JP5197245B2 - レール固定機構 - Google Patents

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Description

本発明は、ケースをDINレールに固定するレール固定機構に関するものである。
従来の上記レール固定機構の一例が、特許文献1に開示されている。
特許文献1に開示されているレール固定機構は、PCのメインケースの背面上端部に形成された可動フック部と、PCのメインケースの背面下端部に形成された固定フック部から構成されている。
前記可動フック部は、PCのメインケースと一体的に形成され、弾性支持されている。すなわち、PCのメインケースの背面上端部に、一対の支持部が後方に突出して形成され、これら一対の支持部の対向する内面の上方にそれぞれ、腕部(変形阻止部)が突出形成され、これら腕部の下方にそれぞれ、アーチ型アーム部が湾曲形状となるように形成され、これらアーチ型アーム部の先端に前記可動フック部が一体的に形成されることにより、弾性支持されている。また可動フック部の先端部の表面には、後方へ傾斜する傾斜面部が形成されて摘み部が一体に形成されており、その摘み部の上端部に引掛け孔部が形成されている。
この構成により、DINレールの下方フランジ部に固定フック部を係止した状態で、DINレールの上方フランジ部に可動フック部を押し付けると、可動フック部の回動に伴ってアーチ型アーム部が捩れ変形し、アーチ型アーム部の捩れ変形量が所定量以上となると腕部により捩れ変形が阻止され、それ以降はアーチ型アーム部が撓み変形して可動フック部がスライド移動することにより、可動フック部によりPCのメインケースをDINレールに装着することができる。
一方、PCをDINレールから取外すには、メインケースの上面に形成された傾斜面部に沿って、例えばドライバを進入させることにより、可動フック部に一体的に設けられている摘み部の引掛け孔部にドライバの先端を差込んでから、ドライバを押下げる。すると、ドライバの先端部が傾斜面部の上端を支点として持上がり、それに伴って可動フック部が上方に移動するので、可動フック部によるDINレールに対する係止状態が解除され、PCをDINレールから取外すことができる。
特開平11−65617号公報
しかし、従来のレール固定機構では、レールの上方フランジ部に、可動フック部を設けているために、可動フック部が振動や故障で外れてしまうと、装置が落下してしまう危険がある。これを解消するために、可動フック部と固定フック部との取り付け位置を逆転して、可動フック部をレールの下方フランジ部に作用するように構成すると、PCのメインケースの下方へ(マイナス)ドライバを差入れ、摘み部の引掛け孔部にドライバの先端を差込み、ドライバを押上げて、DINレールに対する係止状態を解除することになる。しかし、PCのメインケースには奥行きがあることから、マイナスドライバのような長い工具を使用する必要があり、このような長い工具の先端に上下方向に力を加えることは、梃子の原理から困難であり、可動フック部の操作が困難になり、着脱が困難になるという問題が発生する。
また従来のレール固定機構は、PCのケースを特殊な形状として構成されており、すなわち背面上端部に一対の支持部を突出形成し、この支持部の対向する内面にアーチ型アーム部を形成する形状としており、一般のケースに採用することはできないという問題があった。
そこで、本発明は、奥行きがあるPCのメインケースであっても、容易に可動部を下方から操作してDINレールから着脱できるレール固定機構を提供することを目的としたものである。
前述した目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、ケースをDINレールに着脱自在に固定するレール固定機構であって、
前面に前記DINレールの上部フランジ部に上方から係合する係合片を有し、裏面が前記ケースの裏面側に固定されるボディ部と、前記ボディ部と弾性体により連結されてボディ部の前面に上下方向にスライド自在に取り付けられ、前記弾性体の付勢力により前記DINレールの下部フランジ部に下方から係合する係合片を有するスライド部とを備え、前記スライド部の下端に、前記ケースの前面側へ下降する傾斜面を有し、前記前面側に向けて開口する開口部を設けたスライドつまみを備え、前記開口部の固定側上面部を形成する開口部上面板を、前記ボディ部の下端から、ボディ部の前面側へ水平に突出して設け、棒状の治具を前記ケースの前面側より前記スライドつまみの開口部に挿入すると、前記棒状の治具の先端が、前記ボディ部の水平な開口部上面板に沿って移動し、可動側の開口部の傾斜面に接することにより、前記開口部の傾斜面へ下方へ押す力が作用し、前記弾性体の付勢力に抗して前記スライド部が下方へスライドし、前記スライド部の係合片が前記DINレールの下部フランジ部から外れる構成としたことを特徴とするものである。
