルタバグにおけるフィルタバグ(濾布)
の表面に付着するダストを除去するフィルタバグのダス
ト除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】昭和57年5月に大気汚染防止規制施工
規則が改正され、集塵装置としてはバグフィルタが多く
使用されるようになってきたが、同時に省エネルギーも
促進されてきた。そのため、バグフィルタ内における温
度が低下し結露が多く発生し、バグフィルタ内における
瀘布のダスト付着面すなわち負荷面に水分を多量に含ん
だダストが固着し目詰りになるという現象が頻繁に生じ
ている。
【0003】また、平成3年10月には再生資源の利用
の促進に関する法律が施工され、建物廃棄物であるアス
ファルト・コンクリート、コンクリート塊は、指定副産
物に指定され再生利用を促進するよう定められた。その
ため、アスファルト・コンクリート、コンクリート塊を
破砕せしめて路盤材又は再生アスファルト合材として再
利用することが多くなり、破砕設備付帯のバグフィルタ
には破砕時に発生する粉塵等に含まれる粉塵防止対策の
水スプレーの水分,アスファルト・コンクリート塊より
発生するアスファルト分、また再生アスファルト合材を
製造する際に発生するブルースモークの主成分である炭
化水素等により粉塵を含む排ガスの条件が非常に厳しく
なってきている。そして、バグフィルタにおける瀘布の
負荷面がダストの固着により目詰りになるという現象が
生じている。
【0004】このような使用条件における乾式集塵装置
に使用されるバグフィルタの濾布(フィルタバグ)は使
用中に次第にダストがフィルタバグ表面に堆積しフィル
タバグ内外の差圧が増加し使用不能にいたる。このとき
フィルタバグの残存強度が充分である場合には、フィル
タバグ表面のダストの清掃を行い再使用することがあ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うにフィルタバグ表面にダストが付着した場合の清掃
は、全くの人力により取り外したフィルタバグを1本1
本作業者がワイヤブラシなどを用いてフィルタバグから
ダストを除去せしめているため、作業者に労力がかかり
大変な作業であった。
【0006】こ発明の目的は、フィルタバグの表面に付
着しているダストを除去する際、作業者にかかる労力の
節約を図ると共に、効率よく容易に除去できるようにし
たフィルタバグのダスト除去装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明のフィルタバグのダスト除去
装置は、ベース上に少なくとも上下一対の回転可能な回
転ブラシ,前後一対の回転可能な回転ブラシのうち一方
を有するブラッシング装置を設け、このブラッシング装
置の一方側におけるベース上に、外周にフィルタを有し
ているフィルタバグを設け、このフィルタバグを前記ブ
ラッシング装置に対して往復動自在に設けてなることを
特徴とするものである。
【0008】したがって、ブラッシング装置の一方側に
おけるベース上に設けられている外周にフィルタを有し
たフィルタバグをブラッシング装置へ向けて往復動しめ
ることにより、フィルタバグの外周に付着しているダス
トがブラッシング装置に有している少なくとも上下一対
の回転可能な回転ブラシ,前後一対の回転可能な回転ブ
ラシのうちの一方により除去される。
【0009】請求項2によるこの発明のフィルタバグの
ダスト除去装置は、請求項1のフィルタバグのダスト除
去装置において、前記ベース上の左右両側に前記フィル
タバグの前後を検出する位置決めセンサを設けてなるこ
とを特徴とするものである。
【0010】したがって、フィルタバグが往復動される
と、フィルタバグの前後がベース上の左右両側に設けら
れた位置決めセンサによって検出されてフィルタバグが
自動的に往復動される。
【0011】請求項3によるこの発明のフィルタバグの
ダスト除去装置は、請求項1のフィルタバグのダスト除
去装置において、前記ブラッシング装置の他方側におけ
るベース上に左右方向へ延伸したエアパイプを設け、こ
のエアパイプの一端に前記一対の回転ブラシ間に臨んだ
吐出ノズルを設けると共に前記エアパイプの他端に開閉
弁を設けてなることを特徴とするものである。
【0012】したがって、フィルタバグをブラッシング
装置へ向けて往復動せしめることにより、フィルタバグ
の外周に付着しているダストがブラッシング装置に有し
