JP3952225B2 - 保持具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コルゲートチューブなどの被保持物を保持して車両のボデーなどに取り付けるための保持具に関する。
【0002】
【従来の技術】
図11,12に従来の保持具が断面図で示されている。これらの図面で示すように保持具の本体60と蓋体70とはヒンジ72によって連結されている。この本体60の受入部62にコルゲートチューブ50がセットされ、蓋体70によって受入部62が閉ざされている。このとき、本体60の嵌合部66に蓋体70の嵌合腕76が入り込んでおり、図11で示すように嵌合部66の係合爪69と嵌合腕76の係合爪78とが互いに係合してその状態に保持されている。この状態において本体60の係止脚64を、図12で示すようにボデー54の取付孔に挿入することにより、保持具がボデー54に取り付けられる。
【0003】
前記保持具からコルゲートチューブ50を取り外す必要が生じた場合には、本体60の嵌合部66において前記係合爪69を備えた嵌合片68を図12で示すようにマイナスドライバーなどの取り外し工具52によって弾性的に撓ませ、両係合爪69,78の係合を解除する。これにより、蓋体70を開放して本体60の受入部62からコルゲートチューブ50を取り外すことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら前記の取り外し工具52は前記嵌合片68に対してその下方からしか差し込むことができない。このため例えば図12で示すボデー54の形状によっては取り外し工具52を下方から差し込むことが困難であったり、あるいは全く不可能であったりする場合がある。
【0005】
請求項1記載の発明の目的は、任意の方向から取り外し工具を差し込んで係合爪の係合を解除可能とし、ある特定の方向からの工具の差し込みが困難な場合でも容易に対処できるようにすることである。
【0006】
請求項2記載の発明の目的は、取り外し工具を差し込むだけで、係合爪の係合を簡単に解除可能とすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、所定の箇所に取り付け可能で、かつ、被保持物のセットが可能な受入部を有する本体と、この本体に対してヒンジで連結された蓋体とからなり、本体の受入部に被保持物をセットした後、この受入部を蓋体で閉ざして相互の係合爪を係合させることにより、その状態に保持する形式の保持具であって、蓋体はその係合爪が形成されている嵌合腕を有し、本体は蓋体の嵌合腕を受け入れ可能な通路構造の嵌合部を有し、この嵌合部の両側壁に対して弾性的な撓み可能となっている嵌合片の内側に本体の係合爪が形成され、嵌合片の外側に解除部材が形成され、この解除部材と嵌合部の側壁の前面に設定されている位置決め部との間に取り外し工具を差し込むことで、本体と蓋体との係合爪の係合が解除される方向へ嵌合片を撓ませるように構成されている。
【0008】
これにより、前記本体と蓋体との相互の係合爪の係合を解除するには、前記嵌合部の位置決め部と解除部材との間に対して任意の方向から取り外し工具を差し込むことで両係合爪の係合を解除できる。したがって例えば本体を取り付ける箇所の形状などにより、ある特定の方向からの工具の差し込みが困難な場合でも係合爪の係合を簡単に解除できる。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の保持具であって、本体における解除部材の内面がテーパ面になっており、このテーパ面に対して嵌合部の位置決め部と解除部材との間に差し込まれる取り外し工具が接触することにより、本体と蓋体との係合爪の係合が解除される方向へ嵌合片を撓ませるように設定されている。
これにより、取り外し工具を嵌合部の位置決め部と解除部材との間に差し込むだけで、嵌合片を撓ませて係合爪の係合を解除できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
図1はコルゲートチューブ用保持具を表した正面図、図2は図1の上面図、図3は同じく図1の底面図、図4(A)(B)は左右の側面図、図5は保持具の外観斜視図である。これらの図面で示すように保持具は、その本体10と蓋体30とが薄肉のヒンジ32によって連結されており、これらは樹脂成形によって一体に成形されている。
【0011】
前記本体10の上面側はほぼ半円弧状をした受入部12となっており、この受入部12の両縁にはリブ14がそれぞれ形成されている。また本体10における受入部12の反対側の面(底面)には係止脚16が形成されていて、この係止脚16を後で説明するように自動車のボデー54にあけられている取付孔に挿入することで保持具をボデー54に取り付けることができる。さらに本体10の側部には嵌合部20が形成されている。
【0012】
一方、前記蓋体30は前記ヒンジ32の側において本体10の受入部12を閉ざすことが可能な押え部34を備え、この押え部34の両縁にはリブ36がそれぞれ形成されている。この押え部34に続く蓋体30の先端部は、本体10の嵌合部20に挿入可能な嵌合腕38となっている。
【0013】
図6にコルゲートチューブ50を保持した状態の保持具が断面によって示されている。この図面からも明らかなように本体10の前記嵌合部20は、蓋体30の嵌合腕38を受け入れ可能な通路構造になっていて、その前面側の嵌合片24は両側壁22に対して弾性的な撓み可能となっている。この嵌合片24の内側には係合爪26が形成されており、蓋体30における嵌合腕38の先端部には嵌合片24の係合爪26と互いに係合する係合爪39が形成されている。