上記構成によれば、棒状の治具をケースの前面側よりスライドつまみの開口部に挿入すると、前記棒状の治具の先端が、前記ボディ部の水平な開口部上面板に沿って移動し、可動側の開口部の傾斜面に接することにより、開口部の傾斜面へ下方へ押す力が作用し、次第に弾性体の付勢力に抗してスライド部が下方へスライドされ、スライド部の係合片がDINレールの下部フランジ部が外れ、ケースはDINレールから外れる。このように、治具を押すという強い力を必要としない簡単な作業によってスライド部は下げられ、ケースをDINレールから外すことができる。
また請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明であって、前記スライド部の係合片は、前記DINレール側から上方へ向けて前記ボディ部側へ傾斜する傾斜面を有し、前記スライド部が前記DINレールの下部フランジ部に押圧されると、係合片の傾斜面に作用する下方への力により、前記弾性体の付勢力に抗してスライド部は下方へスライドされ、係合片の上端が、前記下部フランジ部の下方まで下がると、前記弾性体の付勢力によりスライド部は上方へスライドされ、DINレールの下部フランジ部に下方から係合する構成としたことを特徴とするものである。
上記構成によれば、ボディ部の係合片をDINレールの上部フランジ部に係合し、ケースをDINレールに向けて押圧すると、係合片の傾斜面に作用する下方への力により、弾性体の付勢力に抗してスライド部は下方へスライドされ、係合片の上端が、下部フランジ部の下方まで下がると、前記弾性体の付勢力によりスライド部は上方へスライドされ、DINレールの下部フランジ部に下方から係合し、ケースがDINレールに取り付けられる。このように、ケースをDINレールに向けて押圧することにより、簡単にDINレールに取り付けられる。
また請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明であって、前記スライド部に、前記弾性体の上端が固定される被スライド体を設け、前記ボディ部に、前記被スライド体を垂直方向へ案内することにより前記弾性体を垂直方向に案内するスライド溝を設けたことを特徴とするものである。
上記構成によれば、スライド部の被スライド体がボディ部のスライド溝により垂直方向に案内されることにより、弾性体は垂直方向に案内され、スライド部は、傾くことなくボディ部に対して垂直方向にスライドされ、スライドする際に傾斜することが防止され、スムーズなスライドが実現される。
また請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の発明であって、前記ボディ部の前面に、前記DINレールの上部フランジ部に接する凸部を設けたことを特徴とするものである。
上記構成によれば、ボディ部がDINレールの上部フランジ部に接するとき、ボディ部の凸部がDINレールに押し付けられ、ボディ部がDINレールを横滑りすることが防止される。
また請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の発明であって、前記スライド部の前面に、前記DINレールが固定された壁面に接する凸部を設けたことを特徴とするものである。
スライド部がスライドされるとき、スライド部が前記壁面に接するときがある。
上記構成によれば、スライド部がスライドされ、スライド部が壁面に接するとき、凸部が壁面に接することにより壁面との接触抵抗が少なくなり、スライド部のスムーズなスライドが実現される。
本発明のレール固定機構は、棒状の治具を、ケースの前面側よりスライドつまみの開口部に挿入して押すという強い力を必要としない簡単な作業によってスライド部を下げることができ、ケースをDINレールから簡単に外すことができる、という効果を有している。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の実施の形態におけるレール固定機構の背面および前面の斜視図、図2は同レール固定機構の分解斜視図、図3は同レール固定機構を使用してPCケースをDINレールに取り付けた取付図である。
レール固定機構10は、ケースC(たとえば、PCのケース)をDINレールRに取り付けるための機構であり、ボディ部11と、スライド部12と、これらボディ部11およびスライド部12を連結するコイルバネ(弾性体の一例)13を備えている。なお、ケースCの前後方向と直角な方向を左右方向とする。
