JP2560746Y2 - コントロールケーブルの連結機構 - Google Patents

コントロールケーブルの連結機構

Info

Publication number
JP2560746Y2
JP2560746Y2 JP1993070130U JP7013093U JP2560746Y2 JP 2560746 Y2 JP2560746 Y2 JP 2560746Y2 JP 1993070130 U JP1993070130 U JP 1993070130U JP 7013093 U JP7013093 U JP 7013093U JP 2560746 Y2 JP2560746 Y2 JP 2560746Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control cable
connector
holding pipe
control
split
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1993070130U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0738740U (ja
Inventor
司 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON FLEX CONTROLS CORP.
Original Assignee
NIPPON FLEX CONTROLS CORP.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON FLEX CONTROLS CORP. filed Critical NIPPON FLEX CONTROLS CORP.
Priority to JP1993070130U priority Critical patent/JP2560746Y2/ja
Publication of JPH0738740U publication Critical patent/JPH0738740U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2560746Y2 publication Critical patent/JP2560746Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Flexible Shafts (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車・農業機械等に
遠隔操作用として配設されるコントロールケーブルに於
いて、別個の2本のコントロールケーブルを一体に連結
して、1本のコントロールケーブルとする連結機構に関
する。
【0002】
【従来の技術】斯種連結装置には、図5に示すものがあ
る(実公昭48−19863号参照)。図5(a)に示すよ
うに、金属ワイヤから成る第1コントロールケーブル
(1)の先端部には、係止片(6)が設けられている。第2
コントロールケーブル(2)の先端部には、連結子(5)が
設けられている。連結子(5)は、図4に示すように、先
端に側面が開口した凹溝(50)を開設し、凹溝(50)に連続
して係止片(6)が嵌合可能な係止口(51)が開設されてい
る。
【0003】両コントロールケーブル(1)(2)は、図5
(c)に示す接続筒(3)に取り付けられる。接続筒(3)
は、軸心と平行な面で2分割されて、大割体部(8)と小
割体部(9)とから成る。両割体部(8)(9)の側部は開閉
自在に蝶着され、両割体部(8)(9)の中央部には、内空
部(30)が設けられている。
【0004】両コントロールケーブル(1)(2)を連結す
るには、図5(b)に示すように、係止片(6)を係止口(5
1)に挿入する。係止片(6)に続く第1コントロールケー
ブル(1)の先端部は、凹溝(50)に嵌まり、係止片(6)
は、係止口(51)の先端部及び後端部で、ケーブル方向の
動きを規制される。この状態で、図5(c)に示すよう
に、接続筒(3)を開き、連結子(5)を大割体部(8)の内
空部(30)に嵌める。両コントロールケーブル(1)(2)
は、連結子(5)と内空部(30)の嵌合により、移動量を規
制される。両割体部(8)(9)を閉じて固定することで、
両コントロールケーブル(1)(2)は接続される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】従来の連結装置では、
連結子(5)と係止片(6)を嵌合させた状態で、内空部(3
0)に収容し両割体部(8)(9)を閉じるまでに、係止片
(6)と係止口(51)の嵌合が外れやすい。換言すれば、コ
ントロールケーブルの性質上、配索は湾曲箇所が多いの
で、その反力によって係止片(6)と連結子(5)の嵌合が
外れやすい。従って、嵌合が外れないように注意しなが
ら、両コントロールケーブル(1)(2)を接続筒(3)に取
り付ける必要があり、作業性が悪かった。本考案は、両
コントロールケーブル(1)(2)を接続筒(3)に取り付け
る際に、係止片(6)と連結子(5)の嵌合が外れにくい構
成を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決する為の手段】側部が互いに蝶着された一
対の割体部(8)(9)を有する接続筒(3)を設け、第1コ
ントロールケーブル(1)の先端部に設けられた係止片
(6)と、第2コントロールケーブル(2)の先端部に設け
られた連結子(5)を、ケーブルの軸方向に対し直交する
方向に係脱自在に嵌合させた状態で、何れか一方の割体
部(8)(9)に載置し、両割体部(8)(9)を閉じて、両コ
ントロールケーブル(1)(2)を一体に連結するコントロ
ールケーブルの連結機構に於いて、両コントロールケー
ブル(1)(2)の嵌合部外周は、保持パイプ(4)が摺動可
能に接した状態で被覆され、割体部(8)(9)には保持パ
イプ(4)が緊密に嵌合する内空部(30)が開設されてい
る。
【0007】
【作用】予め保持パイプ(4)を何れか一方のコントロー
ルケーブル(1)(2)に嵌めておく。係止片(6)と連結子