ている少なくとも上下一対の回転可能な回転ブラシによ
り除去される。その際にブラッシング装置の他方側にお
けるベース上に設けられているエアパイプの他端にある
開閉弁を開かせると、圧縮エアがエアパイプを通ってエ
アパイプの一端にある吐出ノズルから噴出されてフィル
タバグの内側より外側へ向けて放出されることにより、
フィルタバグに付着しているダストが更に一層除去され
る。
【0013】請求項4によるこの発明のフィルタバグの
ダスト除去装置は、請求項1,2又は3記載のフィルタ
バグのダスト除去装置において、前記ブラッシング装置
に上下一対の回転可能な回転ブラシを設けると共に前後
一対の回転可能な回転ブラシを設けてなることを特徴と
するものである。
【0014】したがって、ブラッシング装置に上下一対
の回転可能な回転ブラシと前後一対の回転可能な回転ブ
ラシが設けられているから、フィルタバグの外周に付着
しているダストが上下および前後から除去されるので、
より一層の除去の効果が発揮される。
【0015】請求項5によるこの発明のフィルタバグの
ダスト除去装置は、請求項1,2又は3のフィルタバグ
のダスト除去装置において、上下一対の回転可能な回転
ブラシを有する第1ブラッシング装置を設けると共に、
前後一対の回転可能な回転ブラシを有する第2ブラッシ
ング装置を前記第1ブラッシング装置の左右のどちから
一方側に離隔して設けてなることを特徴とするものであ
る。
【0016】したがって、ベース上に上下一対の回転可
能な回転ブラシを有する第1ブラッシング装置と前後一
対の回転可能な回転ブラシを有する第2ブラッシング装
置が離隔して設けられているから、外周にフィルタバグ
を有するフィルタバグを往復動せしめることによりフィ
ルタバグの外周に付着しているダストが上下および前後
方向から除去される。
【0017】請求項6によるこの発明のフィルタバグの
ダスト除去装置は、請求項1又は5記載のフィルタバグ
のダスト除去装置において、前記ブラッシング装置に上
下一対の回転ブラシの間隔又は前後一対の回転ブラシの
間隔を微調整可能に設けてなることを特徴とするもので
ある。
【0018】したがって、上下一対の回転ブラシの間隔
又は前後一対の回転ブラシの間隔が微調整可能に設けら
れているから、フィルタバグの外周に付着しているダス
トの付着状態によって前記回転ブラシの間隔を微調整す
ることにより、容易にダストが除去される。
【0019】請求項7によるこの発明のフィルタバグの
ダスト除去装置は、請求項4のフィルタバグのダスト除
去装置において、前記ブラッシング装置における上下一
対の回転ブラシと前後一対の回転ブラシを同期して回転
せしめる駆動手段を備えていることを特徴とするもので
ある。
【0020】したがって、上下一対の回転可能な回転ブ
ラシと前後一対の回転可能な回転ブラシとが1つの駆動
手段により同期して回転されることにより、各回転ブラ
シの相対的な回転誤差がなくなると共に製作費のコスト
ダウンが図られる。
【0021】請求項8によるこの発明のフィルタバグの
ダスト除去装置は、請求項1〜7のフィルタバグのダス
ト除去装置において、前記ブラッシング装置の廻りを覆
った吸い込みフードを設けてなることを特徴とするもの
である。
【0022】したがって、ブラッシング装置の廻りを覆
った吸い込みフードを設けたことにより、フィルタバグ
の外周に付着しているダストが回転ブラシにより除去さ
れる際に発生する塵埃が吸い込まれて集塵され、外部へ
飛散されない。
【0023】請求項9によるこの発明のフィルタバグの
ダスト除去装置は、請求項3のフィルタバグのダスト除
去装置において、前記吐出ノズルは複数の小孔を有する
と共に楕円形状となっており、エアパイプに取付け支持
されていることを特徴とするものである。
【0024】したがって、吐出ノズルは複数の小孔を有
すると共に楕円形状となっており、エアパイプに取付け
支持されているから、回転ブラシにより押し当てられる
フィルタバグが変形せずに支持されると共に、圧縮エア
がフィルタバグの長手方向へ流出するのが最小限に押さ
えられる。
【0025】請求項10によるこの発明のフィルタバグ
のダスト除去装置は、請求項9のフィルタバグのダスト
除去装置において、前記吐出ノズルは前記フィルタバグ
に近接した形状であることを特徴とするものである。
【0026】したがって、吐出ノズルがフィルタバグに
近接した形状であるから、フィルタバグに付着したダス
トがむらなく均一に除去される。