前記ボディ部11は、ケースCの裏面の寸法に合わせた平板状のボディ本体21と、左右一対の上部係合片22と、ボディ凸部23と、左右一対の下方係止片24と、左右二対(4個)の案内爪25と、固定板26と、スライド溝27と、取付孔28と、開口部上面板29が設けられて構成されている。
上部係合片22は、DINレールRの上部フランジ部UFに上方から係合する係合片であり、ボディ本体21の上方の両側方からそれぞれ、DINレールRの奥行き寸法未満の幅で、ケースCとは反対の向きに突出させて設けられている。またDINレールRの上部フランジ部UFに係合する先端部(係合部)は三角形状に形成されている。
またボディ凸部23は、丸い半球状に形成され、上部係合片22がDINレールRに係合される際に、ボディ本体21がDINレールRの上部フランジ部UFに対向する、ボディ本体21上の中央位置に設けられている。
また前記下方係止片24は、左右一対の上部係合片22から下方へDINレールRの高さ方向寸法を空けて、ボディ本体21の下方の両側方からそれぞれ、DINレールRの略奥行き寸法(但し、奥行き寸法未満)の幅で、ケースCとは反対の向きに突出させて、DINレールRの下部フランジ部LFの下端に接するように設けられている。この下方係止片24は、上部係合片22とDINレールRを挟んで形成されていることにより、ボディ本体21(ボディ部11)が、DINレールRに固定されているとき、斜めに傾くことを規制し、ケースCが傾くことを防止している。
また前記左右二対(4個)の案内爪25は、ボディ本体21の左右の下方係止片24に囲まれたエリアに、DINレールRの奥行き寸法未満の幅で、ケースCとは反対の向きに突出させて設けられ、スライド部12の左右の案内レール(後述する)をそれぞれ支持し、上下方向へ案内する。
また前記固定板26は、前記エリアの中央下方に、ケースCとは反対の向きに突出させて設けられ、コイルバネ13の下端が固定される。
また前記スライド溝27は、固定板26の上方に設けられ、スライド部12の被スライド体35(後述する)を垂直方向へ案内することによりコイルバネ13を垂直方向に案内する。
また前記取付孔28は、ケースCの取付ネジ穴(図示せず)に対応して、ボディ本体21に4箇所設けられている。
また前記開口部上面板29は、平板から形成され、ボディ本体21の下端から、ケースCの前面側へ水平に突出して設けられ、後述する開口部38の固定側上面部を形成する。
また上記スライド部12は、ボディ部11内に収まる平板状のスライド本体31と、傾斜面32を有する左右一対の下部係合片33と、左右二対(4個)の案内レール34と、被スライド体35と、スライド凸部36と、左右の垂直面37aと傾斜面37bからなる開口部38を有するスライドつまみ39を設けて構成されている。
前記下部係合片33は、スライド本体31の両側方に、ケースCの向きに突出させて設けられ、DINレールR側から上方へ向けてボディ部11側へ傾斜する傾斜面32を有す三角形状に形成され、DINレールRの下部フランジ部LFに下方から係合する。スライド部12の奥行き幅に相当する前記下部係合片33の奥行き幅は、ボディ本体21とDINレールRが固定される壁面(面の一例)Wとの間の幅内に収まり、コイルバネ13を内方に取り付け可能な幅とされている。
また前記案内レール34は、スライド本体31の下部係合片33の部分より下の部分を、外方に折り曲げて設けられ、4つの前記案内爪25にそれぞれ支持案内される。
また前記被スライド体35は、ボディ部11のスライド溝27の上端に位置してスライド本体31を切り欠き、ケースCの向きに折り曲げて形成され、スライド溝27に摺動(案内)される。
また前記スライド凸部36は、丸い半球状に形成され、スライド本体31の前面上に設けられ、前記壁面Wに接する。
また前記スライドつまみ39は、前記左右の垂直面(側面)37aとこれら垂直面37aを連結しケースCの前面側へ傾斜する傾斜面(底面)37bからなる開口部38を、スライド本体31の下端に、ケースCの前面側へ突出させて設け、形成されている。この開口部38はケースCの前面側に向けて開口されており、開口部38の(固定側)上面部は前記開口部上面板29により形成されている。
また前記コイルバネ13は、その上端がスライド部12の被スライド体35にネジ止めされ、その下端がボディ部11の固定板26にネジ止めされ、ボディ部11およびスライド部12がコイルバネ13により連結されている。
[組み立て]
上記構成により、ボディ部11の固定板26にコイルバネ13の下端をネジ止めし、ボディ部11の案内爪25に下方からスライド部12の案内レール34を係合させ、コイルバネ13の上端をスライド部12の被スライド体35の下端にネジ止めすることにより、レール固定機構10は組み立てられる。これにより、スライド部12は、ボディ部11の前面に上下方向にスライド自在に取り付けられる。
