JP3502106B2 - モールドプレス装置 - Google Patents

モールドプレス装置

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JP3502106B2
JP3502106B2 JP00264991A JP264991A JP3502106B2 JP 3502106 B2 JP3502106 B2 JP 3502106B2 JP 00264991 A JP00264991 A JP 00264991A JP 264991 A JP264991 A JP 264991A JP 3502106 B2 JP3502106 B2 JP 3502106B2
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die
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suction
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明はモールドプレス装置に係
り、下型上のモールド体を取り出す際に、上型の下面と
下型の上面を、清掃子により自動清掃するようにしたも
のである。 【0002】 【従来の技術】リードフレームにモールド体を形成する
モールドプレス装置は、上型と下型から成っており、モ
ールド体を形成した後、上型と下型を開き、上型と下型
の間に吸着装置を進入させて、下型上のモールド体を吸
着し、下型から取り出すようになっている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上型と下型を開閉しな
がらモールド体を形成する間に、上型の下面や下型の上
面には、モールド体の材料である合成樹脂の微粉が付着
する。このような微粉は、上型と下型の密閉性を阻害す
ることから、除去しなければならない。 【0004】そこで本発明は、上型と下型に付着する上
記微粉を簡単に清掃除去できる手段を備えたモールドプ
レス装置を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は、上型と下型の
間に前進して、下型上のモールド体を吸着し、下型上か
ら取り出す吸着装置と、この吸着装置と一体的に前進後
退する清掃装置とを備え、この清掃装置が箱型の本体フ
レームとこの本体フレーム内の上型と下型の間のエアを
吸引する吸引手段を有し、前記本体フレームの内部に
記上型の下面に当接する第1の清掃子と、上記下型の上
面に接離する第2の清掃子と、この第1の清掃子と第2
の清掃子をそれぞれ上型の下面と下型の上面に接離させ
るべく上下動させる上下駆動手段と、前記吸引手段で吸
引する際のエア洩れを防止するスカート部とを備え、上
記スカート部が、上記第1の清掃子と第2の清掃子と一
体的に上下動して上記上型の下面と上記下型の上面にそ
れぞれ接地する互いに別体の第1のスカート部と第2の
スカート部から成るものである。 【0006】 【作用】上記構成において、上型と下型が開くと、吸着
装置がその間に前進し、下型上のモルード体を吸着して
下型上から取り出す。また清掃装置は、吸着装置と一体
的に上型と下型の間に前進する。そして第1の清掃子と
第2の清掃子は上型の下面と下型の上面に摺接すること
により、この下面と上面を清掃する。またスカート部が
上型の下面と下型の上面に接地することにより、本体フ
レーム内のエアを吸引する際に、エア洩れを防止する。 【0007】 【実施例】次に、図面を参照しながら本発明の実施例を
説明する。 【0008】図1はモールドプレス装置の側面図であ
る。1は上型、2は下型であり、下型2上には、モール
ド体3が形成されたリードフレーム4が位置している。 【0009】5は上型1と下型2の間を出入する吸着装
置であって、ブラケット6に複数個の吸着子7が設けら
れている。この吸着装置5は、上型1と下型2の間に前
進して、下型2上のモールド体3を吸着し、次いで後退
することによりモールド体3を取り出す。この吸着装置
5の前部には、清掃装置10が装着されており、吸着装
置5と一体的に前進後退する。次に図2〜図4を参照し
ながら、清掃装置10の詳細な構造を説明する。 【0010】11は箱形の本体フレームであり、その内
部には台板12が設けられている。13、14は台板1
2を挟むように設けられた可動板であり、台板12に立
設されたピン15に上下動自在に遊支されている。16
は可動板13、14を結合するコイルばねである。 【0011】17は台板12の側部に設けられたシリン
ダであって、そのロッド18には台形のカム19が装着
されている。20はロッド18の先端部を支持するベヤ
リング部である。上記可動板13、14から延出するア
ーム21、22の先端部には、カム19に当接するロー
ラ23、24が装着されている。上記可動板13、14
には、上型1の下面と下型2の上面に接離するブラシか
ら成る清掃子25、26が装着されている。 【0012】図3及び図4において、シリンダ17のロ
ッド18が突出すると、ローラ23、24は上記コイル
ばね16のばね力に抗してカム19に押し上げられ、可