(5)を、ケーブルの軸方向に対し直交する方向に、係脱
自在に嵌める。保持パイプ(4)をずらせて、該嵌合部外
周を摺動可能な状態で被覆する。保持パイプ(4)を接続
筒(3)の何れか一方の割体部(8)(9)に載置し、内空部
(30)に緊密に嵌合させて、両割体部(8)(9)を閉じる。
【0008】
【効果】両コントロールケーブル(1)(2)の先端嵌合部
は、保持パイプ(4)が摺動可能に接した状態で被覆され
ている。従って、該嵌合部を接続筒(3)に取り付ける場
合に、係止片(6)と連結子(5)の嵌合が外れることがな
いので、作業性が向上する。また、保持パイプ(4)は内
空部(30)に緊密に嵌合するので、保持パイプ(4)を接続
筒(3)に取り付けた後に、保持パイプ(4)が外れること
はなく、コントロールケーブル(1)(2)の接続筒(3)へ
の取り付けが容易になる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の一実施例につき、図面に沿っ
て詳述する。図1(a)に示すように、従来と同様に、第
1コントロールケーブル(1)と第2コントロールケーブ
ル(2)はアウタケーシング(7)に摺動自在に嵌まり、ア
ウタケーシング(7)から突出した先端部に、夫々従来と
同様の構成を有する係止片(6)と連結子(5)が設けられ
ている。一方のアウタケーシング(7)には、予め保持パ
イプ(4)がスライド可能に嵌められている。保持パイプ
(4)は可撓性樹脂又は金属から成り、内径が連結子(5)
に摺動自在に嵌まるように形成され、長さは図2に示す
接続筒(3)の内空部(30)の軸方向長さと同一である。
【0010】両コントロールケーブル(1)(2)は、図2
に示す接続筒(3)に取り付けられる。接続筒(3)は、軸
心と平行な面で2分割されて、大割体部(8)と小割体部
(9)とから成る。両割体部(8)(9)の側部は開閉自在に
蝶着され、両割体部(8)(9)の中央部には、内空部(30)
が設けられている。接続筒(3)の両端部には、アウタケ
ーシング(7)が嵌まる受け溝(31)が開設され、受け溝(3
1)と内空部(30)両端間の仕切壁(32)には、各コントロー
ルケーブル(1)(2)が嵌まる凹部(33)が設けられてい
る。大割体部(8)の側部からは、円周方向に係止爪(80)
が突出し、小割体部(9)の係止爪(80)に対応する箇所に
は、孔(90)が開設されている。図3は、接続筒(3)の断
面図を示す。大割体部(8)の両側端縁と中心軸を結ぶ仮
想線の成す角θは、190゜〜240゜に形成されてい
る。接続筒(3)は合成樹脂にて、両割体部(8)(9)及び
薄肉の蓋着部(91)が一体に形成されている。
【0011】出願人は、第1コントロールケーブル(1)
と、第2コントロールケーブル(2)を接続する際に、両
コントロールケーブル(1)(2)が外れやすく、作業性が
悪かった点を改善するために、以下の特徴を有する構成
を発案した。第1コントロールケーブル(1)と第2コン
トロールケーブル(2)の接続筒(3)への取り付けは、以
下のように行なう。図1(b)に示すように、係止片(6)
と連結子(5)の係止口(51)を嵌合させた状態で、保持パ
イプ(4)をコントロールケーブル(2)に沿って摺動さ
せ、連結子(5)を保持パイプ(4)で被覆する。保持パイ
プ(4)の内周面は、連結子(5)に嵌まり、係止片(6)の
係止口(51)からの離脱を防ぐ。
【0012】図1(c)に示すように、接続筒(3)を開
き、保持パイプ(4)を大割体部(8)に圧入しながら、内
空部(30)に嵌める。前記のように、保持パイプ(4)の長
さは、内空部(30)の長さに等しいので、保持パイプ(4)
は内空部(30)に嵌まった状態でガタ付くことを防止でき
る。また、図3に示すように、大割体部(8)の両側縁間
の距離は、接続筒(3)の内径よりも小さいので、保持パ
イプ(4)は一旦接続筒(3)に嵌まると、容易に外れな
い。
【0013】図1(c)に示すように、係止片(6)に連続
した第1コントロールケーブル(1)の先端部及び連結
子(5)に連続した第2コントロールケーブル(2)の先
端部は、夫々凹部(33)(33)に嵌まり、アウタケーシング
(7)は受け溝(31)に嵌まる。小割体部(9)と大割体部
(8)を閉じ、係止爪(80)と孔(90)を係合させることで、
両コントロールケーブル(1)(2)は接続筒(3)に取り付
けられる。
【0014】上記のように、両コントロールケーブル
(1)(2)の先端嵌合部である係止片(6)と連結子(5)
は、保持パイプ(4)によって被覆されている。従って、
該嵌合部を接続筒(3)に取り付ける際に、係止片(6)と
連結子(5)の嵌合が外れることがないので、取付け作業
性が向上する。また、保持パイプ(4)は接続筒(3)の内
空部(30)と軸長さが同一であり、該内空部(30)に緊密に
嵌合するので、保持パイプ(4)を接続筒(3)に取り付け
た後は、保持パイプ(4)が接続筒(3)内で移動せず、コ
ントロールケーブル(1)(2)の接続筒(3)への取り付け
が容易になる。さらに、連結子(5)を保持パイプ(4)で
覆い、かつ保持パイプ(4)は接続筒(3)の内空部(30)に
緊密に嵌まっているので、防水効果も高まる。
【0015】上記実施例の説明は、本考案を説明するた
めのものであって、実用新案登録請求の範囲に記載の考
案を限定し、或は範囲を減縮する様に解すべきではな
い。又、本考案の各部構成は上記実施例に限らず、実用
新案登録請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形
が可能であることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】両コントロールケーブルを互いに嵌合させ、接
続筒に取り付ける状態の一部断面図である。
【図2】接続筒を開いた状態の斜視図である。
【図3】同上の断面図である。
【図4】連結子の斜視図である。
【図5】従来のコントロールケーブルを互いに嵌合させ
て、接続筒に取り付ける状態の一部断面図である。
【符号の説明】
(1) 第1コントロールケーブル (2) 第2コントロールケーブル (3) 接続筒 (4) 保持パイプ (5) 連結子