【0027】請求項11によるこの発明のフィルタバグ
のダスト除去装置は、請求項1〜8のフィルタバグのダ
スト除去装置において、前記ブラッシング装置の下方に
おける前記ベースに回収ダストボックスを設けてなるこ
とを特徴とするものである。
【0028】したがって、ブラッシング装置の下方にお
けるベースに回収ダストボックスを設けたことにより、
回転ブラシによりフィルタバグの外周から除去された比
較的重いダストは落下して回収ダストボックスに回収さ
れる。
【0029】請求項12によるこの発明のフィルタバグ
のダスト除去装置は、請求項11のフィルタバグのダス
ト除去装置において、前記回収ダストボックスを移動可
能に設けてなることを特徴とするものである。
【0030】したがって、回収ダストボックスを移動可
能に設けたことにより、回転ブラシにより除去されたダ
ストは回収ダストボックスに回収され、満杯になると、
他の回収ダストボックスと交換される。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態の例
を図面に基いて詳細に説明する。
【0032】図1,図2および図3を参照するに、フィ
ルタバグのダスト除去装置1は、例えた箱形状の立設さ
れたベース3を備えており、このベース3の左右方向に
おけるほぼ中央部にはブラッシング装置5が設けられて
いる。このブラッシング装置5の下方における前記ベー
ス3内には移動可能な回収ダストボックス7が設けられ
ている。
【0033】前記ブラッシング装置5は例えば箱形状の
ブラッシングケース9を備えており、このブラッシング
ケース9内には上下一対の回転可能な回転ブラシ11
U,11Dと、前後一対の回転可能な回転ブラシ13
F,13Bが設けらてれいる。この各回転ブラシ11
U,11D,13F,13Bはそれぞれ複数のブラシ1
5が放射状に植設されている。
【0034】このブラシ115の材質はワイヤー,ビニ
ール又はゴムなどからなっている。材質がワイヤーの場
合にはフィルタバグの表面を痛めその後の使用において
ダストの付着を増大させ、目詰りの進行速度を速める恐
れが考えられるので、好ましくはブラシ15の材質をビ
ニール又はゴムなどにして回転ブラシ11U,11D,
13F,13Bを製作するのがよい。
【0035】前記ブラッシング装置5の一方側えば左側
におけるベース3上にはフィルタバグ17が設けられ
る。このフィルタバグ17は、例えば図4に示されてい
るように、フィルタ(濾布)FBの内部にリテーナ19
を設け、このリテーナ19によって集塵機の内部に装着
される。前記リテーナ19は鉄線などによる複数の円形
リング19Aとこの各円形リング19Aをつなぐ複数の
直線からなる鉄線19Bとで構成されている。
【0036】このフィルタバグ17を集塵機の内部に取
り付けて使用するとフィルタFBの外周にダストが付着
するので、この付着されたダストを除去しなければなら
ない。また、前記フィルタバグ17は上述したごとき構
造となっているため、前記回転ブラシ11U,11D,
13F,13Bのブラシ15は凹面の形状をなしてお
り、均一に清掃するためにブラシ15の形状,材質に配
慮し、好ましくは上述したごとく、ビニール又はゴムな
どがよい。
【0037】前記ベース3の左側に設けられたフィルタ
バグ17を前記ブラッシング装置5へ向けて往復動せし
めるために、前記ベース3内の左側には回転自在なボー
ルねじ21が支承されており、このボールねじ21には
ナット部材23が螺合されている。このナット部材23
にはクランプ部材25が取り付けられており、このクラ
ンプ部材25によって前記フィルタバグ17の一端がク
ランプ,アンクランプされる。
【0038】前記ボールネジ21の左端にはギヤ27が
装着されており、このギヤ27には別のギヤ29が噛合
されている。しかもこのギヤ29は前記ベース3の左側
壁に取り付けられた駆動モータ31の出力軸に装着され
ている。
【0039】上記構成により、駆動モータ31を駆動せ
しめると、出力軸を介してギヤ29が回転されるから、
ギヤ27介してボールネジ21が回転されることによ
り、ナット部材23、クランプ部材25を介してクラン
プ部材25にクランプされたフィルタバグ17が図1に
おいて右方向へ移動されることになる。駆動モータ31
を逆転せしめることにより、フィルタバグ17は図1に
おいて左方向へ移動されることになる。
【0040】したがって、フィルタバグ17は前記ブラ