そして、ケースCの取付ネジ穴(図示せず)に取付孔28を対応させ、ネジを締めることで、ボディ部11(レール固定装置10)はケースCの裏面側に固定される。
[DINレールRへの取り付け]
ボディ部11の上部係合片22をDINレールRの上部フランジ部UFに係合し、ケースCをDINレールRの下部フランジ部LFに向けて押圧すると、スライド部12の下部係合片33の傾斜面32に作用する下方への力により、コイルバネ13の付勢力に抗してスライド部12は下方へスライドされ、下部係合片33の上端が、下部フランジ部LFの下方まで下がると、コイルバネ13の付勢力によりスライド部12は上方へスライドされ、下部係合片33はDINレールRの下部フランジ部LFに下方から係合し、ケースCがDINレールRに取り付けられる。このように、ケースCをDINレールRに向けて押圧することにより、簡単にDINレールRに取り付けられる。
またボディ部11の上部係合片22は固定片(スライドしない片)であることから、何らかの原因でスライド部12の下部係合片33がDINレールRから外れても、ケースCがDINレールRから落下することはない。
またボディ部11の上部係合片22と下方係止片24により、ボディ本体21(ボディ部11)の位置が規制され、ケースCが傾くことが防止される。
またボディ部11がDINレールRの上部フランジ部UFに接するとき、ボディ部11のボディ凸部23がDINレールRに押し付けられることにより、ボディ部11がDINレールRを横滑りすることが防止される。
[DINレールRからの取り外し]
図4および図5に示すように、先端がプラスのネジ回し(棒状の治具の一例)41を、ケースCの前面側よりスライドつまみ39の開口部38に挿入すると、ネジ回し41の先端が、固定側のボディ部11の水平な開口部上面板29に沿って移動し、可動側の開口部38の傾斜面37bに接することにより、開口部38の傾斜面37bヘ下方へ押す力が作用し、コイルバネ13の付勢力に抗してスライド部12が下方へ次第にスライドされる。これにより、スライド部12の下部係合片33がDINレールRの下部フランジ部UFが外れ、ケースCはDINレールRから外れる。このように、ケースCの前面側から下面の沿ってネジ回し41を差し入れ、ネジ回し41を押すという強い力を必要としない簡単な作業によってスライド部12は下げられ、ケースCはDINレールRから外される。
またスライド部12が下方へスライドされるとき、スライド部12の被スライド体35がボディ部11のスライド溝27により垂直方向に案内されることにより、コイルバネ13は垂直方向に案内され、スライド部12は、傾くことなくボディ部11に対して垂直方向にスライドされ、スライドする際に傾斜することが防止され、スムーズなスライドが実現される。
またスライド部12がスライドされるとき、壁面Wに接するときがあり、このときスライド凸部36が壁面Wに接することにより壁面Wとの接触抵抗が少なくなり、スライド部12のスムーズなスライドが実現される。
以上のように本実施の形態によれば、ネジ回し41を、ケースCの前面側よりスライドつまみ39の開口部38に挿入すると、開口部38の傾斜面37bを下方へ押す力が作用し、次第にコイルバネ13の付勢力に抗してスライド部12が下方へスライドされ、スライド部12の下部係合片33がDINレールRの下部フランジ部LFが外れ、ケースCはDINレールRから外れることにより、ネジ回し41を押すという強い力を必要としない簡単な作業によってケースCをDINレールRから外すことができる。
また本実施の形態によれば、ボディ部11の上部係合片22をDINレールRの上部フランジ部UFに係合し、ケースCをDINレールRの下部フランジ部LFに向けて押圧することにより、簡単にDINレールRに取り付けることができる。
また本実施の形態によれば、スライド部12の被スライド体35がボディ部11のスライド溝27により垂直方向に案内され、コイルバネ13が垂直方向に案内され、スライド部12が、傾くことなくボディ部11に対して垂直方向にスライドされることにより、スライド部12がスライドする際に傾斜することを防止でき、スムーズなスライドを実現できる。
また本実施の形態によれば、ボディ部11にボディ凸部23を設けたことにより、ボディ部11がDINレールRの上部フランジ部UFに接するとき、ボディ部11のボディ凸部23がDINレールRに押し付けられることにより、ボディ部11がDINレールRを横滑りすることを防止することができる。
また本実施の形態によれば、スライド部12にスライド凸部36を設けたことにより、スライド部12がスライドされるとき、スライド凸部36が壁面Wに接することにより壁面Wとの接触抵抗が少なくなり、スライド部12のスムーズなスライドを実現できる。