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側部が互いに蝶着された一対の割体部
    (8)(9)を有する接続筒(3)を設け、 第1コントロールケーブル(1)の先端部に設けられた係
    止片(6)と、第2コントロールケーブル(2)の先端部に
    設けられた連結子(5)とを、ケーブルの軸方向に対し直
    交する方向に係脱自在に嵌合させた状態で、何れか一方
    の割体部(8)(9)に載置し、両割体部(8)(9)を閉じ
    て、両コントロールケーブル(1)(2)を一体に連結する
    コントロールケーブルの連結機構に於いて、 両コントロールケーブル(1)(2)の嵌合部外周は、該嵌
    合外れ防止の為に、保持パイプ(4)が摺動可能に接した
    状態で被覆され、割体部(8)(9)には保持パイプ(4)が
    緊密に嵌合する内空部(30)が開設されたことを特徴とす
    るコントロールケーブルの連結機構。
JP1993070130U 1993-12-27 1993-12-27 コントロールケーブルの連結機構 Expired - Lifetime JP2560746Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993070130U JP2560746Y2 (ja) 1993-12-27 1993-12-27 コントロールケーブルの連結機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993070130U JP2560746Y2 (ja) 1993-12-27 1993-12-27 コントロールケーブルの連結機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0738740U JPH0738740U (ja) 1995-07-14
JP2560746Y2 true JP2560746Y2 (ja) 1998-01-26

Family

ID=13422678

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993070130U Expired - Lifetime JP2560746Y2 (ja) 1993-12-27 1993-12-27 コントロールケーブルの連結機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2560746Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5036125Y2 (ja) * 1971-07-17 1975-10-21
JPS62173531U (ja) * 1986-04-04 1987-11-04

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0738740U (ja) 1995-07-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2794365B2 (ja) チューブをパイプに接続するための差込形継手
JP2003164043A (ja) グロメット
JPH1084611A (ja) ワイヤハーネス外装用コルゲートチューブの継手部材
JP2560746Y2 (ja) コントロールケーブルの連結機構
JP2003092820A (ja) ケーブル取付構造
JPH0231857Y2 (ja)
JP2595393B2 (ja) グロメットの固定構造
JPH0612630Y2 (ja) コネクタ
JPH1169562A (ja) ワイヤハーネスの外装材の継手部材
JP4034433B2 (ja) 管体接続構造
JPS5850101Y2 (ja) 車両用コントロ−ルケ−ブルの継手装置
JPH0529525Y2 (ja)
JP3952225B2 (ja) 保持具
JP2567126Y2 (ja) コネクタに対するシールド構造
JP3593951B2 (ja) グロメット
JPH0466071U (ja)
JPH0446248Y2 (ja)
JPH0426788Y2 (ja)
JPH0754022Y2 (ja) エアクリーナの外気導入ホースの接続装置
JPS6014010Y2 (ja) フレキシブルケ−ブルの連結端の固定装置
JPH0320470U (ja)
JPH03126315U (ja)
JPS5936872Y2 (ja) コネクタ−のロツク装置
JPS6333507Y2 (ja)
JPS5839241Y2 (ja) ミラ−装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19970909

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term