ッシング装置5に対して往復動されることになる。フィ
ルタバグ17を前記ブラッシング装置5に対して往復動
せしめる手段として流体シリンダなどのアクチュエータ
で行うようにしても構わない。
【0041】前記ベース3上の左右両側にはフィルタバ
グ17の前後を検出するリミットスイッチなどの位置決
めセンサ32A,32Bが設けられている。したがっ
て、フィルタバグ17が往復動すると、フィルタバグ1
7の前,後端が位置決めセンサ32B,32Aで自動的
に検出することができる。
【0042】前記ブラッシング装置5における他方側例
えば右側には左右方向へ延伸したエアパイプ33が設け
られている。このエアパイプ33の一端図1,図2にお
いて左端には前記回転ブラシ11Uと11Dとの間およ
び回転ブラシ13Fと13Bとの間に臨んだ吐出ノズル
35が設けられていると共にエアパイプ33の他端図
1,図2において右端には開閉弁37が設けられてい
る。この開閉弁37は往動の始動時及び復動の終了時の
電気信号によって自動的に開閉される。
【0043】前記吐出ノズル35は図5に示されている
ように、円形状を呈していると共に複数の小孔39を有
している。しかも、この吐出ノズル35は楕円形状とな
っており、エアパイプ33により支持されている。した
がって、楕円形状の吐出ノズル35が鉄線19A及び1
9Bの内側をスムーズに往復動することができるもので
あると共に、回転ブラシ11U,11D;13F,13
Bの押し付けによるフィルタバグ17の支持金具である
リテーナ19の鉄線19A,19B内へのへこみを防止
するものである。
【0044】前記ブラッシング装置5のブラッシングケ
ース9における後側面には図2および図3に示されてい
るように吸い込みフード43が設けられており、この吸
い込みフード43の開放口43Aは図示省略の集塵機に
連結されている。また、図1に示されているように、前
記ベース3の前面右端には、ダスト除去装置1を操作せ
しめる各種のスイッチを備えた操作盤45が設けられて
いる。この操作盤45には装置全体の非常停止押しボタ
ンスイッチも設けられている。また、前記回収ダストボ
ックス7は上方を開放したボックス47とこのボックス
47の下面には複数の車輪49が設けられている。
【0045】上記構成により、集塵機の内部に装着され
たフィルタバグ17のフィルタ(濾布)FBの外周にダ
ストが付着して除去させる場合にはフィルタバグ17を
集塵機の内部から取り外した後、フィルタバグ17の一
端をクランプ部材25にクランプせしめる。
【0046】次いで、ブラッシング装置5におけるブラ
ッシングケース9内に設けられている上下一対の回転ブ
ラシ11Uと11Dおよび左右一対の回転ブラシ13F
と13Bをそれぞれ回転せしめると共にフィルタバグ1
7をブラッシング装置5へ向けて移動せしめることによ
り、フィルタバグ17におけるリテーナ19の外周に設
けられているフィルタFBの外周に付着しているダスト
を自動的に除去せしめることができる。
【0047】また、開閉弁37を開かせると、図示省略
のコンプレッサやボンベなどのエアー源より圧縮エアを
送ると、エアパイプ33を通り吐出ノズル35の複数の
小孔39から圧縮エアーが噴出されることによりフィル
タFBの内側から外側へ向けて放出されるので、逆洗さ
れてダストをさらに一層容易に除去せしめることができ
る。
【0048】フィルタバグ17を移動せしめていると
き、リテーナ19の複数の鉄線19Bは楕円形状の支持
部材41に支持されて移動するので、フィルタFBを痛
めることなくダストを除去せしめることができる。
【0049】前記ブラッシング装置5におけるブラッシ
ングケース9の後側面には吸い込みフード43が設けら
れているから、ダストを除去したときに発生する塵埃は
吸い込みフード43を経て集塵器に集塵せしめることが
でき、外部に飛散することはない。
【0050】また、前記ブラッシング装置5におけるブ
ラッシングケース9の下方には回収ダストボックス7が
設けられているから、ダストのうちの比較的重い(大き
い)ダストは落下して回収ダストボックス7に回収され
ると共に、回収ダストボックス7内にダストが満杯にな
ると外部へ移動されて空の回収ダストボックス7と交換
せしめることができる。
【0051】前記上下一対の回転ブラシ11U,11D
と前後一対の回転ブラシ13F,13Bを同期せしめて
回転させる手段としては、例えば図6に示されているよ