【0014】
前記嵌合片24の外側には解除部材28が形成されている。この解除部材28は、嵌合片24の前面からまっすぐに前方へ延びてから下方へほぼ直角に折れ曲がった係止部分28aを有している。この係止部分28aの内面は前記側壁22の前面よりも僅かに前方に位置している。また係止部分28aの内面は、図3から明らかなようにテーパ面29となっている。
【0015】
前記保持具の使用にあたっては、蓋体30を開放した状態で本体10の受入部12にコルゲートチューブ50をセットした後、蓋体30の嵌合腕38を本体10の嵌合部20に挿入する。これにより、本体10の受入部12と蓋体30の押え部34とによってコルゲートチューブ50の外周が把持され、かつ嵌合腕38の係合爪39が嵌合部20の係合爪26と係合してその状態に保持される。
【0016】
このとき、受入部12のリブ14及び押え部34のリブ36がコルゲートチューブ50の外周の環状溝に係合しており、保持具に対してコルゲートチューブ50がその長さ方向に関してずれ止めされている。この状態において図7で示すように本体10の係止脚16をボデー54の取付孔に挿入することにより、保持具を通じてコルゲートチューブ50がボデー54に止められたこととなる。
【0017】
前記保持具からコルゲートチューブ50を取り外す必要が生じたときには、図7及び図9で示すマイナスドライバーなどの工具52を使用し、その先端を前記解除部材28の係止部分28aに対してそのテーパ面29に沿って差し込む。このときに工具52の先端部は嵌合部20における側壁22の前面で受けられてその位置が決められるため、結果的に係止部分28aがテーパ面29によって外方向へ押される。これにより、図7で明らかなように嵌合部20の嵌合片24が弾性的に撓んでその係合爪26が蓋体30の係合爪39から外れる。したがって蓋体30を開放でき、本体10の受入部12からコルゲートチューブ50を取り外すことができる。
【0018】
このように前記の両係合爪26,39の係合を解除するには、前記20の解除部材28の横方向であれば任意の方向から側壁22と係止部材28aとの間に工具52の先端を差し込むだけでよく、この解除部材28の係止部分28aを工具52でこじ開けるような操作は不要となる。したがって前記ボデー54の形状などにより、保持具の前面下方からの工具の差し込みが困難な場合や工具52をこじるように操作するスペースがない場合でも両係合爪26,39の係合を容易に解除できる。なお前記のように嵌合部20における側壁22の前面が、工具52を位置決めするするための「位置決め部」として機能する。
【0019】
図10では前記解除部材28の係止部分28aに形成されているテーパ面29を山形に形成している。これにより、工具52の先端を解除部材28に対して左右いずれの方向から差し込んでも、前記嵌合片24を弾性的に撓ませて両係合爪26,39の係合を解除することができて便利である。
【0020】
なお前記解除部材28にテーパ面29を形成することは理想的であるが、嵌合部20における側壁22の前面を工具52の「位置決め部」として利用していることから、テーパ面29がなくても側壁22と係止部分28aとの間に工具52の先端を充分に差し込むことで、嵌合片24を撓ませることは可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】コルゲートチューブ用保持具を表した正面図。
【図2】図1の上面図。
【図3】同じく図1の底面図。
【図4】同じく図1の左右の側面図。
【図5】保持具の外観斜視図。
【図6】コルゲートチューブを保持した状態の保持具を表した断面図。
【図7】係合爪の係合解除時の保持具を表した断面図。
【図8】係合爪の係合解除作業を表した斜視図。
【図9】係合爪の係合解除時の保持具を表した底面図。
【図10】別構造の保持具を図9との対応によって表した底面図。
【図11】従来の保持具を表した断面図。
【図12】従来の保持具における係合爪の係合解除状態を表した断面図。
【符号の説明】
10 本体
12 受入部
20 嵌合部
24 嵌合片
26 係合爪
28 解除部材
29 テーパ面
30 蓋体
32 ヒンジ
39 係合爪
50 コルゲートチューブ(被保持物)
52 取り外し工具

Claims (2)

  1. 所定の箇所に取り付け可能で、かつ、被保持物のセットが可能な受入部を有する本体と、この本体に対してヒンジで連結された蓋体とからなり、本体の受入部に被保持物をセットした後、この受入部を蓋体で閉ざして相互の係合爪を係合させることにより、その状態に保持する形式の保持具であって、
    蓋体はその係合爪が形成されている嵌合腕を有し、本体は蓋体の嵌合腕を受け入れ可能な通路構造の嵌合部を有し、この嵌合部の両側壁に対して弾性的な撓み可能となっている嵌合片の内側に本体の係合爪が形成され、嵌合片の外側に解除部材が形成され、この解除部材と嵌合部の側壁の前面に設定されている位置決め部との間に取り外し工具を差し込むことで、本体と蓋体との係合爪の係合が解除される方向へ嵌合片を撓ませるように構成されている保持具。
  2. 請求項1記載の保持具であって、
    本体における解除部材の内面がテーパ面になっており、このテーパ面に対して嵌合部の位置決め部と解除部材との間に差し込まれる取り外し工具が接触することにより、本体と蓋体との係合爪の係合が解除される方向へ嵌合片を撓ませるように設定されている保持具。
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