JPS5839241Y2 - ミラ−装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、車内からの操作によりミラーを任意方向に傾
動させるリモコン式のミラー装置に関するものである。

この種のミラー装置は、□ラーを上下左右に傾動可能に
装着したミラ一本体と、そのミラ一本体を車体に着脱可
能に増付けるベースとからなり、前記ミラ一本体からの
線部材と、車内の操作部からの線部材とをコネクターに
より結合してミラ一本体と操作部とを線部材により連係
し、該操作部の操作によりミラーを上下左右に傾動させ
る。

前記線部材は・・−ネストコードやワイヤケーブルなど
である。

ところが、前述のミラー装置は、製作上車内の操作部か
らの線部材と、ミラ一本体からの線部材とをそれぞれ別
体に組込んでコネクターにより結合するものであるのに
拘らず、車体側（車内の操作部から）の線部材を仮保持
する手段が例等施されていない。

このため、ミラ一本体をベースを介して車体に組付けた
り、オたはミラーの交換などミラ一本体を車体から場外
したりする場合は、例等かの手段で車体側の線部材が車
体の中に埋没しないように線部材を保持しなければなら
ず非常に作業性が悪く、しかも一旦線部材が車体の中に
埋没してし甘うと、車体の内側から線部材を探してミラ
ー取付部より引き出さなければならないため非常に面倒
である。

オた、ミラ一本体に外力がかかつて□ラ一本体がベース
より離脱して緩衝作用する際に、ミラー側の線部材と車
体側の線部材とがコネクターより外れて車体側の線部材
が車体の中に埋没してし寸うことがあり、埋設してしま
うと上？ように車体側の線部材を引き出すのが非常に面
倒である。

本考案は、上記の諸点に鑑み、車体側の線部材を保持す
るように構成して線部材の車体の中への埋没を防ぐよう
にしたミラー装置を提供せんとするものである。

以下、本考案に係るミラー装置の一実施例を添付図面を
参照して説明する。

この実施例は本考案のミラー装置を自動車用アウトサイ
ドミラーに使用した例を示す。

この実施例にむけるミラー装置は、ミラ一本体１と、ベ
ース２とからなる。

前記□ラ一本体１はボデー１０内にパワーユニット１１
を内蔵すると共に、該ボデー１０の前面開口部にリム１
２を取付け、前記パワーユニット１１にミラー１３の裏
面に配設したミラーボデー１４を上下左右傾動可能に装
着し、そのミラーボデー１４と前記パワーユニット１１
の間に防水カバー１５を設け、前記ボデー１０の下面に
ステー１６を設け、該ステー１６に車体３への取付用の
スクリュー挿通孔１γを設ける。

図中、１８はミラー１３の裏面に接着した飛散防止用テ
ープであり、両面接着テープなどを用いることができる
。

一方、前記ベース２は上面縁に前記ステー１６の外縁が
嵌合し得る立上部２０を設け、略々中央に車体側の・・
−ネスコード４２を挿通するための透孔２１を設けると
共に、その透孔２１の両側にミラ一本体１増付用のスク
リュー挿通孔２２を設ける。

そして、ミラ一本体１側のノーーネスコード４１と車体
側の−・−ネスコード４２との先端にコネクター５１
．５２を装着する。

前記ベース２の・・−ホスコード挿通用透孔２１の内周
面に肉薄の保合保持片６を内側にかつ上斜め方向に車体
側の・・−ネスコード４２を係合保持でき、しかもコネ
クター５２の首下が引扛するように一体に突設する。

本考案のミラー装置は、上記の如き横取よりなるから、
ベース２の透孔２１に車体側の−・−ネスコード４２お
よびコネクター５２を下から挿通させることにより、第
５図に示すように・・−ネスコード４２が係合保持片６
により保持されるため、ベース本体１の組付作業が容易
になる。

すなわち、ベース２の係合保持片６に車体側の・・−ネ
スコード４２を保持させておき、ベース２を車体３に固
定し、ミラー側のハーネスコード４１と車体側のハーネ
スコード４２をコネクター５１．５２により結合し、前
記ベース２の立上縁２０にミラ一本体１のステー１６の
外周縁を嵌合させ、そのステー１６のスクリュー挿通孔
１γおよびベース２のスクリュー挿通孔２２に釦いてス
クリュー７止めすることにより、ミラ一本体１をベース
２を介して車体３に簡単に組付けることができる。