うに、回転ブラシ11U,11D,13F,13Bのそ
れぞれに回転シャフト51,53,55,57が設けら
れ、回転シャフト51の両端にベベルギヤ59,61
が、回転シャフト53の一端にベベルギヤ63が、他端
に駆動モータ65が、回転シャフト55の両端にベベル
ギヤ67,69が、および回転シャフト57の一端にベ
ベルギヤ71が、他端に軸受73が設けられている。し
かも、ベベルギヤ59と67とが噛合され、ベベルギヤ
61と71とが噛合され、またベベルギヤ69と63と
が噛合されている。
【0052】上記構成により、駆動モータ65を駆動せ
しめると、回転シャフト53が回転されると共にベベル
ギヤ63,69を介して回転シャフト55が回転され
る。また、ベベルギヤ67,59を介して回転シャフト
51が回転されると共にベベルギヤ61,71を介して
回転シャフト57が回転されることになる。
【0053】而して、駆動モータ65を駆動せしめる
と、回転シャフト53,55,51,57が同期して回
転されるから、上下一対の回転ブラシ11U,11D、
前後一対の回転ブラシ13F,13Bが同時に回転され
るから、製作費のコストダウンを図ることができると共
に、各回転ブラシ11U,11D,13F,13Bの相
対的な回転誤差をなくすることができる。
【0054】前記ブラッシング装置5におけるブラッシ
ングケース9内に設けられている例えば上下一対の回転
ブラシ11U,11Dを駆動せしめると共に回転ブラシ
11Uと11Dとの間の間隔を微調整せしめる手段は、
例えば図7および図8に示されているように、前後ブラ
ッシングケース9の前後図7において左右の上下にはそ
れぞれ軸受75F,75B,77F,77Bが設けられ
ており、この軸受75Fと75Bには回転シャフト79
が、軸受77Fと77Bに回転シャフト81がそれぞれ
図7において左右方向へ延伸して装着されている。
【0055】前記回転シャフト79,81の左側にはス
プロケット83,85が装着されていると共に、前記ブ
ラッシングケース9の図7において左側壁には補助スプ
ロケット87がブラケット89を介して取り付けられて
いる。前記回転シャフト81の図7において右端にはカ
ップリング91を介して駆動モータ93が連結されてい
る。
【0056】前記スプロケット83,85および補助ス
プロケット87とにはチェン95が巻回されている。ま
た、前記スプロケット87を図8において実線位置と2
点鎖線との間で調整する調整用ブラケット97が前記ブ
ラッシングケース9に設けられ図示省略のシリンダに接
続されている。また、例えば前記軸受75F,75Bは
前記ブラッシングケース9に設けられている長孔内を上
下方向へ調整できるようになっている。
【0057】上記構成により、駆動モータ93を駆動せ
しめると、カップリング91を介して回転シャフト81
が回転され、さらにチェン95が走行回転されることに
より、スプロケット85,補助スプロケット87,スプ
ロケット83が回転されるから、回転ブラシ11U,1
1Dが同期して回転されることになる。この回転ブラシ
11U,11Dの回転によりフィルタFBの外周に付着
しているダストを除去せしめることができる。
【0058】回転ブラシ11U,11Dが摩耗したり、
あるいはフィルタFBの大きさが変化した場合には、ス
プロケット75F,75Bを前記長孔内で下降せしめる
と共に調整用ブラケット97に接続されているシリンダ
より補助スプロケット87を図8において左右方向へ移
動せしめることにより、回転ブラシ11Uと11Dとの
間隔の微調整を行うことができる。したがって、均一で
かつ容易にフィルタバグFBの外周に付着しているダス
トを除去せしめることができる。
【0059】図1,図2において上下一対の回転ブラシ
11U,11Dと前後一対の回転ブラシ13F,13B
を備えたブラッシング装置5の代りに、上下一対の回転
ブラシ11Uと11Dを備えた第1ブラッシング装置
と、前後一対の回転ブラシ13Fと13Bを備えた第2
ブラッシング装置とを離隔して設けても、上述した実施
の形態の例と同様にフィルタバグFBの外周に付着して
いるダストを容易にかつ自動的に除去せしめることがで
きる。
【0060】なお、この発明は、前述した実施の形態の
例に限定されることなく、適宜な変更を行うことによ
り、その他の態様で実施し得るものである。図1,図2
および図3において上下一対の回転ブラシ11Uと11
D,前後一対の回転ブラシ13F,13Bの両方を設け