なお、本実施の形態では、スライド部12をスライドさせる治具として、ネジ回し41を使用しているが、ネジ回し41に限ることはなく、開口部38に挿入できスライド部12を下降させる太さの棒体であればよい。
また本実施の形態では、ボディ凸部23とスライド凸部36をそれぞれ1つだけ設けているが、1つに限ることはなく、複数、設けるようにしてもよい。
また本実施の形態では、弾性体をコイルバネ13により形成しているが、コイルバネ13に限ることはなく、角形状のゴム体であってもよい。
本発明の実施の形態におけるレール固定機構の斜視図であり、(a)は背面側の斜視図、(b)は前面側の斜視図である。 同レール固定機構の分解斜視図である。 同レール固定機構を使用してPCケースをDINレールに取り付ける図であり、(a)は背面側の斜視図、(b)は前面側の斜視図である。 同レール固定機構を使用してPCケースをDINレールから取り外すときの作用図であり、(a)はネジ回しを挿入前の側面図、(b)は挿入後の側面図である。 図4の拡大図であり、(a)はネジ回しを挿入前の要部側面図、(b)は挿入後の要部側面図である。
符号の説明
C ケース
R DINレール
UF 上部フランジ部
LF 下部フランジ部
W 壁面
10 レール固定機構
11 ボディ部
12 スライド部
13 コイルバネ
21 ボディ本体
22 上部係合片
23 ボディ凸部
24 下方係止片
25 案内爪
26 固定板
27 スライド溝
28 取付孔
29 開口部上面板
31 スライド本体
32 傾斜面
33 下部係合片
34 案内レール
35 被スライド体
36 スライド凸部
37b 傾斜面
38 開口部
39 スライドつまみ
41 ネジ回し

Claims (5)

  1. ケースをDINレールに着脱自在に固定するレール固定機構であって、
    前面に前記DINレールの上部フランジ部に上方から係合する係合片を有し、裏面が前記ケースの裏面側に固定されるボディ部と、
    前記ボディ部と弾性体により連結されてボディ部の前面に上下方向にスライド自在に取り付けられ、前記弾性体の付勢力により前記DINレールの下部フランジ部に下方から係合する係合片を有するスライド部と
    を備え、
    前記スライド部の下端に、前記ケースの前面側へ下降する傾斜面を有し前記前面側に向けて開口する開口部を設けたスライドつまみを備え、
    前記開口部の固定側上面部を形成する開口部上面板を、前記ボディ部の下端から、ボディ部の前面側へ水平に突出して設け、
    棒状の治具を前記ケースの前面側より前記スライドつまみの開口部に挿入すると、前記棒状の治具の先端が、前記ボディ部の水平な開口部上面板に沿って移動し、可動側の開口部の傾斜面に接することにより、前記開口部の傾斜面へ下方へ押す力が作用し、前記弾性体の付勢力に抗して前記スライド部が下方へスライドし、前記スライド部の係合片が前記DINレールの下部フランジ部から外れる構成としたこと
    を特徴とするレール固定機構。
  2. 前記スライド部の係合片は、前記DINレール側から上方へ向けて前記ボディ部側へ傾斜する傾斜面を有し、
    前記スライド部が前記DINレールの下部フランジ部に押圧されると、係合片の傾斜面に作用する下方への力により、前記弾性体の付勢力に抗してスライド部は下方へスライドされ、係合片の上端が、前記下部フランジ部の下方まで下がると、前記弾性体の付勢力によりスライド部は上方へスライドされ、DINレールの下部フランジ部に下方から係合する構成としたこと
    を特徴とする請求項1に記載のレール固定機構。
  3. 前記スライド部に、前記弾性体の上端が固定される被スライド体を設け、
    前記ボディ部に、前記被スライド体を垂直方向へ案内することにより前記弾性体を垂直方向に案内するスライド溝を設けたこと
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載のレール固定機構。
  4. 前記ボディ部の前面に、前記DINレールの上部フランジ部に接する凸部を設けたこと
    を特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のレール固定機構。
  5. 前記スライド部の前面に、前記DINレールが固定された面に接する凸部を設けたこと
    を特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のレール固定機構。
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