また、第６図に示すように、□ラー交換などミラ一本体
１をベース２から取外したり、オたはミラ一本体１に外
力がかかつてミラ一本体１が緩衝作用によりベース２か
ら離脱したりしても、車体側のハーネスコード４２はベ
ース２の係合保持片６に保持されているため、車体の中
に埋没するようなことはない。

しかも、何等かの原因で車ＮＵの・・−ネスコード４２
が車体の中側に引張られても、ハーネスコード４２の先
に設けたコネクター５２の首下が係合保持片６に中相か
るので、・・−ネスコード４２はベース２の係合保持片
６から簡単には抜けない。

特に、本考案にむいては、係合保持片６を肉薄にして透
孔の周壁から中心部斜め上方を向くように一体に突設し
たので、車体側の・−一ネスコード４２およびコネクタ
ー５２をベースの下方からきわめて容易に挿通すること
ができ、しかもかくして一旦・・−ネスコードを挿通す
ると、その後ミラ一本体が外れる等して・・−ネスコー
ドが車体内に引き込普れるような力が作用すると、係合
保持片６が−・−ネスコードに喰い込んできわめて確実
な・−一ネスコードの抜は止め作用を行なうことができ
る。

なあ・、前記の実施例に釦いては、線部材として・・−
ネスコードを使用した例について説明したが、ワイヤー
によりミラーをリモートコントロールするものにおいて
は、線部材がワイヤーであることは勿論である。

以上述べたように、本考案のミラー装置は、ベースに設
けた操作部線部材の挿通用透孔にその周壁から中心部斜
め上方に向く係合保持片を一体に突設したので、その透
孔に挿通された操作部線部材はこれを車体内に引き込も
うとしても前記係合保持部材が喰い込んできわめて確実
な抜は止めを行なうことができ、このため、ミラ一本体
の組付時、場外時、緩衝時などに車体側の線部材が車体
の内に埋設することをなくし、ミラ一本体の組付、増外
し作業を容易にすることができる。

なお、当然のことながら、本考案のミラー装置は上述の
の実施例にのみ限定されるものではない。

【図面の簡単な説明】

添付図面は本考案のミラー装置の一実施例を示し、第１
図は一部を破断した背面図、第２図は縦断面図、第３図
はベースの斜視図、第４図は第３図のＩＶ−ＩＶ線断面
図、第５図は車体側のハーネスコードをベースに挿通し
た状態の斜視図、第６図はミラ一本体とベースとの離脱
した状態の説明図である。 １・・・・・・ミラ一本体、２・・・・・・ベース、３
・・・・・・車体、６・・・・・・係合保持片、１１・
・・・・・パワーユニット、１３・・・・・・ミラー、
２１・・・・・・線部材挿通用透孔、４１・・・・・・
ミラー側・・−ネスコード、４２・・・・・・車体側−
・−ネスコード、５１，５２・・・・・・コネクター。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ □ラーを任意方向に傾動可能に装着したミラ一本体
   と、その□ラ一本体を車体に着脱可能に取付けるベース
   とを備え、前記ミラ一本体と車内の操作部との間に線部
   材を配設し、該操作部の操作により□ラーを任意方向に
   傾動させるように構成したミラー装置におハて、前記ベ
   ースに設けた操作部線部材の挿通用の透孔にその周壁か
   ら中心部斜め上方に向く係合保持片を突設し、その透孔
   に前記操作部線部材を挿通し、前記ミラ一本体がベース
   より離脱した際に前記係合保持片により前記操作部線部
   材を保合保持して車体内へ引き込オれるのを防ぐように
   構成したことを特徴とするミラー装置。 ２ 線部材がミラ一本体内に内蔵したパワーユニットと
   操作部とに接続した・・−ネスコードである実用新案登
   録請求の範囲第１項記載のミラー装置。 ３ 線部材がミラ一本体内のミラーと操作部とに連係し
   たワイヤケーブルである実用新案登録請求の範囲第１項
   記載のミラー装置。