た例で説明したが、上下一対の回転ブラシ11U,11
Dと、前後一対の回転ブラシ13F,13Bのどちらか
一方だけであってもダストを容易に除去せしめることが
できる。
【0061】
【発明の効果】以上のごとき実施の形態の例から理解さ
れるように、請求項1の発明によれば、ブラッシング装
置の一方側におけるベース上に設けられている外周にフ
ィルタを有したフィルタバグをブラッシング装置へ向け
て往復動せしめることにより、フィルタバグの外周に付
着しているダストをブラッシング装置に有している少な
くとも上下一対の回転可能な回転ブラシ,前後一対の回
転可能な回転ブラシのうちの一方により自動的に除去せ
しめることができる。
【0062】請求項2の発明によれば、フィルタバグが
往復動されると、フィルタバグの前後をベース上の左右
両側に設けられた位置決めセンサによって検出すること
ができ、フィルタバグを自動的に往復動させることがで
きる。
【0063】請求項3の発明によれば、フィルタバグを
ブラッシング装置へ向けて往復動せしめることにより、
フィルタバグの外周に付着しているダストをブラッシン
グ装置に有している少なくとも上下一対の回転可能な回
転ブラシ、前後一対の回転可能な回転ブラシのうちの1
方により自動的に除去せしめることができる。その際に
ブラッシング装置の他方側におけるベース上に設けられ
ているエアパイプの他端にある開閉弁を開かせると、圧
縮エアがエアパイプを通ってエアパイプの一端にある吐
出ノズルから噴出されてフィルタバグの内側より外側へ
向けて放出されることにより、フィルタバグに付着して
いるダストを更に一層容易に除去せしめることができ
る。
【0064】請求項4の発明によれば、ブラッシング装
置に上下一対の回転可能な回転ブラシと前後一対の回転
可能な回転ブラシが設けられているから、フィルタバグ
の外周に付着しているダストを上下および前後から自動
的に除去せしめることができるので、より一層の除去効
果を発揮することができる。
【0065】請求項5の発明によれば、ベース上に上下
一対の回転可能な回転ブラシを有する第1ブラッシング
装置と前後一対の回転可能な回転ブラシを有する第2ブ
ラッシング装置が離隔して設けられているから、外周に
フィルタバグを有するフィルタバグを往復動せしめるこ
とによりフィルタバグの外周に付着しているダストを上
下および前後方向から自動的に除去せしめることができ
る。
【0066】請求項6の発明によれば、上下一対の回転
ブラシの間隔又は前後一対の回転ブラシの間隔が微調整
可能に設けられているから、フィルタバグの外周に付着
しているダストの付着状態によって前記各回転ブラシの
間隔を微調整することにより、容易にダストを除去せし
めることができる。
【0067】請求項7の発明によれば、上下一対の回転
可能な回転ブラシと前後一対の回転可能な回転ブラシと
が1つの駆動手段により同期して回転されることによ
り、各回転ブラシの相対的な回転誤差をなくすることか
できると共に製作費のコストダウンを図ることができ
る。
【0068】請求項8の発明によれば、ブラッシング装
置の廻りを覆った吸い込みフードを設けたことにより、
フィルタバグの外周に付着しているダストが回転ブラシ
により除去される際に発生する塵埃を吸い込んで集塵さ
れ、外部へ飛散するのをなくすることができる。
【0069】請求項9の発明によれば、吐出ノズルは複
数の小孔を有すると共に楕円形状となっており、エアパ
イプに取付け支持されているから、回転ブラシにより押
し当てられるフィルタバグが変形せずに支持せしめるこ
とができると共に、圧縮エアがフィルタバグの長手方向
へ流出するのを最小限に押さえることができる。
【0070】請求項10の発明によれば、吐出ノズルが
フィルタバグに近接した形状であるから、フィルタバグ
に付着したダストをむらなく均一に除去させることがで
きる。
【0071】請求項11の発明によれば、ブラッシング
装置の下方におけるベースに回収ダストボックスを設け
たことにより、回転ブラシによりフィルタバグの外周か
ら除された比較的重いダストは落下して比較的重いダス
トを回収ダストボックスに回収せしめることができる。
【0072】請求項12の発明によれば、回収ダストボ
ックスを移動可能に設けたことにより、回転ブラシによ
り除去されたダストを回収ダストボックスに回収せしめ
ることができ、しかも満杯になると、他の回収ダストボ