動板13、14は上下方向に開いて、清掃子25、26
は本体フレーム11の上方と下方に突出する(図3鎖線
参照)。またロッド18が後退すると、ローラ23、2
4はカム19に沿って下降し、清掃子25、26は本体
フレーム11の内部に退去する。 【0013】 図2において、台板12の側部には、ス
ライダ30が装着されている。このスライダ30は、上
記吸着装置5から延出する台部31上のレール32に嵌
合している。また上記吸着装置5には、振動付与手段と
してのシリンダ33が設けられている。このシリンダ3
3のロッド33aは台板12に結合されており、ロッド
33aが突没すると、清掃装置10は前後方向に微振動
する。なお振動付与手段としては、シリンダ33に替え
て、モータやカムなどでもよい。また本体フレーム11
の側面には吸引パイプ35が連結されており、吸引手段
36により、本体フレーム11内のエアを吸引する。3
7a、37bは可動板13、14に設けられた可撓性の
第1のスカート部と第2のスカート部であり、上記上型
1の下面と下型2の上面に接地することにより、本体フ
レーム11内のエアを吸引する際に、エア洩れを防止す
る。 【0014】本装置は上記のような構成より成り、次に
動作の説明を行う。図1において、リードフレーム4に
モールド体3が形成されると、上型1は上昇する。次い
で吸着装置5は上型1と下型2の間に前進する。このと
き、清掃装置10も吸着装置5と一体的に前進するが、
清掃子26が下型2上のモールド体3に当らないよう
に、清掃子26は本体フレーム11の内部に退去してい
る。 【0015】 次いで吸着子7がモールド体3を吸着
し、吸着装置5が後退することにより、モールド体3を
下型2上から取り出すが、その際、シリンダ17のロッ
ド18が突出して、第1の清掃子25と第2の清掃子2
6は本体フレーム11の上方と下方に突出し、上型1の
下面と下型2の上面にそれぞれ摺接して、これらに付着
する合成樹脂の微粉を清掃する。またこの時、シリンダ
33も駆動して、清掃装置10は前後方向に微振動し、
清掃子25、26による清掃効果をあげるとともに、吸
引手段36が作動して、本体フレーム11内の微粉を吸
引する。 【0016】本発明は上記実施例に限定されないのであ
って、例えば上方の清掃子25は、前進時にも上型1の
下面に当接してもよいものであり、したがって下方の清
掃子26のみを上下動させて、下型2の下面に接離させ
てもよい。 【0017】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、吸
着装置によるモールド体の取り出しと同時に、上型と下
型を第1の清掃子と第2の清掃子により自動的に清掃す
ることができる。しかも、エア洩れを上型の下面と下型
の上面に接地する第1のスカート部と第2のスカート部
により防止しながら、吸引手段により微粉を確実に吸引
除去することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】モールドプレス装置の側面図 【図2】清掃装置の斜視図 【図3】断面図 【図4】断面図 【符号の説明】 1 上型 2 下型 3 モールド体 5 吸着装置 10 清掃装置 25 第1の清掃子 26 第2の清掃子 17 上下駆動手段 18 上下駆動手段 19 上下駆動手段 20 上下駆動手段 21 上下駆動手段 22 上下駆動手段 23 上下駆動手段 24 上下駆動手段 36 吸引手段37a 第1のスカート部 37b 第2のスカート部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−293814(JP,A) 特開 昭59−76207(JP,A) 特開 昭55−82606(JP,A) 特開 昭61−31219(JP,A) 実開 平2−85114(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 33/72 Fターム(4F202)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】上型と下型の間に前進して、下型上のモー
    ルド体を吸着し、下型上から取り出す吸着装置と、この
    吸着装置と一体的に前進後退する清掃装置とを備え、 この清掃装置が箱型の本体フレームとこの本体フレーム
    内の上型と下型の間のエアを吸引する吸引手段を有し、
    前記本体フレームの内部に上記上型の下面に当接する第
    1の清掃子と、上記下型の上面に接離する第2の清掃子
    と、この第1の清掃子と第2の清掃子をそれぞれ上型の
    下面と下型の上面に接離させるべく上下動させる上下駆
    動手段と、前記吸引手段で吸引する際のエア洩れを防止
    するスカート部とを備え、上記スカート部が、上記第1
    の清掃子と第2の清掃子と一体的に上下動して上記上型
    の下面と上記下型の上面にそれぞれ接地する互いに別体
    の第1のスカート部と第2のスカート部から成ることを
    特徴とするモールドプレス装置。
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