ックスと交換せしめることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施する一実施の形態の例のフィル
タバグのダスト除去装置の正面図である。
【図2】図1における平面図である。
【図3】図1における側面図である。
【図4】フィルタバグの斜視図である。
【図5】図1におけるV矢視部の拡大図である。
【図6】上下一対の回転ブラシと前後一対の回転ブラシ
を同期して回転せしめる駆動系の模式図である。
【図7】上下一対の回転ブラシを駆動系と回転ブラシの
間を調整する調整装置を示した側面図である。
【図8】図7におけるVIII矢視図である。
【符号の説明】
1 フィルタバグのダスト除去装置 3 ベース 5 ブラッシング装置 7 回収ダストボックス 11U,11D,13F,13B 回転ブラシ 17 フィルタバグ 33 エアパイプ 35 吐出ノズル 37 開閉弁 39 小孔 41 支持部材 43 フード

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース上に少なくとも上下一対の回転可
    能な回転ブラシ,前後一対の回転可能な回転ブラシのう
    ちの一方を有するブラッシング装置を設け、このブラッ
    シング装置の一方側におけるベース上に、外周にフィル
    タを有しているフィルタバグを設け、このフィルタバグ
    を前記ブラッシング装置に対して往復動自在に設けてな
    ることを特徴とするフィルタバグのダスト除去装置。
  2. 【請求項2】 前記ベース上の左右両側に前記フィルタ
    バグの前後を検出する位置決めセンサを設けてなること
    を特徴とする請求項1記載のフィルタバグのダスト除去
    装置。
  3. 【請求項3】 前記ブラッシング装置の他方側における
    ベース上に左右方向へ延伸したエアパイプを設け、この
    エアパイプの一端に前記一対の回転ブラシ間に臨んだ吐
    出ノズルを設けると共に前記エアパイプの他端に開閉弁
    を設けてなることを特徴とする請求項1記載のフィルタ
    バグのダスト除去装置。
  4. 【請求項4】 前記ブラッシング装置に上下位置の回転
    可能な回転ブラシを設けると共に前後一対の回転可能な
    回転ブラシを設けてなることを特徴とする請求項1,2
    又は3記載のフィルタバグのダスト除去装置。
  5. 【請求項5】 上下一対の回転可能な回転ブラシを有す
    る第1ブラッシング装置を設けると共に、前後一対の回
    転可能な回転ブラシを有する第2ブラッシング装置を前
    記第1ブラッシング装置の左右のどちから一方側に離隔
    して設けてなることを特徴とする請求項1,2又は3記
    載のフィルタバグのダスト除去装置。
  6. 【請求項6】 前記ブラッシング装置に上下一対の回転
    ブラシの間隔又は前後一対の回転ブラシの間隔を微調整
    可能に設けてなることを特徴とする請求項1又は5記載
    のフィルタバグのダスト除去装置。
  7. 【請求項7】 前記ブラッシング装置における上下一対
    の回転ブラシと前後左右一対の回転ブラシを同期して回
    転せしめる駆動手段を備えていることを特徴とする請求
    項4記載のフィルタバグのダスト除去装置。
  8. 【請求項8】 前記ブラッシング装置の廻りを覆った吸
    い込みフードを設けてなることを特徴とする請求項1〜
    7記載のフィルタバグのダスト除去装置。
  9. 【請求項9】 前記吐出ノズルは複数の小孔を有すると
    共に楕円形状となっており、エアパイプに取付け支持さ
    れていることを特徴とする請求項3記載のフィルタバグ
    のダスト除去装置。
  10. 【請求項10】 前記吐出ノズルは前記フィルタバグに
    近接した形状であることを特徴とする請求項9記載のフ
    ィルタバグのダスト除去装置。
  11. 【請求項11】 前記ブラッシング装置の下方における
    前記ベースに回収ダストボックスを設けてなることを特
    徴とする請求項1〜8記載のフィルタバグのダスト除去
    装置。
  12. 【請求項12】 前記回収ダストボックスを移動可能に
    設けてなることを特徴とする請求項11記載のフィルタ
    バグのダスト除去装置。
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